レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

続・荒野の1ドル銀貨

2011年03月28日 23時25分15秒 | 西部劇

「続・荒野の1ドル銀貨」
原題:IL RITORNO DI RINGO
1965年 伊/スペイン 100分
■監督:
 ドゥッチオ・テッサリ
■出演:
 モンゴメリー・ウッド(ジュリアーノ・ジェンマ)
 ジョージ・マーティン
 ロレッラ・デ・ルーカ
 アントニオ・カザス
 フェルナンド・サンチョ

●あらすじ
実際には『荒野の1ドル銀貨』とは関係が無く、『夕陽の用心棒』の続編に当たる作品。

南北戦争から帰還した“リンゴ”ことモンゴメリー・ブラウンは、
故郷の町がメキシコ人兄弟エステバンとパコに乗っ取られ、最愛の妻がパコとの結婚を強要されていることを知る。
髪と肌の色を染め、メキシコ人に変装して町に潜入したリンゴだったが、妻との再会が露見。
右手をナイフで刺されるリンチを受け、彼は二度と銃を握れなくなった。
パコとリンゴの妻との強引な結婚式が開かれようとしたその時、教会の入り口に男の影が浮かび上がる。
誇りある騎兵隊の軍服を着込んだその男こそ、左手で銃の猛特訓をし、復讐に燃えて帰って来たリンゴであった。
(NHKエンタープライズより)

★感想など
震災前に観ていた映画が何本かあるので、まずはその辺から更新していきます。

本当は「夕陽の用心棒」を観てから本作を観たかったんだけど、
「夕陽の用心棒」がレンタルになっていないので、あきらめて観てしまいました。
ストーリーの説明不足がひどくて、話の前後を繋げるのに想像力を必要とする映画。
と言っても、大した想像力を必要とする訳では勿論ないが。
主演のジュリアーノ・ジェンマが全編通して明るくないのは、役柄上しょうがないのだが
やっぱりジェンマには明るい陽気なあんちゃん的キャラが良く似合う。
ゆえにこういった復讐の主人公がはまらなくなってしまうのは残念な所。
イーストウッドとかが本作の主演とかだったら、ピッタリはまりそうな感じだが。
ストーリーの進みは非常に遅いのだが、その分周りに居る脇役が個性的すぎるくらいキャラが立っていて
映画を盛り上げていく。
悪役兄弟の一人フェルナンド・サンチョは、いつもの悪役ぶりに比べると悪辣っぷりがかなり弱いが
まるで似合わないこの髪形は必見。
他にも悪役兄弟の兄の方は、物凄い濃い顔で、ムーディ勝山を100倍濃縮したみたいな顔をしている。
こちらも必見。
ジェンマを助ける花屋の男も、キャラも声も個性的過ぎるし
F・サンチョお気に入りの、占い好きな娼婦もマカロニには珍しいキャラ。
と言うかマカロニでちゃんとした役所を与えられている女性が少ないから珍しいと思ったんだがね。
まあ総評として大して面白くはないです。
マカロニ好き意外には用無しって感じかな。
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レナードの朝

2011年03月26日 17時55分24秒 | ドラマ

「レナードの朝」
原題:AWAKENINGS
1990年 米 120分
■監督:
 ペニー・マーシャル
■出演:
 ロバート・デ・ニーロ
 ロビン・ウィリアムズ
 ジュリー・カヴナー
 ルース・ネルソン
 ジョン・ハード
 ペネロープ・アン・ミラー
 
●あらすじ
オリヴァー・サックスの実話を基に、
治療不能の難病に挑む医師の奮闘を、一人の重症患者との交流を軸に描いた感動のヒューマン・ドラマ。
30年間昏睡状態だった男レナードが、奇跡的に意識を回復した。
セイヤー博士の治療が功を奏したのだ。
博士はその治療を、他の患者にも適用してめざましい効果をあげるが……
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
震災後に初めて観たのは本作でした。
正直映画なんて観る気にはなれなかったのだが、計画停電でヒマだったので観始めたのがきっかけ。
良い映画でしたし、主演二人の演技は流石の一言であった。
特にロバート・デ・ニーロの演技は凄すぎ。
演技派の本領発揮と言えようか。
一方、相手役のロビン・ウィリアムズも医師役はお手の物と言える。
「パッチ・アダムス」も良かったけど、本作の対人関係が苦手な所等も良く表現されていた。
と言ったように主演二人の演技は抜群だったけど、モデルとなった医者の治療内容には首をかしげる。
結果的に奇跡は起きたかもしれないが、下手すればレナードが死んでいてもおかしくないくらいの暴走っぷりである。
とは言え、色々と深い内容の本作。
感動系の作品が好きな人にはオススメである。
次回からは、震災前に観ていた作品をいくつか紹介します。
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黄色いリボン

