190308 奈良 石光寺と二月堂
天気が良いという情報を得て、春まだ浅い8日に奈良に行く。
今年二度目の奈良行きである。
初めに二上山のふもと近くにある石光寺。電車の待ち時間などが多い場合は、
自宅から3時間ほどを要するので、時間は結構かかる。
このお寺をはじめて訪ねたのは、もう35年ほど前にもなる。
京都の拙宅からの自転車による奈良一周の途次に立ち寄ったもの。
それだけに奈良では愛着のあるお寺だともいえる。
広いとは言えない境内には多くの花が植栽されていて、目を楽しませてくれる。
さすがに「花の寺」である。
10日ほど後の彼岸の頃に、また行く予定にもしている。土筆と花桃以外は石光寺での撮影。
石光寺を辞してから、急に逢うことになったKさんと当麻寺門前で待ち合わせて、
近くの喫茶店で1時間半ほどを過ごす。
長く教職にあったK氏は退職してからも歴史的な会館の要職にも就き、
ことに河内地方一円の歴史についての造詣が深い。私も彼の薫陶を受けている一人である。
K氏と別れてからは奈良に向かう。片岡梅林に立ち寄って梅を見る。咲きそろっている。
次には「万葉植物園」に行ったのだが、時刻はすでに4時半を過ぎていて閉園したばかり。
仕方がないので東大寺大仏殿から二月堂。5時になるかならないかという時刻でも、
二月堂の付近には人が集まっている。私も二月堂舞台下の広場に入り込んで19時すぐに
挙行される「お松明」を待つ。寒い。何もしないで、ただ待つしかないのは、ちょっと辛い。
17時10分頃に付近のライトが消されて、火を灯された松明が登楼を上がっていく。
そして二月堂の舞台の上で松明をくるくると回したりしながら、最後は舞台の
端まで走って行き、終わる。ちょっとした迫力ではある。
なんでも火の粉を浴びたらご利益があるとかいうらしい。私はというと撮影のために
程よい距離が必要なのだが、人が多くて場所の移動はほぼ無理である。
それでなくても目の前にある「良弁杉」が舞台の半分しか見えないようにしている。
撮影場所としてはとても悪い。
合計8本か10本ほどの松明が順番に舞台を駆け抜けたことになる。その間20分ほど。
12日の修二会(お水取り)の日には松明の数も多く、それらが一本ずつではなくて、
10本以上が同時に舞台の上で勢ぞろいするようだ。さぞかし壮観だろう。
動画も撮影してワンドライブに出したのですが、なぜか再生できない。
MPGという一般的な拡張子なのに苦慮しています。動画は初めてのアップだからわからないのです。
どうしたら再生できるのか少し研究してから、大丈夫なら、お知らせします。
画像は下に置いています。よろしければ御覧願います。