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六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

九州国鉄電機撮影へ再出撃(その3)

2025-03-20 |  出撃 at 九州地方
前記事の続きになります。
 前日は3ヶ所でロケ鉄して、最後は佐賀駅で駅撮りで終わりましたが、青春18きっぷで名古屋まで帰るには、最終日での撮影は小倉周辺に限定されることになるため、もう少し滞在時間を延ばせないかなと考えていました。
 通常、青春18きっぷによる鈍行乗り継ぎで不便になった山陽本線を上がろうとすると、下関を9時半の電車に乗らないと帰って来れず、徳山→広島とか、岡山→姫路などの3,000円程度で新幹線で飛ぶ方法も今までやってきましたが、昔に比べて山陽本線自体が不便になっているので、なかなか効果が上がりません。また、山陽新幹線を使ったおトクなきっぷとしては、
 ①おとなひWEB割引きっぷ→割引率減少・購入期限厳 博多-新大阪 12,800円
 ②バリ得こだま・得とくこだま→博多-新大阪 11,300円(7,500円からの大幅値上げ)
 ③こだま指定席きっぷ→新しく設定 最大距離で広島-新大阪 7,840円 
となっており、③のこだま指定席きっぷを使えば、広島→岡山が4,600円で移動出来ることから、これにしようと考えたのですが、貨物列車の遅れで予定が狂った時に乗車変更が出来ないことから、結局は購入をしませんでした。

 何か他にないかな?と考えて高速バスを検索します。
 ①福岡20:35→西鉄・名鉄バス  3列 割引席あり 11,000円(所定 14,000円)
 ②小倉1612→広島21:45→JR中国バス4列 割引席 7,360円(所定 8,350円)
 ③小倉1354→倉敷22:30→両備バス 3列 閑散期 5,400円(週末 7,200円)
という結果となり、小倉を14時前に出て翌朝名古屋に着けばいいやという事になりました。

 .再びあの場所で撮影
 いよいよ今日が九州最終日となり、最後はやっぱりあの場所でリベンジしておこうということで、2月に来て単機しか撮れなかった海老津-教育大前間の大築堤の場所に訪れることにしました。

 9:00 1本目のEF81運用の1063レは454号機で来ました。
 何とかぎりぎり日差しが当たってリベンジができました。

 9:57 1本目を撮った後からどんどん雲が流れ込んできて、2本目のED76運用の5075レですが、EF81404が代走で入りました。
 まぁ今日は下り坂なので仕方ないかな? ということで、撤収して教育大前駅に戻りました。

 .急きょ予定変更し逆戻り1発勝負
 教育大前に戻り、これで撮影は終わりにして北九州で時間を潰そうかなと思ったですが、やはり時間がまだあるので、もう1本でも撮れないか検討、よし行ってみようということで、小倉とは逆方向の博多方面へ行く電車に乗りました。
 どこへ行くかと言えば、

 千早で下車し、西鉄千早から貝塚線の電車に乗ります。
 西鉄貝塚から歩いて、多々良川の鉄橋に行きます。時刻表を見たところ、EH500の下り列車は既に通過済みで、EF81の上り列車が3分後に来る模様なので、急いで対岸側に歩きます。

 11:56 2時間前に撮ったEF81404が鍋島行きとなって、福岡タからやってきました。
 画面の右側が国道3号線が通る橋になっていて、非常に交通量が多くて五月蠅いので、ビデオ撮りには向かない場所でしたが、貴重な記録なので、敢えて撮ることにしました。こうして写真として見る分には騒音がしないからいいですが。
 これにて本当に最後の定期運用に入る国鉄電機の撮影が終わりました。

 .さよならナナロク・パーイチ
 博多臨港線で撮影した後は急いで千早まで戻り、小倉13:54の下関行きに乗って、山陽本線の鈍行乗り継旅モードに入りました。

 小倉ー門司間では北九州タ横を走りますが、EF510-300番台の最終装備車4両がピッカピカの状態で置かれていました。
 なんか試運転でもしたのかどうか分からない程に見え、もしかしたら3日後のダイヤ改正からまだ走れないんじゃないかと思うほど動いて無さそうな4両の機関車でしたが、運用実績を見ると、しっかりダイヤ改正後に「初運用」の報告が入っていました。

 下関から山陽本線で東進、幡生食肉センターでは、115系が木っ端微塵に壊されて残骸となっていました。
 後ろにいる12系、逃げて~ ユンボの餌にならないでほしい。

 続いて下松を出たところで見えてくる日立製作所笠戸工場。
 新幹線車両が並んでいる感じで、城っぽいのでJR東海か西日本向けの車両でしょうか。

 22:15 最後は倉敷発名古屋行きの両備バスに乗ってこの旅のラストを締めくくりました。

 ◆3日目の行程
・3/12 鳥栖636〜2330M サハ813-602〜814教育大前1043〜4127M クハ813-112〜1112千早1115〜西鉄619〜1123貝塚~~名島1205〜西鉄 614〜1207千早1218〜4130M モハ811-2016〜1333小倉1354〜5168M モハ414-1516〜1410下関1425〜3334M クハ115-3010〜1736岩国1747〜338M クモハ226-70〜1959三原2034〜440M クモハ227-511〜2148倉敷2230〜両備バス2219〜㋵~610-15名古屋

鳥栖→教育大前 62.2km 1,310円
教育大前→千早 26.4km 570円
千早→倉敷 440.6km 7,310円
西鉄千早→貝塚  2.5km 170円
名島→西鉄千早  1.1km 170円
徒 歩  16,883歩 12.6km   合計 545.4km JR分計 9,190円 そこそこ乗りました。 

3日分を合計すると 青春18きっぷで22,370円分乗れ、元値の2倍を少し超えた程度なので、一応合格圏内ですかね。
全ての移動距離と旅費を合計すると
 ・近鉄+地下鉄+フェリー 655.9km 3,590円+290円+6,770円=10,650円
 ・肥薩おれんじ鉄道+西鉄+タクシー 41.3㎞ 2,380円  ・徒歩(3/9~3/12) 50.5km 0円
 ・青春18きっぷ+両備バス349.2km  10.000円+5,400円=15,400円  総合計 2,262.9km 28,430円
 うーん結構使った感じでもないのですが、改めて計算してみると3万弱交通費掛かってますね。大阪からだと2万ちょいで行けたかな?

 これで半月に2度の九州出撃が終了。次に九州に行くのはハロー自由時間クラブの会員資格が得られる夏以降になると思います。
 今週末はセンバツ高校野球開催中の甲子園に出撃します。
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九州国鉄電機撮影へ再出撃(その2)

2025-03-19 |  出撃 at 九州地方
九州再出撃の2日目ですが、昨夜からの雨も上がって、何とか曇りのち晴れ予報で、午後には晴れそうです。

 今回は昨日スルーした福岡近郊で撮影する事にしました。

 .有名撮影地で撮ってみる
 まず午前中は小倉ー千早間で待ち構えて、北九州から降りてくる2列車を狙うのですが、既に赤間とかで撮っているので、今日はまだ撮った事がない場所で撮ろうという事にしました。ただ昨日の疲れで朝少し寝坊したので、もう北九州に近い場所までは移動できないので、千早に近い場所で考えました。やっぱりあそこか。
 ということで、香椎駅から北へ数分の場所にある県道陸橋の場所に来ました。既に5人近い撮影者が待機しており、ほぼキャパ一杯です。

 10:05 まずは1本目の熊本行き1063レを撮ります。
 EF81 404が充当、天気予報よりも早く晴れてきてラッキーです。そして

 10:25 何とED76の運用筋に銀釜のEF81303が入りました。
 この列車は5075レ つまり鍋島貨物ですので、普通電車で追っかけても、あと2ヶ所で撮ることができます。

 ちなみに引きで撮るとこんな感じです。
 銀釜に太陽光が当たった姿を見れたのは何年振りだろうか、という程に天気に恵まれてなかったのですが、最後に見れました。
 急いで駅に戻って、鹿児島線を南下します。次の撮影地は先月も来た都府楼南。通過予想時刻は12時50分台なので、余裕で間に合います。

 .例によって追っかけ撮影だが
 先月は大幅にダイヤが乱れて、まともに列車が来なかったので、今回リベンジというところですが、せっかく時間通り動いているので来たのに全然時間になっても鍋島貨物が来ません。そのうち何と

 13:53 5075レの通過予想時刻から1時間近く経って、別のEF81がやってきました。
 貨物ちゃんねるを見ても情報がありません。時間的に4095レ(鳥栖行)の時間です。Xの書き込みを見ると「4095レが先に来て草」と書いてあったので、5075レは遅れながらも動いているようなので、もう少し待ってみることにしました。
 JR九州の列車位置情報「どれどれ」では旅客営業以外の回送列車や貨物列車を無色の▢印で表示してくれるので、博多から2つの▢列車がこっちに向かっているようなので、ビデオカメラの電源を入れて待機していたところ、

 14:24 うぉぉぉぉぉ 何か変なヤツがやってきました。
 九州版キヤ141というかドクター九州というか、名称ビッグアイがやって来ましたが、見た感じでは計測中ではなく、回送列車っぽかったです。もう1つ▢の表示も南福岡で消えずにこちらに来ているので、待ってみます。

 14:29 よっしゃーぁ? 1時間半遅れて5075レがやってきました。
 残念ながらここまで遅れると、日が西側に回ってしまい、正面は影になってしまいました。

 .一か八かのリベンジ強行
 さて5075レ鍋島貨物の2発目まで追いかけたのですが、すでにこの時点で鳥栖の発車時刻を過ぎて通過していきましたから、鳥栖での停車時間が削られる可能性が高く、今から追いかけても撮れない可能性が出てきました。そこで次は何を撮るか?
 そうだあそこでリベンジしよう!
 ということで、先月の訪問1日目でED76がやってこなかった(実際は大幅遅れで夜になって来てたようです)東郷ー東福間のインカーブへ行くこととしました。
 都府楼南を14:57発の折尾行き普通に乗って、とにかく北上します。途中で快速に乗り換えても東郷に着くのは16:03、撮影地までは徒歩25分 貨物の通過予想は16:20なので機材のセット時間を入れても全然間に合いません。バスの時刻表をみたのですが、次のバスは16:30台ということでこちらも間に合わず。どうする?
 アレ、使うか! ということで東郷駅から禁断のタクシー利用ということにして、2015年12月に長崎県で或る列車を撮影して以来の約10年ぶりにタクシーを使ってしまいました。最寄りの場所までは2メーター860円で乗車は4分。そこから畦道を5分ほど歩いて、16:17に現地到着、ほぼギリギリの時間でスタンバイ。

 16:23 予想より3分遅くにED761021牽引の1091レがやって来ました。
 後ろの貨車がスカスカですが、バリ順で撮れたので、文句ありません。これでリベンジ果たせました。2週間前は三脚が倒れる程の強風が吹いてて寒い中、結局日没までやって来なかったのですが、今日は風もなく快晴で勝利宣言! 帰りはトボトボと駅まで歩いて戻ります。

 明日3日目は朝に北九州界隈で撮影して、10時前後には下関方面へ行かないと、その日のうちに名古屋まで辿って来れないので、このまま北九州市内で滞泊しようかとも思ったのですが、やっぱりEF81をもう1カットだけ撮りたいと思って、何と鹿児島本線を南下することtにしました。
 最初は昨日久留米で銀釜を撮ったように、鹿児島本線の70レを撮ろうと大牟田まで下ったのですが、ここはやはり銀釜の方がいいかなと、急きょ長崎本線へ向かうこととしました。鳥栖はホームが暗いので、ホームが明るい佐賀駅で撮ることにし、3番線の唐津線の列車が出て行って線路が空いたので、多分ここに入ると思っていたのですが、何と空いた3番線にまた唐津線の気動車が入ってきて、線路を塞いでしまいました。
 いやぁー今からじゃ移動できないわー。

 21:08 やられたー
 EF81303号機が牽く1086レは端の線路を通過していきました。この4番線が上り列車がメインで使っている線路で、下り列車は中央の2番線を使うのに対して、上り列車は外側の4番線をメイン使うという変則的な配線になっています。佐賀駅を通る度に端のホームに入ってたから、嫌な感じはしてたんですけど、やっぱりか・・・
 この佐賀駅での通過模様がEF81 303号機の最後の目撃になるかも知れません。

 遅くなったので、今夜も鳥栖で滞泊として、明日は早朝に出発することにして、明日の予定を練ることにました。

 ◆2日目の行程(青春18きっぷ2日目)
鳥栖816〜4222M サハ811-2010〜900香椎1052+3〜2137M クハ813-608〜1136+3二日市1156〜2156M サハ813-608〜1158都府楼南1457〜2158M サハ811-5〜1554福間1558〜4144M サハ813-603〜1603東郷1607〜タクシー〜1611白水/東郷1703〜2345M クハ811-5〜1919大牟田1939〜2364M サハ811-5〜2024鳥栖2028〜2881M クモハ817-22〜2054佐賀2125〜2878M クハ816-28〜2150鳥栖

鳥栖→香椎 37.0km 760円
香椎→二日市 22.6km 480円
二日市→都府楼南 1.4km 170円
都府楼南→東郷 40.3km 860円
東郷→大牟田 96.8km 1,850円
大牟田→佐賀 65.7km 1,310円
佐賀→鳥栖 25.0km 480円
タクシー 東郷→白水 1.7km 860円
徒歩 18,464歩 14.0km           合計 304.5km JR分計5,910円
 朝の出発が遅かった分、初日に比べれば距離も時間もそんなに動いてませんね。
 いよいよ明日は九州最終日ですが、ここで急きょ予定を変更することにしました。続きは次の記事で。
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九州国鉄電機撮影へ再出撃(その1)

