1972年
青木と鵜沢。二年生投手同士の投げ合いは鵜沢に軍配が上がった。立ち上がりは青木の方がよかった。低めにカーブ、スライダーを集め打たせてとるピッチング。
青木は打者一巡までが限度かもしれない。先のオープン第一戦、近鉄を相手に先発したときも、ひと回りした三回に連安打されて1点を許している。この日はイニング数こそ五回に伸びたが、ひと回り目であったことにたいした違いはない。五回、五番の伊藤に左翼線を破られると、近藤、松岡にも痛打されており、クセを覚えられるとまずいようだ。打者がジリジリしたくなるほどのおそいタマ。そしてためらうことなくど真ん中に投げ込む度胸。四回までノーヒットの3四球だけに押えることが出来たのはこれらひと味だけ変わった投球術のせいであるまいか。うちのバッティング投手よりもおそいタマや。力というものを感じられないし、三回までが精いっぱいと思う。それも初対面のただし書きつきだぜ」(大洋・青田コーチ)「一軍で投げるピッチャーじゃないでしょう。第一球威が全然ない。ただカーブはいいものを持っていますけどね」(松原)大洋側の目は辛らつだった。だが青木クンは強気だ。「覚えられるといけないようだね?」といったら「いや、そんなことはない。ボールが先行していたのがきょうはいけなかった原因です。それと五回に打たれたのはシュートをねらわれたからだ」だが、一巡でもピシャリと押える投手のいることは心強い。青木クン期待しておこう。
青木と鵜沢。二年生投手同士の投げ合いは鵜沢に軍配が上がった。立ち上がりは青木の方がよかった。低めにカーブ、スライダーを集め打たせてとるピッチング。
青木は打者一巡までが限度かもしれない。先のオープン第一戦、近鉄を相手に先発したときも、ひと回りした三回に連安打されて1点を許している。この日はイニング数こそ五回に伸びたが、ひと回り目であったことにたいした違いはない。五回、五番の伊藤に左翼線を破られると、近藤、松岡にも痛打されており、クセを覚えられるとまずいようだ。打者がジリジリしたくなるほどのおそいタマ。そしてためらうことなくど真ん中に投げ込む度胸。四回までノーヒットの3四球だけに押えることが出来たのはこれらひと味だけ変わった投球術のせいであるまいか。うちのバッティング投手よりもおそいタマや。力というものを感じられないし、三回までが精いっぱいと思う。それも初対面のただし書きつきだぜ」(大洋・青田コーチ)「一軍で投げるピッチャーじゃないでしょう。第一球威が全然ない。ただカーブはいいものを持っていますけどね」(松原)大洋側の目は辛らつだった。だが青木クンは強気だ。「覚えられるといけないようだね?」といったら「いや、そんなことはない。ボールが先行していたのがきょうはいけなかった原因です。それと五回に打たれたのはシュートをねらわれたからだ」だが、一巡でもピシャリと押える投手のいることは心強い。青木クン期待しておこう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます