★アメリカの孫たちもみんな成長して今、末弟の門野哲也は高校4年生である。
ついこの間まではこども、こどもしていたのに今では180cmを超すまでに成長して、サッカーのキーパーをしている。
みんなアメリカで育ったのだが、上2人はいつの間にか大学に行って、一人は日本で、一人はアメリカで今年はその大学も最終学年なのである。
アメリカでは小学校時代はすべて親と一緒の行動以外は許されず、送り迎えで大変だったのだが、車社会の典型のアメリカでは高校生になっても通学に親が送迎したりするのには驚いた。
末弟の高校生の孫はいつもは歩いて家まで戻って来るのだが、昨日は買い物で近くまで来たので、娘が車に乗せてやるというので学校で授業の終わるのを待っていた。
授業が終わると、生徒は一斉に出てくる。既に免許を取っている生徒もいて、高校に車で通っている人もいる。
近くの人は、このように歩いて帰る人もいて、いろいろである。
これは学校の中で、子供たちを待っている親たちの車である。
特に下校時はこんな車で学校周辺は溢れているのである。
★そんな一面子供のようなところもある高校生だが、 高校生にもなると具体的に進路を決めなくてはならないのだが、その進路の選び方や具体的な内容が面白い。
大学に行くと言っても、アメリカの大学の授業料は、年300万円~500万円もして普通の家庭では大学進学も簡単ではないのである。
ところがいろんなシステムが用意されていて、孫の場合はサッカーをしているのでそのサッカーで大学の推薦入学が決まり、授業料が払えるだけの支援金が大学サッカー部からもらえるようである。
まだ高校1年間を残しているのだが、San Diego 大学への推薦入学がすでに決まっているので何とか大丈夫のようなのである。
従ってそのベースになっているサッカーは、それなりにちゃんと練習する必要がある。
単に高校では、勉強するだけでなく、運動部や社会での具体的な活動実績が、成績とともに必要なのである。
この3人は、みんな日本人なのだが、アメリカの Soccer Development Academy 公認の Strikers というTop レベルのチームにいるので、大学への推薦入学も大丈夫だとか。
そういう意味では、次男もここでサッカーをしていて今はBerkeley の4回生だし、昨年まではしぶがき隊の薬くんの息子さんの薬丸隼人くんもいて、彼は今大学でサッカーをしているのである。
★アメリカ社会は、自分の目指す夢も一生懸命やれば自然に開かれては行くのだが、そのためには大学に入っても勉強はちゃんとしないと卒業はできないのである。
日本の大学運動選手のように野球やサッカーをしていれば簡単に卒業できるという環境ではないのである。
その点は非常に明確で、高校時代のサッカーをStrikers のようなトップチームでやるためには、月の相当高い会費もいるし、遠征費のやホテル代などすべて自己負担なのである。然しその結果大学のサッカー部に推薦入学が決まれば、サッカー部は受業料も生活費も賄えるような費用を出してくれるというプロのような大学生活なのである。
日本のようにサッカー部に希望しても推薦入学以外は サッカー部に入部することすら不可能なのである。
だから子供のころから、毎日このように夜になっても練習を積んで、自らの夢の実現に頑張っているのである。
ただ、その環境やシステムは、びっくりするほどちゃんと用意されているのである。
★そんな個人を育てるアメリカのシステムは、一見厳しいが本人が努力すれば何とか道は開けるようにできている『自己責任』が明確なのはいい。
いまの高校4回生の孫の生活を見ていても、こんなStrikers の練習意外に別にロードランニングもやるし、ジムにも行くし、家だでさらに体幹強化などにも励むなどその努力は相当なものである。
次男も末弟も、アメリカに来るまでは、こんなにかわいい単なるデブだったのである。
この時着ていた私があげたお気に入りのTシャツの背中には
人は死ぬまで夢をもて! その夢が叶わなくても、しょせん夢だから。
と書かれている。
孫たちはみんなアメリカで頑張ったのだと思う。 頑張る仕組みのあったアメリカで育って良かったと思っている。
そして二人とも、食生活なども細かいところまで気を配って努力しているようである。
二人とも、様変わりである。
次男の真也は、昨日 Berkeley の STUDENT ATHLETE OF THE WEEK にも選ばれたりしていた。
他力本願では無く自力を育てる教育は日本の学校も学ぶべきですね。