2025-03-17 |  出撃 at 九州地方
 2月の下旬に国鉄の電気機関車が最後の定期運用で走っている九州への撮影訪問に出掛けたのですが、どうしてももう一度訪問したいと思い、1日年休を取って九州へ出掛けることにしました。
 3/10~11の週休2日+翌3/12を年休1日取っての3日間なので、ちょうど青春18きっぷが使えるため、咋冬の改悪以来初めて買うことにして、往路はいつも通り夜行フェリーで現地3日間と、最終日の3日目には北九州を立って帰路に就くというパターンです。天気が心配ですが、雨が降ったら駅撮りでも仕方ないとして、取り敢えず出掛ける事にしました。

 3/9 16:30 出発は前日の日曜日の夕方なので、関西へ旅行で出ていた人が九州へ帰る人で混んでいるなと思ったのですが、ちょうど私が桟橋通路を歩く前にはどこかの野球部でしょうか、30人ほどの丸坊主頭の男子高校生がぞろぞろと乗り込んでいくので、レストランが混むんじゃないかと少々閉口です。他にも2校ほどの校名入りのジャージを着た九州の高校生が乗っていました。
 ということで、往路のフェリーの話についてはこれぐらいにして、九州上陸後からの様子を書いていきます。

 .1日目は一気に南下する
 
 機関車の運用状況を見たところ、EF81 303が昨日熊本まで下りて行って、今日はA43の熊本12:49→13:19八代18:49→23:14北九州の運用に入るのが確実なので、福岡近辺で撮影で他の機関車を撮ってコマ数を稼ぐよりも、銀釜1発狙いで熊本へ行くことにしました。心配なのが天気で、夕方から雨ということなので、何とか昼過ぎの下り列車は撮れそうです。

 2期ぶりに青春18きっぷを購入
 3日間用で10,000円ちょうど。1日当たり3,333円程なので、旅名人きっぷよりは安いですが、私鉄には乗れないのでどっちもどっちですね。まぁ最終日には山陽本線を上がって行くので、多分元は取れるとは思いますが。

 ということで、早速小倉から快速電車で下って行きます。この6時半の快速を逃すと、暫く快速が博多や南福岡止まりの物しか来ないので、これに乗っておく必要があります。9両編成中、前6両が地獄の白電(817系3000番台)で後ろ3両が天国(813系0番台未改造車)でしたので、迷わず最後尾のクハに乗って130分の移動になります。羽犬塚から先はロンシー地獄ですからね。

 11:36 羽犬塚からは2時間弱のロンシー地獄で有佐に到着。
 ここは初めて下車する駅です。これで新規下車駅1つ増えました。

 有佐駅は最近建て替えられたのでしょうか、駅舎はピッカピカの駅でした。
 タクシーも2台待機していましたが、駅で少し時間を潰しているうちに、さっさとどこかへ行ってしまいました。撮影地までは徒歩30分、重いリュック背負って歩きまっせー。

 13:14 いよいよやってきました銀釜。
 時より薄日が差す程度の空模様だったのですが、ビデオ撮りは特に、背景の白に反応して暗めに写るので、+2段の露出補正で設定しましたが、架線が少々飛んでしまった格好になりました。まぁ天候的に致し方ないかな?
 撮影後はまた駅まで30分かけて歩いて、次の電車に乗ります。

 14:06 八代に到着
 既にEF81は貨車の入れ替えを終えて、待機状態となっていました。ホームには5名ほどの撮影者が既に駅にいたので、多分駅撮りの人たちでしょう。

 .再び肥薩おれんじ鉄道の場所へ
 既に14時を回っているので、今から福岡方面に戻っても暗くなるだけなので、あと撮れそうな場所としたら、もうあの辺りしかありません。
 そうです、前回来た肥薩おれんじ鉄道の海沿いの場所です。

 ということで、八代から上田浦まで切符を買います。
 肥薩おれんじ鉄道はいつも旅名人きっぷか、おれんじ18きっぷのフリー乗車券で乗っていたので、普通乗車券で乗るのは初めてです。

 14:57 折り返しとなる列車がやってきました。15:25の発車までは28分ほどあるので、温かい車内でのんびり待ちます。JR九州だったら、即ドアを閉めて乗客を追い出すのですが、そんな事はしません。なお八代駅ではJRの電車も折り返し時に20分以上あってもドアは開放のままでした。基準が分からん。

 くまモン号の車内。
 先月乗った虹色のとは色違いのくまモン号ですが、車内にはしっかり網棚の所にヤツがぶら下がっていましたw

 10日ぶりに上田浦駅で下車
 駅の北側には北九州ナンバーの車が止まっていて、トランクから脚立を下ろしていたので、駅近辺で撮るのか? 私はここから20分かけて前回の撮影場所まで歩きます。

 ガーン
 前回はこの岩場から撮ったのですが、潮が満ちて行けなくなっていました。場所を変えないと。

 岩場を散策したのですが、あまり良き場所がないので、画面右側に見える、漁港の突堤の先で撮ることにしました。
 ここは2016年の11月に1度来ていて、その時は強風で海が荒れて危険だったので先端までは行けなかった場所でしたが、今回はほぼ無風で海面も穏やかです。他に2人ほどの撮影者が来ていました。

 16:58 定刻通りに臨貨8086レがやってきました。
 今にも雨が降りそうな暗めの夕方でしたが、機関車の赤色とヘッドライトが映えます。

 420mmの大望遠から目一杯の30mmまで引いて、カメラを90度真横に向けると、漁港の脇を走る姿を撮ることが出来ます。
 線路の手前に道路や家屋などがあるので、列車自体はキレイに撮れませんが、漁港を行く雰囲気は味わえると思います。
 撮影後は急いで駅に戻り、前回乗り逃した17時台に八代に戻る列車に乗ります。

 .最後は駅撮り
 八代18時台の電車に乗って、ひたすら北上します。
 上りの貨物列車ですが、熊本・大牟田・鳥栖などは端っこの線路を走るので、反対側ホームから撮ることができません。
 また他の駅では暗くて光量が十分ではありません。そこで白羽の矢が立ったのが久留米駅です。

 21:13 やってきました銀釜
 少し手前でお爺さんが撮ってましたが、雨が降り始めていたので、屋根のあるホームの端っこで三脚立てて撮影。動画ですが、シャッタースピードが遅いので、流し撮りみたいな写りになっています。

 1日目は都合4か所で走行シーンを撮ることができたので、まずます満足です。
 ◆0~1日目の行程
・3/9 ~省略~伊勢中川1410〜7304レ 30159〜1533難波1542〜 23321〜1556住之江公園1600〜 200-2〜1608大阪南港FT1700〜名門大洋フェリー下り1便 フェリーきたきゅうしゅうⅡ〜
・3/10 〜530新門司港538〜連絡バス〜618小倉630〜4221M クハ813-9〜844羽犬塚949〜4321M クハ816-516〜1136有佐1356〜5343M サハ821-4〜1406八代1535〜6147D HSOR-107A〜1557上田浦1721〜6140D HSOR-115A〜1748新八代1824〜6333M クハ814-7〜1827八代1832〜6344M クハ814-14〜1912熊本1926〜370M クモハ815-10〜2017大牟田2018〜372M クモハ817-1517〜2054久留米2121〜4236M クハ816-3007〜2127鳥栖
 移動距離は1日目の小倉到着以降を記載
小倉→八代 221.3km 4,400円
八代→上田浦 18.0km 590円
上田浦→八代 18.0km 590円
八代ー新八代 往復 5.6km 340円
八代→鳥栖 125.5km 2,530円
徒歩 25,722歩 19.5km    合計 407.9km JR分計 7,270円 
 朝4時起きで、上陸後は16時間電車に乗ってるか歩いてるか、中々の苦行ですw
 次の記事では2日目の様子を書きます。
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門司港レトロ観光線に乗る

2025-03-11 |  出撃 at 九州地方
前記事の続きになります。
 九州現地最終日の4日目3/1 は、朝と夕方に国鉄電機の撮影があるものの、その間は時間が空くので何をしようかというところですが、ちょうど土曜日ということもあって、あの場所へ行くことにしました。
 それは平成筑豊鉄道の門司港レトロ観光線で、九州内の在来線で唯一乗り残していた線区になります。それもそのはず、この路線は平日には動いておらず、土休日しか営業していないため、なかなか訪れることが出来なかったのですが、今回ようやく訪問する時間が持てました。

 .凄いものがいた
 撮影をしていた赤間から小倉に戻ってきて、すっかり晴れていたのですが、次の門司あたりから

 あれ? 何か怪しくなってきました。
 小倉から東は海と山の間の狭い土地に街も線路もあるので、海からの湿った風が山にぶつかって霧になるのでしょうか?

 門司港駅に到着。
 電車からどっと観光客が降ります。大半が中国語・韓国語で、日本人は?・・・という程でもないですが、なかなか辟易するような感じも、数分もすると少し人が空いてくるので、人が減ったのを待って撮影。以前来た時は、誰ーれもいませんでしたので、もっと完璧な駅舎写真は撮っています。

 ほとんどの観光客が駅舎から真っ直ぐ東へ出て、レトロ地区へ行くのですが、私は右に90度折れて、JR門司港駅の南側のタクシー乗り場側に出ます。

 タクシー乗り場などのあるロータリーの南側に門司港レトロ観光線の乗り場があります。
 誰も並んでいませんw

 レンガ調の小さな駅舎で切符を販売しているので、1日乗車券を購入します。
 1乗車300円で、今回は1往復するだけなので、普通に乗車券を買って乗っても同額なのですが、1日乗車券なら手元に残るので当然1日乗車券を買います。1日乗車券の他に、関門海峡を渡る船とセットになった券もありましたが、一方通行のルート切符なので、またの機会(いつあるか知りませんがw)にします。

 切符を買うと、パンフレットもくれるので、お決まりのスポットを回るなら、これで十分でしょうか。
 なお列車は40分に1本しかないので、時間配分に注意する必要があります。
 発車時刻が近づいてくると、わらわらと乗客が集まってきて、50人ぐらいを乗せて出発。

 機関車・客車とも同じ九州内の島原鉄道と南阿蘇鉄道で活躍していた物の中古を譲り受け、線路も元々は貨物線であったもののいわゆる中古づくしの路線という「レトロ」にピッタリな路線になっています。

 少し進むと両側がアスファルト舗装道路に囲まれた市街地を走ります。
 列車は日本一遅い時速15キロでゆっくりと進みます。何せ営業距離も短いので早く走ってしまうとあっという間に着いてしまうので、こうしてノロノロと走って尺を稼ぎます。

 全線単線の観光路線ですが、なぜか複線区間があります。
 といっても、右側の線路は使っておらず、かつてここに信号所があって、列車の行き違いが行なわれた名残りという場所です。

 背の低いカワイイ機関車と比べるととても天井が高いトロッコ客車ですが、車番記号が「トラ」と書いてあるので、種車は無蓋貨車ということになります。

 大きなビルが途切れると、左車窓に港の風景が展開し、背後には関門橋も見えてきます。
 今日は霧がかかる程霞んでいるので、肉眼では見えますが、写真に撮るとほとんど映っていませんね。

 2つめのノーフォーク広場前駅を出ると、最大の見せ場である、めかりトンネルに列車は入っていきます。
 神戸・小樽も真っ青のここまで海に山が迫った大都市(それも100万都市で)は珍しいですね。

 トンネルに入ると、車内は真っ暗になり、天井には関門海峡ゆかりの魚(一部は門司港レトロのキャラクター)の絵が浮かびます。元々観光用トロッコということで昼間しか走りませんから、天井には小さな白熱電球が2つあるだけで、それも消灯しての演出、更に誰かがフラッシュ炊いて写真を取ろうとすると『フラッシュやライトは光らせない方がキレイに撮れます』とガイドさんが案内する皮肉?入り。

 門司港からわずか12分で終点の関門海峡めかり駅に到着。短い旅が終わります。
 列車は8分で折り返しなので、1往復が40分、これを昼間ずっと繰り返します。逆に言うと、これ以上列車本数を増やせない(速度を上げれば別)という事になります。

 さて終点の関門海峡めかり駅を降りると、駅横の広場にとんでもない物が鎮座しておりました。それが

 デーン!
 EF30のトップナンバー まさかここにこんな物がいたとは。EF30と言えばステンレス車体で有名ですが、この初期車は側面がコルゲート仕様ではないので、ステンレス車によくある波板が見られません。非常に貴重な車両です。
 車体はライトがくり抜かれたりしてかなり無残な状態ですが、北九州市が何とか手入れを施したようです。

 後ろの客車は中がカフェ&パン屋になっているようで、この客車の中の座席も盗まれてオークションに掛けられているのを市が発見して取り(買い?)戻したようですが、2脚だけはどうしても見つからなかったようです。
 出品者は逮捕されたかどうかは分かりませんが、こうした盗り鉄は見つけ次第射〇で十分です。

 客車の前にはこのような票も立っていました。
 客車の車番は3ケタなので、電気暖房非対応の西日本仕様の車両ですね。米原以東の東日本ですと、元の番号に+2000足した電暖仕様車になるので、この辺りも整合性が取れています。


