プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

石川進

2015-05-02 18:45:40 | 日記
1958年

今シーズンの飛躍を期す大毎オリオンズでは田宮選手の獲得についで十日午後零時半、千代田区有楽町の同球団事務所で大昭和製紙の四番打者、石川進外野手(26)と正式入団の契約を行った。同選手は静岡県富士高を卒業後、大昭和製紙鈴川工場に入社したが、二十九年高橋ユニオンズの結成とともに同球団に入団、三十、三十一年と同チームの主力打者として活躍した。三十年は57試合に出場して打率三割二厘、三十一年は110試合で二割七分七厘との腰、盗塁27を記録した。三十二年高橋が大映と合併した時、東映に移ったが肩を痛めるなど、わずか8試合(打率二割七分三厘)しか出場せず、昨春大昭和にもどった。一年間を社会人野球ですごしたが大昭和では四番打者、俊足と左右巧みに打ち分けるバッティングの持ち主として大毎以外の球団からもねらわれていた。東映の任意引退選手となっていたが東映との話し合いがついてこのほど自由契約選手となる一方、大昭和との了解もついたので十日正式契約の運びとなったものである。身長1㍍75、体重69㌔、左投左打で背番号は未定。

石川選手の話 一昨年痛めた肩が全快したのでどうせ野球を続けるならもう一度プロで働いてみたいと考え大毎へ入団したわけだ。高橋では三番を打っていたが、大毎は田宮さんなど優秀な人たちがいるのでなかなか出場の機会に浴することがむずかしいと思うが、全試合に出るという意気込みで努力する。昨年大昭和では一塁をやったがボクはどこでもいい。監督さんのやれというところで勉強していきたい。もう社会人野球には帰れないのだから大毎を死場所としてがん張る。
コメント
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