1965年にビートルズはアルバム、Rubber Soulを世に出し彼らのオリジナリティーを世に問うた。そして翌年ストーンズも同様にアルバム、Aftermathを出した。
(2002年にリマスターされたSACD盤を聴いてみたけれど、どれほど音が良くなったかオイラにはわからない。)
当時イギリスのビート・バンドがアメリカのブルースをよくカバーしていたことから、黒人アーティスト達からプラスチック・ソウルと揶揄されていたことから、ビートルズはそれを皮肉りアルバム・タイトルにラバー・ソウルと銘打ち独自の進化したフォーク・ロック調の作品を提示。
ストーンズはもうカバー・バンドじゃないとばかりに全曲オリジナルのアルバムを制作。彼ららしいR&Bにポップな要素も盛り込んだアルバムには11分超にも渡るインプロヴィゼーション風ブルース・ナンバー、Going Homeも収録されていて当時としては結構革新的。もうプラスチック・ソウルとはもう言わせないって強い意思が込められているように感じる。
今聴けば確かに古いんだけれど、オイラとしては単なるノスタルジー以上に感じるものがある。
それゆえ60年ほど経った今でも数多くの彼らの作品が所狭しとショップに並んでいるのだろう。