いよいよ今日から夏休み!ということで、夏の青春18きっぷの利用期間に入ったのですが、猛暑の中、特に撮りたい鉄道写真など思い浮かばす、頭に浮かぶのは「そうだ、JR対決を見に行こう!」というか、既に対戦カードが決まった時点で、7/20は東京ドームに行くことに決めていました。翌7/21(日)は日勤責任者なので休みが取れず、日帰りで東京出撃となります。
.青春18きっぷで日帰り強行旅
お目当てのJR西日本vsJR東日本東北の試合開始時刻が14時のため、名古屋を朝6時の浜松行き普通に乗って乗り継いで行けば、東京には13時前に着くことができるので、片道7時間近く掛りますが、この手段で行くことにしました。この1週間で関東へ3往復するかも知れないので、旅費節約のためです。
青春18きっぷは今回は
JR東海で購入、先月は散々野球の試合を見せてもらったので、ここでお金を落としておかないと。
5:59 名古屋6時ちょうど発の普通浜松行きが入線してきたのですが、6両編成の電車は大きな荷物を持った旅行者で埋まっていて、一部が新幹線に乗り換えるために降りた他はそのまま乗車していて、もう18きっぱー確定です。終点の浜松まで向かい合わせの区画しか空きませんでした。
浜松からは熱海までロングシートの静岡地獄が展開します。以前なら豊橋7:09発の熱海行きの前3両が313系8000番代で運用されていて、豊橋まで1駅新幹線で飛んで、豊橋から18きっぷ利用開始としていたのですが、今春のダイヤ改正でこの豊橋発熱海行きが静岡止まりとなり、車両も限定運用かろ共通運用に変わってしまったので、もうこの列車にわざわざ乗る必要もなくなりました。
熱海からはオンボロE231が待っていて、硬くてドロドロの座席は尻が痛くなるのと、トコジラミがいないか心配、ダブルの苦痛が待ち受けます。湘南の綺麗な景色を見てしばしの目の保養に。
12:57 東京・御茶ノ水で乗り換えて水道橋に到着。
前来たのは2021年の都市対抗野球の時で、流行り病の関係で開催時期が12月に延期になっていた年でしたから約3年ぶりになります。
駅を出て東京ドームの方に向かうと、駅前と途中の歩道の上に
JR東日本東北応援団と書かれたプラカードを持ってる職員がいました。
それにしても凄い人で混んでいます。普通にセ・リーグの公式戦でもあるかのような混み具合です。試合開始時刻の1時間前なので、前の試合が終わっていれば、入れ替えで入場開始になる頃でしょうか。
13:15 東京ドームシティーの2階に上がった所で人の流れが止まりました。
何?これが並び列だと? しかもこれがJR西日本の並び列ということで、一体どうなるんた?
15分ほど経ってようやく途中の列の折り返し地点まで来ましたが、まだまだ先は長い。
ドームだからと帽子を被って来なかったのですが、これだとドームに入るまでに熱中症になってしまいそうです。というか、そもそも球場内に入れるのか? と思って後ろを振り返ると、更に列は長くなっていて、最後尾が1階のセブン-イレブン近くまで続いてると!警備員が無線で応援を呼んでいました。
13:45 更に15分ほど経ってようやく入場受付の場所まで来ました。社員や家族などで既に入場券を持ってる人は、この列の左側からスルーして受付を通れるのですが、一般の観戦客はもう少しの我慢です。
ようやく受付を通って、入場券と応援グッズを貰いました。
内野席850円と良心的な価格表示、もちろん無料で入れます、各企業でこの入場料は支払っているのでしょうか? タダで野球が見れて、応援グッズまでくれるもんですから、このように大勢の人々が押しかけるわけですね。
チケットの券面には「追加チーム席券」と書かれており、1階のチーム応援席が満員になった時に、2階の上層スタンドへ、それも満員になったら外野席に回すようです。外野席には有料の一般指定席があるので、そこ以外の区画に入れるということでしょう。
応援グッズですが、JR西日本は結構至れり尽くせりで、何といっても前ボタン式のユニフォーム、そして定番のタオル、応援バルーン、最後に選手名鑑代わりになる社内広報?の4点セットです。HONDAのピラピラのピステでも十分嬉しいですが、こちらは前ボタン式の本格派ですからなお嬉しい。
もう13:55 試合開始時刻まであと5分しかありません。
14:02 ようやくドームに入りました。2階席という名の上層スタンドです。
入場券に書かれていたエリア指定の場所からするとまずまずの場所のようにも思えます。既に試合開始時刻の14時を過ぎていますが、まだ試合が始まるような感じがしませんが、どうしたのかな?
