1956年
毎日オリオンズ入りを決定していた関大主将平井嘉明遊撃手(22)は七日上京、同日午後二時有楽町毎日球団事務所で正式入団の契約を行った。五尺五寸、十五貫八百と小柄な体格ながらフットワークのよさとシュアーなバッティングは関西球界でも名をはせ毎日のほかにも近鉄、大映が勧誘につとめていた。右投左打で百㍍を11秒6という俊足の持ち主。
別当監督談 足も速いし、小さいながら守備もうまく何としてでもほしい選手だった。うちのチームはちょうど積み木みたいなもので崩れるとガタガタに崩れるが平井君にはちょうつがいのような役割を果たしてもらおうと思っている。2ストライクからでもバントをやってのける選手だし、それに左打ちでもあるから一応二番を打たせようと考えている。
平井選手談 期待にそえるかどうか分かりませんが、自分としては最高の野球をやろうと思っています。小さいとよくいわれますが、自信は持っている。毎日には清水さん(清水は平安高、平井は立命館高で互いに好敵手だった)や後輩の中西君がいるので心強い。
毎日オリオンズ入りを決定していた関大主将平井嘉明遊撃手(22)は七日上京、同日午後二時有楽町毎日球団事務所で正式入団の契約を行った。五尺五寸、十五貫八百と小柄な体格ながらフットワークのよさとシュアーなバッティングは関西球界でも名をはせ毎日のほかにも近鉄、大映が勧誘につとめていた。右投左打で百㍍を11秒6という俊足の持ち主。
別当監督談 足も速いし、小さいながら守備もうまく何としてでもほしい選手だった。うちのチームはちょうど積み木みたいなもので崩れるとガタガタに崩れるが平井君にはちょうつがいのような役割を果たしてもらおうと思っている。2ストライクからでもバントをやってのける選手だし、それに左打ちでもあるから一応二番を打たせようと考えている。
平井選手談 期待にそえるかどうか分かりませんが、自分としては最高の野球をやろうと思っています。小さいとよくいわれますが、自信は持っている。毎日には清水さん(清水は平安高、平井は立命館高で互いに好敵手だった)や後輩の中西君がいるので心強い。