 関門海峡めかり駅を発車したトロッコ列車。
 この駅と先ほどのトンネルとの間は、線路脇の柵が2m近くあって撮影が難しいのですが、少し手前に土を盛った場所があるので、そこに立って線路を見下ろす感じならかろうじて撮れます。

 40分後の門司港行きに乗って単に往復するだけでは芸がないので、1駅手前の出光美術館前駅で降ります。
 これで都合3駅、下車駅を稼いだことになります。

 出光美術館前駅からノーフォーク広場駅方向へ向けて数分歩くと、湾岸沿いを行く列車を関門橋をバックに撮ることが出来ます。
 残念ながら今日は天気が悪いので、関門橋がはっきり見えませんが、天気の良い日にまた・・・来るかどうか分かりません。

ということで、九州4日目の昼の間合い時間を使って、門司港レトロ観光線に乗って・下りて・撮っての一粒で3度おいしい貪欲メニューとなりました。EF81 303を撮りに九州へ来て、まさかEF30に会えるとは・・・

 これで九州内の鉄道路線は、新幹線を除き、在来線の全てを完乗しました。あっ沖縄のゆいレールが残ってた。まぁ沖縄を九州に入れるかどうかは意見が分かれますが。その新幹線も今年の夏以降に乗れたら一気に潰す予定です。

 前記事の最後で触れましたが、今週また九州へ追加で出撃しましたので、しばらく九州出撃の記事が続く予定です。
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九州の国鉄電機撮り収め旅(その4)

2025-03-09 |  出撃 at 九州地方
前記事からの続きになります。
 九州滞在最終日の4日目 3/1 は、天気が下り坂予報のため、北九州周辺での撮影として、余り動かないため、通常の乗車券で動く範囲での撮影としました。昨日までの3日間で旅名人きっぷは使い終わり、今日の動く範囲からして追加で買うことも特にしません。
 北九州近郊で日中帯に動いている機関車の運用は、
 ①EF81 A41 北九州タ8:16ー1063レー千早10:28
 ②ED76 A54 北九州タ9:09-5075レー10:42福岡タ
 ③ED76 A51 北九州タ15:09-171レー15:31黒崎
 ④ED76 A55 北九州タ15:32-1091レー16:48福岡タ
の4運用で、このうち③のA51は週の半数近くが運休やEF510などの代走になる事が多いので、実質3運用となる。
 この日は①・②を小倉ー博多の中間辺りで、④を北九州市内で撮ることにして、その間の5時間ほどは九州の在来線で唯一の未乗区間である平成筑豊鉄道の門司港レトロ観光線に乗りに行くことにしました。

 .霧にやられる
 今日の天気予報は朝のうち 午後から 夕方からということなので、朝のうちに確実に捉えておきたいところです。

 7:40 初日同様に小倉を朝7時過ぎに出る列車に黒崎から乗車。
 既に曇っているというか、夜中に降った雨の影響でかなり湿気があり、結構霧が出ています。

 ありゃりゃー
 海老津を過ぎて山の中に入ると相当霧で見えなくなってしまいました。外の景色は見えませんが、向かいに座った女子高生の姿がガラスに映ってるのは見えますw
 このため撮影場所は、初日に来た海老津ー教育大前間の大築堤でのリベンジも考えていたのですが、とても今から1時間で霧が晴れそうにもないので諦め、2駅先の赤間で下車し、昨秋訪れた場所で撮ることにしました。

 8:10 霧で何も見えなかった海老津ー教育大前の隣の駅、赤間駅で下車します。
 ここは晴れているので、期待ができます。撮影地までは徒歩20分ほど。

 9:02 まずはEF81 454牽引による1063レが通過します。
 初日は大幅遅延で撮影できなかったり、EF510が入ったり振り回されましたが、ようやく所定どおりに来てくれました。

 10:02 続いてED76 1018牽引による5075レがやってきます。
 東の方は霧に煙っていますが、この辺りは薄っすら晴れていて、無事に撮れました。まぁ場所柄正面は影りますが。

 もう特に目ぼしい列車は無いだろうと一応貨物ちゃんねるを見ると、何?EF81 303銀釜が代走? と一瞬驚いたのですが、別の情報サイトにはそんな情報も入っておらず、暫くするとこの欄の記載が消えていたので、やっぱり誰かによるガセネタでした。
 こういうガセネタを流すのはやめてもらいたいですね。まぁこういう嘘情報を見て、誰かが消してくれたのでしょうが、こういった情報サイトを見る場合は、複数の情報を見比べて真偽を確かめるのが重要ですね。
 ということで、この場所は撤収して駅に戻ることにします。



 .いよいよ最後の撮影
 さて午前中の撮影も終えたので、夕方の列車が来るまでの間は一旦北九州市に戻って、門司港レトロ線の踏破をして、九州内の在来線最後の未乗区間を乗り潰してきて、また西の方へ下りてくるという行程です。

 門司港へ行く行きの電車は813系のサービスダウン改造車でした。
 車端部の固定クロスシートのみ残して、ドア間はロングシートになっています。元々は転換クロスシートを2脚撤去した2200番台の車両で、番号は変えずにそのまま更にロング改造という、これをその他の車両にも全て施工し、813系は全てこのタイプにするそうです。
 門司港レトロ線訪問(後日別記事で書きます)後はまた西へ下りてきました。昼前に813系の中でパンを食べただけで、ちょっと小腹が空いてきたので、折尾での乗り換え時間のあいだにホームから乗換え通路に下りてくると
 
 はっははー うどん屋発見!  凄い磁力で吸い込まれて行きましたw
 かしわうどん+きつねトッピング、あー旨か さすがうどん県福岡っちゃ! 一応駅のうどんなので、県外者の事も考えて麺はそこまで柔くはないです。
 そして折尾の次の水巻で下車し、駅から10分ちょっと歩いた場所でスタンバイします。

 16:06  ED76 1021牽引の1091レが通過
 一昨日の鍋島貨物の時ほど暗くはなかったのに、この撮影後にから雨がポツポツ降り出し、駅に戻った頃には本降りの雨になりました。
 これにて、全ての撮影を終了し帰路としました。

 本日の行程と移動距離は
・3/1 黒崎741〜135M クモハ813-2222〜808赤間1048〜4124M サハ813-2103〜1155門司港1240〜トラ701〜1250関門海峡めかり1340〜1350出光美術館前~~門司港1424〜 サハ811-104〜1508折尾1532〜4143M クモハ813-2215〜1534水巻1641〜2228M モハ414-1520〜1715小倉1840→送迎バス→1910新門司港1950〜上り2便フェリーふくおか〜

黒崎→赤間 21.6km 480円IC
赤間→門司港 46.5km 950円IC
門司港→めかり 2.1km 600円一日乗車券
めかり→出光美術館前 1.6km 0円上記利用
門司港→水巻 32.2km 660円IC
水巻→小倉 21.2km 480円IC 船舶部除く  125.5km 3,170円 まぁこんな感じでしょう。



 帰りは残念ながら割引率の高い第1便の船がドック入り休航のため、500円ほど運賃が高い第2便しか乗れませんでしたが、この日は夕方から仕事のため、時間に余裕はありました。
 
 戦績は上の表の黄色い枠で囲まれた4日間のうち、少し見えにくいですが、緑色で囲んだ機関車の撮影が出来ました。
 1日目は大幅遅延や差し替えがあったのと、3日目は1発狙いだったので、それぞれ1本ずつしか撮れてませんが、そこそこの感じかな?

 こちらが使い終えた旅名人きっぷ。
 3日目は島原鉄道で手書きだったのですが、見えにくいので、肥薩おれんじ鉄道で改札印を押してもらったものの、これもインクが滲んでしまい、分かりにくい結果になってしまいました。この切符で、24,420円分乗ったので、発売額の約2倍ですから、そこそこ乗ったって感じでしょうか。

ということで、国鉄電機を追った九州出撃4日間(船泊を入れると5泊6日)が終わりましたが、本日急きょ追加で九州行きを決めました。
また次の記事に続きます。

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九州の国鉄電機撮り収め旅(その3)

2025-03-06 |  出撃 at 九州地方
前記事からの続きになります。
 九州国鉄電機撮影旅も現地3日目に入ります。当初の予定は2日目に熊本以南に行く予定でしたが、EF81303(銀釜)が鍋島貨物に入ったため、八代からUターンして佐賀方面に行きました。3日目の予報が雨のち曇、南部は晴れ間あり。ということで、やっぱり行き先は南の方にします。

 .新大村から熊本への最短?ルートで行く
 国鉄電機が走っている路線とは全然違う方向へ来て泊まってしまったのですが、そもそも熊本というか八代以南の海沿いで撮影できるのは夕方の1本なので、今日はもう効率など一切ない状況で、今日は半分以上が移動になります。

 新大村駅にやってきました。
 こちらは新幹線の駅で、水色の券売機を始めて見ました。これは自由席・現金専用券売機で、地域の実情を反映しているような感じでしょうか。
 なお在来線の駅はここではなく、外に出た高架下にあります。

 6:20 隣の竹松始発のディーゼルカーが来ました。
 昨日乗ったキハ47は天国のようでしたが、このYC1型はほとんど電車で、ほぼロングシートという地獄のゴミ車両ですから、全然嬉しくありません。諫早までの辛抱です。

 6:52 諫早からは長崎本線ではなく、ローカル私鉄の島原鉄道に乗って南下します。青春18きっぷだと別運賃ですが、旅名人きっぷならそのまま乗れます。
 2両編成の先頭は旧島鉄色の車両でした。

 駅ごとに通学の高校生が乗ってきて車内は満員になりましたが、島原駅でどっと降りて、車内はガラガラに。
 残念ながら男子高校生と向い合せになったので、写真については割愛しますw

 8:12 定刻より4分遅れで島原港駅に到着。
 この列車は折り返し回送で、車庫のある南島原(島原船津)に引き上げるようです。

 8:17 徒歩5分ほどで島原港フェリーターミナルに到着。
 熊本行きの船は、8:25と8:35の2本があります。

 熊本ー島原間には2社の航路があり、
  ①熊本フェリー 所要30分 1,500円+熊本港からのバス代540円
  ②九商フェリー 所要60分 1,180円
私がどちらを選んだか、もう分かりますねw

 答えは② 8:35発の九商フェリーで、値段が安い上に、30分長く乗っていられて、しかも熊本港から熊本駅まで無料で送ってくれるので、時間に余裕があれば九商フェリー一択です。なお無料送迎バスは前日までの予約が必須ですが、島原港から乗る場合に限り、乗船当日に窓口で予約の空きが確認できれば、写真のような乗車タグを渡してくれます。これを熊本港でバスに乗る時に乗務員に渡します。

 8:23 切符と乗車タグを貰って桟橋へ向かいます。
 左側に停まっているのが熊本フェリーのオーシャンアローで、右側にいるのがこれから乗る九商フェリーのかもめ号。もう1隻のフェリーくまもとは以前2度ほど乗ったことがあります。

 8:25 一足先にオーシャンアローが出航
 電車並みの驚異の加速力で一気に港を出ていきました。

 8:35 オーシャンアローの10分後にレインボーかもめが出航
 850tの軽めの船なので、湾内での旋回も軽やかですが、やっぱり巡航速度は遅いのかな?

 船内は平日の朝ということもあってガラガラ。20人程度の乗客でした。
 くまモンも淋しそう?

 こちらは船首にある展望室で、特別料金不要。
 最初は前面展望の良い真ん中の席に座ってみたのですが、座席の背もたれが短くて座り心地が悪いため、背もたれの長い両端の席がオススメです。

 上空の雲が薄くなって、太陽がのぞき始めたので、海面が光っています。
 予想よりも早めに天候が回復するかも知れません。

 9:35 熊本港に到着
 港の横には送迎バスが待機していたので、急いで乗ります。

 10:04 熊本駅に到着
 マイクロバスで、最後列を荷物用?に撤去されているため、13人しか乗れないので、多客期は前日までの予約が必須ですね。これでバス代540円が節約できました。

 .一か八かの一発狙いに
 熊本駅で買い物しているうちに十分間に合ってた電車を逃したので、八代に着いたのが11時過ぎ、肥薩おれんじ鉄道の次の列車は12時前になります。

 八代駅の掲示板には運休列車の告知があって、あれ、次の列車運休? と一瞬思いましたが、3/3限定という事でほっとしました。
 その隣には高校生の卒業を祝う張り紙が。しかも手書きの毛筆でタイトルは朱墨書き。鉄印帳を書く達筆の職員さんがいるのでしょうか。

 11:52 折り返し出水行きとなる列車がやってきましたので、これに乗り込みます。
 直前に到着するJRの電車からの乗り継ぎ客も駆けつけて20名ほどの乗車で出発。

 くまモンラッピング車は、車内も楽しいモン
 次の肥後高田からは高校生も乗ってきて、車内は少し賑やかになりました。

 県境を越えて鹿児島県に入ってきました。 天気は青空、撮影日和となった感じですね。
 問題はどこで撮影するかなのですが、
  ①1本目8096レ 鹿児島1323→1421川内1521→1720頃八代
  ②2本目1062レ 鹿児島1614→1711川内1801→2010頃八代
の2本あるのですが、今の季節だと2本目については川内以南での撮影しか出来ないことと、川内以南ではあまり良い景色での撮影が期待できないことから、思い切って①の8096レ一本狙いとして、川内ー八代間の海沿いの場所で撮影することとしました。チャンスは1回だけ。

 13:49 牛ノ浜駅で下車、眼下に青い海が広がります。
 2駅先の西方で下車して定番撮影地で撮る方法もあったのですが、既にその場所には何度も訪問していて、上りの貨物も2本撮っているので、ここで思い切って9分後にやってくる八代行きの列車に乗って、熊本県側へUターンすることにしました。

 熊本県側に入っての天気ですが、3分晴れて2分雲に陰る程度なので、何とか晴れ間の中で撮れないかの願いを込めて北上します。
 車両には何かのキャラクターが・・・

 15:37 上田浦で下車、今回の撮影地は徒歩20分強の場所から狙います。
 この区間は数年前に別のポイントで撮影したのですが、その日は臨時貨物は来ませんでしたので、リベンジ的な目的もあります。

 16:30 1本前の八代行き普通が通ります。
 残念ながら曇ってしまいました。本チャンの貨物が来るまでに晴れてくれるか心配です。そして

 16:58 晴れた中、上り8096レがやってきました。
 斜め右奥側から太陽が当たるため、ほぼ逆光下の状況で、機関車の正面は影になりますが、海沿いを行くシーンが撮れて満足です。
 何年か前にここより北側の突堤で撮ってたのですが、その日は貨物は運休でしたので、この区間での上り貨物は初めての撮影となりました。

 撮影後20分ほどで八代行きの列車が来るのですが、駅に戻るのが間に合わなかったため、一旦下り列車に1駅だけ乗って、次の「たのうら御立岬公園」で下車。肥薩おれんじ鉄道で久々に新規下車駅が1駅増えました。
 その後は八代へ出て、鹿児島本線をひたすら北上します。明日は天気が下り坂の予報のため、北九州周辺で撮影をしてその日の夜の大阪行きフェリーで帰る事にします。

 21:45 八代から鳥栖まで3時間、ロングシート地獄でしたが、ようやく鳥栖からの普通の前3両が未改造車、後ろ6両が座席撤去&ロング改造車だったので、一番先頭の車両まで行って2時間の安堵時間を過ごします。

 23:39 黒崎に到着、今夜はここで滞泊です。
 明日はどうしようかな?

