CDとレコード、同じタイトルの音源を聴いてみるとその音質は確かに違う。
もちろんどちらの再生音がいいかは個人の感性に委ねられるのだが、音を0と1の数字を組み合わせて数量化されたデータを非接触な光学的手法で読み取り再生するCDの方がやっぱり原音に忠実ですかね。
アナログの場合は、マスターの音源からラッカー盤にカッティングを施す際低域でのレコードの溝の振幅を抑え高域帯ではブーストする、いわゆるRIAAカーブの周波数特性を補正するフィルターが使用され、再生時はその補正を打ち消す逆作用のフィルター(フォノ・イコライザー)を使用して再生する。またカッティング・エンジニアによって独自に限られたスペースに最適にレコードの溝を切っていく作業もあるし、レコード針の形状や材質、カートリッジに取り付けられたカンチ・レバーの材質によってレコードの溝をトレースする能力も微妙に異なってくる。
それらの事を考慮するとアナログの再生音は原音(マスター)と異なっているのではないかと思える。
CDは20KHz以上の一般的に非可聴域に当たる高域をカットしているのに対してレコードはたとえ聴こえなくとも高域帯の音源も記録しているので音がいいと言っている人もいるが、これに関しては少々疑問に思う。レコードに関しては高域は大体15KHz程度まででその後減衰していくって話もあるのでそれほど音質に影響はないのではと考える。
そこで思ったのは、楽器などを演奏するとき倍音(ハーモニック)が生成され音質に奥行きが感じられる時がある。すなわち溝をレコード針で物理的にトレースする方式のレコード・プレイヤーが楽器のようなものと考えれば、楽器と同様に再生時に倍音が生成され心地よく聴こえるのかな?
知らんけど…
おじ~いちゃん、おじ~いちゃん!ってば~ それって気のせいだって。
だってもう11KHz以上のモスキート音聞こえないんでしょ!
(でっ、モスキート音聞こえた? いや〜 ちょっと無理!)
むむ~ 確かに。
うんちくを垂れるには説得力がないほど聴力の劣化したオイラでした。
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