CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

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今日ふと思ったこと

2017年01月17日 | 特になし
俳優の神山繁氏が亡くなった。御歳87歳だったとか。

子供の頃、ザ・ガードマンと言うTV番組をよく見ていた。

当時は、子供だった事から、ストーリーの設定にはあまり違和感を感じなかったが、今思えば捜査権のない警備会社の社員が犯罪に立ち向かい、警察を遥かに凌ぐ大立ち回りを演じるアクション・ドラマで、ありえない設定だった。

神山繁氏は数多くの映画やTVドラマに出演してきたので、どれが一番印象に残っているかと考えれば、最近の映画で踊る走査線やアウト・レイジなんかが頭に浮かぶが、私としてはやっぱりブラック・レイン今でも頭に残る。

大阪がロケ地だったので、多分大阪府警の刑事部長かなんかを演じていたと記憶する。

監督であったリドリー・スコットの描く日本人があまりにステレオ・タイプ過ぎて違和感があったが、高倉健、マイケル・ダグラス、松田優作、アンディ・ガルシアや若山富三郎らの有名俳優と、脇をヤクザ役として國村隼、ガッツ石松、内田裕也、安岡力也、そして先日亡くなった吉本新喜劇のパチパチ・パンチこと島木譲二などが固めていて、アメリカ映画での彼らの演技を見れたのは結構面白かった。

映画の中でマイケルとアンディが扮するニューヨークの刑事達が、日本にヤクザを護送中そのヤクザに逃げられる失態を犯し、その後取りあえず混乱は収まったシーンで、マイケルはその処遇に少し不満があったようで、神山氏扮する部長に、Thank you very muchと言うべきところを日本人は英語がわからないだろうと茶化して Fxck you very muchと言った場面があった。

神山氏扮する役柄は英語がわかる設定で、その返事に対し怒り狂ったシーンがあったのを今でも覚えている。

日本人にとっては、少し頭にくるシーンであったが、最終的に事件が解決した時、敬意を込めて素直にThank you very muchと言ったシーンがあったと記憶しているので、まあよしとしよう。

私も、仕事上外国人と悶着がありあまりに理不尽なケースとなる場合は、英語でFxck you very muchと言う訳にもいかず、つい日本語で悪態をついてしまう場合がある。

とは言え、来日外国人が多くなった昨今、バカとかアホなんて言葉結構ポピュラーになってしまっているので、やっぱり我慢しておいた方が無難ではある。

それから、神山氏は遺言のような形で、葬式や戒名は不要と言っていたようだ。

いや~、これは見習いたい。私の場合はさらにお墓もいらないと付け加えておこう。

神山繁氏  R.I.P.