徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

実験

2006-01-25 04:38:50 | 勉強
月曜日から実験を始めた。4種類の植物(麦、とうもろこし、Amaranthus、Chenopodium)を現状の約2倍のCO2濃度(770ppm)の中で2週間ほど育てたものを調査した。対照区は400ppm。

私は実験は大好きなんだけれど、今回は茎、葉、花(穂)と分けて重さを量り、比較する、というもので、細かい作業を要求されるので憂鬱だった。大学生の頃、先輩がやはり植物を破壊して紫外線の影響を調べているのを横目で見ながら

私にはムリ

と思っていた。作業が細かすぎる。でも、グループワークだから、1人だけやらないわけには行かない。麦、とうもろこし(これは簡単♪)、Amaranthusを終えたところで実験を始めてから4時間が経過。もう限界、と思っているところに、やってきたのがChenopoium。

高さ1mほど、葉っぱは・・・小さいものがたくさん

結局葉っぱは400枚以上ついていた。途中で先生に

終わるめどが立ちません

と泣きつき、花は先生にやってもらった。だって、他のグループは続々と帰り、残っているのは私たちのグループだけになってしまったから。先生は

来年はもう少し遅くにチャンバーに入れないとダメだね

と言っていた。予想外に生長がよかったらしく、先生たちも驚いていた。

今日、ざっくりとデータ分析をした。予想通り、CO2を高めたほうが生長がよいようだった(麦ととうもろこしに関して)。

現実にはCO2濃度の上昇のほか、気温の上昇や日射量、湿度などの変化が起こって複雑になるでしょうから、もっと複雑な実験や考察が必要となるでしょう。が、学生実験なので、基本的なところで十分なのでしょう。
とりあえず、明日、ディスカッションなので、楽しみ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする