★ 日産とホンダが合併するという。
日産の社長は「どちらが上、どちらが下ではなく、ともに未来をひらく仲間として、互いの立場や違いを尊重し、透明性を持って議論を重ね、信頼関係を構築することで、5年後、10年後に今回の決断は正しかったと両社の従業員をはじめとする多くのステークホルダーの皆様に言っていただくことが一番の願い」
と言っているが、何となくホンダが中心になるような感じで、ちょっと驚いた。
私が4輪に興味を持ちだした頃は、1960年、昭和でいえば昭和35年ころで、
カワサキもその当時から二輪のレース界に参入している。
当時のカワサキの契約ライダーたちが4輪を買いだして
三橋実が日産シルビア
岡部能夫がスカイラインGTB
山本隆と歳森康師がホンダS500に乗っていた。
当時はトヨタと日産にそんなに差はなくむしろスカイラインを吸収した日産のほうがカッコよかったようにも思うのだが、
その後のトヨタと日産は大きく差がついた。
ホンダも4輪の分野に進出したばかりの頃で、まだ二輪メーカーと言う意識が強かったのだが、
いまは日産を上回る4輪企業に成長した。
★ 当時のカワサキは広告宣伝費を1億2000万円も持っていて、
契約ライダーたちにも一般社会の人達の年収が40万円と言う時代に、
その倍ぐらいの契約金を払っていたので、
こんなスポーツ車が買えたのである。
そんな日産がカッコよかった時代が懐かしい。
今後はホンダが流れを創るのかも知れぬが、
新会社はどんな道を歩んでいくのだろうか?
それにしても60年も経つと世の中変わるモノである。