1月に信越~会津訪問した時の物になりますが、補足記事として掲載することとしました。
先月書きました
「信越~磐越ぐるり1周の周り旅」では省略していたのですが、その中で長鳥駅で降りて撮影したシーンを少し書いていたのですが、その日の午前中の撮影について改めて詳細を書きます。
どうやって115系を追っかけ撮影?
新潟地区というか東日本地区に残る最後の国鉄型鋼製電車である115系のうち、数少ない信越本線を走る運用が新潟-新井間で残っていて、夕方の新井行き快速は夏場でないと撮れないのですが、翌朝に新潟へ戻る列車は撮ることができます。
それも直江津を朝7時台に出て快速の長岡行きとして8:20に一旦長岡に到着した後、10:29に長岡始発の快速新潟行きとして運用に就くため、長岡で2時間ほどの待ち時間があります。その時間を利用して追っかけ撮影できないかと考えるのが悲しい性なのですが、自然と時刻表を手にして睨めっこしたものの、残念ながら普通列車の接続が悪く、諦めそうになっていました。車での移動なら簡単に追っかけられるだろうなというところですが、この回は電車での移動なのでそういう訳にもいきません。レンタカーやタクシーを使わずに追っかけできるのか?
それを解決する妙案があったのです。それではその日の行程を追ってみましょう。
7:32 直江津発の1番の普通列車で長鳥で下車します。
残念ながら1月上旬なのに、全く雪がありませんでした。
やってきた1本目の長岡行き快速電車。
雪を蹴散らせて走ってくる姿を取りたかったのですが、今回はダメでした。ここでは特急しらゆきや貨物など数本を撮って撤収します。
長鳥駅に戻ってきました。
次の電車は8:47の長岡行きですが、数分遅れていました。
9:13 遅れは回復して、長岡に定時に着きました。
しかし新潟方面行きの電車は惜しくも6分前の9:07に出発してしまう嫌がらせのようなダイヤで、次に発車する電車は10:29発の快速新潟行き、つまり撮るべき本チャンの列車までありません。ここの駅で駅録りするのも勿体ないし、タクシーで少し動いた位では新幹線の高架下を走る光景しか撮れません。
ではどうしたのでしょうか?
答えは、コレです。路線バスを使います。
長岡駅大手口を9:30に出る、越後交通の今町5丁目行きのバスに乗ります。休日はこの時間にバスの便はないので、平日だけの芸当です。
9:50 バスに揺られること約20分、大口というバス停で下車します。
場所は長岡市立上通小学校のすぐ近くになります。
ここから十二諏訪神社付近の撮影地まで徒歩で2km弱、約30分の道のりとなります。
小学校南側の住宅地を抜けて東に歩くと、国道8号線のアンダーパスがあり、そこを抜けると前方に上越新幹線の高架が見えてくるので、真っ直ぐ進んで、新幹線の高架をくぐります。
簡単に書いていますが、ここまでで行程の約半分を超えています。
新幹線の高架をくぐると住宅地になっていて、その住宅地を折れながら左手の堤防に上がると、前方に鉄橋が見えてきます。
前回は神社近くの道路から築堤を見上げるようにして撮ったのですが、今回は川の堤防から撮ることにします。
10:20 撮影地に到着、すぐに撮影準備を始めます。
雪が無くて、枯れ草だらけの状態で、線路脇も枯れ草が目立つコンディションで環境としてはよくありませんでした。ビデオパン撮影なので、幾分枯れ草は気にはならないと思います。
10:35 爆音を鳴らして、新潟行きの快速がやってきました。
列車に合わせてカメラを150度ほどパンするのですが、背後の鉄橋はガーター式なので、車体の下部は隠れてしまいます。まぁこんなものでしょう。天気も悪いし雪景色もないし枯野の風景も乙なものと言い聞かせて撤収します。
撮影場所からは押切駅まで畑の中の1本道を歩きます。
この辺りは特産?のレンコン畑が広がっていて、冬場でも収穫をしているようですが、雪に覆われる年はどうしてるのでしょうか? 砂利道の砂利が途切れて所々ぬかるんでいたりしますが、ここを歩くのも3回目になるので、慣れたもんです。
押切駅に到着。右側は券売機ではなく、乗車駅証明書発行機。
えらく立派な機械を入れてるなぁというところですが、実は磁気式の券が出てきて、長岡駅などで自動精算ができるようにな
るのでしょうかっています。これにより、現金を置かないで済むので券売機が壊されることもありません。
このようにして、2つの撮影地を電車→バス→徒歩で繋いで移動して、無事に2ヶ所で115系爆音快速を録ることができました。なお9:30発のバスは平日のみ(花火大会・お盆・年末は運休)の運転です。気になる運賃は330円と思ったより安かったので学生でも手の届く値段です。
なお2月には車で追っかけたので、その模様は後日記載します。