六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

若松線のDC乗り収め

2016-12-30 |  出撃 at 九州地方
 クリスマスに山口線のSL撮影に出掛けた翌日は、当初の予定では広島近辺で115系などを撮る予定だったのですが、朝から雨の予報が出ており、何故か午前中は曇マークのみの九州へ行き先を変更することにしました、18きっぷで最終的には帰宅しないといけないので、下関10時頃の上り電車に乗るまでに事を済ませなければなりません。
 このため行き先は3月で新しい蓄電池式の電車に置き換えられる筑豊本線の折尾-若松間、通称「若松線」に乗り&撮りすることにしました。


 折尾駅の1番ホーム(手前)が若松線の列車が発着する番線になっており、電車化されている直方方面へは階段を昇り下りして乗り換える手間が掛かります、一応直通の気動車列車もありますが、1日に僅かな本数しかありません。電車化されれば充電を兼ねて直方まで直通するようになるかもしれません。

 直方から2つ目の二島駅で降ります。
 この駅は大きくカーブしているので、ホームで撮り鉄するにも良いかも知れませんが、やはり走行中の列車を撮りたいものです。
 そこで駅を出て少し歩きます。

 駅から数分歩いた所で若松からの上り列車を撮ります。

 続いて先ほど乗ってきたキハ31の3連
 上の写真の位置より更に若松側に移動して、踏切手前のバス停付近から撮影。

 3~4本ほど撮って撤収、時間も押してきているので折尾へ戻ります。

 帰りの列車に乗ると録り鉄氏が1ボックス占領して録音中。
 よく見ると彼は寝てるようで、折尾に着いても降りずにそのまま折り返していきました。(本人が特定されないようマスキングで保護しています)

 折尾駅で佇むキハ47、この風景もあと僅か。

 行き先を示す部分がマグネットシートになっており、時々駅員がきて、若松・直方・回送と差し替えしていました。

 キハ47の編成はまた若松へと下って行きました。
 これで若松線の気動車とは最後のお別れとなります。

 年末は大晦日にカシオペア紀行を撮りに栃木に出没します。
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C56160最後の山口線 出撃

2016-12-28 |  出撃 at 中国地方
 SL C56160号機の引退が近付く中、夏休みのC57との重連運転に続いて今度は毎年クリスマスと正月三が日に恒例のC56単独でのSLクリスマス&稲成号を走らせて来ましたが、いよいよこの冬がラスト・シーズンとあり、最後の活躍を見収めたいところ、この土日はうまく休日に当たったので、翌26日に1日休みを加えた3連休として往復18きっぷで出掛けることにしました。

 .夏同様のオール歩き鉄プラン
 山口線のSLは車で出撃しても往路で2ヶ所、復路は1ヶ所でしか撮れません。ロクなアングルでなくてもよければ、もう1ヶ所ずつ位は撮れそうなものの、写真しか撮らない人はそれでも良いでしょうが、特撮+動画撮影がメインとなるので、セッティング・撤収に各々10分ずつ掛かる私の場合は、もう山口線では余程のネタでもない限り車で追っ掛ける必要性は元々有りません。
 今回は2日間とも往復計4本狙うため、土日は山口県内のみ移動で普通乗車券で、金曜と月曜に長距離移動で18きっぷは2回分のみの使用です。

 前日の金曜日はいつもの午後からの出発ですが、午前中での仕事が長引いたため、岡山発下関行きに間に合わず、岡山を17:18発の広島行→徳山行→最終の厚狭止まりに乗って乗り継ぎ、防府で滞泊することにします。

       
 .涙雨のクリスマス・イヴ
 週間予報では24日は1日晴れ、25日は「晴れ後曇で夜遅くに雨」という事だったので、24日土曜日に確実に押さえておこうと心積もりだったのですが、前線が通過したにも関わらず、天候回復の兆しなし。ウェザーニューズの1時間予報では、「曇で昼頃に一時的に晴れ間あり」とあるので期待して出掛けます。

 防府駅から山口駅までは中国JRバスに乗ります。山口駅まで40分 860円。
 実際のところ、新山口経由で鉄道利用なら580円と、バスで行くより280円ほど安く行けるのですが、趣向を変えたい気分的な問題です。

