CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

長けりゃ良いって言うものでもない、BEATLESはどうよ?

2016年10月07日 | BEATLES-BADFINGER関連
長雨、長電話に長いトイレなどは本当に困る。

特にトイレの場合、急におなかがゴロゴロとなって、トイレに駆け込もうとする時に限っていつも先客がいる。

ショッピング・モールなんかで、急に行きたくなってようやく探し当てると、個室は満杯。

オオー、一番端っこが開いているぞってあわてて飛び込むと、故障中だったり紙が無かったりと大変な目に遭う。

リスク覚悟で非常階段を使って別の階のトイレに行くも同じ状態で、今日は便所の日なのかと毒づく。

空きが来るまで待つしかない。

ところで便所の日なんてあるのかと調べたら、11月10日が“いいトイレ”と苦しいごろ合わせではあるが、日本では存在するらしい。多分衛生陶器製造の業界団体が設定したものではないかと推測するが…

日本とちがって、此処シンガポールのアパートに住んでいれば、トイレは少なくとも主寝室とリビングに一箇所づつあるので、少なくとも自宅にいる場合はほぼ待ち時間なしに利用できるので辛い思いをする必要はない。

長いという言葉はロックの場合、60年代後半から70年代にかけてよくライブで演奏された長尺の曲が浮かぶ。

オリジナルで3-4分程度の曲を各奏者のソロを挿入して膨らまし、10分以上の曲にする手口である。さらに長い場合だとレコードの一面全部を費やすものなどがある。

これらの長尺曲を是とするか非とするか?

加えられたインプロビゼーションが起伏にとんだ変化のあるものならば、聴き手も曲の最後まで付いて行く事が出来るかも知れないが、同じような調子でピーヒャラ・ピーヒャラと単に尺だけが長いとなると中々厳しいものがある。

ビートルズの場合、デビューが60年代前半で、当時は3分程度の長さの曲が主流だった。しかも60年代後半になって長尺の実験的な曲が巷に現れだしても、彼らの楽曲は概ね4分程度に収まっていて聴き易い曲ばかりだった。

反対にジョージのI ME MINEなんて短すぎて、テープを継ぎ接ぎして曲を長くした例もある。

ちなみに、ビートルズ長尺曲ベスト・スリーと言えば、

例のREVOLUTION 9 8:22、

I WANT YOU(SHE’S SO HEAVY) 7:47

にHEY JUDE 7:10(モノは10秒ほど長い)となっている。


子供の頃、よく深夜放送を聴いてたクラス・メートがHEY JUDEは長い曲だと言っていたのを思い出す。

ビートルズであれば“ナー、ナナ、ナナナナー”と7が連続、エルビスであれば“ダァー、ダァダァ、ダァダァダッダァー”となるコーラスの行が、ビートルズのオリジナルの場合、3:09あたりから約4分間終わりまで続く。AMでのオン・エヤーの場合、大概後半部はフェード・アウトされた様に記憶する。

I WANT YOU(SHE’S SO HEAVY)の場合“SHE’S SO HEAVY”のコーラスが4:36あたりから約3分間終わりまで続く。この曲の場合、SHE’S SO HEAVYのコーラスが急に切れて曲が終わる形なので、子供の頃大音量で聴いていて、急にブツッと曲が終了した時、隣の部屋にいた親が、ステレオが壊れたのか?と聴いてきたのを思い出す。

長尺曲に関して、彼らは“リスナーがいったいどのあたりまで聴くことに耐えられるのかを実験していたのでは?”な~んて思ったりするのだが…

これらの3-4分のコーラスの繰り返しが、子供の頃には単調で長く感じられたが、今聴くとそうでもない。

まあ、現在の聴き方がバック・グラウンドとして流して聴いているからかも知れない。

4分と言えば、“ナー、ナナ、ナナナナー”が始まった頃に局地爆撃の任務でトイレに行けば、ステレオの前に戻ってきても“ナー、ナナ、ナナナナー”がまだ続いている。

次の曲にまだ移っていない状況なので、取り残されていないと言う安心感があっていい。

ちなみにREVOLUTION 9の場合は、ナンバー・ナインとアナウンスが始まれば、4分で事が終わらない重爆撃の任務になる可能性もあるので、最初から余裕を見てトイレ・タイムとなる。

今日は朝から雨、気温は30度以下となったが、昼過ぎまでシトシトの長雨のため風もほとんど無く、非常に蒸し暑い。

何でもほどほどの長さが良いようで。