浅野川の川岸に、キムスコ(木虫籠)と呼ばれる美しい出格子が残る古い街並みの「ひがし茶屋街」。
金沢市には、三ヶ所の茶屋街(にし茶屋街、主計町茶屋街)があり、東茶屋街はそのうちでも最大規模を誇り、現在でも8件が営業し、芸子さんや芸者さんが20名ほどいるそうです。
金沢の町割りが進む中、文政3年(1820)に茶屋と呼ばれる遊郭を整備したのが始まりで「東廓」などと呼ばれ歓楽街として栄え、時には文化人達の社交場にもなったそうです。
旧湧波家住宅の主屋は江戸時代の末期に建てられたと推定される建物で、江戸時代に建てられた町屋建築の遺構として平成17年に金沢市指定文化財(有形文化財・建造物)に指定されています。
現在は木造2階建てとなっていますが、建築当初は平屋建てで、明治時代以降に2階建てに増築されたそうです。
茶屋建築では2階が客間となっていることが一般的何に対し、民家は2階建てを許されなかった時代があったようです。
ひがし茶屋街には、金箔を扱ったお店があります。
お店に入ってみましょう。
お店の裏手に蔵がありますが・・・
なんと金箔を張り巡らせています。
ピカピカと金の光が眩しすぎます。
ちょっと小路に入っても、色香がたっぷりのひがし茶屋街。
こういう昔の街並みが残っている場所って本当にいいなぁ~、と思います。