 本日の行程と移動距離です
・2/28 新大村620〜223D YC1-1103〜639諌早652〜103レ S-DC2554A〜808+4島原港835〜2便 レインボーかもめ〜935熊本港945-7〜シャトルバス〜1010-6熊本1042〜5335M クハ821-1〜1121八代1157〜6237D HSOR-111〜1316出水1318〜6339D HSOR-107A〜1349牛ノ浜1358〜6136D HSOR-117〜1537上田浦1754〜6153D HSOR-102〜1759たのうら御立岬公園1821〜6142D HSOR-152A〜1849八代1853〜6346M クハ814−10〜1932熊本2007〜5364M サハ821-2〜2057大牟田2058〜374M クモハ817-516〜2142鳥栖2145〜142M クハ813-105〜2339黒崎

新大村→諌早 別 13.9km 300円
諌早→島原港 43.2km 1,540円
島原港→熊本港 別 21.0km 1,180円
熊本港→熊本駅 12.9km  0円
熊本→牛ノ浜 127.9km 3.210円
牛ノ浜→上田浦 74.2km 2,040円
上田浦→たのうら御立岬 4.1km 290円
たのうら御立岬→黒崎 229.5km 4,770円  合計 526.7km 11,850円+別購1,480円 さすがに今日はよく乗りました。今日1日分だけで旅名人きっぷの価格11,000円の元を取ってしまいました。やはり私鉄を含めて長距離乗ると、これ位はするもんですね。


 いよいよ明日が九州4日目最終日ですが、その模様は次の記事(その4)でお届けします。
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九州の国鉄電機撮り収め旅(その2)

2025-03-05 |  出撃 at 九州地方
前記事の続きとなります。

 .鹿児島へ行かず佐賀へ戻る

 朝の熊本駅前にて、堂々とした駅舎も何か殺風景な感じがします。
 昨日考えた予定では、今日は天気の予報が良い九州南部で出て、そこでED76の撮影とすべく、熊本市内で滞泊し、朝から南進し始めていたのですが、八代まで来た段階で、次のような機関車の運用情報が入ってきました。
  ①EF510のA33運用にEF81454が代走
  ②ED76のA54運用(鍋島貨物)にEF81303が代走
とあり、特に②のEF81303は昨年末の脱線事故でのEF81406に代わって休車状態から急遽復帰したような機関車なので、まだピカピカの車体ですから、何とか撮っておきたいところです。
 ということで、八代で急きょUターンをして北へ向かう事にして、まずは①のA33運用の列車を撮るのですが、既に鳥栖タに到着しており、9時過ぎに発車し、熊本には10:40到着とありますから、熊本の手前で撮影とします。

 9:45 大野下に到着。
 駅近くで撮れるとしたら、もうここしかありません。通過予想時刻は9:57、撮影地までは徒歩7分、急いで歩きます。

 10:12 EF81454牽引の8057レがやってきました。
 通過予想時刻より15分遅かったのが幸い・・・ではなく、次の上り列車の時刻が迫っているので、急いで片付けて駅に戻ります。
 大野下10:26発の普通に乗って、乗り換え駅の鳥栖へ向かいます。目指すは長崎本線の肥前麓。

 11:58 鳥栖での乗り換え時間の時に、もう1本EF81404牽引の1063レがやってきました。この列車はEF81の定期運用A41なので、昨日まで3日連続でEF510が入って、もしかしたらサイレント引退?と思わされた状況から解放された感じです。
 長崎本線の普通電車の発車は12:03なので、入線だけ撮って急いで隣のホームの南端にいる電車に乗りました。

 12:10 肥前麓で下車 ここから徒歩約20分で、アイリスオーヤマの工場前まで歩きます。写真の中央左側奥にそびえ立ってる白い大きな建物がその工場がある場所で、あそこから撮影します。
 EF81303牽引の鍋島貨物1本目の鳥栖発車は12:25なので、現場に着いて5分ほどでやってくるので、急いで歩きます。
 現場にもうすぐ到着という頃に早くも踏切が鳴りだして、おおぃちょっと早いだろ? と急いでカメラを出してみると・・・

 12:29 グゥォォォォーンという音とともに、漆黒の車体がやってきました。
 何? ななつ星? 
 昨日熊本で乗客を降ろして、今日は運行3日目で諫早まで回送している途中のようです。
 いやぁ81貨物じゃなくて良かった。 改めて荷物を持って急斜面を登ります。

 12:39 ピカピカ銀色のEF81303牽引の鍋島貨物1本目がやってきました。
 午前中の熊本は晴れていたのですが、やはり予報通り天気が下り坂なので、止むをえません、先ほどのななつぼしの時よりは若干明るいかな?
 この撮影地なのですが、よく見ると線路脇の草が伸びており、あまり良い状態ではないので、昨秋にも行った伊賀屋に移動することにしました。

 13:54 肥前麓駅へ戻ってベンチに座って次の電車を待っていたら、こんな状況にw 近くに商業高校があるのですが、なぜかこんな時間に下校になるとか。 
 喜んでるのも束の間、次の撮影場所のロケハンを車窓からしましたが、やっぱり天気がどんどん悪くなってきました。

 14:48 ということで鍋島貨物2本目は伊賀屋駅の西側の田んぼで撮影。
 昨秋のブルーインパルスが飛行中止になった時と同じ場所でしたが、もういつ雨が降ってきてもおかしくない感じです。
 撮影後は急いで駅に戻って、千早まで行ってED76のA55運用の1091レを撮ろうとしたのですが、鳥栖を出たところで、EF510が代走に入ったとの情報が入ったため、もう博多方面に北上するのは止めて次の原田で下車。本来今日の撮影予定だった熊本以南で明日は撮影することにしたのですが、問題は天候。
 これから雨予報なので、もしかしたら明日はダメかもしれないので、1日乗り鉄で時間つぶしになりそうな予感がしたので、どこかいい所ないかな?ということで、取り敢えず再び長崎本線に乗って西へ進むことにしました。国鉄電機とは全然関係ない方向に向かいます。

 そのまま江北で停車中のキハ47に乗って更に長崎方面へ向かいます。
 今回ようやく電車以外の乗り物(気動車)に乗れて、ホッとしました。鉄道ファンですが電車はあまり好きではありません。客車が最高なのですが、今はもう走ってないので、こうして気動車に乗れる時間があれば出来るだけ乗るようにしています。

 19:10 諫早に到着しました。
 ここでこのまま乗ってきた列車で折り返して鳥栖まで戻れば、その日のうちに熊本まで着けるのですが、明日は雨だし、まぁゆっくりしようということにしました。

 ということで、やってきたのが新大村駅。
 2022年に西九州新幹線開業に伴って新たに出来た駅で、これで新規下車駅1つ増えました。

 本日の行程と移動距離は
・2/27 上熊本717〜5321M クモハ815-5〜721熊本742〜6329M クハ821-2〜820八代825〜6332M クハ821-2〜906熊本910〜334M クハ816-516〜945大野下1026〜5332M クハ814-6〜1127鳥栖1203〜2847M クモハ817-24〜1210肥前麓1354〜2943M クモハ817-30〜1709伊賀屋1510〜2856M クハ816-22〜1538鳥栖1559〜4148M クハ813-108〜1608原田1613〜1327M クモハ813-103〜1623鳥栖1652〜2863M クハ810-1503〜1738江北1748〜2157D キハ47 9041〜1910諌早1914〜246D YC1-217〜1931新大村

上熊本→熊本 別 3.3km 210円
熊本→八代 35.7km 760円
八代→伊賀屋 145.7km 2.860円
伊賀屋→原田 29.1km 570円
原田→新大村 123.2km 2,530円  合計 337.0km 6,930円 300km以上乗るとそこそこ乗った感じですかね。


 さて既に雨が降り始めてきたので、明日はどうしようか悩ましいところです。
 3日目の様子については、次の記事(その3)でご紹介します。
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九州の国鉄電機撮り収め旅(その1)

2025-03-04 |  出撃 at 九州地方
前記事では九州に到着して「旅名人の九州満喫きっぷ」を買ったところまでを書きましたが、今回からはいよいよ撮影行程に入ります。

 まず九州内の国鉄電機の運用ですが、下表のようになり、クリーム色の帯が撮影可能な時間帯の列車で、それ以外の青帯は夜間に動いている運用になるため、実際に撮影できる列車の数は減ります。また黄色のA51運用は運休やEF510による代走が多いのでアテになりません。

 EF81・・・3運用(実質2機稼働)
 EF81の2運用は熊本付近で時間が重なるため、同じ日に2つの機関車を撮りたいなら小倉付近でA41を撮った後に、新幹線などで先回りするしかなく、あまり現実的ではありません。
 ED76・・・5運用+臨時1運用(実質5機稼働)
 ED76だと定時で動いていればA54を3発撮って急いで鳥栖に戻って小倉方面の列車に乗れれば、千早付近でA55を撮ることが出来るかも。
 駅のホーム端から撮るならそれでもいいのですが、やっぱり駅間でロケしてそれなりの風景の中で撮りたいですからね。

 .EF81がサイレント引退?
 2/26 九州1日目はフェリーを下りて小倉に朝6時台に着き、これから撮影場所を選定するのですが、まず狙うのが小倉ー千早間で午前中に2列車撮れるので、昨秋同様に朝7時過ぎの鳥栖行きに乗って下ります。

 7:52 海老津で普通列車に乗り換えて教育大前で下車 後ろライト点いてるよ!
 8時台と9時台の2本の国鉄電機を撮るために、駅から30分ほど歩いて大築堤の場所に向かいます。

 8:43 1本前の貨物1065レが通過 EH500の定期運用
 この列車はほぼ定時だったのですが、次のEF81牽引の1063レが全く来ません。9時を回っても全く来ないので、JR貨物HPの運転状況を見ると、東海道線(新垂井線)での鹿と列車と衝突で遅延が起きている模様。


 EF81の運用予定の1063レは待てど暮らせどやって来ません。そのうち10時近くなって次のED76牽引予定の5075レもやって来ず、これは大幅に遅れそうです。
 貨物ちゃんねるの情報を見ましたが、号機番号の投稿もないので、相当遅れているということでしょうか?
 まぁ今日は平日で九州地区ということもあって、目撃している人自体がいないのかも知れないので、何とも言えませんが。


そうしたところ・・・

 10:20 約40分遅れでやってきたのがED76の単機という
 JR貨物の運転状況を再度見ると5075レは4時間程度遅れているので、先に機関車を福岡タまで回送して、5075レについては別の機関車で牽引するということでしょうね。
 EF81牽引の1063レについては、いつ来るか分からないので諦めて、次の撮影場所に向かう事にしました。

 .ガセネタに振り回される
 5075レは4時間遅れということで、牽引予定のED76のみが単機で下って行ったので、このED76は千早から次の鍋島貨物の運用に入ると思われることから、博多ー鳥栖間で狙うとして、駅からのアクセス時間が比較的短い都府楼南のカーブで待ち受けることにしました。

 12:37 教育大前から約80分、ロングシートに揺られてようやく都府楼南で下車。
 鍋島貨物の通過予想時刻は12:40ごろ、撮影地へ急ぎます。
 しかし13時を回ってもED76の鍋島貨物はやってきません。そうしたところ白いヘッドライトに銀色の車体が見えてきました。

 13:20 EF510-302 何だこの列車? もしかしてED76の代走?
 貨物ちゃんねるを見たところ、ED76牽引の鍋島貨物のA54運用の欄には「運休」の文字が・・・あーあ。