.まさかの満塁ホームラン
14:08 ようやくスターティングメンバーの紹介が始まりました。
その後試合に先立って、両チームの応援歌(社歌)斉唱にエール交換、試合前には両チームの選手が並んで挨拶をします。
都市対抗野球なので、対戦カードの表記としては広島市vs仙台市という形になりますが、東京都や大阪市など同じ自治体から複数のチームが出ている場合があるので、このような自治体名での表記は分かりにくかったりもしますが、秋に行われる社会人野球日本選手権との区別のためか、「都市対抗」に拘るポイントとしても、この表記は外せないところでしょうね。
試合は25分ほど遅れて開始、1回表にヒットと四球でランナーが溜まったところで、まさかの満塁ホームランが飛び出して、1回表にJR東日本東北が一挙4点を上げて、こりゃぁワンサイドゲームになってしまうのかなぁと危惧されました。先月初めて生で満塁ホームランを見た記事を書きましたが、まさか2か月連続で見れるとは思いませんでした。
JR西日本もその裏ホームランが飛び出しましたが、ソロホーマーなので返せたのは1点だけ、その後お互いに1点ずつ取り合って5-2となりました。
社会人野球の楽しみと言えば、大学野球と同じく応援ステージが設けられていて、楽しい応援が繰り広げられます。
これはプロ野球では絶対に見られないものですからね。プロ野球だと、試合前と7回攻撃時、それと試合に勝った時ぐらいに球団お抱えのチアリーダーが2分間程度踊るだけというショボい内容なので、やはり大学・社会人野球に軍配が上がります
(まぁ野球のプレーのレベルではプロには勝てませんがw)
そして5回裏終了後のグランド整備時には両チームの応援合戦タイムが設けられています。
こちらはJR東日本東北で、青葉城恋歌で登場し、JAZZの名曲SingSingSingで皆さん踊って、最後はE5系とE6系が連結するのかなと思ったら、それはしませんでした。連結するのは仙台じゃなくて盛岡だからでしょうか。
登場したキャラクタも、仙台市からむすび丸、JR東日本からsuicaペンギン、JR仙台駅からトキムネの3つのキャラクターが登場して盛り上げていました。
こちらは勿論JR西日本、広島駅の駅名標をバックにしゃもじを持った社員たちが出てきて、「宮島さん」の唄に合わせてしゃもじをカチカチ鳴らします。イコちゃんはあまり動きが取れないので、横でもっさり動いてるだけでしたが、このイコちゃんの材質がものすごくモフモフ感があって、
あーモフモフ触りたい! っと思える程の非常に奇麗な毛並みでした。
試合は5-2のまま終盤に突入、JR西日本も再三ランナーは出すのですが、決定打に欠き残塁の山。JR東日本東北と安打数では互角でしたが、初回のランナー溜めてドカンが効いた形になり、1回戦で敗退となりました。新しくなった東京ドームのオーロラビジョンですが、両脇にJR東日本の広告が常時出されていて、完全アウェー感があります。
.試合が終わっても凄い人
試合が終わって球場の外に出てきましたが、相変わらずの人・人・人。
第3試合は東京都代表のJR東日本vs大垣市代表の西濃運輸の試合でしたが、既にSeinoのユニフォームを着た全国からの社員が長蛇の列を作っていました。ついでに第3試合も見れるかなと、今度は1塁側のJR東日本のチーム列がどれ位あるか見に行ったのですが、
何と既定の収容人数をオーバーしており、チケットの配布は終了したとのこと。いわゆる
満員札止めというやつです。
3年前にNTT東日本の試合を見に来た時にもこのQRコードによるチケット配布が行われており、観客が多く集まる東京都のチームならではの仕組みですが、残念ながら配布終了ということで諦めて帰ることにしました。
ちょうど私が歩いているまえにもJR西日本の応援の人らがユニフォームを着て歩いていましたが、タオルを掛けてるだけでなく、このようにユニフォームを着てると一発で分かりますね。
さて帰路ですが、青春18きっぷでまた帰ろうとすると、東京17:47の熱海行きからつないでいっても岡崎までしか行けないため、どこかで新幹線に乗る必要があります。というか東京17:47発の電車もギリギリだったのですが、東京駅で中央線ホームからのまさかのロングダッシュで乗り換えに成功しました。1分接続で高い中央線のホーㇺから降りて10番線の電車に乗るのによく走って間に合ったなと。実際には東海道線の電車が1分遅れていたので2分で乗り換えた事になります。定時だったら逃してました。
昼前に青空と青い海だった根府川付近の様子。月が上って相模湾の海を照らしています。
その後も熱海で2分接続で普通浜松行きに乗り、浜松で更に豊橋行きの普通に載れば豊橋到着は23:05、そして豊橋23:30の新幹線に乗れば名古屋に23:48に着くので近鉄の最終に間に合うのですが、ここで少しチャレンジすることにしました。
新幹線を静岡→浜松で利用することです。
これだと静岡駅で6分、浜松駅で4分の乗り継ぎ時間しかないので、乗り遅れると意味がないのですが、静岡に定刻に着いたので、思い切って乗り換えることに。
新幹線乗換口で乗車券・特急券を買う必要があるのですが、青春18きっぷからの乗り換えの場合は、自動券売機で買えないため、窓口で買う必要があります。運よく誰も並んでいなかったので、窓口で切符を買って、新幹線ホームに上がりました。
静岡から浜松まではひかり号で1駅、わずか16分です。
21:34 浜松に到着
ひかり号の自由席5号車からは階段まで距離があるので、6号車のドアから出てダッシュします。
乗り換え時間4分で豊橋行きの普通に乗り換えできました。この時間で乗り継ぐと、豊橋でも4分接続で新快速があり、名古屋には23:08に到着するので、先ほどの行程よりも40分早く着くことができました。料金はどちらで乗っても2,330円なので、普通電車・新幹線とも必ず定時である事と、小走り程度でも走れるのが条件なので、キャリーカートだとこの芸当は難しいでしょう。
ということで、今回の出費は
名古屋ー東京(水道橋) 往復 2,410円
新幹線 静岡→浜松 乗車分 2,330円 計4,740円で野球観戦+グッズもゲットという強硬プランで終えました。
明日7/22は年休を取っているので、再び東京へ行って、できれば2試合見たいと思っていますが、もう青春18きっぷでの強硬旅はしんどいので、別の方法で行くことにします。
◆なお次の試合ではJR東日本が西濃運輸に負けたため、この日でJR西日本・JR東日本が揃って敗退となりました。