「湯殿山麓呪い村」
1984年 日本 112分
■監督:
池田敏春
■出演:
永島敏行
織本順吉
岩崎加根子
永島暎子
仙道敦子
田島令子
●あらすじ
天明の大飢饉のさなか、飢えた民衆を自らの信仰で救うために即身仏を志す行者たちがいたが、
通常は三年で土中から掘り起こされ、礼拝の対象となるのに、
なぜか湯殿山麓弥勒寺の幽海上人のミイラだけは、「一切口外すべからず」という口伝書が残され、
御堂の地下にひっそりと隠されたままだった。
大学の若い講師・滝(永島敏行)は、その謎を解明すべく、地下に眠る幽海上人の即身仏を掘り起こすことを提案するのだが・・・。
(ファミリー劇場より)
★感想など
山村正夫の同名小説は中学生の時に読んだけど、まあイマイチ解らなかった節はある。
この映画自体も大昔テレビかなんかで観た記憶はあるけど、改めて観てみたら、
なんともこりゃヒドイ映画だねえ。
話のアレンジがヒド過ぎて、原作破壊も良いとこ。
この時期の角川映画って、「Wの悲劇」とか原作を改悪して面白くなくしてたよね。
特にヒドイのが永島敏行で、超自己中心的なクソ野郎になっている。
役がほとんどチンピラとかわりがなく、終始むかつく。
早くこいつが悲惨な死に方してくれないかなと、ずっと思うくらい。
原作の滝連太郎とは180度違うキャラクターには、むかつきしか覚えない。
とまあ見事なクソ映画だし、原作ファンも激怒ものの改変っぷりなので
全く観る必要はないでしょう。