 ということで、鍋島貨物運休の文字を見て落胆して、再び小倉方面行きの電車に乗って、次の撮影地を目指します。
 昼下がりに811系の8両編成とかガラガラのクロスシートという天国だったのですが、それも束の間、何と博多駅の手前で真っ赤な機関車の牽く貨物列車とすれ違いました。
 なんと鍋島貨物は運転されていたのです。やられた~ 誰だよガセ情報流した奴は
 その後貨物ちゃんねるのA54の欄はしれっと訂正されていました。その前に通過したEF510の貨物はEF81牽引1063レ運用の代走だったと分かりました。

 15:07 東郷に到着
 16時過ぎに通過するED76牽引のA55運用を狙うために20分ほど歩いてカーブ地点に向かいます。列車の窓から見ていたら、定番踏切の場所に大望遠で構えている人が1人立っていたので期待できますが、定番アングルだと側面は陰になるので、別の場所でスタンバイしたのですが・・・

 17:23 1091レの通過予想時刻より1時間遅れて、日も落ち始めた頃にEH500牽引の列車がやってきました。
 17時台に2本続けてEH500牽引の下り貨物があるので、おそらくその1本と思われます、そうすると1091レも運休か?
 もう日も陰ってきて限界なので、この貨物を撮って撤収することにしましたが、駅へ戻るまでの間にもすれ違わなかったので、1時間半以上遅れているようですが、もう18時を回って真っ暗なので今日は終わりです。後で貨物ちゃんねるを見たら一応運転はされていたようです。

 最終的にEF81の運用状況を見てみたところ、3日連続で定期運用にEF510が入っていて、これはもしかしたらEF510が最終増備を完了した事を受けて、定期運用からEF81が堕ちたのかなと思わせる動きをしています。
 いわゆる「サイレント引退」というやつで、一応他運用の代走では走っているのですが、ゲリラ的な動きをしているので、景色の良い場所で定期列車を待っている事ができず、小倉周辺の駅のホームで待ち構えるしかありません。
 駅撮りはあくまでも最終手段なので私は原則やらないのと、1日当たり3,667円もするフリーきっぷを使って、半日近くを同じ駅でじっと待ってるのもバカバカしいことから、これはもう作戦を練り直さなくてはなりません。


 ということで、九州2日目となる明日2/27は天気予報の良さそうな熊本以南でED76狙いをする事にして、今夜は熊本市内での滞泊としました。

 本日の行程は
・2/26 〜530新門司港533〜連絡バス〜608小倉657〜2520M クモハ813-3111〜703門司709〜4223M クモハ811-1〜745海老津747〜2133M クハ813-3〜752教育大前1118+3〜2141M クモハ819-5106〜1230+7都府楼南1357〜2154M サハ811-1〜1507東郷1759〜4149M サハ813-106〜1914鳥栖2014〜5369M クハ814-14〜2150上熊本

小倉→門司 5.5km 210円
門司→教育大前 39.1km 760円
教育大前→都府楼南 46.4km 950円
都府楼南→東郷 40.3km 860円
東郷→上熊本 142.6km 2,860円  合計273.9km 5,640円  あまり動いてませんね。

 2日目の模様は続きの記事(その2)で書きます。
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九州へ国鉄電機撮り納めに行く

2025-03-01 |  出撃 at 九州地方
 天皇誕生日と振替休日などの世間が3連休の時に仕事で出勤していて、それが終わった2/26から私は3連休だったのですが、それに1日年休を追加して4連休も取っていました。行き先としては北海道九州としていたのですが、一週間前に勤務中に急に体調を崩してあわや救急車を呼ばれるところでしたが何とか回避、ただその状態で旅行云々も流石にふざけていると思われるので、先週の木金は家で休んでいたものの、どうしても心は撮影にはやり今週はもう大丈夫だろうと言うことで、旅行に出ることにしました。

 .行き先に迷う
 ダイヤ改正前のこの時期、狙いは北海道か九州へ行き先を予定していたのですが、これから北海道への飛行機となると片道1.5万円以上の枠しか残っていないことと、283系の特急大雪ほ廃止になるも、283系自体は特急オホーツクで残るのと、キハ40も3月改正以降も室蘭本線の一部区間で残る事から、今無理して北海道へ行く必要も無いと判断しました。
 となると九州ですが、意外と天気予報が悪いので困ってしまいました。週間予報では、
 2/26 27 28 3/1と、晴れそうなのは前後の2日で、南部へ足を伸ばせそうな中よりの2日間が悪いので、さぁどうしよう? 1週間遅らせて、今週は晴れ予報が続く関東地方にでもしようかなとも思ったのですが、意外とJRの高速バスが平日なのに満席続きでげんなり。何かが起きている?
 という事で一か八かで九州へ行く事にしました。幸い出発当日にいつも乗るフェリーの2等寝台の窓側が空いたので、すかさず予約を押さえました。1等個室はキャンセルはほとんど出ないのですが、2等寝台は意外とキャンセルが出たりするので、前日の夜辺りに予約サイトを見て席決めを行います。一応名古屋・関西〜福岡へのバスや格安航空会社も見ましたが、直前なのでどれも1万4千円以上と結構高いですから、やっぱり船一択となります。何せ大阪→小倉で6,770円(第1便限定WEB割)ですからね。
 青春18きっぷの改悪により、自由な日程で使えなくなったので、3月を待たずに出発してしまおうという「鉄道ファンの鉄道利用離れ」に拍車が掛かりますね。
 大阪→小倉のフェリーの様子については、これまで何度も記事で上げてますので、ここでは敢えて取り上げないこととします。余談ですが、平日ともあってか割と空いていて、外国語が飛び交う事もなく、すこぶる快適でした。

 .5ヶ月ぶりの九州遠征 
 去年は ①5月に気動車私鉄巡りと、②10月にJ2 長崎のサッカー観戦等で2度九州を訪れてますが、国鉄電機の撮影は佐賀県内での1ヶ所のみに留まりましたので、今回廃止間際ですが改めてという事で、もう見納め撮り納めとなると国鉄電機の撮影メインで行くことにします。
 フェリーで北九州に着いてからレンタカーで回る事も考えたのですが、予約サイトを見たら3日分しか満足に取れない感じだったので、機動性は悪くなりますが、やはり今回も列車+徒歩で回る事にします。
 前回は帰路にJR西日本区間も使って移動だったので、秋の乗り放題きっぷを使いましたが、今回は鹿児島県まで行くケースがあるので、肥薩おれんじ鉄道での利用を考慮して「旅名人の九州満喫きっぷ」とします。青春18きっぷは3日用が10,000円に対しこの旅名人きっぷは1,000円高い11,000円ですが、全私鉄(4月から長崎電気軌道が脱退)が乗れて、しかも任意の日に使えるので、現地4日間のうち、何処かの3日使うか、有効期間の3ヶ月以内で九州へ再訪するなら、その時に置いておく事も出来ます。

 という事で、小倉駅のみどりの窓口も営業時間が短縮されているので、朝6時台だとこの券売機で買うことになりますが、誰もいませんでした。右のスクリーンカーテンを開ければ有人の窓口になりますが、明かりを落として真っ暗にしていました。

 JR九州のみどりの券売機の画面。
 SUGOCAや他の企画きっぷ関連が、他地域の人間にとっては新鮮に見えます。

 これで切符の準備も出来ました。JR東海·西日本にはお金は落ちませんが、JR九州と各私鉄に分配金という事で、お金は落ちます。
 あとは天候次第で、4日間中どの日で使うかというところです。

 今回はここまでで、次の記事からいよいよ撮影の様子についてご紹介いたします。
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今秋は1枚のみ 秋の乗り放題パス

2024-10-17 |  出撃 at 九州地方
 前々からの続きの記事になります。
 長崎ピーススタジアムで初のJリーグ観戦を終えて、秋の乗り放題パス2日目の夕方となりました。明日の最終日は丸1日かけて名古屋まで帰るのですが、長崎から出たのでは間に合いませんから、最低でも鳥栖までは戻らないといけませんので、今日は長崎を後にして鳥栖方面へ向かいます。

 .最悪サービスの九州田舎を早く抜けたい

 17:30 長崎駅でお土産を買って、18時過ぎの快速に乗るためにホームに上がってきました。既に列車が入線していたのですが、そこは京都人も顔負けのイケズの九州人、ドアは開けずに乗客を中には入れません。
 発車5分前になってようやくドアが開くまで延々と待ちます。
 前にも書きましたが、最悪のサービスを展開するJR九州なので、悟りの心を持つ余裕が必要です。

 佐世保行きの快速にこのまま乗っても早岐での接続待ちが長いため、諫早で降りることにして、朝乗った長崎本線の非電化区間のキハ47に乗り継ぐのですが、ここでもやはり締めだそうとするので、運転士に乗せろ!と怒ったのですが、せっかくのサッカー観戦で気分良かったのがJR九州の対応で台無しになるのも何なんで、一旦乗りかけた列車を降ります。乗務員とのバトルはまたの機会にでもしようかと。
 列車は接続待ちなどで5分ほど遅れ、その後の乗り継ぎシーンは取れませんでしたが、肥前浜で鳥栖行きに、鳥栖から更に博多方面行きの電車に乗り継ぎました。鳥栖で泊まってもいいのですが、明日は朝から雨なので、なるべく濡れない福岡市内中心部へ移動することにしました。

 .怒涛の鈍行旅
 結局天神で滞泊し、翌朝5時半に出発。
 前回5月の九州旅行では帰りもフェリーだったので、楽々帰ってきたのですが、今回は乗り放題パスの3日目を使っての長屋までの延々乗り継ぎ旅になるので、1日中電車の中に居ます。そのため、いかに快適な車両・位置で移動するかがキーポイントとなります。

 博多6:03発の小倉行きに乗りましたが、やってきた8両中の後ろ4両がサービスダウン改造された1500番台のロングシート車だったので、次の吉塚で前の4両に乗り移ってクロスシートの0番台車に落ち着きました。これで小倉までは安泰。
 結局この日は小倉→下関間での415系1500番台が最後のロングシート車乗車となりました。

 8:05 小倉駅の入線待ちで6分も遅れたので、朝食を買う時間が心配されましたが、下関行きの発車も2分遅れたので、その間に小倉駅改札内のファミマでパンを買って下関行きに乗車。
 下関でも数分の乗り継ぎ時間なので、コンビニに寄る時間はなくはないですが、セブンなので避けておきたいところ。左側には瑞風が停まっていました。

 次の幡生でのお楽しみは、車窓右手に現れる幡生食肉工場。
 多くの115系が肉片となっていました。左端は先頭改造車のクモハ115の1600番台でした。こうしてどんどん国鉄車両が消えていくのは寂しい限りですね。

 悲しみの雨?が降る山陽路
 山陽本線の山口県内は風光明媚な海沿いを走る場面もあるのですが、今日はさすがに天気悪いっス。

 岩国で115系にお別れ、ここからは全てJR車両で乗り継ぎます。
 227系→227系500番台を2列車→225系→313系といことで、福岡から名古屋まで16時間ほど掛かって帰ってきました。途中大阪駅の手前で乗ってた列車が異音検知で緊急停車し、その対応で1時間も遅れるというハプニング付きでしたが、どうにか近鉄にも乗り継げたので何とか帰れましたが、何だかんだで最近は輸送障害のハプニングに見舞われることが多いですね。

 次週の3連休は14日が出勤なので遠出できず、何かぐーたらしてるうちに土日が過ぎてしまい結局お出掛けは無しに、今週は木金が休みですが、天気がもう一つなのであまり出る気になれず。
 結局今週は秋の乗り放題パスの使用は1回限りで終わってしまいました。

 次に九州へ来るときは、新幹線も乗り放題になる切符が使える来年の8月以降になるか、それともED76の姿を収めたくて、春までに再訪するか、その時の気持ち次第ですね。

★今回の秋の乗り放題きっぷでの普通運賃換算
小倉→赤間   35.5km 760円
赤間→教育大前  1.9km 170円
教育大前→田代 61.0km 1,310円
田代→伊賀屋  21.4km 480円
伊賀屋→戸畑 109.8km 2,170円
戸畑→長崎  214.9km 4,400円
長崎→南福岡 147.2km 2,860円
博多→名古屋  830.6km 11,490円  合 計 1,422.3km 23,640円分と約1万5千円分程度お得に行けました。
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長崎 新スタジアム初めてのJリーグ観戦

2024-10-10 |  出撃 at 九州地方
 野球の試合はそこそこ見に行くの(言ってもプロ野球は2012年が最後)でずが、サッカーの試合は4年前に高校サッカー選手権の試合を横浜で見た事があっただけで、Jリーグの試合は見に行った事がありませんでした。やっぱりチアガールがいないからかな・・・
 しかし1度見に行きたかったのが、Vファーレン長崎の試合です。これは応援歌であるVロードという曲が好きなので、一度本場の長崎で聞いてみたかったからです。選手のプレーはどうでもいいんかいw

 実は2年ほど前から長崎の試合を見てみようとして、Yahoo内にあるSportsnaviのメニューも、長崎と神戸だけ特別に固定するように設定して情報を取るようにしていたものの、なかなか他の予定と試合の日程が合わなくて行く機会がなかったのですが、ようやく今年になって行く機会ができました。
 最初の予定では諫早のトラスタでの試合が見納めになるのもあって、8月の終わりに年休も取っていたのですが、台風で交通機関が止まって九州へ行けなくなってしまったので中止、次の機会を探していたところ、ちょうど10月6日の新スタジアム初試合の日に行けそうなので、頑張って出撃することにしました。と言っても当初は雨降りが予想されていたので2日前までは行くかどうか様子見をしていて、11月10日の最終戦の日にしよかなーとも思っていたのですが、傘マークが消えたので急きょ行くことにしました。この辺は3つ前の記事で書いた通りです。

