レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

脱獄 広島殺人囚

2011年03月10日 23時17分16秒 | やくざ/マフィア/ギャング/ノワール/不良

「脱獄 広島殺人囚」
1974年 日本 97分
■監督:
 中島貞夫
■出演:
 松方弘樹
 若山富三郎
 梅宮辰夫
 渡瀬恒彦
 伊吹吾郎
 西村晃
 小松方正
 金子信雄

●あらすじ
殺人罪で41年7ヶ月の刑に服する実在の人物をモデルに、
あくなき自由への渇望から七回に及ぶ脱獄を敢行した男の執念を描く。

終戦の混乱期であった昭和22年4月19日夜、植田は、仲間の田上と共謀し、第三国人の闇屋とその女を殺害、モルヒネを強奪した。
2ヶ月後に逮捕された植田は懲役20年の刑で、広島刑務所に入所した。
翌23年4月13日、脱獄した植田は、神戸、妻・昌代のいる大阪に潜伏していたが、5月3日、発見され逮捕される。
再び広島刑務所に戻された植田は、脱走罪が加算され、計21年3ヶ月となる。
同年9月、植田は、房仲間の末永と小島の三人で再び脱獄。
妹の和子がいる郷里四国の松山・草鹿村に、山本清と名乗って潜伏したのだが…。
(東映チャンネルより)

★感想など
この映画凄いよ!
松方弘樹が狂ってるバカとしか言えないような名演技!
まるでマカロニ・ウエスタンの悪役のような、無茶っぷりである。
ほとんど何も考えていないような、無軌道極まりない行動には呆れる程だが
実話を基にしてるってんだから凄い話だよ!
本作が制作される事になった経緯とかも、熱い事この上ないんだが
「仁義なき戦い」のナレーターに、お馴染みの顔ぶれ等、とにかく必見!
「仁義なき」ファンは絶対に観た方がいいぞ!
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駅馬車

2011年03月10日 00時00分18秒 | 西部劇

「駅馬車」
原題:STAGECOACH
1939年 米 99分
■監督:
 ジョン・フォード
■出演:
 ジョン・ウェイン
 トーマス・ミッチェル
 クレア・トレヴァー

●あらすじ
1880年代の西部を舞台に、様々な人物模様を乗せたまま、
アリゾナからニューメキシコへと疾走する一台の駅馬車を描いたジョン・フォードの痛快西部劇。
医者、商売女、酒商人、銀行頭取、大佐夫人、賭博師、保安官、御者、
それにお尋ね者のリンゴオ・キッドを加えた8人の道行きを、短い場面やセンテンスに凝縮させた脚本の巧みさ。
そして、クライマックス、ダイナミックかつスピーディに展開されるアパッチの襲撃シーンの凄さを語るのに、
今さら付け加えるべき言葉はない、全映画史に燦然と輝く娯楽映画の金字塔である。
どこを切り取っても名場面、それがその証明だ。
酔いどれ医師に扮したT・ミッチェルはアカデミー助演男優賞を受けた(オスカーは他に作・編曲部門にも与えられた)
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
ジョン・フォード不朽の名作。ハリウッド西部劇のバイブルと呼ばれている作品。
背景の合成処理が、今観ると大変懐かしく嬉しくなってしまうのは、特撮好きな人間の性である。
本作が作られたのは、あの名作「キング・コング」の6年後である事を考えると
確かにこれは只者ではない面白さなのかも。
クライマックスの襲撃シーンの迫力等は、確かに物凄いものがあったし。
でも、超評価する程ではなかったけどね。自分は。
昔の作品を観る時は、本当は製作された時代背景とかも鑑みなくてはいけないんだけど
たまにそういった物をすっ飛ばして、今観ても断然面白い傑作というのがある。
「キング・コング(1933年版)」しかり、「夕陽のガンマン」しかり。
そういった作品を、自分的には名作の部類に入れているが(世間の評価に関係なく)
本作はその部類には入らなかったかな、って感じ。
でも悪くはなかったですよ。
自分的名作に入る作品には、中々出会えないと言う事ですよ。
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