1963年
中日ドラゴンズは十一日午後中日ー広島戦が降雨で中止となった後中日球場内のプレス・ルームで、先に入団を内定していた大昭和製紙の小木曽紀八郎三塁手(23)=豊橋工高出=の入団を正式発表した。同選手は右投げ、右打ち、身長1㍍82、体重90㌔で、大昭和製紙では六番を打ち、今春静岡で行われた選抜都市対抗静岡大会で優秀選手に選ばれている。大昭和での通算打率は102打数33安打で、3割2分をマーク、今夏の都市対抗山静大会では本塁打1を含む35打数12安打で4割8分を記録した。
小木曽選手の話 好きで入った以上一生懸命がん張る。幸い中日には河村君や伊藤君ら高校時代の同僚がいるだけに心強い。
高田代表の話 小木曽君は高校時代から知っている。体が柔かいのと、素晴らしい力を持っているのが魅力で、私は彼を母校の中大に入れようとさえ思ったことがある。大昭和で活躍してたのが同一人物だとはつい最近まで知らなかった。大型内野手として期待している。