グリーンズ・テイブル

ppのピアニッシモな戯言でござ~い☆

傷つける

2008-05-17 08:39:42 | その他

私達は自分が気づかないうちに人を傷つけている。

私の二の腕には2,3センチの傷跡が2本平行して残っている。
膿を取り除くために、病院でその2本の切り口にガーゼを通したと聞いている。
2,3歳のことなのに何故か、そのことについての記憶がない。

そのころ住んでいた家の隣に、年に何回か小樽から遊びに来る家主の孫のS子ちゃんがいて仲良くなった。覆い被さってきた体格の良いS子ちゃんとおもちゃ箱に、私の腕が挟まれ炎症を起こし、後日病院通いと相成った。
その後も、一緒に遊べるのをお互い楽しみにしていて、今度はいつ来るのかなと私は心待ちにしていたし、ウチが引っ越ししたときには、S子ちゃんは引っ越し先まで遊びに来てくれ、結局小学校の高学年まで会っていた。

物心付いたときから一緒のその傷はそれを含めて自分であり、もっと言えばそれがあるから自分のような。だからこれまでの人生、全く気にしたことがない。
気にするのはそれを見た他人のほうで、思わず「あっ!傷」とか「どうしたの?」とか言った後で口をつぐむ人には、こちらの方が申し訳なくなる。
ノースリーブを着て、恥ずかしいのは腕の太さだけ(ヘヘ)

恨む気持ちが全くないのは母の対処が良かったのだと思う。
それはさておき、その傷のことをS子ちゃんは一生知らない。

そんな訳で、冒頭の言葉に戻る。

だから、故意に人を傷つけるのは論外。

楽しいこと、美味しいものは……新しい力にかわってくれる☆

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