今日グレッグ・オールマンが亡くなったって聞いた。
オールマン・ブラザーズ・バンドを知ったのは、確か1972年の4枚目のアルバムEAT A PEACHだったと思う。
しかしながら、子供にはブルースの世界なんて到底理解できないし、30分以上に及ぶMOUNTAIN JAMのインプロビゼーションを伴う演奏を正座して聴くことに耐えられるはずも無く、結局バンドの存在を知るのみであった。
ところが翌年の1973年、アルバム、BROTHERS AND SISTERSを出したとき、大ヒットしたシングルRAMBLIN’ MANがよくFM放送でオン・エヤーされ一発でファンになってしまった。
カントリー調の楽曲で歌のパートが終わった後、ディッキー・ベッツとゲストのギタリスト、レス・デューデックのギター・バトルが延々と続きフェイド・アウトしていく普通の3分ポップ・シングルとは一線を隔す構成に新鮮味を感じた。
当時は、歌のパートは終わると締めの演奏をチョロっとしてハイ終了と言うシングルばっかりだったからね。
早速LPを買って聴いてみたら、一曲目のWASTED WORDSが本当にかっこよく聴こえてさらにいい気分。
取っ付き難いブルース・ナンバーと思われたJELLY JELLYも聴き慣れてしまうと、何回もリピート。
JESSICAはサザーン・プログレって感じでこれまた何度も繰り返し聴いた。
初期のデュアン・オールマンが在籍していたときからのファンからは、BROTHERS AND SISTERSなんて緩々だといわれるかもしれないが、当時は子供だったから仕方が無い。
深夜らラジオでかかる3分程度のポップなシングル盤を買うことはあっても、ブルース・ロックのファンでLPを買って家で聴くって言うような人はクラスにいなかったからね。
それから数十年、オールマン・ブラザーズのアルバムはグレッグやディッキーのソロを含め大体買ったし今でもそれらを聴く。
以前のように、ヘッドフォンをかけて正座して聴くことはなくなったが、音量をちょっと抑えてバック・グラウンド・ミュージックとして鳴らす。
そして楽しい一時はあっと言う間に終わってしまう。
もう彼の新譜を聴くことが出来ないのは残念。
楽しかった週末はあっという間に終わりを告げて、いつもより悲しいマンデー・ブルースを聴くことになるのか?
ビートルズのサージャント・ペパーズ祭りがユーチューブで始まった!
特に海外の多くのユーチューバーが開封の儀と称して例の計六枚のディスクと豪華本付のボックス・セット、スーパー・デラックス・エディションの動画をアップしている。
実は私も現在海外に居住しているのにもかかわらず通販でポチッてしまい、商品が昨日親戚の住所に送られた模様。
帰国した時に買えばいいじゃないのと思われるかもしれないが、先行予約で値引の価格が提示されていたことと、帰国した時に果たして在庫がなくなって染むのではないかという危惧からついポチッ。
まあ、ビートルズの場合は、別格の存在で初回限定盤と称してもその生産量が他のアーティストの限定盤と比べるとかなり多いことから、限定盤即完売と言うことにはならない。
また、2009年のCDモノ・ボックスなんか、初回限定盤と言っていたにもかかわらず、売り切れると再プレスとなったし、2014年12月の紙ジャケ再発のときも、すぐにアンコール・プレスと称し再プレスとあいなった。
スーパー・デラックス・エディション様とご対面が叶うのも、次回の一時期帰国の際の数日間ではあるが非常に楽しみである。
ところで、今回の記念盤の発売で少し前まで勘違いしていたことがあった。
それは、このアルバムが2017年の最新リマスターではなく、最新ステレオ・ミックス、すなわちリミックスで制作されたことだ。
リマスターなら最新のデジタル技術を使ったノイズ減少やコンプレッサー、リミッターやイコライザーなどを駆使して音色加工となる。
実際のところオリジナル・マスターの出来がよくノイズもそれほど載っていない音源をリマスターする場合は、高性能のオーディオ・システムを所有し、さらに自身の聴力が優れていないとあまり著しい変化を感じ取ることは出来ないと思うのだが...
そのため今回の発売のアナウンスがあった当時、またリマスターか~ってあまり感動は覚えなかったが、リミックスとなると話しは少し違う。
ビートルズ場合、リミックスと言えば1987年にジョージ・マーチン主導でデジタル化された際、以前のHELPとRUBBER SOULのステレオ・ミックスが気に入らなくてリミックスが行われた。
そして1999年のYELLOW SUBMARIN SONG TRACKSと2015年のBEATLES 1+にオリジナルアルバムとは別にリミックスが施された。
特にBEATLES 1+初期の左右泣き別れのステレオ・ミックスやSONG TRACKSの SGT. PAPPERSなんかは、ヘッドフォンで聴けば著しい変化が判り、また聴き易くもなっている。
HELPとRUBBER SOULのリミックスは、オリジナルのプロデューサーのジョージ・マーチンが長年不満を持っていたステレオ・ミックスを自身が本当に満足のいくようにやり直したものなので、ある程度は理解できる。
しかし、今回の様にオリジナル・アルバム全体をオリジナルを担当した以外の人がリミックスするのはどうなんだろうか?
確かにリミックスすることによって、聴き易くなり、各楽器の音もよく捉えられ、また音圧のアップで迫力が増す。
レコード会社の今回のリミックスの趣旨としては、当時ビートルズはモノ・ミックスに主眼を置いて関わり、ステレオ・ミックスに関してはスタッフに一任しそこまで力を入れていなかったようだ。
その経緯から、今回モノ・ミックスで聴かせたかったコンセプトをステレオ・ミックスに反映させればこうなるということを示したかったということなのか?
