山咲雛子の日記

毎日何かを好き☆と感じ、感謝して、頑張っています。時間が沢山あったら、ゆっくり自然の中で過ごしたいです♪旅もしたいな♪

龍安寺

2020年03月05日 | 神社・仏閣

臨済宗妙心寺大本山から世界文化遺産となっている龍安寺(りょうあんじ)を歩いてみました。

龍安寺は臨済宗妙心寺派の寺院で、山号は大雲山と号していますが、妙心寺との関係が深く、山内塔頭と同様の扱いを受けているそうです。

ことに石庭が有名。

ご本尊は釈迦如来さま。

開基(創建者)は細川勝元、開山(初代住職)は義天玄承。

3月のその日は、青空の下にまるで墨絵で描いたような、木々が息を潜めているかのような、静寂感が漂う景色でした。

桜でも咲いたなら、風景は一変するのでしょうね。

新コロナウィルスの影響で、不思議なくらい観光客が少なかったです。

一日でも早く終息しますように。

石庭で有名な庭園の拝観は500円。

襖絵を見ながら庭園へ。

海外のお客様たちが多く、真剣に庭園を眺めていました。

んん~、私には感動の気持ちは起こってこない。

よくわかりませんでした、この石庭の素晴らしさが。

石庭は、幅 25 m奥行 10 mほどの空間に白砂を敷き詰め、東から5個、2個、3個、2個、3個の合わせて15の大小の石を配置。

これらの石は3種類に大別できるそうです。

各所にある比較的大きな4石はチャートと呼ばれる龍安寺裏山から西山一帯に多い山石の地石。

塀ぎわの細長い石他2石は京都府丹波あたりの山石。

その他の9石は三波川変成帯で見られる緑色片岩。

この庭は石の配置から「虎の子渡しの庭」や「七五三の庭」の別称があるそうです。

またどの位置から眺めても必ずどこかの1つの石が見えないように配置されていることや、これらの石は全て戦国武将の織田信定が運んだことでも有名なのだそうです。

どこから鑑賞しても庭石が14個までしか見えないようになっているのは、ある石に別の石が重なるよう設計されているためで、日本庭園における「重なり志向」を表したものともいわれているそうです。 

 

さて、このお寺のご朱印をいただきましたが、とても変わったご朱印でした。

本来ご朱印の真ん中にくるのがご本尊さまなのですが、そこには「石庭」と記されていました。

ご本尊さまより、石庭のほうがこのお寺にとっては重要ということでしょうか?

観光客にとっては、その表記のほうが思い出しやすいのかもしれませんが、私としてはご朱印のありがたさを感じることができませんでした。

ご朱印の見本が掲示してあったら、私は頂かなかったと思います。

帰り道、こんな景色のほうが私は好きだなぁ、と思いました。

苔と木々の静かな息遣いを感じる大地に、光が命を繋いでいる感じ。

木々の芽吹きの頃は、まったく違う景色になるのだろうと思います。

訪れるものの心に四季が投影され、自分自身に反映される喜怒哀楽の分かりやすさが、京都の魅力だと感じました。

傍には、龍安寺名物の湯とうふ店「七くさ」がありました。

ゆったり時間を過ごしたい方には、石庭の庭園とお散歩と湯豆腐をセットでいかがでしょうか。

 

 

 

 


大本山妙心寺

2020年03月04日 | 神社・仏閣

今年ご縁があって、自宅に近い臨済宗妙心寺派のお寺さんに、毎月のお写経会と座禅に行っています。

ご住職さまも奥様も、こちらが驚いてしまうほど、物腰もお心もお優しくて、本当に心が洗われるというのはこういうことなんだなぁ~と感じる、素晴らしいお寺さんです。

今回京都の旅の目的のひとつは、その妙心寺派の大本山をお参りすることでした。

京都駅より、JR嵯峨野線「花園駅」下車。

駅の雰囲気が好きな感じだな、と思いました。

駅から5分くらいでしょうか、南門が見えてきました。

妙心寺の諸堂伽藍は典型的な禅宗様式で日本随一といわれ、その七堂伽藍を46もの塔頭が取り囲んでいます。

ひとつの町のような広さを誇る、といわれています。

各塔頭では、拝観料を支払って庭園などを公開しているお寺さんもあれば、ご朱印をいただけるお寺さんもあれば、そうではないお寺さんも。

私の調べでは、妙心寺で2つの塔頭さんが宿坊をされています。

ひとつは精進料理で有名な「東林院」さんで、電話予約してみましたが、おひとりさまは受付できません、とのことでした。

もうひとつは「大心院」さん。

「妙心寺派研修センター」は、大衆禅堂とは在家の方、一般の方を対象とした坐禅会を行っており、毎週土曜日18:00〜 日曜日 午前9:00迄というスケジュールで、日曜日朝食(粥座)つきで、夜食、入浴なし、初回 2,000円(2回目より1,000円)があります。

※現在新コロナウィルスのため休講しています。

その日は、重要文化財「明智風呂」が特別公開されていました。(拝観料別途)

臨済宗は、三大禅宗のひとつで、他に曹洞宗、黄檗宗。

臨済宗の開祖は栄西さんですが、その法系は途絶えてしまい、現在は江戸中期の白隠さんの法系になっています。

そうして臨済宗の伝統的な本山は14あるとされており、それぞれ一つの派を形成しており、各本山に各開山の禅風が継承されているそうです。

その一つ、臨済宗妙心寺派の大本山、妙心寺の山号は「正法山」。

妙心寺は、建武4年(1337)に関山慧玄禅師(無相大師)を開山に迎え、花園法皇の離宮を改め禅寺としたのが始まりです。

のちに黄檗宗の開祖となる隠元さんは、日本からの招請に応じて来日し、臨済宗妙心寺に入寺する予定もあったのですが、実現しなかったといわれています。

禅宗の特徴のひとつに座禅がありますが、臨済宗は看話禅、曹洞宗は黙照禅、黄檗宗は念仏禅と表現されています。

私が禅宗の教えの中で好きなところは、「整える」ということ。

その日、重要文化財の法堂と大庫裏を拝観しました。

法堂と書いて、はっとうと呼びますが、明暦2年(1656)に建立された入母屋造本瓦葺の大建築で、高さ13メートルの天井には狩野探幽の大傑作「雲龍図」を見ることができます。
また、堂内には吉田兼好の「徒然草」にも記されている、国宝の梵鐘「黄鐘調の鐘」が安置されています。

