プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

伊貸文秀

2021-11-04 20:20:09 | 日記
1987年 

中日は二十四日、テスト生としてファームと行動をともにしていた伊貸文秀(いがし・ともひで)投手(18)=182㌢、82㌔、左投げ左打ち、東京・岩倉高出=の入団を発表した。契約金は一千万円、年棒は三百二十万円(いずれも金額は推定)。背番号は69。これで中日の投手は二十四人となった。 

「よろしくお願いします。」テスト生から入団した伊貸は星野監督を見つけるとツカツカと前に進み出てペコリと頭を下げた。「オッ、元気がいいな」思わず星野監督のほおが緩む。東京・岩倉高時代は夏の東東京予選にベスト8で正則学園に敗れたのが最高成績。球界では無名でも伊貸はガッツであこがれのプロの門をたたいた。そんな男だから話すことも変わっている。全くものおじしないのだ。「中日が特に好きというのではないんです。ここしかなかったということです」「目標は怪童・尾崎のようになることです」と何を聞いてもこの調子。極め付きは自分のセールスポイント。ニッコリ笑って「買われたのは愛きょうだと思いますよ」ときた。二月十七日からキャンプに参加。一カ月以上にわたってテストを受けてきた受験生の身だっただけに口も軽い。武器はシュートの伊貸。これからが正念場である。
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清水治美

2021-11-04 20:18:42 | 日記
1984年 

中日は十二日、昨年のドラフト会議で六位に指名した日通浦和・清水治美投手(23)(1㍍79、79㌔、左投げ左打ち、川越商高出)と正式契約し、入団を発表した。契約金は三千五百万円、年棒四百万円(いずれも推定)清水は、キレのいい速球と二種類のカーブを武器に、今秋の社会人日本選手権で準優勝投手となった。

中日に、左腕の即戦力ー。社会人野球から、清水治美投手(23)=179㌢、79㌔=が入団した。その発表が、十二日午後、名古屋市中区栄、中日ビル内クラブ東海であった。背番号は未定。同投手は緊張ぎみに記者会見。「早く、中日が誇るヤング投手陣の仲間入りをしたい。得意球はカーブ。高給取りの掛布、山本浩と対決したい」と抱負を述べ、山内監督も期待を寄せた。「今季は、しばしば、左不足を痛感した。来季の優勝争いに貴重な戦力になってもらいたい」同投手は、日通浦和の主戦投手。先の社会人日通選手権大会でも活躍した。変化球主体の実戦派。中日には、昨年のドラフト会議で6位に指名された。なお十二月一日から静岡県磐田市で行われる若手の自主トレから練習に参加の予定。 

清水投手の話 いいライバル(中日・牛島、広島・小早川は同期生)もいるし、一年目から一軍で、スーパースターに投げてみたいですね。速球で三振をバタバタ取るタイプではないので、自信のあるカーブ、それにシュートを交えて勝負してみたい。
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