六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

しなの・越後で国鉄車三昧

2018-08-15 |  出撃 at 北信越地方
 これまでの年なら、夏になったら喜び勇んであちこちへ出掛けていたのですが、本当に何処へも行く所がないのか、毎年欠かさずに買っていた7月号の時刻表も遂に買うこともなくなりました。近場の近鉄沿線で近鉄特急色の記録に何度か出ただけでしたが、8月に入ってようやく重い腰を上げて動く事にしました。
 行き先は国鉄115系の天下となっているしなの鉄道、結構運用が残っている越後線をターゲットに出撃します。特撮がメインの予定ですが、条件が悪くて撮れない場合もあるので、5月以来の3ヶ月ぶりとなる一眼レフを出してきて、リュックに詰め込みます。

 .久しぶりに乗るE257系の快速
 長野方面への移動に北陸ルートが使えなくなってからは、唯一の選択肢である中央西線・篠ノ井線経由のルートで出掛けます。明日は朝から篠ノ井線内で撮ってからしなの鉄道で日中撮影します。

 先月の最高気温更新の日に多治見へ訪れて以来の中央西線に乗ります。
 今回乗った列車は211系3+3+313系4連の10連だったので、勿論313系に乗ります。313系は後ろの方に繋いであるので、比較的空いていました。

 瑞浪を過ぎると車内はガラガラで中津川到着時には貸し切り状態でした。

 中津川到着、灼熱の日差しが照りつける中、次の313系2連に乗り継ぎ松本へ。

 松本からは久しぶりとなるE257系の快速電車に乗ります。東京から下りのあずさ号で入線してきますが、直ぐにLED表示が変わってしまうので、余韻は楽しめません。

 特急型の車内でしばしのゴージャス感を味わいながら、夕食タイム。
 高温による線路異常のため、2時間近く篠ノ井線内が抑止になっていたしたが、この列車は15分程しか遅れていませんでした。今夜は坂城で滞泊。

 .しなの鉄道の115系三昧の一日
 今日は1日しなの鉄道の復活塗色車を狙う予定ですが、その前に朝連で篠ノ井線へアレを撮りに行きます。

 やって来たのは3月にも来た、稲荷山-篠ノ井の直線。前回は特撮優先のため、サイドからの撮影でしたが、今回は車両メインにするので正面がちの定番ポイントで待機、その後5人程がやって来て6人程でまったりと待ちます。

 昨夜乗ってきたE257系が松本行きの快速で上っていきます。

 続いてこれも上り名古屋行きの特急しなの4号を追い撮り、既に交換待ちで待機しています。

 朝の本命がこの189系によるおはようライナー。E257系の運用に余りが出ているので、いつ置き換えられてもおかしくはないので、早めに撮っておくのがベターでしょう。

 おはようライナー撮影後は、篠ノ井に戻って、しなの鉄道線を東へ向かいます。

 小諸で復活初代長野色に乗り換えて、次の平原で降ります。

 何か北海道の小駅を思わせるような、ヨ6000?利用の駅舎。クソ暑いので中には入りません。
 駅を出て小諸側に歩きます。

 最初にやってきたのが、コカ・コーラ色。真っ赤な115系といえば、当時は長野のこのコカ・コーラ電車だけでした。
 今は広島にも別の赤い115系が居ますが。

 次にやってきたのが、本日の大本命の須賀色115系。
 湘南色は新潟や岡山でも残ってますが、須賀色はもうここだけでしか見られません。それも復活塗装なのでいつまで残るか。
 2本撮ったので、駅の東側へ移動します。

 液の東側にある陸橋からの俯瞰撮影ですが、東方が木が邪魔になるので、追い撮りのみになりました。
 軽井沢から折り返してきたコカ・コーラ電車。この日はそのまま昼過ぎまで区間運用に入っていました。
 怪しげな雲が出てきて、浅間山方向からゴロゴロと雷鳴が聞こえるので、ちょっとヤバイ感じです。

