駐車違反

2002年02月10日 | Weblog

午前11時、図書館に行く。
図書館は航空記念公園内にあるので、
いつもは公園の駐車場に車を置く。
今日は曇った寒い日なのに、
満車になっていて、
駐車場の前には車が何台も待っていた。
なにかイベントがあるのだろうか。
私はUターンした。

図書館わきの道路にも沢山車が停まっていた。
そこには駐車メーターがある。
私は空いている所に車を停め、図書館に急いだ。
少しぐらいだからいいか、と思い、
お金をメーターに入れなかった。
ほとんどの人がお金を入れずに停めていた。
何年か前には、駐車メーターなどなかった。

文學界の今月号に、
長嶋有さんと川上弘美さんの対談があった。
今月号は借りられないのでイスに坐って読んだ。
ASAHIネットの
「パスカル文学賞」や「第七句会」のことを
二人は話していた。
私も仲間だった。
もう私には遠い存在になってしまった。

本を借り車に戻ってみると、
ワイパーに紙が挟んであった。
私は“二人”のことを考えていて、
駐車違反の紙を無視して車を出した。
ガソリンスタンドで給油してるとき、
紙を読むと300円入れてくれ、と書いてあった。
私は急いで戻って、お金を入れようと思った。
しかし、その駐車スペースには他の車が停まっていた。
私は、焦った。
このままでは“犯罪者”になってしまう。
道路わきに駐車し、
ケータイで紙に書いてあるところに電話した。
「こまかいお金がなかったので
 両替して入れようと思ったが、
 他の車が停まっていて入れられない」
というと、そこに行くということだった。
しばらく待つと、
制服を着たおじさんが来た。
その人に300円を渡すと、
「私が責任を持って、駐車メーターに入れときます。
 この紙は破棄しておきます」
と去っていった。
ちょっと心配だったが、
私は車を発進させた。

家に帰ると、
「東京国際マラソン」を映すテレビの前で、
女房が気持ちよさそうに寝ていた。

コメント
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