1973年
本年度のプロ野球ドラフト(新人選択)会議でセ・リーグのヤクルト球団から第五位指名を受けた道社会人野球・札鉄の高泉秀輝投手(25)は六日、札幌でヤクルト入りすることを明らかにした。ドラフト会議で本道から六選手が指名されたが、プロ入りを表明したのは同投手が初めて。高泉投手は夕張市出身で、道立夕張南高校卒業と同時に札鉄入りし、ことし七年目。187㌢、80㌔の恵まれた体、横手からの速球、シュートに威力がある。六日、国鉄道総局でヤクルトの塚本スカウトと最終的な話し合いをした高泉投手は「野球をやるからにはプロで試してみたいと、かねがね考えていた。本道出身の若松さん(元電電北海道)がおり、関心を持っていたヤクルトに入団できてうれしい。自分のピッチングをやれればプロでも・・・と思う。さっそく帰省中の阪急・佐藤君(昨年まで札鉄投手)と一緒にトレーニングを始め、早く第一線に出られるよう、がんばります」と抱負を語った。正式契約は二十日、東京のヤクルト本社で行われる予定。
プロ野球ヤクルト球団から五位指名されていた札鉄野球部のエース高泉秀輝投手(25)の入団が六日決まった。同投手は夕張南高出、七年前札鉄に入り、昨年阪急入りした佐藤昭夫投手(22)のあと、エースとして活躍していた。身長1㍍87、体重80㌔、右投げ。サイドスローからの外角への直球が得意。契約金八百万円、年棒百五十万円(推定)。