「ライジング・ドラゴン」
原題:十二生肖/CZ12
2012年 香港 124分
■監督:
成龍(ジャッキー・チェン)
■出演:
成龍(ジャッキー・チェン)
姚星彤(ヤオ・シントン)
クォン・サンウ
張藍心(チャン・ランシン)
ローラ・ワイスベッカー
アラー・サフィ
オリヴァー・プラット
盧惠光(ロー・ワイコン)
舒淇(スー・チー)
呉彦祖(ダニエル・ウー)
房祖名(ジェイシー・チェン)
林鳳嬌(ジョアン・リン)
●あらすじ
ジャッキー・チェンが「自らスタントをこなすのは、これが最後」と公言したアクションアドベンチャー。
19世紀、欧州の中国侵攻により略奪された十二支のブロンズ像を求めて、
トレジャーハンター・JCが仲間たちと共に謎の陰謀に立ち向かう。
(TSUTAYA DISCASより)
★感想など
本作が「サンダーアーム/龍兄虎弟」「プロジェクト・イーグル」でジャッキーが演じた
”アジアの鷹”と同じ役。つまりシリーズ作とは知らないで観ていた。
だが序盤でジャッキーがお宝を狙う泥棒役なのと、特徴的にガムを食べるシーンを観て
「ん? これってもしや”アジアの鷹”?」と思ったら、案の定そうだった。
そう考えると作りが「サンダーアーム/龍兄虎弟」と同じだなと思える。
最初と最後にスタントシーンを描き、中盤は財宝についての話と男女の仲についてのちょっと退屈なドラマが延々と続く構成。
そう言えば本作は久々のジャッキー監督作なせいか、80年代にジャッキーが監督していた頃の映画と似たようなシーンがあって
懐かしくて嬉しい気分になれたのが幸せだったなあ。
具体的には「奇蹟/ミラクル」辺りを想起させるシーンが途中にあったよ。
それ以外にもラストバトルの工場でのシーンは「サイクロンZ」のラストバトルの工場っぽくてこちらも良かった。
あと傑作だったのが、ヒロイン役の姚星彤(ヤオ・シントン)が
若い頃の張曼玉(マギー・チャン)そっくりだった!
マギー・チャンと言えばジャッキーの愛人だった事はつとに有名。
つまりヤオ・シントンの顔も、もろにジャッキーの好みなんだろう。
それなのに息子の房祖名(ジェイシー・チェン)と、本物の奥さん。
つまりジェイシーの母親である林鳳嬌(ジョアン・リン)、までカメオ出演させるんだから
正にジャッキーの”俺の欲望”満載映画だね!
ちなみに本作で「自らスタントをこなすのは、これが最後」とか言っているらしいが
それって大仁田厚の引退宣言辺りと同じレベルで考えとけばいいよね(笑)