 ・画期的なピーススタジアム構想

 まず今回新しく建設された長崎ピーススタジアムは、長崎市の中心地に近い場所(図の緑色の円)で、2013年までの本拠地であった総合運動公園が市街地から遠い山の中(図の赤い橙色の円)にあったのとは対照的に、本当に便利な場所にできました。ちなみにプロ野球が開催されるビッグNスタジアムは図のピンク色の円の場所です。 
 県庁所在駅の長崎駅から徒歩10分という絶好の立地に長崎スタジアムシティーとして、ホテルやショッピングセンター・企業オフィスを併せた複合施設となっていて、総事業費は1,000億円(当初の計画では800億円でしたが、昨今の資材の高騰で膨らんだ模様)。どこやらの地域みたいに税金に頼ろうとする(市長が却下して頓挫)のではなく、地元の企業ジャパネットがボンと出す切符の良さというか、ふるさと長崎の創生のためにこれだけのお金が出せるのも凄いですね。なお建設費の回収には25~30年かかるそうで、非常に息の長い話です。

 ・チケット購入は専用サイトで
 チケットの購入ですが、チケットぴあやJリーグチケットではビジター側席しか販売していないようなので、全席種から選びたいのであれば、やはり専用サイトから入って買った方がいいです。
 といういことで、今回1回限りの利用になるかも知れませんが、長崎スタジアム・シティーのサイトにユーザー登録して座席図に入ってみました。

 右側のビジターエリアがホームと同割合になっていてびっくり。これについては試合開始前の高田社長の挨拶でも触れられていました。
 試合2日前の金曜日の朝の時点でホーム側は階下席の3,500円の席が残り4席、階上の3,000円の席は完売となっていました。面白いのは自由席の値段が3,500円で、指定席よりも高いこと。まぁ自由席が設定されているエリアはゴールポスト前のサポーターにとっての特等席なので、値段が高いのも分かります。この自由席エリアは試合前から立ったまま延々と飛び跳ねて歌い続けるような設定でしょうから。よそ者には辛いかも。
 図の左上の方に残っていた黄色の点の位置から端っこ側の階下指定席を買いました。

 ・路面電車も大増発
 2万人収容の新スタジアムがビジター側の一部を除いて完売ということですから、けっこうお客さんが詰めかけるということで、足となる路面電車も臨時電車を出しての対応となっていました。
 長崎電軌の路面電車は1・3~5の4つの系統があるのですが、この日は昼前から系統番号無しの白幕状態にして新地中華街ー浦上車庫を往復する区間運転を設定して、ピストン運転で乗客を捌きます。
 停留場名も宝町スタジアムサウスに、錢座町スタジアムノースに改称して、市外からの乗客にも分かりやすくしました。

 12:05 ホーム側席の入り口に近いスタジアムノース電停で下車、続々とお客さんが電車から降りてきます。
 大都市だとサッカースタジアム最寄り駅での光景は割と若い人が多いのですが、赤ちゃん連れからおばあちゃんまで結構幅広い年齢層が訪れていて、地元愛というか、プロ野球チームがない長崎だと数少ないプロスポーツの試合なので、全県をあげての応援になりますね。

 JRの高架下をくぐると、目の前に巨大な施設が広がります。
 その大きさは東京ドームの1.5倍の大きさですから、ジャパネットの本気度が伺えます。なお分かりにくいですが、右側のショッピングゾーンが暗くなっていますが、こちらは10月14日に地元が生んだスター:福山雅治を迎えて正式なこけら落とし、グランドオープンからの営業開始なので、まだ閉まっておりました。
 先に一旦3階まで上がってグッズショップを見てみましたが、かなりの長蛇の列、個々の選手名は知らないので、選手名入りのタオルとかは買えず、ちょうど今日の対戦チームである長崎と大分のマスコットが並べた柄の記念タオルがあったので買いました。ユニフォームも売ってましたが、2万8千円もするので、さすがに手が出ません。

 チーム公式のプログラムチラシ第18号と、長崎新聞による開業特集号が配布されていたので、これも貰っていきます。

 ・ノーゲートで回遊できる構造

 2階のコンコースに戻ってきました。
 実はまだコインロッカーが整備されていなかったため、本日に限り暫定的に仮設の「総合案内テーブル」で大型荷物を預かってもらえて(写真中央左)、HPには500円と書いてありましたが実際には無料でした。この総合案内も試合の日だけここに会議テーブルを持ってきて置いただけで、普段は何もないようです。
 ここのスタジアムの最大の特徴は入場ゲートが無いことで、試合のない日は自由に外から入って座席に座れるということです。そのため試合の日だけ仮設で入場のQR読み取りラッチが設けられます。

 バックスタンド側の長辺に沿ってフードコートがあり、数店舗が並んでいますが、注文は全て横にあるタッチパネル機で注文する形になっていて、かなりの人が並んでいました。また各店舗の順番待ち表示を見ると出来上がりまでかなり待たされそうです。初日でしかも家族連れが多い日曜日のお昼時とあって、大渋滞でしたが、段々と慣れてくれば少しは緩和されてくるでしょう。

 フードコートの中央の椅子がある場所からは少しだけピッチが見える構造になっているのと、一部のガラス戸が開いていて、スタンド内のお客さんが外の売店に出入りできるようになっています。ゲート内でも見た感じで4つほどお店はありますが、数が少ないので外に出て買えるように融通をきかせている模様です。また併設のホテルの2階からも直接出入りできるドアがあって、この日もホテルから何人かの人が出てくる様子が見られました。
 新しい都市中心型の球戯場の試みとしては最先端を行く(郊外型ではエスコンフィールドがありますが)複合施設とあって、他の地方のプレスをはじめJリーグ機構など多数の視察の人が来ていました。今年1月にまちなか新スタジアムが開場した広島は100万都市なのに対して、人口が40万人を切った長崎市で成功するのか、地方都市再生の試金石として広島以上に注目が集まっています。

 ・いよいよスタジアム内へ

 フードコートエリアを抜けて反対側に出てきました。
 ちょうど仮設の入場ゲートが設置されているので、ここから入ることにします。荷物検査がありますが、軽いリュックだけになっていたので、軽々とパスしました。左のテントで荷物検査、右のテントがQR読み取りラッチで、バリケードを含めて全部仮設で、試合のない日は何もない空間になるのでしょうか。

 13:05 まだ試合開始まで1時間弱ありますが、既にサポーターたちの歌声と太鼓が轟いていました。
 しかし、ん?何かおかしい。 聞いたことない歌ばかりだし周りは大分のサポばっかり。
 そうです、ビジター側に来ていたのです。チケットの座席図では左上になっているので、当然南側から見たらサウスゲート側が近いのと思いきや、チケットの座席図は南北が逆転しており、南西側がビジター席になっているのです。ということで北東側のホーム席側に回ります。

 スタジアム内は席ごとにゲートや柵で区切られておらず、どの席の人も回遊できるようになっています。ちょうどバックスタンド側には開業祝いの花が届けられていました。

 ようやく自分の席に座ります。ちょうどコーナーがある場所ですね。
 これで座席番号は18列目ということですから、ピッチからスタンドまでが脅威の5mしかない恩恵に預かっています。

 こちらが座席ですが、座席の下の空間が指定席・自由席の区別なく広くて、これなら大き目なショルダーバッグを預けないで、そのまま持ってきて下においても良かったかなと思いましたが、荷物検査がネックになるので、やはり身軽な方がよいでしょう。座席の下に梁がある野球場とかだと全然荷物が置けませんからね。

 試合前のウォーミングアップで選手たちがピッチに入ってきて、会場から拍手が沸き上がります。
 サポーターのボルテージも益々上がります。

 ウォーミングアップが終わると、芝生内に散水が行われますが、自動噴水が一斉に出るので、けっこうコレがシャッターチャンスかも知れません。夜間のナイター試合だと更にきれいに見えるかも。

 散水が終わったところで、ジャパネット高田社長によるスタジアム開業の挨拶が行われました。
 挨拶に先立って、スタジアム建設までのドキュメント映像の放映もあり、開業初日ならではの演出?でした。

 ・ピッチまで驚異の5mしかない故に

 いよいよ試合が始まりました。
 プロのサッカーの試合は始めてですが、プロであるが故にDFどうしでボール回しをしたりして、意外と退屈な時間があります。ボールを後ろで回しながら相手を引き付けて、そこから前へボールを出すのですが、結構何度も後ろへ戻すのはどうかな? J1・J2の違いはあるも、この辺りはお互いに力量が分かっている選手同士ですから、駆け引きがあるのでしょうね。なり振り構わずガンガンボールを前に入れてくる高校サッカーとは別次元と言われればそうですが。
 さてピッチからスタンドまでが脅威の5mしかない唯一の欠点が試合中に判明しました。

 それが反対側のコーナーキックの場面です。
 観客の死角にならないよう、サポーターが一斉に旗を引っ込めるのですが、それでもグランドが近すぎて観客がブラインドになって、コーナーの外からボールを蹴る選手の姿が全く見えません。
 この死角が起こるのは私たちがいる熱狂サポーター席エリアで起こる現象で、長辺のホーム・バックスタンドではこの現象は起きません。さすが料金が高いだけはありますが、逆に言えばこういったネタが書けるのがイイと負け惜しみを言います。

 ハーフタイムを挟んで、後半はホーム側席の前が相手の守備エリアになるので、長崎の選手たちが遠くなるのですが、盛り上がるのが攻め込んで来た時、そして得点時は目の前でゴールネットを揺らすので、後半に得点が入ると盛り上がりもより大きくなります。
 これだけピッチが近いとやはり臨場感は最高ですね。
 この試合では前半に3点、後半に1点の得点だったので、サポーター前でゴールネットを揺らすのは1回だけで終わりました、まぁ贅沢な希望ですね。とにかく勝って上位に上がってくれればいいですから。
 試合はそのまま4-1で長崎が勝利し、新スタジアム開業初戦に花を添えました。

 試合後は勝利インタビューにネットMVP投票&表彰式などで色々とイベントがあり、大分側の席は直ぐにガラガラになりましたが、ホーム側席は余韻を楽しむ人たちでまだまだ残っていました。休日のデーゲームならではでしょうか。

 16:40 スタジアムを後にして長崎駅に向かいます。
 徒歩10分ほどなので、わざわざ路面電車の停留所まで行って、そこで並んで電車を待っている間に、さっさと歩いた方が長崎駅には早く着いてしまいます。路面電車に乗るのは、沿線の市街地に住んでる市民か、歩いた方が早いことを知らない人ということになります。

 長崎駅に戻ってくると、土産物売り場の前にこういったコーナーが設けてあって、小さな子供たちが記念撮影をしていました。

 さらに土産物や駅のコンコースでの物品販売、路面電車の運転士もみな長崎のユニフォームを着ていて、全体で盛り上げている感じです。(アミュプラザの店員は通常の制服でした)

ということで、長崎で人生初めてのJリーグの試合観戦を行ったの巻でした。

 後日ピースタのサイトから来場者へのサンクスメールが来ましたが、左上の〇印の所がちょうど私がいた場所でした。
  
 長崎には路面電車その他の撮影などでまだ行く機会はあると思いますが、その時にうまくサッカーの試合日があればまた見たいですね、次は平日のナイターとかで予定が合えばいいですが。
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サッカー観戦で長崎を目指す

2024-10-10 |  出撃 at 九州地方
秋の乗り放題パスを使った九州遠征の2日目になります。
昨日は朝フェリーで北九州に着いて、貨物列車を追っかけながら最終的に鳥栖で滞泊しました。今日は早起きして早速出発です。

 .長崎本線で向かう
 
 長崎へ向かう際に鬼門なのが長崎本線の非電化区間(図中の黄色線)で、ここは長崎方面の列車が午前中の最終列車が朝8時で、次は14時台まで6時間ないため、普通列車で諫早・長崎へ行く場合は佐世保線・大村線経由の遠回りになることと、YC1型のほぼロングシート地獄になるので避けたいところ。まぁ特急+新幹線に乗ればすぐなんですがね。

 6:30 残念ながら少し朝寝坊してしまい、あとの電車になってしまいました。
 乗換え回数が1回増えましたが頑張って江北まで行きます。

 7:25 江北からは1日1本だけ運転されている、長崎まで直通の普通列車に乗ります。(肥前浜発の長崎行きが午後に1本あります)
 これを逃すともう昼過ぎまで長崎本線の列車はありません。

 江北から長崎までは2時間13分の旅。
 やっぱり国鉄型車両は落ち着いて乗れるのでいいですね。しばしの至福の時間が流れます。

 佐賀県と長崎県の県境あたりで有明海の海沿いに出てきます。
 今日は曇りの予報でしたが、晴れてきました。

 県境を越えて長崎県に入りました。
 ガラガラだった列車はここから諫早や長崎に向かう乗客が駅ごとに乗ってきて、諫早からは立ち客が出るほどの込み具合になりました。日曜日の朝ですよ!

