喝! ~since 2005~
ごく普通の日記と、旅行・登山・資格試験・家庭菜園などの個人的備忘録
 



旅行2日目、今日は天気もよく一日晴れそうです。午前中は鳴子でこけし絵付け体験をして駅前を散歩した後、午後は石巻に移動します。まだまだ復興の途中で仮設住宅住まいの方もたくさんいらっしゃると思いますが、わずかならがでも観光してお金をばらまいてこれれば。

5:56 起床


朝はまず風呂から。子供が寝ているうちに入ってこないと大変なもので^^;



朝は鳴子の共同浴場に行こうとも思っていたけど、まだ営業していないのでもう一度ホテルの屋上展望風呂に入ります。



源泉に加水しているとはいえ、お湯の温度は結構熱めです。10分も使っていたらのぼせてしまう。



一応ドアから外に出ることもできます。天気がよいから眺めもいいです。熱くなった体をまだ寒さの残る鳴子の空気で冷まして今日もリフレッシュ。さて子供を起こして朝食に行こう。



しかし、なかなか陽菜のスイッチが入らない^^;しっかりして!


8:00-9:00 朝食


朝はバイキング。今日は予定を多めに入れてあるから、ここでたくさん食べて昼は軽めにしておこうと思い、がっつりで!



せっかくだから少し部屋でのんびりしていかないと…と思いつつも、少し早目に宿を出ようかな。ということで9:30にチェックアウト。早速こけし作り(絵付け)体験の場所に向かいます。



亀屋の提灯の前でスタッフの方に写真を撮ってもらいました。ありがとうございました!というか子供達みんなやる気ないわ~orz

鳴子でこけし絵付けができるお店はいくつもありますが、一番メジャーなところがこれから向かう日本こけし館。こけし作りだけでなく、職人の実演を見れたり、職人が作ったこけしの展示なんかもあります。基本的に実演と体験のところ以外は写真撮影禁止になっていたので、ちょっとどこまでOKか微妙ではありますが。



⑤日本こけし館(9:45-11:05)


JAFカードを見せて入場料30円引き。こけしの絵付けは1080円です。この時間でもちょこちょこ観光客がいらっしゃいます。トレッキング途中に立ち寄っている感じの人もいました。新緑がきれいなんだろうな。

入ってすぐにお決まりの記念撮影スポットが(トップ写真)。りっ君を真ん中の顔に当てはめようと思ったが、重すぎて断念。陽菜も持ち上げてるので、この状態でりっ君を持ったら自分も平常な顔ではいられません。。



こちらが絵付け体験コーナー。まずは下書きで練習!自分はりっ君を抱っこしているので基本妻に顔を書いてもらうことにしました。こけしの絵付けは「赤「緑」「黒」の3色で塗っていきます。言われてみればカラフルなこけしって見たことないなぁ。。



こけしは当然木でできているので絵の具がにじみやすい!かなり絵の具を切ってから塗らないと、木の繊維にそって縦ににじんでしまいます。これは慣れないと難しいな^^;妻は苦戦しながらもなんとか顔を仕上げていきます。



お馴染みのすました表情ではなく、なんてかわいらしいこけし!胴体の絵は一般的には花が多いですが、こちらは自分も書いてみます。普通は菊なんだろうけど、一応母の日が近いからカーネーションみたいな感じで書いてみようかと思い、こんな感じに仕上げてみました。



こけしの絵付けが完成したら、ロウを塗って完成。ロウを塗るというのが、それなりに時間がかかる作業なのかなと思っていたが、なんとこけしを回転台に刺して、高速回転しているこけしに石ころ状のロウを当ててあっという間にロウの仕上げが終了!こけしも目が回るだろうな~。一応こけしの塗り方順も載せておきます。

日本こけし館にはこけしのボーリング(ピンがこけしの形をしている)や、輪投げ(棒のかわりにこけし)もあり、陽菜は相当楽しそうに遊んでいました。コマが欲しいというのでお土産に一つ買うことに。子供がスマホを使う時代になってもコマとかビー玉とか意外と人気みたいです。

こけしの展示は写真が撮れないので載せられませんが、鳴子だけでなく、様々な地域のこけしが展示されていました。鳴子のこけしの特徴は首を回すとキュッキュッと音が鳴ります"鳴るこけし"から鳴子という地名が付いたという説も。首をはめ込んでいるんですね、今回作ったこけしも音がなります(意外とこどもに受けてます)。

ということで朝からひと仕事した気分。次は鳴子温泉駅近くを歩いて名物栗団子でもいただいてきましょう!