 そして次にやってきた須賀色の電車。
 この電車はこの後長野まで行って折り返し小諸までの運用で来るので、別の場所へ移動することにします。


 テクノさかき-坂城間で長野から折り返してきた小諸行きを撮ります。
 天気も東部と違ってこちらはカンカンに晴れていて、いい感じで撮れました。

 1時間半ほど待って、小諸からの折り返しを追い撮り(実際はビデオパン撮影)します。
 やや日が北側に回ってきて、正面右側は影が出ています。

 続いて軽井沢-小諸の区間運用に入っていたコカ・コーラ電車も下りてきました。
 線路脇での撮影はこれで終えて、あと1本は須賀色を特撮して本日の撮影は終了です。


 今日の移動はほとんどが3セク区間なので、青春18きっぷは使用せずに、しなの鉄道のフリーきっぷを使います。
 そして、今日と明日は長野-直江津間を往復するので、夏限定のフリーきっぷも買います。この切符なら長野-直江津往復が2000円で乗れるのでお得です。2日間連続使用の条件ですが。今夜は直江津から柏崎まで別途乗車券を買って、柏崎で滞泊します。

 .越後線・弥彦線で115系を撮り&乗り
 高崎地区の115系が落城して、東日本で残る115系はこの新潟地区のみとなってしまいました。E129系の増備が行われれば、東日本からは完全になくなってしまうので、今年が最後の夏のつもりで記録に勤しみます。
 今日8/7は私の53回目の誕生日なのですが、誕生日を自宅で迎えない事が多い自分らしい1日です。

 柏崎駅の中線に泊まっている115系6連。昨夜柏崎に着いた時には既に停まっていたので、編成は予め確認済でした。
 これを撮るために。柏崎発の1番電車で越後線を下って行きます。柏崎-吉田間の越後線に乗るのは大学生の時以来の実に30年ぶりです。

 目的地である分水駅で下車。
 駅前には長岡駅行きのバスが停まっています。本数は僅かですが、ここから長岡へ抜けられるんですね。

 駅から徒歩15分ほどで、信濃川の大河津分水路堤防に到着。
 線路を横切る人がいるようで、一応ロープは張っているのですが、脇から自由に入れます。

 今回の旅の一番のメインエベント、115系6連の大河津の橋梁を渡るシーンを撮影。
 朝の雲がなかなかどかずにちょっと残念でしたが、特撮も行えてひとまず満足。

 続いて30分後の上り3連も撮ります。こちらはJKワイパーで来ました。

 2本撮ったので、次の場所へ移動すべく、分水駅に戻り、吉田行きに乗ります。
 やってきたのは湘南色の編成、しばしの至福の時間。

 程なくして吉田に到着。夏休み中とはいえ、通学生がかなり多くて、工事中で通路が狭くなった駅の中はごった返していました。
 駅から歩いて2ヶ所目の撮影場所へ行きます。

 歩いて25分程の西燕-吉田間の田んぼで弥彦線内を行く115系6連を撮ります。
 朝1で撮った編成が東三条まで行って、吉田へ帰って来る所を捕獲。また25分ほど歩いて駅へ戻ります。

 吉田駅に戻ると、先ほど撮った6連が休んでいました。
 この列車は新潟行きになるので、さらに先回りして撮影すべく、朝2番目に撮ったJKワイパーに乗って下ります。

 2駅先の岩室で下車します。

 元は有人駅であった岩室駅はしっかりとした作りのかつての街の代表駅といった佇まい。
 駅で30分ほど休んだ後、歩いて15分ほどの田んぼの中へ行きます。

 本日最後の撮影は、先ほど吉田で休んでいた6連。
 この6連は新潟到着後に分割されるので、6連としてはこれで終わりです。再び雲が出てきてしまいました。
 ひたすら115系を追った、バースデーロケでした。後はひたすら岐路に就きます。


 日本海も遠くで日差しが出ているようですが、この辺はどんより曇り。

 直江津からはフリーきっぷの2日目利用で、トキ鉄→しな鉄で長野へ抜けます。

 長野食肉センターにドナドナされた?ゆうマニ君がポツンとひとり漂います。

 189系M52編成の姿も。

 今夜は千曲市が私の誕生日を祝って花火大会を催してくれるそうなので、長野県内で1泊してもよかったのですが、明日は雨ということなので、結局見送ってこのまま最終電車時刻で帰宅しました。
 
コメント
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