 9:39 長崎に到着
 1つ手前の浦上でサッカーユニを着た乗客の半数が降り、残りの乗客もすぐに階段を下りて行ったので、到着からわずか2分ほどでホームは誰もいなくなりました。

 9:50 長崎駅前に出てきました。めっちゃ天気いい!
 所々に青いサッカーユニを着たサポーターが歩いていますが、この人たちは今日の対戦相手の大分トリニータサポの人たちで、ホームのV長崎のユニは青とオレンジの近鉄特急カラーなので、そこで区別ができます。まぁ紛らわしいですがね。
 試合開始は14時なので、12時頃までは暇があることから少し散策とします。

 ということで、路面電車に乗ります。写っているのは来年3月まで限定のキティちゃんラッピング電車。
 5月に長崎に寄った時は島原鉄道と松浦鉄道がメインで、路面電車は見ていなかったので、今回はコロナ対策で運転席横のカーテンを下ろしていた状況から、現在は元に戻っているかの確認のために何本か乗って観察してみましたが、まだ3割ぐらいの電車でカーテンを下ろしていました。この辺は運転士の裁量に任されているのでしょうね。

 さて路面電車の偵察も終えたので、そのままサッカースタジアムのあるスタジアムノース電停まで電車に乗っていきます。

 午後のサッカー観戦の模様はこの続きの記事で
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電車で追っかけ国鉄貨物機3ヶ所撮影

2024-10-08 |  出撃 at 九州地方
前記事に続いて九州遠征の2話目になります。
 昨日は急きょ東北から九州へ行き先を戻して、8月に台風で行けなかった長崎へサッカー観戦の予定を入れて出発し、毎度の如く、船内レストランの食べ放題で腹十分目まで食べてそのまま爆睡して牛になってしまった(というか恒例行事になってますが)まま夜が更けました。

 5:29 明石海峡大橋下を5分遅れで通過していたのですが、朝までに遅れを取り戻し、定刻より1分早く新門司港に着岸しました。
 長距離フェリーの5分の遅れなんか誤差レベルでしょうかね。

 さて新門司港から小倉駅までの無料送迎バスですが、北九州市営の紫色の観光バスに加えて新しくマイクロバスが入っていました。閑散期の平日とか乗客は数人しかいないので、マイクロバスでも十分捌けます。前回九州に来た5月の帰路でほ、旧車のバスが1台調子が悪くて、途中で何度もピーピー警告音が鳴って冷房が止まってましたから、夏前にこの(多分) 新車を入れたのかな?

 今回の予定ですが、後ろへ行くほど天気が悪くなる予報なので
 10/5(土) 1日暇なので、昼過ぎまで貨物列車の撮影とします
 10/6(日) 昼から長崎でサッカー観戦
 10/7(月) 丸一日掛けて山陽本線鈍行で帰る
ことにして、今日から利用期間が始まる秋の乗り放題パスを買うことにしました。
 これで、余程の事がない限りこれ以降のJRの交通費は掛からないはずです。

 みどりの券売機で秋の乗り放題パスを購入。100円値上げして7,850円になっていました。1日当たりだと約2,667円になります。

 7:00 改札口を入ってホームに下りると、ヤバい、うどん屋に吸い寄せられる〜〜〜というところでしたが、既にフェリーの中で朝食を食べたのと、50円ほど値段が上がっていたので、ここはぐっと我慢してそのまま電車に乗ることに。

 .久しぶりに撮り鉄をする

 7:20 土曜日でしたが快速電車はまあまあ混んでるので、空いている普通電車に乗ります。813系サービスダウン改造車でした。
 今の時間からだと下りで2本、国鉄型機関車が牽く貨物列車が撮れます。
 狙う列車は1本目がEF81牽引の1063レ熊本行、2本目がED76牽引の5075~4083レで、この2本目の列車は通称「鍋島貨物」として長崎本線の鍋島まで行くのですが、途中福岡ターミナルに寄って列車番号が変わり、その後田代貨物駅でも荷役で長時間停車するため、その時間差を利用して追っかける事ができます。駅のホームで撮るなら簡単に追っかけられますが、旅程中のスナップ写真か、定点動画撮影以外では原則として駅のホームでは撮り鉄はしないので、しっかり駅から歩いて駅間の撮影地でちゃんと撮りたいものです。

 8:08 最初に降りたのが赤間駅。
 この駅で前回降りたのはまだブルートレインが何本も走っていた1990年代でしたので、約30年ぶりという事になります。
 しかし天気予報では晴れなのに全然晴れてきませんな。少し雲の切れ間もあるので、晴れてくることを期待して撮影場所まで歩きます。

 9:01 最初の獲物である1063レが通過、EF81404でした。
 この列車は北九州から熊本まで4時間かけて走りますが、途中の田代で45分停まるだけなので、駅撮りで追っかけても2発撮るのが精いっぱいですので、ED76が来るまでここで1時間待ちます。

 9:59 ED761017牽引の鍋島貨物がやってきました。
 上の写真より小さく映ってますが、動画撮影なので、切り取りのタイミングの違いで、実際には同じように撮れています。
 少し青空がのぞいてくるも、ほとんど曇っている状態でしたが、この場所の角度的には完全な晴れだと正面が陰になるため、ここではこれでも良かったのかなと思います。
 ネットに上がっている赤間駅の通過時刻よりも15分程度遅かったので、駅に戻るのも予定より遅くなり、10:14の快速羽犬塚行きに間に合わず。次の快速まで30分も開いてしまいましたが、次の快速に乗っても十分鳥栖まで間に合います。
 
 2か所目の撮影場所は午後順光にな場所を探していたのですが、まず都府楼南の場所は草が伸びすぎてダメそう、次に天拝山-原田の金網脇には既に1名スタンバっていたのでここも外し、そのまま田代まで行きましたが、ここである事実に気付きます。田代に停車する貨物列車は東側の貨物用の線路を走るので、昔特急電車を撮影した駅の南側の場所では撮れない。どうしよう?

 13:05 田代駅から北(博多)側に徒歩15分ほどで、駅から3つ目の踏切横の空き地から撮影
 踏切では多くの交通量があるので、こちら側の方向でしか撮れませんが、写真だけならまずまずの場所ですかな?
ということで、無事2か所目での撮影も終えて田代駅に戻ります。
 それにしても全然晴れてこないなぁ~天気予報が当たらない

 .ようやくある事実を知る
 鍋島貨物は田代駅の発車は14:25ごろで、まだ40分近い余裕があります。その時間を利用して長崎本線の電車で佐賀方面へ向かいます。普通電車は30分おきなので、1本逃して次の電車に乗ると下車駅での余裕時間が10分しかないので、鳥栖での確実な乗換えが必須です。
 乗換え時間が2分しかなかったのと、土曜日の昼下がりという事で高校生などで車内が混雑していて、乗換えの様子などは撮っていません。さらに鳥栖ー佐賀間は撮影場所も開拓済みで、目新しい場所がないので、楽に撮れる伊賀屋まで行く事にしました。
 鳥栖駅を出てしばらくすると、車窓右手に鳥栖市の各グランドが見えてくるのですが、そのうちの野球場の電光掲示板が光っていて、チーム名の所に「中京」と書いていたのが一瞬見えました。
 何、九州で野球の大会もやってるのか? ←この時点でまだ気付いていない
という一幕がありましたが、予定通りに伊賀屋駅で下車し、駅の西側に広がる田んぼに行ってスタンバイ。
 しばらくすると軽ワゴンに乗ったおっちゃん・おばちゃんがやってきて、「ブルーインパルスですか?」
と私に声を掛けてきました。
 えっ? という表情をした私に対して更に、
 「ちょうどあちら(西)の方向が国体の会場で、吉野ケ里(東)上空から開会式会場の上空を飛ぶんでね、この辺で狙おうと」
ここでようやく、今までの状況が理解でしました。
 そうか!昨日の夜、フェリーで御所のラグビーや小松大谷ほか4校ほどの競技がバラバラの部活の生徒が乗っていたこと、先ほどの車内で中京の文字があって、野球部まで来ていることが、そうか佐賀で国体やってたのねw
 撮影に来ていた人の話によると、先ほど築城基地を飛び立ったとのことで、開会式が始まって、挨拶が終わる15:15に佐賀市内のメイン会場上空を通過するので、伊賀屋だとその1分前には見えるとのこと。
 しかしここで雨が降ってきました。貨物列車の通過までもうすぐ

 14:48 2073レ通過
 一時傘に音を立てる程の雨が降りましたが、列車が来る前にはほぼ上がっていたので、何とかセーフで3発目を撮れました。
 折角ここまで来たので、ここでブルーインパルスの通過まで約30分ほど待つことにします。3年前の東京五輪の時以来となる2度目のブルーインパルスの撮影、なんか棚ぼたレベルの幸運です。

 しかし、待っても待ってもやって来ません。挨拶が長引いているのかな? さすがにそんな事はないでしょう。
 時間調整のために久留米上空で旋回しているという話。もう間もなくだと思うけど、既に予定時刻を10分過ぎてるよ。何か会場でトラブルでもあったのかな? と思っていたら、思わぬ情報が・・・

 ありゃりゃ・・・
 これは残念ですね。まぁ地元佐賀の人々は前日の快晴の中での練習飛行を見(撮)れた人もいるでしょうから、練習飛行を撮れた人たちは幸運でしたね。

 15:30 飛行中止の情報が流れた後、帰る間際にリレーかもめを撮って撤収
 中止が決まると晴れてくるいつものお決まりパターンですか。
 これで幸運は雲を掴むような話で終わってしまいました。そして幸運が逃げた後は・・・

 すし詰めの電車が待っていました。
 天皇・皇后両陛下見たさに市内へ出ていた人々で佐賀から乗っていて、2両の電車は既に満員の状態。
 田舎では皇室のパワーは凄まじい物がありますな。 しかし、ここへ途中の吉野ヶ里公園駅からさらにブルーインパルス目当てで来ていた人たちが加わって、車内は身動きできない程の混雑。
 すぐ前が女子高生2人組だったので地獄の中での何とかでしたが、それよりも重たいバッグを持った手がちぎれそうでした。
 そうか、それで吉野ケ里遺跡の駐車場が満車だったのかと納得。てっきり秋の行楽シーズンで観光客が多いんだなと行きしは思っていたのですが、飛行中止で駐車場は蜘蛛の子を散らすように一気にガラガラになっていました。
 鳥栖に16時半ごろに着いて小腹も空いているので、もう足が勝手に階段を下りて隣の5・6番線ホームに動き出します。

 疲れた体に、かしわうどんがたまらんばい! 
 これで今日の予定は終了し、あとは暇なのでどこで時間を潰すかなのですが、気分的には人が少ない南の方向へ行きたいのものの、電車がロングシート地獄なので、大牟田や日田方面には行かずに、元の3・4番ホームにやってきた門司港行きの電車が未改造の813系だったので、良席に座って小倉方面に動いているうちに爆睡してしまいました。
 朝4時起きで、後は移動→撮影→移動→撮影→とまぁ、いつもの事ですが、こういう時にどっちの方向にどこまで乗っても自由なフリー乗車券は助かりますね。
 その後北九州市内で夕食にして、また戻ってきて今夜は鳥栖で滞泊。

 明日はいよいよ初めてのサッカーJリーグ観戦です。
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東北やめて やっぱり九州へ

2024-10-07 |  出撃 at 九州地方
 10月最初の休日は年休1日を加えた3.5連休として、JR秋の乗り放題パスを使って何処かへ行こうと計画していました。以前にも書いたように、10月6日は長崎でJリーグの新スタジアムの初試合が行われるのでそれを見に行こうと思っていたのですが、生憎の雨予報になったので、土日に晴れる地方は無いかと探していた所、東北·北海道地方が両日ともマークが付いてるので、北海道はさすがに無理ですが東北なら夜行バスを絡めて行けそうと判断、行き先は暫く訪れていない岩手県の三陸鉄道沿線とする事にしました。

 .多客期なので定期バスは運休します。何だと!
 ということで、名古屋→東京(昼行)、東京→盛岡(夜行)でバスを乗り継ぐべく、JRバスの予約サイトから東京→盛岡便の検索をしたところ、

 えっ? エラーになってしまいます。
 何度やっても同じ、バス停名を変えたり、路線一覧から選んでも同じです。
 もしかして便の廃止か他社への移管でもしたのだろうかと、JRバス東北のHPを見てみたところ、

 何と、多客期なので路線バスの運行はお休みしますだと。
 いやいや大手のJRバスでそれをやるか?
 確かに観光バスの方が確実に収入を上げられて、割が良いのは分かりますが、鉄道会社系のJRバスがそれをやるのはどうかと。
 それではと東京から気仙沼・盛方面のバスを検索すると、一応残席僅かありですが、割引なしの9千円とかなり高い。そこまでして行く程の場所ではないので、どうするか保留としました。

