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一味違うサントラ盤

2022年12月16日 | JAPANESE

ゴダイゴと言えばオリジナル・アルバムだけでなく映画、TV番組やCMにも楽曲を提供し人気があった。

その彼らが映画音楽のサントラを担当し1978年に出したのが、キタキツネ物語。当時映画はそこそこヒットしていた様だったが、その映画を見ていないのにも関わらず何故かそのサントラ盤が我が家にもある。

このアルバム、ゴダイゴが作曲と演奏も手掛けていて彼ららしい親しみの持てるサウンドで通常映画を補完するサントラ盤以上の出来。そしてボーカルはタケカワ・ユキヒデ、元ズー・ニー・ブーのリード・シンガーだった町田義人と牧ミユキの3名で分け合っていろいろなイメージを味わうことが... 

特に町田義人がハリのある声で歌った映画の主題曲、赤い狩人が当時TVで映画のスポット広告のバックに流れていたのを何となく覚えている。

因みに牧ミユキが担当したボーカル・パートは1972年ヒット曲、北国行きで有名だった朱里エイコが歌うはずだったそうだが、彼女の契約の関係で別のレーベルで歌うことが出来なかったために代わりの歌手が起用されたそうな。

朱里エイコ、一般的にはアメリカのアメリカのショー・ビズネス界で成功を収め、日本でもシングル・ヒットがあった程度の知識しか無いが、Wikiによると昨日ここで紹介したシカゴがライブ・アルバムを出したカーネギー・ホールのメイン・ステージに1976年日本人女性シンガーとして初めて出演したそうな。(男性歌手では1963年のアイ・ジョージ)。

後年何人もの日本人アーティストがカーネーギー・ホールのステージに立ってはいるが、70年代まだまだ日本人の影響力が少ない中でそのステージに立てたのは、本場アメリカのショー・ビジネス界で鍛えられた本当の実力派のシンガーだったからなのだろう。

そんなことを知ると、このキタキツネ物語のサントラで彼女の歌唱をゴダイゴの演奏をバックに味わってみたかったと今更ながら思う。



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