⑥鳴子温泉街散策(11:15-12:25)


駅前の駐車場に停車。鳴子温泉駅は初めて入りましたが完全に観光用に特化してますね。ようこそ感がすごい!駅前には白濁した足湯が。やっぱり温泉といたら硫黄泉だね~。



ちょうど特急列車が出発するところだったみたいで、地元の方(?)から一緒にお見送りしましょうと言われお見送り。なんでも週末に一日一便しかないけど仙台まで直行なのでこれで観光に来る人もいるらしい。入場券なしでホームに入れてくれるなんてやさしいですねぇ^^



では、さっそく歩いてみますか~。温泉広場見たいところには足湯ではなく、手湯なんてのもありました。今日は結構外も寒いからこれはありがたい!しばらくつけていると手が真っ赤になってしまって体も暖まります。やっぱりこの白濁湯に入りたかったな~。

狭いがよく車が通る道路を繰り歩く。ちょうど10年前にここの区域を歩きました。当時印象に残っていたのはこけしの頭がついた電話ボックス。ここ10年でさらに携帯電話が進んで電話ボックスはさすがになくなっちゃったかな?



おぉ、ありました!夜に来ると泣く子も黙るこけし電話ボックス!もはや使われているかどうかではなく、オブジェなのでしょうね。



せっかくなので中に入ってみました。今の子供は電話ボックスを覚えても、普段の日常で見ることはなかなかないから忘れてしまうだろうな~。



ここ鳴子温泉は栗団子が有名という話を聞いて、食べてみたいと思っていました。検索すると一番人気なのはここ深瀬という店かな?中に1席ですが食べるところもあるので座っていただいていきましょう!



持ち帰りもできますが、店の中で食べると、お茶と漬物つきで330円くらいだったかな。2コついているのでそれなりに食べがいがあります。栗団子自体は栗の甘露煮が包まれた餅にみたらし餡がかかっていて、みたらし団子に似ている。とてもやわらかい餅でした。餅も丸いからこけしの顔でも書いてみたら面白いのでは?あれ、2コのはずの栗団子が3つあるって?それはりっ君ですよ(柔らかさでは負けない!)w



目の前には10年前宿泊した鳴子ホテル。ここは鳴子温泉でもトップクラスの人気で、実は今回も検討していたホテルだったんだよなぁ。でも亀屋も十分よかったな。新しいホテルを選ぶか、昔行って良かったホテルを選ぶか?迷うのも旅行の醍醐味です。温泉神社ってのもあるのか、ちょっと行って見たかった。



裏道をとおって駅前に戻る。この看板・・・w鳴子でも結構シュールな笑いを取りに勝負してくる店あるんだね~。陽菜をトイレに連れて行って出発です。

実はこの後、潟沼という酸性湖で日によって色が変わるとってもきれいな湖があるので行って見ようと思っていたんだけど、なんと鳴子温泉からの道が落石により通行止めになっていました。残念!さて、栗団子にお茶を飲んだので、お腹はあまり空いていないが、、一応道の駅にいって軽食とっていきますかね。




⑦あ・ら・伊達な道の駅(13:00-13:50)


軽食を取る程度で考えていたため、短時間で済むかと思っていたが…なんだか時間がかかってしまった。この道の駅、外も中も食べ物が豊富なので何を買うか迷ってしまう!^^;しかも道路の交通量からは想像できないくらい混んでいました。道路を通ってる車は必ず立ち寄っているのでは!?

