イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

ちょ、待てよ

2008-04-06 18:19:19 | CM

ポカリスエットCM、ラグビー篇おもしろいですね。草彅剛くんをサイドからのタックルで豪快にぶっ倒すお爺ちゃん、中居くんと慎吾くんに裾を掴まれたまま引きずって疾走するお爺ちゃん。

ドブネズミ背広のダサリーマンや、学ラン・ブレザー姿のイモ男女高校生などが、タレントさんのバックでいきなり完璧なステップで踊り出したりランニングや新体操の演技を始めたりするCMはよく見かけるので、ポカリのOld Menも“いかにもお年寄り風のメイク風采と立ち居演技をしている、ラグビーのできるプロ役者さん”なんでしょうね。本物の高齢者にあんな演技させたら、ヘタしたら死亡事故出かねないですからね。

おもしろいと思うのは、オールドメンのお年寄り演技、それも“ラグビーできるくらい元気な”お年寄りという設定の演技があまりにも完璧なために、我らが(誰らがだ)SMAPの面々のほうが、“若くて運動神経抜群でカッチョよくてブイブイ言わせてるSMAP”に“扮して”“演技して”るように見えるところがあるんだな。

特に、冒頭シーン古本屋で「…ラグビー」とささやかれて振り向く木村拓哉さんの四分の三顔、「そっくりさんの特殊メイクなんだよ」と言われても信じたかも。原っぱに舞台が移ってほか4人のメンバーが集まっても、ひとりひとりの顔が映るカットがないと「そっくりさんズね」と思い続けていたかも。

TVで二度めか三度めに見て、原っぱに場面が移ってから“SMAP vs THE  OLD  MEN”の字幕が出るのを確認、「あの事務所がそっくりさんにこのロゴ許すわきゃねーな」と初めて“本物”と得心がいった次第。ポカリのウェブへ行ってリプレイしてみると、「なんでよけてんだよー」とゲキとばす中居くん、平謝りの吾郎ちゃん、「まだできるかな?」と挑発されて「当然でしょ!」と強がる慎吾くんはウェブのトップでもひとりだけ脱いでいるし、ちゃんとSMAPとしてのキャラが成立するように作ってあるのでした。

それにしても、しみじみ思うのは、“汗を楽しめ。”のキャッチコピーを表現するのに、“元気なお年寄り”をライバル役に共演させなければならないほど、我らが(だから誰らがだ)SMAPも加齢したのだなあ。

メンバー最年長の中居くんが三十路と聞いて「だよねー髪とか結構キテるしねー」なんて言ってたのがついこの間のようですが、忘れちゃならない同じ年(02年)に木村さんも大台入りしてたわけで、気がつけば36歳をかしらにいちばん若い慎吾ちゃんでも31歳。空き地ラグビーをツールに、「気の合う仲間とスポーツして汗かくのは楽しいしカッコいいんだぜ」というメッセージを送るには、天下のSMAPをもってしても、いやSMAPだからこそ、彼ら単独ではさすがにきついのだな。

しかし、それならばと視点を変えて、「たとえばジャニーズで言えば、SMAP以外の誰らなら“汗を楽しめ。”にふさわしいか?」と考えると、不思議に思いつかないんだな。

月河がたのきん、シブがきや少年隊辺り以降ジャニーズアイドルの組織図とか世代図みたいのに疎いせいもありますが、えーと何だ、TOKIOV6ぐらい以降、ジャニーズのグループやユニット形式のアイドルって、依然、ダンスパフォーマンスやバック転などの運動神経には優れた個体が選りすぐられて成立しているのでしょうけど、なぜか“チームスポーツ”の匂いは薄いような気がします。NEWSなんかバレーボールの宣伝狂言回しやってるの何度か見たけど、試合の舞台となってる“体育館”がいきなり似合わなかった。

“女の子がワーキャー言う、カッコいい男の子”と“スポーツ”、特に“チームでやるスポーツ”とは、だんだん疎遠になってきているのでしょうか。ちょっと意外なんだけど、ちょっとわかる気もする。

女子アナやセクシーアイドルなど、上昇志向の強い女性軍の熱愛or結婚相手候補として依然プロ野球選手やJリーガー、オリンピック代表、格闘家などが人気ということと、相反しながら何か軌を一にしているような気もします。

最近の女の子って、カラダがストロングでカラダを資本に大金を稼ぐ男は大好きだけど、カネにつながらない学校部活や体育会の“汗くささ”“部室くささ”“そいつらの洗濯やメシ炊き”は御免だ…そんな了見なんじゃないかな。

 CMつながり、ジャニーズつながりじゃないけどPEPSIネックスCM“絶対!”篇の岡田准一さん、携帯電話その他や『SP』で見た時は全然思わなかったけど、かぜ薬エスタックイブCM「休めねぇよ…チャンスが…今週だけは!」の次長課長・井上聡さんにびっくりするほどよく似ていますな。入れ替わっていたとしてもわからなそうなカットまである。V6の中でも顔立ちの端整さ№1の岡田さんと、吉本興業男前殿堂入りの井上とでは、似ているとなってもあまりサプライズはないけど。

この所感を検証するためエスエス製薬エスタックイブのウェブに行って当該CMをリプレイして気づいたのですが、ちょっと前まで「“医薬品”のCMはクチに入れて服む映像を入れてはいけないことになっている」「ファイト一発とか言ってごくごく飲む映像が入っているのは、医薬“部外品”だからだ」と聞いていました。いまは、錠剤をクチに入れて、水飲んで嚥みこむ映像入っててもOKなのね。

コメント
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