しかし、それでは起用するリミックス・プロデューサーによって十人十色のサージャント・ペパーズ・ステレオ・ミックスが制作される可能性も生まれる事になるし、また今後他のアルバムにも同様にリミックスが施されることになるのかも?
1987年のCD化によるHELPのリミックスに関しても、それを聴いた当時はレコードから離れていた時であまり違和感を覚えなかったが、後でオリジナルのレコードを聴くとやっぱりHELPはこのミックスと頭に刻まれていたのを認識。
新たにリミックスされ聴き易くなったとは言え、頭の中は昔のまま。
歳を重ねることによって今後音楽を聴く時間も限られてくるし、やっぱり、レコードは文字通り過去の記録を示すものであって、それを楽しむことで充分じゃないかと。
レコード会社にとっては、新しい商権となるのだが、個人的にはなんだかな~
もう再発は不要って感じかな。
一々収集するのにお金も時間も使うしね。
ペパー軍曹だけでなく、私もこう言いたい。
わしゃ疲れたよ~って。
特に海外の多くのユーチューバーが開封の儀と称して例の計六枚のディスクと豪華本付のボックス・セット、スーパー・デラックス・エディションの動画をアップしている。
実は私も現在海外に居住しているのにもかかわらず通販でポチッてしまい、商品が昨日親戚の住所に送られた模様。
帰国した時に買えばいいじゃないのと思われるかもしれないが、先行予約で値引の価格が提示されていたことと、帰国した時に果たして在庫がなくなって染むのではないかという危惧からついポチッ。
まあ、ビートルズの場合は、別格の存在で初回限定盤と称してもその生産量が他のアーティストの限定盤と比べるとかなり多いことから、限定盤即完売と言うことにはならない。
また、2009年のCDモノ・ボックスなんか、初回限定盤と言っていたにもかかわらず、売り切れると再プレスとなったし、2014年12月の紙ジャケ再発のときも、すぐにアンコール・プレスと称し再プレスとあいなった。
スーパー・デラックス・エディション様とご対面が叶うのも、次回の一時期帰国の際の数日間ではあるが非常に楽しみである。
ところで、今回の記念盤の発売で少し前まで勘違いしていたことがあった。
それは、このアルバムが2017年の最新リマスターではなく、最新ステレオ・ミックス、すなわちリミックスで制作されたことだ。
リマスターなら最新のデジタル技術を使ったノイズ減少やコンプレッサー、リミッターやイコライザーなどを駆使して音色加工となる。
実際のところオリジナル・マスターの出来がよくノイズもそれほど載っていない音源をリマスターする場合は、高性能のオーディオ・システムを所有し、さらに自身の聴力が優れていないとあまり著しい変化を感じ取ることは出来ないと思うのだが...
そのため今回の発売のアナウンスがあった当時、またリマスターか~ってあまり感動は覚えなかったが、リミックスとなると話しは少し違う。
ビートルズ場合、リミックスと言えば1987年にジョージ・マーチン主導でデジタル化された際、以前のHELPとRUBBER SOULのステレオ・ミックスが気に入らなくてリミックスが行われた。
そして1999年のYELLOW SUBMARIN SONG TRACKSと2015年のBEATLES 1+にオリジナルアルバムとは別にリミックスが施された。
特にBEATLES 1+初期の左右泣き別れのステレオ・ミックスやSONG TRACKSの SGT. PAPPERSなんかは、ヘッドフォンで聴けば著しい変化が判り、また聴き易くもなっている。
HELPとRUBBER SOULのリミックスは、オリジナルのプロデューサーのジョージ・マーチンが長年不満を持っていたステレオ・ミックスを自身が本当に満足のいくようにやり直したものなので、ある程度は理解できる。
しかし、今回の様にオリジナル・アルバム全体をオリジナルを担当した以外の人がリミックスするのはどうなんだろうか?
確かにリミックスすることによって、聴き易くなり、各楽器の音もよく捉えられ、また音圧のアップで迫力が増す。
レコード会社の今回のリミックスの趣旨としては、当時ビートルズはモノ・ミックスに主眼を置いて関わり、ステレオ・ミックスに関してはスタッフに一任しそこまで力を入れていなかったようだ。
その経緯から、今回モノ・ミックスで聴かせたかったコンセプトをステレオ・ミックスに反映させればこうなるということを示したかったということなのか?
しかし、それでは起用するリミックス・プロデューサーによって十人十色のサージャント・ペパーズ・ステレオ・ミックスが制作される可能性も生まれる事になるし、また今後他のアルバムにも同様にリミックスが施されることになるのかも?
1987年のCD化によるHELPのリミックスに関しても、それを聴いた当時はレコードから離れていた時であまり違和感を覚えなかったが、後でオリジナルのレコードを聴くとやっぱりHELPはこのミックスと頭に刻まれていたのを認識。
新たにリミックスされ聴き易くなったとは言え、頭の中は昔のまま。
歳を重ねることによって今後音楽を聴く時間も限られてくるし、やっぱり、レコードは文字通り過去の記録を示すものであって、それを楽しむことで充分じゃないかと。
レコード会社にとっては、新しい商権となるのだが、個人的にはなんだかな~
もう再発は不要って感じかな。
一々収集するのにお金も時間も使うしね。
ペパー軍曹だけでなく、私もこう言いたい。
わしゃ疲れたよ~って。