二輪車新聞が送られてきた。
この6月で新社長に就任した伊東新社長の記者会見のうち、二輪車に関する内容を特集している。
『ホンダらしさを強化』と見出しにある。
その中で、いいな、ホンダらしいなと共感を覚える点が随所に見られる。
私は、個人的に現役の頃からずっと、ホンダは日本企業の中で一番好きな企業であった。
ホンダという企業の中に今でもずっと生きている本田宗一郎の理念に共感を覚えるからである。
『ホンダは創業者の本田宗一郎の時代に大きく発展した。
宗一郎という人間は思いやりとか好奇心という点で、ものすごく人間くさいのが、本人の特徴だったのではないか。この人間くさ、男らしさが商品や企業活動に反映されればお客様に好かれるだろう。』
本田宗一郎さんとは、MFJの会議などで何度か同席したこともあり、その発言を間近で聞いたりしたことがあるが、ホントにその通りであった。
一度も直接は、お話ししたことがなかったのは、今となっては残念である。
若し、ご挨拶をしていれば、多分気さくに応じて頂けただろうと思っている。
最近の商品開発に関して、
『商品は結局は「売れてなんぼ」である。コストを計算して作っても、売れなければ話にならない。特にバイクのような趣味性の高い製品は、コストの考え方が難しい。』
『大型バイクが不振だが、どこのメーカーとも、同じようなバイクになっているのが不満だ。「なぜ、ホンダが飛んでいないのか」と開発スタッフに言っている」
この辺り、ホンダに限らず、『---らしさ』に欠けていると思う。
商品に限らず、マーケッテングも含めて、『差別化』という基本が欠如しているのではと、思っている。
『お客様の要求は厳しくなり変化も大きい。その変化にいかに早く対応していくかが重要である。お客様の要求を受け入れるのは、宗一郎が得意としたことであって、ホンダにとって、今はチャンスである。』
あちこちに、本田宗一郎の理念が残っている。
四輪が経営の主力になっているのは間違いないが、ホンダの理念の原点は二輪なのである。
そんなことが感じられる新社長の記者会見の発言であった。
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この6月で新社長に就任した伊東新社長の記者会見のうち、二輪車に関する内容を特集している。
『ホンダらしさを強化』と見出しにある。
その中で、いいな、ホンダらしいなと共感を覚える点が随所に見られる。
私は、個人的に現役の頃からずっと、ホンダは日本企業の中で一番好きな企業であった。
ホンダという企業の中に今でもずっと生きている本田宗一郎の理念に共感を覚えるからである。
『ホンダは創業者の本田宗一郎の時代に大きく発展した。
宗一郎という人間は思いやりとか好奇心という点で、ものすごく人間くさいのが、本人の特徴だったのではないか。この人間くさ、男らしさが商品や企業活動に反映されればお客様に好かれるだろう。』
本田宗一郎さんとは、MFJの会議などで何度か同席したこともあり、その発言を間近で聞いたりしたことがあるが、ホントにその通りであった。
一度も直接は、お話ししたことがなかったのは、今となっては残念である。
若し、ご挨拶をしていれば、多分気さくに応じて頂けただろうと思っている。
最近の商品開発に関して、
『商品は結局は「売れてなんぼ」である。コストを計算して作っても、売れなければ話にならない。特にバイクのような趣味性の高い製品は、コストの考え方が難しい。』
『大型バイクが不振だが、どこのメーカーとも、同じようなバイクになっているのが不満だ。「なぜ、ホンダが飛んでいないのか」と開発スタッフに言っている」
この辺り、ホンダに限らず、『---らしさ』に欠けていると思う。
商品に限らず、マーケッテングも含めて、『差別化』という基本が欠如しているのではと、思っている。
『お客様の要求は厳しくなり変化も大きい。その変化にいかに早く対応していくかが重要である。お客様の要求を受け入れるのは、宗一郎が得意としたことであって、ホンダにとって、今はチャンスである。』
あちこちに、本田宗一郎の理念が残っている。
四輪が経営の主力になっているのは間違いないが、ホンダの理念の原点は二輪なのである。
そんなことが感じられる新社長の記者会見の発言であった。

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