ご朱印を頂くところで、拝観料を払い、ガイド案内の時間を待ちます。

12時以外は20分間隔で、ガイド付き拝観ができます。

その他、写経、座禅などの体験もできるようでした。

※現在新コロナウィルスのため休講しています。

法堂の「雲龍図」は、どこから見ても自分のほうを向いていることから「八方にらみの龍」といわれ、狩野探幽が8年の歳月をかけて描かれたといわれています。

写真撮影は不可です。

力強く完璧で、妙心寺の「雲龍図」には圧倒されました。

国宝の梵鐘は鐘をつくと痛むため、過去の鐘をついた音をガイドさんの案内で、かつての音を聞くことができます。

次に案内された「大庫裡」は妙心寺の台所として、土間と大庫裏と小庫裏に分かれています。

一度に何百人もの食事を一度に調理、配膳することができるそうです。

各塔頭も気になります。

凛とした佇まいですね。

妙心寺の境内は、生活道路としても貢献しているようです。

ごみ一つなく、整然として気持ちの良い小路でした。

この道を通って、石庭で知られている龍安寺に向かいます。

 

 

 

 

 


東寺

2020年03月03日 | 神社・仏閣

東寺(とうじ)は、京都市南区九条町にある東寺真言宗の寺院で、真言宗の根本道場であり、東寺真言宗の総本山。

東寺は、平安京鎮護のための官寺として建立が始められた後、嵯峨天皇より空海(弘法大師)に下賜され、真言密教の根本道場として栄え「お大師様の寺」とも呼ばれています。

ご本尊は薬師如来さま。 

1934年(昭和9年)に国の史跡に指され、1994年(平成6年)12月には「古都京都の文化財」の構成資産として世界遺産に登録されています。

工事中箇所あり。

お寺さんは、維持していくのにたくさんお金がかかりますね。

国宝の五重塔は、京都のシンボルとなっています。

高さ54.8メートルもあり、木造塔としては日本一の高さを誇っています。

3月の上旬。

冷たい雨が降り、庭園はまだ春の賑わいを迎える前の、静寂が漂っています。

そんな中でもピンクが際立って見えます。

早咲の「河津桜」です。

癒されますね♪

京都駅から、歩いて15分程度。

お手水で清めてからお参りします。

お御影堂はまだ、仮の立た住まいでした。

建物内で靴を脱いで、お大師様の前でお経をあげます。

おつとめが終わって振り向くと、順番を待っている方々がいて、ちょっと気恥ずかしい~。

昨年の3月に工事中だった建物は、なかば完成していました。

金堂には、ご本尊の薬師如来がお祀りされています。

よくみると、薬師如来でありながら薬壺を持っていません。

これは古い様式の仏像で、光背に七体の化仏を配する七仏薬師如来となのだそうです。

右側は、日光菩薩。左側は、月光菩薩がお祀りされています。 

講堂には、大日如来を中心とした二十一尊の仏さまが講堂の須弥壇にお祀りされています。

2018年の秋に初めて訪れた時には、仏像を背後からも見ることができましたが、今回は通行止めのポールが立っており、正面からしか見ることはできませんでした。

お堂の中で自然な形でお祀りされているがために、仏像の傷みは避けて通れないものと推測します。

講堂の仏像の配置は立体曼荼羅となっているといいます。

お手洗いの建物ができて、気持ちよく拝観ができました。

緑が増えてくる時節になれば、もっと美しい眺めになるのでなることでしょう。

 

 


萬福

2020年03月02日 | ラーメン

京都ラーメンの名店を探して京都駅西口をブラブラしたのですが、お目当てのお店にたどり着かないままお腹がすいてしまい「萬福」さんの暖簾をくぐることにしました。

カウンターのお店。

大将が新人教育に懸命にしてました。

新コロナウィルス対策の一環でしょうか。

自分で使用したティッシュなどは、カウンター上の蓋つきのごみ箱に捨てることなど、ルールを説明されました。

注文したラーメンが運ばれてくるまでマスク着用の私。

マスクを取り去り、料理の匂いをクンクン♪動物系の甘い香りとお醤油の主張がほんわりと。

スープの第一印象はお醤油の風味が効いていて、豚骨のふわりと鼻腔に抜ける甘い香りとあいまって、バランスが取れていると思いました。

チャーシュー麺をオーダーしたはずではないのですが、チャーシューが九条ネギの下から出てくる、出てくる。

これで750円?

周りを見ると、男性客圧倒的というか、その時間女性は私一人でした。

薄味好みの私には塩分のカドが少し気になるところでしたが、お店のコンセプトと客層を考えると納得です。

麺はシコシコした歯ざわりでのど越しがよく、もっと麺が食べたいと思うほどでした。

スープとの相性も良かったです。

若いころは九条ネギの良さが解りませんでしたが、今は九条ネギ大好きです♪

特に豚骨醤油ベースに九条ネギがラーメンに合いますよね。

ネギは脇役のはずなんですが、シャキシャキした歯触りと、どんぶりの中に浮かぶ綺麗な緑の存在感が素晴らしいです。