矢立峠の周辺は豊富な温泉に恵まれ、日景温泉や矢立温泉、相乗温泉をはじめとする1軒宿の温泉や、碇ヶ関温泉郷などの小さな温泉郷が点在しています。
浴室の床には温泉成分の析出物により千枚田状の模様が作られている一軒宿の「アクトバード矢立」は「矢立温泉」。
古めかしく色香もない外観が残念ですが、赤湯とも呼ばれる温泉はきっと素晴らしいと察します。
すぐそばにある「道の駅やたて峠」でもあり「大館矢立ハイツ」内にある「矢立峠温泉」もオレンジ色の強い赤湯でした。
露天風呂に内湯、サウナと水風呂まで完備され、硫黄の香りがほんのり漂い、オレンジ色も綺麗で、ポカポカと温まる良いお湯でした。
そこから北上するとすぐ青森エリアの「相乗温泉」は、かつて比較的大きなレジャーランド的なホテルがあったそうですがバブルの崩壊後閉鎖され、廃墟になった大きな鉄筋コンクリ造の建物が今でも残されていました。
その隣の敷地に数年前に老人ホームとともに、平屋の旅館「羽州路の宿 あいのり」として復活しています。
また、「道の駅いかりがせき」にも、「関の庄温泉」と呼ばれる温泉入浴施設があります。
冬季はなかなか観光客の引き込みが難しいエリアかもしれませんが、素晴らしい温泉が多い地帯です。
この矢立エリアの素晴らしい温泉をいつまでも絶やさぬよう、守り続けていってほしいものです。