 .やっぱり九州へ行くわ
 木曜日は当直勤務のため、何度となく天気予報のサイトで予報が更新されていないかチェックしていたところ、福岡~長崎にマークが付いたので、よしってんで、行先を東北から九州に戻しました。
 そしてサッカーV長崎のチケットサイトを見たところ、3,000円の3階指定席は売切れてましたが、3,500円の2階指定席は残り4席あったので、すかさずポチっとゲットしました。これで10/6は長崎滞在が確定となりました。
 次の問題となるのが、往路の交通です。
 復路は乗り放題パスの3日目を使うので山陽本線の鈍行旅になるのですが、金曜日はまだ切符の有効期間前なので使えず、①夜行バスである程度の所まで行って、翌朝の土曜日から鉄路にするか、②席が悪いものの我慢して船旅にするか、③ドッカリ疲れるのを覚悟で土曜日朝から延々と東海道・山陽本線を下って行くかの3択ですが、鉄道ファンなのに最近は鉄道乗り継ぎ旅をなるべく避けているんですよね、ということで①か②で考えます。
 ①夜行バスを使うルートですが、
 (ア)名古屋→岡山 3列シート 両備バス  ¥7,200
 (イ)名古屋→広島 4列シート 中国JRバス ¥8,350
 (ウ)大阪→広島  3列シート 西日本JRバス ¥7,000+大阪までの運賃¥2,000
の3便ありますが、(ア)残席無し、(イ)は4列シートなので対象外 残った(ウ)のバスですが、残席はあるものの、運賃が7,000円と閑散期の平日よりも1,500円近く高くなっているので、保留として、再びフェリーの予約サイトを確認してみると、
 ②2等寝台(ツーリスト) 大阪→新門司 名門大洋フェリー ¥6,600+大阪南港までの運賃
 やった、窓側の席が1つだけある! 誰かキャンセルしたか?
 2等寝台の場合は窓のある船室はわずか6室12席分なので、大概が入口に近い側と窓側は埋まってしまいますが、出発日の朝6時に見た段階で1つ空きがあるということは、誰かがキャンセルしたか、予約が増えると閉鎖している船室を開放するかのいずれかと思いますが、いずれにしてもラッキーです。
 これでサッカーの座席と船の席も確保できました。いや前々から予約していればいいだけの話じゃん!という意見もあると思いますが、私の場合は雨の中出かけたくないので、最後のギリギリまで予約は取らずに、天気次第では全く別方向への旅行すらする質の人間なんです。

 .船は予約・購入したが

 14:15 昼前に仕事から帰宅して洗濯だけ済ませて出発。
 ザザ降りの大雨の中でしたが、伊勢中川で特急に乗り換えると雨はほぼ上がりました。

 16:25 大阪南港に到着
 難波で少し寄り道していたので、出港30分前の乗船手続きギリギリにQRチェックを済ませます。道路はほとんど乾いていて、雨の心配はなさそうです。

 16:30 ターミナルから船までの長~~い桟橋通路を歩くのですが、いつもなら3隻いる船が1隻いません。
 東予港行きのオレンジフェリーがドック入りのため2週間運休ということで、代わりの船もない1隻で運用のため、この区間は全面運休ということになりますが、神戸港~新居浜港の間で代船を使って運行しているとのことです。

 17:00 大阪南港を定時で出港
 雨上がりのせいか、風が冷たく、半袖だと寒いほどです。

 17:20 出港からしばらくして万博会場の建設の様子が見えます。
 5月に通った時は土台だけでしたが、今はあの悪夢高き300億円の無駄遣いと揶揄された木製円型シンボルが見えてきました。デッキ上ではしゃいでいた女子高生らは見入る事なく、自分らの自撮り写真でキャッキャしてましたが、それにしてもなぜこんなに高校生が多いんだ? それも服装もバラバラだし、女子はザンギリ頭の男の子みたいな子ばかりだし。
 何か嫌な予感が・・・

 こちらが毎度の2等寝台(ツーリスト)のお部屋。奥のカーテンの所が窓。
 コロナ以降、1等個室から先に予約が埋まってしまうため、2等の雑魚寝部屋を減らして1等船室やを増やした新造船を入れたりしていますが、それでも中々予約が取りづらくなっています。

 .食堂は大混雑?
 船内やデッキ上でやたらと高校生が、それも体育会系の生徒らしき軍団が複数いるので、どうしたものかと思って、見ていたところ、髭ずらの顧問の先生らしき人と、屈強な部員たちのジャージにはGOSEと書いてあったので、これはあの有名な御所実業のラグビー部と直ぐに察しがつきました、他にはKOMATSU OTANIと書いた細身の男子と、あとはCHIBAと書いた小柄な女子のグループ、そして先ほどのザンギリ頭に長身の女生徒(ロゴ無し)たちの見ただけで4校の部活・それもラグビーから多分バレーか陸上部あたりと混在なので、何か九州で大会がありそうです。これが九州の学校のロゴだと、近畿地方での大会の帰りとなりますが、反対の状況ですから。
 ここで思い出したのが、2017年の九州行きの時に味わった、食堂地獄の事でした。あの時は京都でマラソン大会か何かで、その帰りの高校生が大勢乗って食堂も満員、食うわ食うわでご飯を切らしてしまい、炊き直しのために、食堂の営業が1時間中断するというハプニングがあったので、こういう学生スポーツ団体が乗っている時は食堂が戦々恐々になるのではと危惧しておりました。
 通常はまず17時の営業開始と同時にトラックの運ちゃんたちがなだれ込んで一杯始めるので、その人たちが一段落する18時過ぎに食堂に入ると窓側の席で海を見ながらの夕食になるのですが、今日は週末の金曜日、しかも部活軍団が複数いるので、食堂横のロビーで時間を潰していたのですが、先ほどの御所高のラグビー軍団も同じことを考えていたのが、わらわら現れて待機ていて、これはかち合ってしまった、さらに後ろにずらそうか? と思いましたが、食堂の営業時間は20時までなので、あまり遅くなるとおかずが無くなるため、仕方なくラグビー軍団と一緒に入りましたが、心配していたほど混雑していませんでした。週末なのに一般客が少なく、トラッカーたちも余り乗っていませんでした。何か不景気でも始まっているのか心配になります。食堂外の後方ロビーでカップ麺やスーパーの弁当を持ち込んで食べてる人は一定数いますが、食事の料金は値上げしていないので、原因は分かりません。
 予め修学旅行などで、決まった数の予約が数か月前から入れられている場合は、食堂のエリアや時間を分けたりと対策を取るのですが、一般のスポーツ大会で、それも勝ち進んで急きょ予定を入れたりすると、船会社側も20人ぐらいの部活なら一般客と一緒に食べてという扱いでしょう。

 といことで、無事に3ラウンドまでお代わりをして、腹10分目の満腹でベッドへ戻り、牛・牛。
 高いびきで爆睡の夜となりました。



 明日は晴れるといいのですが・・・
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楽しい福岡空港の朝 ほか

2024-06-01 |  出撃 at 九州地方
連日投稿していました九州遠征記の最終日の記事になります。

 今回の九州遠征では現地4日間あるうち、初日からの3日間は旅名人の九州満喫きっぷを使って丸1日移動撮影してきて、3日目の夜に福岡入りしました。残り最終日である4日目は夕方前に小倉に着いてから新門司港発のフェリーに乗る必要があるため、小倉に15時には着く必要ごあるので、特急などを使わない限りあまり遠くまでは行けません。昨夜は大野城まで下りてきたのですが、翌朝はそのまま下りて久留米·鳥栖方面や、逆に上って博多周辺のどちらでも出られるようにして、夜寝ずに(嘘)次の日の行き先を決める事にしました。

 .福岡空港で離着陸を撮影
 現地最終日の4日目ほ昨日までと同じような移動主体では新たに旅名人の九州満喫きっぷをもう1枚買うことになり、残り2日分が余ってしまうことから、最終日は福岡近郊で動く事にしました。今日も朝から快晴の予報が出ているので、初めて福岡空港の展望デッキに上がって飛行機を撮影することにしました。撮り鉄ならぬ撮りジュラルミンです。
 福岡空港は大昔に市営地下鉄の乗り潰しで来ただけで、1階のコンコースまで上がっただけで折り返したので、展望デッキには上がった事はありませんでした。
 羽田·伊丹と並んで発着本数が多い空港なので、朝ラッシュのシーンも見応えが有ると期待できます。実は今月始めに伊丹空港に飛行機を見に行ったのですが、あそこの空港は国際線が無く、またLCCも乗り入れて無いので日航と全日空の機体がひたすら5分間隔で飛び立つだけでした。正直バラエティに欠けるラインナップだったので、色んな会社の機体が見られる福岡に期待です。

 6:42 福岡空港のカウンターで出発標を見てみます。
 羽田や伊丹だとJAL系とANA系でカウンターが分かれているので、別々の場所で表示を見ないといけないのですが、福岡の場合は一か所でまとめて表示されるので便利です。2大キャリア以外の会社のマークもちらほら見えます。
 4階にある展望デッキはまだ閉まっていて、7時に開けられるので4階のデッキ前で開くのを待ちます。

 7時のオープンより少し早めにドアを開けてくれたので、早速カメラと三脚をセットしてみたのですが、4階の展望デッキは人も多く、滑走路側とエプロン側と一緒に写すのが難しいので、下に降りて3階のデッキでカメラをセットしました。
 離発着の間隔が開くと時はカメラをエプロン側に置いて、通常は滑走路側を向けています。

 そして福岡空港の見どころは、プロペラ機の発着シーンが間近で見られることで、伊丹だと望遠レンズで遠くに狙わないと撮れないのですが、福岡だと目の間、それも広角レンズでこれ位の大きさで収まり、更にこのようにプロペラ機のダンゴ待機シーンが見られるなんて結構嬉しいですね。
 福岡空港では1時間ちょっと撮影して終えました。

 .西鉄で一旦南下して戻る
 さて福岡空港で朝ラッシュのシーンを撮影しましたが、まだ8時過ぎなので、この後どうしようかと考えたところ、
 よし、西鉄で大牟田まで行って、それからJRで小倉へ行こう! 
というプランを立てました。

 西鉄福岡9:30発の大牟田行き特急に乗って、前面展望を録ってみたのですが、平日の朝なのに家族連れが乗ってきて、小学生と見られる兄弟がギャーギャー騒いで最悪の環境になるわ、固定具の長さが合わずにバーに固定できなくて画面が揺れ揺れになるわで、せっかく回し続けましたが無駄な64分となりました。ってか、子供学校行かせなくていいの? 

 10:34 大牟田に到着
 西鉄の撮影については、また別の機会があれば再トライしてみたいと思います。

 .JRの車窓を撮って帰る
 11時近くなったので、これより南下するほどの余裕もないので、小倉方面へ戻ることにします。
 JR鹿児島本線は近年の度重なる本数減らしのダイヤ改悪の影響で、日中の時間帯に大牟田まで快速電車が来なくなりました。
 特に昼間は鳥栖か久留米止まりが多いため、大牟田からは普通電車で戻ります。
 ちょうど11時台に1本、羽犬塚発の小倉行き区間快速が、それも811系8連で運転されているので、それに乗って前面展望撮影を再トライします。

 羽犬塚11:38発の小倉行き区間快速(811系)の前面展望動画を撮り始めました。
 この811系はJR九州の電車の中では最も前面が広く映ります。ちょうど有名な鉄橋を渡っているところです。
 鳥栖を過ぎると沿線にチラホラ撮り鉄の姿が目立ったので、何か来るのかな?と思っていたところ、

 うわぁ銀様来たぁぁぁぁぁぁ
 それで沿線に何人か撮り鉄が待っていたのか。まぁこういう形で記録に残ったのもいいかと思います。
 心配された乗務員の便乗ですが、やはり南福岡から便乗がありましたが、その運転士さんは非常に気遣ってくれて、すぐに椅子を出して座ってくれたので、帽子の一部が映るだけで済みました。JR九州にもこういう良い乗務員もいるもんだと。

 13:50 小倉に到着
 羽犬塚から2時間12分の立ちっぱなし苦行が終わりました。

 15:30 連絡バスで新門司港へ向かいます。
 今夜は阪九フェリーが休航で、しかも金曜日とあって名門大洋フェリーの2便は昨日の時点で満席、1便もかなり埋まっていたのでいつものギリギリ買いはせずに昨夜の時点で予約を押さえていました。
 1台目のバスに乗っていると、隣に2代目のバス(写真)がやってきて、更にその後もう1台やってきて、大繁盛の3台体制での輸送です。私の乗ったバスには阪急交通社の募集した一般ツアー客が半数を占めていました。週末の混む日に団体客で客室が押さえられると一般客は困るんですけどね。

 ということで、帰路も夜行航路利用で帰りました。さよなら~~九州、次はいつ来るかわからん。
 これで5泊6日の九州遠征が全て終了、後は撮影した動画の編集をいつかすることにします。

◆5/17の行程 (赤字は立席)
 下大利556〜 5122〜608大橋611〜 6206〜617福岡/天神625〜 2103〜636福岡空港839〜 2102〜850天神/福岡930〜 3114〜1034大牟田1108〜336M クハ814-10〜1132羽犬塚1138〜4132M クモハ810-1504〜1350小倉1525〜連絡バス北九州市営〜1605新門司港1700〜名門大洋フェリー上り1便フェリーおおさかⅡ〜翌日~5:30大阪南港 以下省略

  下大利→西鉄福岡   11.6km 320円(全てICカード)
  天神-福岡空港 往復 11.6km 520円
  西鉄福岡→大牟田  74.8km 1,050円
  JR大牟田→小倉  136.5km 2.530円    合 計 234.5km 4,420円
 全て普通運賃で乗車しても旅名人きっぷより1,000円ちょっとしか変わらなかったので、これでよしという所でしょうか。

◆全体の交通費一覧
 旅名人の九州満喫きっぷ  11,000円 (25,470円分乗車)
 鹿児島市電・桜島フェリー  570円
 九州産交 熊本駅→熊本港FT 540円
 九商フェリー 熊本→島原  890円
 5/17日分行程 西鉄・地下鉄・JR 4,420円
 名門大洋フェリー 2等寝台 12,480円(30%割引・往復分)458kmx2
 難波-大阪南港FT 11.6kmx2 580円
 近鉄 往復(片道特急利用) 5,740円      全旅費計 36,220円

 これで一連の九州遠征記についてはこれで終わりにします。
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