2011年03月12日 14時12分12秒 | 西部劇

「黄色いリボン」
原題:SHE WORE A YELLOW RIBBON
1949年 米 103分
■監督:
 ジョン・フォード
■出演:
 ジョン・ウェイン
 ジョーン・ドルー
 ジョン・エイガー
 ベン・ジョンソン

●あらすじ
「アパッチ砦」(48)と「リオ・グランデの砦」(50)の間に位置するフォードの“騎兵隊3部作”の第2弾。
退役を間近に控えた騎兵隊の大尉ネイサンは、隊長の妻と姪を護送する任務を仰せつかった。
しかし彼らの隊は、インディアンの大軍に行く手を阻まれ、砦に舞い戻ることを余儀なくされる。
そしてネイサンの任期は切れ、彼は仕事に未練を残しつつも、任務半ばで退役。
だが、彼の退役を記念して贈られた時計が、任期の期限までには、まだ4時間ほど残されていることを告げる。
ネイサンは、集結しつつあるインディアンを、4時間という限られた時間の中で追い払おうとするが……。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
監督ジョン・フォード+主演ジョン・ウェインの一作。
さらに製作にメリアン・C・クーパーの名前を見た時には嬉しくなってしまった。
ジョン・ウェインの演技だけで最後まで引っ張る力は流石である。
一方、ヒロインのオリヴィアはかなりのビッチで、観ていてイライラするやつである。
ラストに至っては、正にアメリカ万歳な作りで
インディアンが敵役な描写と言い、これが正にハリウッドの偽善描写なんだろうね。
“騎兵隊3部作”の他の二作に関しては、機会があれば観るけど
わざわざ観ようとは思わないなあ。
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追跡者

2011年03月12日 12時40分16秒 | 西部劇

「追跡者」
原題:LAWMAN
1970年 米 100分
■監督:
 マイケル・ウィナー
■出演:
 バート・ランカスター
 ロバート・ライアン
 リー・J・コッブ
 シェリー・ノース
 ジョセフ・ワイズマン
 ロバート・デュヴァル
 ジョン・ベック

●あらすじ
行きがかり上、人を殺してしまった男を追って、主人公の保安官が町に乗り込んできた。
事情を聞いた町の保安官は手を引くように言うが、法律絶対をとなえる彼は追及の手を緩めない。
やがて、町のボスである牧場主と、避けられぬ戦いがやってきた……。
己の信念のために悲劇を招く男を描いたウェスタン。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
これは中々の傑作だった。
バート・ランカスター演じる保安官が、人殺し扱いされ全くの孤立無援状態。
それまでの西部劇と設定を交換しているような脚本は、時代性によるものなのだろうか?
オールド西部劇では保安官が絶対善として描かれ、インディアンは絶対悪。
しかし本作の製作当時には、それはハリウッドが嘘を描いていたのがばれた頃らしい。
だからこういった映画が出来たのかも。
製作スタッフとかはイギリス人らしいからか、ハリウッド映画ともマカロニとも違う
不思議な雰囲気の西部劇である。
背景はマカロニっぽいんだけど、俳優はハリウッドぽいのも新鮮に映った。
悪役のボスが典型的な悪役じゃない所もいい。
とにかくドラマとしても面白い本作は、オススメ西部劇である。
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ファイナル・レジェンド 呪われたソロモン

2011年03月12日 12時21分09秒 | アクション

「ファイナル・レジェンド 呪われたソロモン」
原題:THE ORDER
2001年 米 89分
■監督:
 シェルドン・レティック
■出演:
 ジャン=クロード・ヴァン・ダム
 チャールトン・ヘストン
 ブライアン・トンプソン
 ベン・クロス
 ソフィア・ミロス

●あらすじ
ルーディは盗みのプロフェッショナル。
気ままに暮らしていたところ、ある日突然、考古学者の父オスカーから1本の電話が入る。
彼は十字軍の昔から続くイスラエルの教団“オーダー”の聖典、“ファザー”最終章の古い巻物を発見したというのだ。
しかし、その直後オスカーはイスラエルで消息を絶ってしまう。
急ぎ、イスラエルに向かったルーディだったが、
到着早々父の友人であるフィンリー教授の殺害容疑で警察から追われる身となってしまう。
父の失踪に“オーダー”が関わっていると睨んだルーディは、父の行方を追って危険な戦いに挑むのだった。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
ヴァン・ダム主演による、インディ・ジョーンズぽい映画。
と言うより、インディっぽい世界観の中にヴァン・ダムが居るような感じ。
ヴァン・ダムはいつもヴァン・ダムでしかない。
ベースにしているのは、「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」だろうね。
でも本作のアクションは良かったよ!
いわゆるヴァンダミング・アクション全開である。
製作時期が新しい割には、アクション・シーンが全体的に良かった。
香港ぽい格闘シーンから、「ボーン・アルティメイタム」ちっくなスタント・シーンまである。
脚本の出来はともかく、ヴァン・ダム主演の映画としては合格なんではないだろうか。
しかし、ヴァン・ダムって何かのパクリ映画多いな。
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