CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

ファンはつらいよ、FLOWERS IN THE DIRTの場合

2017年01月08日 | BEATLES-BADFINGER関連
此処のところ、歌を忘れたカナリアって言うか、ブログを忘れたおっさんになっている。

以前は記事をアップするのが義務であるが如く、ほぼ毎日雑文を書いていたのだが、ここのところトンと意欲がわかない。

やはり、文才がないのが致命的で、一朝一夕では残念ながら収得できない能力だと思う。

子供の頃から数多く本を読み、もっと文章を書くことに親しみを持って勉学に励んでおけばよかったなんて今更後悔しても遅いのではあるが…

ブログに自作の文章をアップするのは、うろ覚えだった漢字や語彙なんかをもう一度辞書で確認したりするなど結構頭を使う作業で、これからの人生で避けることの出来ない老化現象の抑止力になるのではないかと密かに期待し、気をとりなしてキーボードに向う。

と言うわけで、ロック関連のサイトをサーフしていると、ポール・マッカートニーのアーカイブ・シリーズ第十弾FLOWERS IN THE DIRT が3月発売とあった。

びっくりしたのは、例のスーパー・デラックス・エディションなるもの価格が28,080円とあった。あまりの高額な価格設定に驚き、いつものCDやDVDのセットだけではなく、LPなんかも付属する特別なものかと思った。

まあLPが付いたとしても、この価格設定は高すぎると思い、当商品の販売会社であるユニバーサルのサイトを覗いて見ると、3CD + DVD + HARDCOVER BOOKでLPは付いていない。

また、アーカイブ・シリーズの前作だったTUG OF WARよりも、今回内容がボリュームアップされたことと、製品原価の高騰となり値上げに踏み切ったとの記述あり。

2015年のTUG OF WARが 3CD + DVD 18,360円で、今年のFLOWERS IN THE DIRT 3CD + DVD + HARDCOVER BOOK 28,080円なので、差額はおおむねHARDCOVER BOOKやその他アート系の付録によるものと考えられるが、何たる商魂、高過ぎ!

と言うわけで、歴代アーカイブ・シリーズや他の企画物の日本盤スーパー・デラックス・エディションの価格を調査すると、

2010年 BAND ON THE RUN 3CD + DVD 12,343円也
2011年 McCARTNEY 2CD + DVD 10,286円也
2011年 McCARTNEY II 3CD + DVD 12,343円也
2012年 RAM 4CD + DVD 15,429円也
2013年 WINGS OVER AMERICA 3CD + DVD + HARDCOVER BOOK 18,515円也
2014年 NEW, COLLECTOR EDITION 2CD + DVD 6,480円也
2014年 VINUS AND MARS 2CD + DVD 15,120円也
2014年 WINGS AT THE SPEED OF SOUND 2CD + DVD 15,120円也
2015年 TUG OF WAR 3CD + DVD 18,360円也
2015年 PIPES OF PEACE 2CD + DVD 16,200円也
2016年 PURE McCARTNEY 4CD 7,560円也
2017年 FLOWERS IN THE DIRT 3CD + DVD + HARDCOVER BOOK 28,080円也

2010年の一万円台前半の価格設定が懐かしい。

ところで今まで発売されたものすべて購入すると約15万円ぐらいとなる。それにこれから発売される予定のアルバムをすべて購入するとなると、現在の価格設定では25万円越えは確実じゃないか…

これを高いと感じるかは、もちろん各々の経済力とポールにどれだけ入れ込めるかだが、余計なおまけ付け過ぎって感になる。

私は一応ポールのファンと自称する身ではあるが、最も思い入れのあるRAMを除いては、通常盤にコンパニオンCDが付いたデラックス・エディションを購入、しかも価格の安い輸入盤。

その最も思い入れのあるRAMでさえ、購入時に一回ボックスを開けただけで、付属のダウンロード・カードでハイレゾ音源をPCに取り込むと、その後ボックスには手付かずのまま、ラックに4年以上鎮座。

買うことだけが目的になって、一旦所有してしまうとほったらかし。なんと勿体無い事!

中高生当時、限られた小遣いで検討に検討を重ねて購入に至ったその月のベストと呼べるべきアルバムは、結構隅々まで聴いていて今でもその内容を良く覚えている。

反対に、後年大人買いが出来るようになってから、あれもこれもって買ったアルバムは実際のところ印象は薄い。

今年からは、メーカーの宣伝に煽られず、不要なものは一切買わないと強い心を持ちたい。

博士:ええ話聞かせてもろた。おーきに、おーきに。(とまたまた急に西条凡児風の関西弁になる)

助手:博士!大変です。T.REXのSLIDERのLP再発されるみたいですよ~

博士:ばっかも~ん! 何を寝惚けておるのじゃ! 
今しがた、無駄使いは止めると言う今年の決意を述べたばかりじゃ。それに既にLPとCDで所有しているじゃないか!

助手:ですが、ゲートフォールド・ジャケットにシルバーとレッドのカラーLPの2枚組み限定盤としてシリアル・ナンバー付きで発売されるようですよ~ 

コンパニオンのLPには、オルタネイトと称して、別録のアウト・テークなどが多数収録されるとのことです。

マニアをくすぐるこの企画!

博士:いや~ ええ話聞かせてもろた。おーきに、おーきに。(西条凡児もどき、再度登場)

ブログのことは忘れても、懲りないおっさん、またまた大人買いに走るか?

だけど、輸入盤もどきの国内流通仕様のバカ高いやつは買わないよ~