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博士は毛的頽廃

2018年04月27日 | BRITISH ROCK
性的頽廃(デカダンス)と感傷的郷愁(ノスタルジー)の時代の真只中に新たなる反乱は成就した。このロンドンの反逆児たちを見よ!

一体何のこっちゃ?

英ロックバンド、Cockney Rebelが1973年に出したデビュー・アルバム(日本盤)、The Human Menagerieの帯に記載された宣伝文句。

(メンバーが何となく高級カラオケかクラブの従業員の出で立ちのように思えて、美しき野獣の群れとかロンドンの反逆児たちには見えない)

Cockney Rebelって “イースト・ロンドン地区在住、労働者階級の連中の反乱”てな事で、平たく言えば、江戸っ子ならぬ“ロンドンっ子の反乱”ってバンド名になるのだろうか ?

また邦題は“美しき野獣の群れ!”となっていて、当時グラム・ロック・バンドとして売り出そうと思っていたのだろうか….しかし直訳すれば、人間動物園、即ち“風変わりな面々の集まり”ってことでちょっと イメージが違うような気もするのだが….

ビートルズの解散後、リード・ギターをギンギン鳴り響かせるハード・ロックや超絶な演奏テクで攻めるプログレ・ロックなんかが一通り出てきて、さて次はどのようにロックが進化していくのかと言う過渡期に登場したのがCockney Rebelだった。

残念ながらデビュー・アルバムは不発に終わったものの、軽やかなポップ感のあるソフト・ロックやオーケストレーションを用いたライト・プログレとでも言うべき雰囲気の曲などが詰め込まれ、従来のバンドとは一味違った新しさを感じさせたデビュー・アルバムだった。

助手:性的頽廃(デカダンス)とか感傷的郷愁(ノスタルジー)なんて、博士とは縁遠い形容句ですね。

博士:頭頂の一部分に毛的頽廃を感じ、髪の毛がふさふさしていた頃の写真をみてノスタルジーに耽る今日この頃じゃ!




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