徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

映画-バベル

2007-02-08 00:45:15 | Weblog
シリアの友達と見に行った。メキシコ、モロッコ、日本が舞台で、スペイン語、アラビア語、日本語、英語が使われていて、英語以外は英語字幕がついたので、今までの映画に比べて理解するのは比較的楽だった。

午後行ったせいか、観客が6人ほどしかいなかった。火曜日は割引の日で4ユーロなのに。

正直、私好みの映画ではなかった。一緒に行った友達は、「いい映画だったよ」と言っていたけれど。

どうしても日本人として映画を見てしまうから、「日本のパートは必要ないのではないか?」「いれるとしても、こういう描き方はどうだろう」と感じてしまった。映画の場面が日本になるたび、恥ずかしくなった。

同じように考えれば、モロッコやメキシコの人が見たら、「自分たちの国はこんなんではない」と思うのかもしれない。

映画の終わり方も、私には「え、ここで終わるの?」という感じだった。

監督が意図していたかどうかはわからないけれど、私がこの映画から受け取ったメッセージは、「人間のすることはそれほど大きくは変わらない」ということと「すべてのものがお金で計れるわけではない」ということの2つ。

そのうち、いろいろな人に感想を聞いてみようかな。