「黄金の指」
原題:HARRY IN YOUR POCKET
1973年 アメリカ 104分
■監督:
ブルース・ゲラー
■出演:
ジェームズ・コバーン
マイケル・サラザン
ウォルター・ピジョン
トリッシュ・ヴァン・ディーヴァー
●あらすじ
シアトルにやって来た女性サンディは、駅で新米スリのレイのターゲットとなり、
それがきっかけで互いに意気投合。
一流スリのハリーがサクラを募集していると知って2人は面接を受けることに。
ターゲットの気をそらすことができる美女を探していたハリーはサンディを気に入り、レイも仲間に加える。
元一流スリのケーシーがカモを見分け、サンディが気をそらせる間にハリーが獲物を盗んで
レイに手渡すという役割分担を確立する。
(ザ・シネマより)
★感想など
「ドーベルマン・ギャング」を観ていて、1970年代の犯罪映画と言えば本作を思い出したので
懐かしさも含めて早速鑑賞。
大昔にテレビ東京で観たはずなので、所々のシーンは覚えている。
だが当時観た時によくわかっていなかったのは、チームのボスであるジェームズ・コバーンが
若いカップルの二人を仲間にするのに、途中でその女性とベッドインしてしまう事。
カップルで部下にしたはずなのに何故その彼女を寝取るのかと思っていたけど、
今回見返してみたら、女の方からジェームズ・コバーンに抱かれに行ったんだね。
と言っても、この映画の間の60分くらい、ずっとジェームズ・コバーンが若い女性をいやらしい目つきで見たり
プレゼントあげて何とか気を引こうとしているのが、途轍もなくイタイ行動に映るので
これはこれでどっちにしても嫌だなと思ったね。
だってジェームズ・コバーンはどう見ても見た目50~60代くらい。
それに対し若い女の子の年齢の設定は23歳だからね。
どう見ても親子くらい離れてるのに、そんな目つきでみられても。
まあその辺が不快だった事を除いても、犯罪映画としてはイマイチだったな。
何せ肝心要のスリの手口が「ドーベルマン・ギャング」に負けず劣らず結構雑だったので
プロ集団による芸術のような犯罪映画ではなかったので。
その辺がちと残念だったね。
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