伊達とはいえ、牛タンやずんだもちのような仙台によくある食べ物というよりは、玉こんにゃくとかバーベキュー串とかちょっと系統違う食べ物がおおいな。



とりあえずROYCEのソフトクリームとドーナツをおやつに購入。なぜかバニラのみだが、JAFカード使って100円引きはなかなかお得!ドーナツは揚げたてサクサクで最高でした^^
他に玉こんにゃくとバーベキュー串を買ってみました。バーベキュー串は値段の割にたくさん具がついていておすすめ。

続いて感覚ミュージアムへ。道が新しくできたらしく、ナビがきちんと案内してくれなくてたどり着くのが大変でした^^;




⑧感覚ミュージアム(14:10-15:25)


ここは人間の五感を使って楽しめるアトラクションというか展示が豊富にあり、子供も楽しめそうです。



無料ゾーンにも楽器なんかがたくさん展示されていて演奏して遊ぶことができるので子供もたのしそうでした。

有料ゾーンは基本写真撮影が禁止!なので残念ながら写真は載せられませんが(ホームページに雰囲気がわかる写真がたくさん載っています)、個人的には両サイドが鏡で天井が空の部屋が気に入りました。今日は天気がよかったので、鏡に雲の白と空の青が反射してとてもきれいだったので。逆に曇りの日だと全然印象違うんだろうなぁ。

他に精神浴といって水がないのに音と視覚で心の入浴をするお風呂や、人が寄りかかると人の形が浮き出る仕掛けなどがあり、大人もそこそこ楽しめました。幼稚園生だとなんのこっちゃって感じかな?



こちらは撮影可能ゾーンの1000の木箱。一つ一つの引き出しに誰かが作った作品がしまわれています。見た感じだと、近くの小学生の作品やコンクールでよくある○○賞といったような優秀作品が入っていたようです。もっと堂々と展示してあげればいいのに^^

帰りに陽菜がもう一回楽器やりたいというのでリっ君のトイレなど済ませて出発。こどもが楽器にハマらなければ所要時間は1時間くらいあれば十分ではといった感じです。



さてここから石巻へむかいます。下道で約90分の長旅。ここから今日の宿までは2時間以上あるからな、時間気にしながら行かないと。。思ったよりも道は混んでいなく石巻まではかなり快調。途中、石巻線の列車の撮影に成功^^



石巻市街はかなり混んでいました。混雑を通過すると所どころに津波の遺恨が!やっぱりこれはしばらく復興には時間がかかりそう。建物だけでなく、道路もかなり歪んでいるし、電柱もなんか飛び出しているのもあるし、直さなくちゃならないのは住むところだけじゃないと
実感。自分にできることはまずはここでお金を使うことからだ。

石巻にはマンガ館があるからか、ところどころキャラクターのポスターが目立った。しかもかなり昔のキャラクターが多い。なんでもまずは復興のきっかけになればね。。津波が来た時に実際に多くの人が避難したという高台である日和山公園へ。ここから石巻の街を一望することができます。





⑨日和山公園(16:50-17:35)


車で登ると結構な勾配のところがあった。昔から高台として利用されていたんだろうな。駐車場にとめて少し歩いて公園へ。



夕暮れ時だけどたくさんの人が町並みをみていました。神社がありお守りが売っていたので、せっかくだからキティちゃんのお守りを買うことに。陽菜の幼稚園カバンにつけてあげよう。



神社にもお参りして行こう。ここでは自分としては珍しくお賽銭も100円入れておきました。きっと一万円札とか入れている人もいるんだろうな。



そして石巻の展望を臨む。この公園からは3つの展望箇所があり、それぞれ違った場所の様子を見ることができます。ツアーのガイドかボランティアかわからないけど、当時の様子を解説している人もいました。一応説明する人がいなくても、津波の起こる前の写真が掲示されているので、現在の景色との違いは分かると思います。



こちらは海岸線。がれきは片付いているが、まだまだ新しい建物はほとんど建っていない(建てるつもりがない??)



牡鹿半島方面今日の宿はこの牡鹿半島のほぼ先端にあります。夕食の時間に間に合うだろうかなんて不安も同時によぎります^^;



石ノ森マンガ館方面。マンガ館は再開していますがちょっと今回は時間の都合上いけず。。



日和山公園は桜でも有名ですが、さすがに全部散っていました。代わりに八重桜がちょうど見ごろで、ちょっとだけ日和山の桜を見た気分になれました。



ちょうどこの場を立ち去るころ夕焼けがきれいでした。いろいろ考えることはありますが、今我々にできることは現地に行って様子を見て周りに状況を伝える、現地でいろいろ買い物をして経済を回す、ボランティアに行くなどでしょう。心配だけしても何も変わりませんしね。自分も時間があればボランティアに参加したいですが、子供が小さく難しいのでしばらくは現地に足を運んでお金を使うことで貢献したいと思います。



