プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

星野秀孝

2024-10-23 19:30:34 | 日記
1974年
投げて打って、星野ワンマンショー。星野は星野でも秀の方だ。四十六年以来、三年ぶり二度目の先発。その晴れ舞台は、初完投、初完封、初打点、初めての無四球試合ー。「先発を言われたのが昨夜。阪神戦あたりで出番が回ってくるかもしれないと、内心予感していた」ものの「ゲームの立ち上がりは、何が何だかよくわからず」いきなり一、二塁のピンチを招いた秀。二回の先制タイムリーを境に立ち直った。ひざ元に切れのよい速球。打ち気をはずすスローカーブが、回を追ってよく決まり、最後の打者遠井を遊ゴロに打ち取ると、一生忘れられないマウンド上でグラブを握り「やったぜ」。ベンチから出迎える近藤ピッチングコーチが何度も背中をたたく。「ことしの秀はいいんだ。球の切れ、コントロールが別人のようだ。主力に左打者の多い阪神なら、ある程度やってくれると期待していたが、それにしても完封してくれるとはねえー」


1976年


星野が古巣中日にみごとに恩を返した。南海の二番手に登場して四回から4イニングを四球一つのセミパーフェクトピッチング。しかも中日の新四番島谷を見逃し三振に仕留めるなど5三振を奪うピッチングに意地と進境を見せた。「南海に入ってすぐ監督に腰のため方を教えられた。その監督(野村)が受けてくれるので攻め方を迷わず投げられるのがよい。それにしてもきょうのピッチングの組み立て(スライダー主体)はよかったでしょう」と星野。恩返しさせたほうの与那嶺監督も悪びれずに「ナイスピッチング」「ヒデ(星野)は新しい背番号(37で与那嶺監督と同じ)がいいから本番でもきっと勝てる」とも。

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門田富昭

2024-10-23 19:16:21 | 日記
1982年
復活が期待される大洋の門田が先発し、5イニングで6安打2失点だった。シュート、スライダーなど変化球主体の組み立てで、制球力もまずまず。まとまりのよさを見せた。しかし、直球の威力は、新人で活躍した五十三年当時に比べると「60点」(門田)ぐらい。直球にもう少し力がつけば、十分先発をつとめられそうだ。

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