「リストラ…職探しの果てに地方で農林漁業に」
という記事が、
Yomiuri On-Line (2月16日00:06)にあった。
都会での職探しに見切りをつけ、
農業や漁業をするサラリーマンが増えているらしい。
以前のような「田舎暮らし」に憧れてではなく、
仕事を探し求めた末にたどりつく中高年の姿も目立つ、
と書いてある。
東京・町田市の49歳の男性のことが紹介されている。
> 25年間、大手食品会社の外食部門で働き、
> 最後は約20人を束ねる東京・渋谷店長だったが、
> 3年前、部門ごとリストラに遭った。
飲食店を経営しようとしたり、
就職活動もしたが、年齢ではじかれた。
>「この年では仕事はないのか」。
> 焦燥の1年が過ぎたとき、漁師の求人を見つけた。
初めて足を運んだ東北の漁港で
案内された4トンの漁船は、
乗組員10人のほとんどが地元の年上の漁師で、
> 船が揺れると足元がよろけ、失笑を買った。
朝5時から夕方まで、タイやサケをとり、
もたついてとどなられたこともあったらしい。
> 月収は手取り12、3万円。
> 以前の3分の1だが、半分を仕送りに回す。
きびしい現実だ。
> 「自然のリズムで生活すると、イライラしない。
> 店長時代より幸せ」。
> 今ではそう言えるようになった。
そういう心境になるまでは、
なみたいていではない苦労があっただろう。
家族と離れて慣れない漁師の仕事。
同じ歳の私は複雑な想いで読んだ。
私も4年前にリストラにあい、退職した。
生産管理ということで今の会社に入ったが、
昨年、製造に回された。
長い間ディスクワークをしていた私は、
製造現場の動きがとろい。
50を目前にして新しい仕事を覚えるのは難しい。
なにしろ体力がない。
今でも30代の“先輩”に毎日注意されている。
木の葉髪自尊心など捨てました
これは私の俳句ですが、
こういう環境で仕事をするには、
自尊心など持っていられない。
職場の若い人に腰を低く敬語を使って話している。
仕事が出来ないのだから仕方ない。
(なんでこんなことになっちゃったのかな)
日々想う毎日です。
「中高年の就職説明会、求人457人に2100人殺到」
同じ Yomiuri On-Line (2月16日01:08)にあった記事だ。