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寝返り、なのか?

2006-12-13 22:49:08 | Sports
シンクロの頭脳流出に選手は困惑気味(日刊スポーツ) - goo ニュース

シンクロ指導の第一人者・井村雅代コーチが中国代表チームの監督に就任する方向で話が進められているとのことで、話題になっている。
この井村コーチ、日経新聞のスポーツ面にて、各界のスポーツ関係者と並んで、時々コラムを書いている。
先週くらいだったかの井村コーチのコラムでは、このブログでも採り上げたバレーボール国際大会のあり方について疑問を呈していた。
その記事によれば、バレーボールに限らず、アテネ五輪でのメダルラッシュをきっかけに、各スポーツの国際大会のあり方が変わってきたとのこと。
従来オリンピックでもなければ世間にあまり注目されない競技までもが、テレビでキャンペーン的に大々的に取り上げられるようになった傾向を指摘していた。
確かに、最近やたらと「世界○○」という形でスポーツ国際大会を特番化するケースが目に付く。
おそらく、慢性的なコンテンツ不足に悩むテレビ局と、テレビマネーによって強化費を捻出しようとする競技団体の利害が一致しての傾向だろう。
井村コーチによれば、シンクロも例外ではなく、実際の大会で、気持ちを整えていざプールに向かおうとした選手が、テレビ中継の都合により足止めされてペースを乱してしまったケースがあったことを挙げ、苦言を呈していた。
今回の”海外移籍”についても、建て前上は「五輪開催国を指導することで日本の指導者の地位が上がる」などと主張しているようだが、実際にはそうした日本のシンクロ界・スポーツ界に愛想を尽かしての行動なのではないか、という気がする。
出て行かれる側の日本シンクロ界幹部は相当頭にきてるみたいだし、前々から確執があったんだろう。
北京五輪での日本シンクロメダル危機!みたいな報道もされているが、これで中国に負けるようなら、所詮その程度だったってことになるんじゃないかと思うんだけど。
コメント
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