ここらでちょっとガソリンの心配が。出発の時は満タンにしてきたけど、さすがにそろそろ一番下のメーターに差しかかかってしまった^^;この先ガソリンスタンドあるんだろうか?と心配していたところにガソリンスタンド発見!石巻は他の地域に比べて少し安い気がしました。物価も配慮されているんだろうか?ちなみにリッター115円でした。



ここから牡鹿半島に入っていきます。半島って地図で見ると小さいけど、車で走ってみると意外と大きかったりするんですよね^^;この牡鹿半島も複雑な道とアップダウンが激しく、薄暗くなってから走るのには少し不安がありました。

薄暗い中も、集落が被災した跡を度々目にし怖さを感じました。やはりこの地で復興してもう一度住むというのは諦めてしまう人もいるみたいで、他の地域に移ってしまったのでしょうか?物寂しさがただよっています。
途中、鹿を発見!すごい速さで道路を横切って行きました。動物注意の看板は所々にあるけどあんなの注意しようがないんだけど!こんな道を約1時間進んでようやくホテルへ。




⑩ホテルニューさか井(18:40 チェックイン)


このホテルを使う人は石巻市街からもアクセスがきついので、復興支援か金華山に行く人が旅行好きの人がメインでしょうね。自分みたいに趣味が旅行で島が好きな人にはウケがよさそうなロケーションです(実際自分は相当楽しみにしていた)。



到着した時間が遅かったからか、駐車場が一杯になっていて玄関近くに停めるには坂道に停めないといけないということで一旦停めてみたものの…これ車が動き出したら、海に一直線じゃん(ガードみたいものがない・・・)^^;問題ないだろうとわかっていてもやはり不安だったので、ちょっと遠いけど上の駐車場の空きスペースに停めることにしました=3ちなみにこの写真の奥にぼんやり見える島が金華山です。



お~、ホテル古いと口コミであったけど、亀屋同様に古いなりにきちんと掃除されていて全然問題なし!ただトイレ・バスがユニットで2畳弱しかなく狭かった。ここで陽菜とりっ君入れられるかな~^^;到着して間もないですがちょっと一息ついて夕食へ。



ホテルのエレベータの中には震災当日の様子が掲示されていた。津波の後の引き波で海底が見えてしまうくらいだったらしい。津波が最も先に到達した地点というくらいだからなぁ。このホテルは無事だったらしいが、当時泊まっていた方は不安だったろうな…このホテルでは無料で語り部のイベントもやっているみたいです。17:00からなので早めにチェックインするとよいかもしれません。

(19:15-20:10 夕食)


このホテルの夕食は海鮮自慢のようで、刺身やちらしずしはとてもおいしくいただきました。価格が高いプランになるとくじらやアワビも出て来るみたいです。ちょっと今回はゴールデンウィークということもあり、高いプランは敬遠してしまったんですがね。



お子様ランチ(ディナー?)は昨日と似たような感じ。子供用だとエビフライとハンバーグ、茶わん蒸しは定番だな^^疲れてるのか眠いのかあまり食欲がないようだが…
満室とは行っていないようだけど、結構なお子さん連れの家族もいたので意外と観光客も多いのだろうか?



部屋に戻ったら4人分の布団が敷かれていた。あれ、陽菜は食事のみで予約してた気がしたけどな(りっ君は布団のみ)?ホテルでは子供用絵本の貸し出しや地震の小説がおいてあったりしてそれらを見ながらくつろぎました。大浴場は陽菜が怖がるから仕方なく部屋の小さい風呂に2人を入れて自身も風呂タイム!



ここの風呂は一応温泉とはいうものの、麦飯石(ばくはんせき)をろ過した風呂らしく、本当に温泉といえるのかは不明。麦飯石をこすことで殺菌作用とお湯の柔らかさが増すんだそうです。あまり実感はなかったなぁ。



この風呂の目の前は金華山なんだけどさすがに夜は鉄塔の明かりくらいしか見えず…。露天風呂の手すりには金華山の由来が書かれている看板がある。金華山は今回の旅行のメインスポットの1つでもあるので期待しましょう。



風呂から出て折角震災の本があるので1冊読んでみることに。といっても160ページくらいあるので、暗い中さすがに1冊は読み切らず、深夜0時くらいまでで半分くらい読み切って続きは早朝に読もうと思い寝たのでした。

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