今年も白鳥が帰ってきました。
白鳥の鳴く声が聞こえてはいましたが、なかなか姿を確認することができませんでしたが
先週末、田んぼに白鳥の群れが休んでいました。
あー今年もこれから冬がってくるんだなーとすっかり岩手県人になったのを実感しました。
岩手に来て40年。
横須賀出身で、山口百恵と同級生ですなんて自己紹介していたのに・・・
今ではすっかり岩手の人ですね。
でも、昨年から訪問看護師となり毎日外回りをしているため、季節の変化を肌で感じるようになったのです。
それは今まで経験しなかったことだし、この年だからこそ感じる感性というか、本当に良かったと思っています。
白鳥がやって来て、人々は冬支度を始めています。
家々の軒先には柿が干してあったり、大根が干してあったり・・・
大根は11月10日前後までには干し始めないとすみて(凍って)しまってはダメだからって利用者さんから教えてもらいました。
ちなみに私は大根は干しませんが、一緒に仕事している友達は、その話を聞いた日に、もう干していました。
まるで聞いていたかのように・・・
いつまでに種をまくとか、いつまでに収穫するとか・・・
毎年行っていることを、誰に強制されるでもなく、淡々と行われ続けている。
これはまさに日本の文化ですね。
季節ごとに行われる家庭内のことは、本当に失われてきていると感じます。
時短とか、合理的とか、いろいろな言葉で行われなくなる文化的なこと。
季節を感じるというよりは、ハロウィンやら、クリスマスやらよくわからない外国の文化に踊らされている感じがしますね。
まあ、クリスマスはかなり昔からありましたけどね・・・
ハロウィンは何なんですかね。
今年はそうでもなかったようですが、それでも、ディズニーランドで仮装して参加している人たちの何とクオリティの高さ
ホント、頭が下がるというか、そこに焦点を当てて、生活を楽しんでいるんだろうなーって思いました。
白鳥に感動したり、紅葉にいちいち紅葉したり、ダブルレインボーを見て、思わず、幸せになれるかなって写真を撮ってみる感覚とは
かなり、かけ離れているのかなって。
人それぞれだからもちろんいいと思います。
それこそ、たった一度の人生だから、自分の思うように、楽しく有意義に生活できればと思います。