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CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

デビッド・ボウイーの思い出

2016年01月11日 | Bowie, T.Rex, Hoople and Glam.

ネットでニュースを見ていると、なんとデビッド・ボウイーが死去したニュースが飛び込んできてびっくりした。

ニュー・アルバム、BLACKSTARを出したばっかりで、健在と思っていたのだが…

コアなファンであれば、当時1969年の2作目のオリジナル・アルバム、SPACE ODDITYあたりから彼をよく知っていたと思うのであるが、私としてはやっぱり、72年にステレオを買ってもらった時に遭遇した、5作目の“屈折する星屑の上昇と下降、そして火星から来た蜘蛛の群れ”と邦題がついたTHE RISE AND FALL OF ZIGGY STARDUST AND SPIDERS FROM MARSであろう。

SPACE ODDITY (日本では、このジャケとは違っていた。)


THE RISE AND FALL OF ZIGGY STARDUST AND SPIDERS FROM MARS

おどろおどろしい邦題に腰が引けて、初回盤購入とならなかったのは今思うと非常に残念であったが、そのアルバムに収録されたSTARMANは私にとって非常に耳に馴染む曲で今でもよく聴く定番中の定番である。

ボウイーは、ファン離れを恐れず、いとも簡単に音楽の方向性やビジュアルを常に先取りし変化させ自身の道を突き進んでいったわけだが、私としてはジギーのスタイルをもう少し継続させてくれればと思った。

なぜなら、ZIGGY STARDUSTの次に好きなアルバムが1974年7作目の同路線最終作であるDIAMOND DOGSなのである。当時金欠で、レコードを購入する事が出来ず、深夜のFM放送をエヤ・チェックしアルバムをこの時のために採っておいたダイナミック・レンジの広いメタル・テープに録音した記憶がある。今ならアマゾンでの余裕のポチッでいとも簡単に購入できるわけだが、当時はこれしかなかった。

DIAMOND DOGS

ベルリン三部作がボウイーの頂点だと思っている人達からは、“何寝言言ってんの!このおっさん。寝言は寝てから”と言われるのだろうが…

それから、1971年作のHUNKY DORYも捨てがたい。

HUNKY DORY

その昔仕事でパリ郊外の客先にタクシーで向かっていた時、ラジオから不意にそのHUNKY DORY に収録されたCHANGESという曲が流れた。

“ヘェー、フランス人も結構英語の曲聴くんだな”とその時思った。

なぜなら、日本人が行かないような街のこじんまりしたレストランに入った時、そのレストランのお客も含めて全く英語が通じなく往生した経験があり、当然のごとく、大学の教養課程で選択したフランス語で覚えた怪しい発音のコマンタレ・ブー、コムシ・コムサー程度では全く使い物にならなかった。

通常仕事の場合は英語を使っていたので、自身の経験上フランス人はある程度英語を喋る事が出来るのでわざと使わないのかと思っていたのだが、実際のところはどうだったのだろうか?

とボウイー繋がりの回想で忘れていた古い話が一気に蘇った。

今夜は、追悼の意を込めてジギー時代のアルバムを一人静かに、いや! 音量は TO BE PLAYED AT MAXIMUM VOLUMEという指示に従いたいと思う。

RIP 、MR. BOWIE

Starman/David Bowie