ジェームス・テイラーのワーナー・レーベル移籍第二弾は1971年のMud Slide Slim And The Blue Horizonだった。
シングル・カットされ全米一位に輝く大ヒットしたYou’ve Gat A Friendはキャロル・キングの作品で、JT以外にも数多くのアーティストにカバーされたが、彼のカバーが一番あっさりしているが故に温かみを感じより心が和んだのではないだろうか。
このアルバム、バックにはダニー・コーチマー、ラス・カンケルにリーランドスクラーの旧友達に囲まれ、さらにピアノにキャロル・キングと当時のガール・フレンドだったジョニ・ミッチェルがコーラスで参加した超豪華メンバー。
JTのボーカルがアコースティック・サウンドに程よく絡むまろやかさが売りの癒しのアルバムとなった。
因みにジョニ・ミッチェルと結婚するのかと思いきや、1973年のカーリー・サイモンのアルバム、No SecretsにJTが登場してびっくり。そしてその翌年の彼女の次作、Hotcakesでは赤ちゃん誕生!何度もスピード感溢れる手際の良さ。
当時のトップに位置した個性溢れる女流シンガー・ソング・ライター3人と絡んだJT。
いとも簡単にYou’ve Gat A Friend。