 バスが動き出すと程なくワイパーを動かし始め、窓にも雨粒がはっきり掛かり始めました。マジかよ!と暗雲モード。

 山口駅に着きましたが、小雨がパラパラ、止む気配がありません。
 雨雲レーダーを見ると11時~12時にかけて山口線沿線を狙い撃ち、どんだけ~という位、逃げ場はありません。
 天気が悪いので、駅から近めの長門峡で撮ることとし、特撮は諦めて、一眼レフ+コンデジ動画撮影のみとします。

 長門峡で下車。降りる人は僅かの数名だけでした。夏に来たときはぞろぞろ20人近くが降りたものですが、既に撮影地で待機していた人もたったの十人程度と、やはり一般の人が知らないシーズンだとこんなものかも知れません。

 パラパラ程度だった雨は11時頃には本降りとなり、傘を指してますがコートは半分ずぶ濡れです。リュツクや機材を入れたバッグは合羽で覆いましたが、それでもリュツクは地面から返しの雨が染み込んできます。

 11時台の下り臨時列車を見送ります。
 これだと動画撮影もレンズに雨粒が吹き込みそうで撮影になるか心配です。 徐々に追っ掛け組も到着し、総勢40人程でSLが来るのを待っていたら、11:50 遂に雨がほぼ止み、上空に雲の切れ間が見えてきました。そして

 12:01 ボ~~の汽笛に続いてポ~の汽笛。あ、DDが後補機で付いてんのね。
 DDは単に非常時のための補機かなという位にSLが力強く煙を吐いて爆進します。
 
 (左側が一眼レフ写真、右側がコンデジ4K動画からの切り出し画像)
 しかしある程度加速し鉄橋の半ばまで差し掛かると、黒煙から白煙に変わってしまいましたが、冬場ならではの映像です。C57との重連に比べれば煙は全然少ないですが、これがC56のちっちゃい釜らしくて良いです。

 撮影後12:40の三谷駅前行きのバスで先へ行く人もいましたが、どうせ下りはもう撮れないので、14時台の普通列車まで待ちます。

 列車まで2時間あるので道の駅で暖房に当たれば濡れた荷物や服を乾かせるかもと寄ります。

 いつもは素通りの道の駅ですが、「阿東牛すきやき」の文字が目に飛び込んで来ました。ここはちょっくら食ってみるか・・・

 頼んでしまいました。昼食に1,600円もするメニューなど普段まず食べることは無いですからね。寂しく一人すき焼きっす。

 昼食代奮発したんだし、雨止んでくれと思いましたが、再び本降りの雨に。本当に天気予報の外れっぷりは馬鹿になりません。
 また傘を指して長門峡駅へ戻ります。

 上り列車は何処で撮ろうかと考えながら、結局津和野まで来てしまい、駅前にタクシーも居なかったので全速で歩いてカーブの築堤ヘ登ります。雨粒がスマホに落ちる度に地図の位置が狂って使い物になりませんでした。
 
 (左側が一眼レフ写真、右側がコンデジ4K動画からの切り出し画像)
 築堤上に上がる前からやかましい関西弁のオッサンらの会話が周辺の住宅まで響いていて心配でしたが、動画撮影者もいたので、汽笛がなると一斉に静かになって撮影完了。

 津和野駅に戻ってくると、また上空に雲の切れ間が見えてきて、本当に今日は踏んだり蹴ったり、でもSLが通過する時だけは雨は止んでいたのが奇妙です。次からは車で来いと言わんばかりの天候でした。

 山口駅まで戻ってきて、今夜は山口市内のファミレスでお一人様ディナー、クリスマスイヴなのか土曜の夜なのにガラガラでした。バスがなくなったので最終列車の新山口経由で防府へ戻ります。

       
 .お別れのクリスマス
 撮影2日目の25日は、天気予報も訂正して「晴れ、夕方から曇」となっていたので、今日こそはモノにしたいですが、果たして。

 朝方すごいモヤが掛かってましたが、9時頃にはだいたい晴れてきて、山口駅も上空曇一つない快晴に恵まれています。

 山口 9:46発のいつもの単行気動車で下ります。今日は天気が良いことだし、いつもは徳佐のSカーブへ行くのですが、まだ撮った事の無い場所で撮ることにして、地福・鍋倉どちらでも同じ運賃なので鍋倉までの乗車券を買いましたが、途中下車不可の切符なので、地福で回収されます。

 下車した地福駅でちょうど上り列車と交換します。ここの津和野側に田んぼの中のストレートがあり、爆煙で加速する姿が期待できます。

 撮影地点は駅から徒歩数分の農道なので、SL列車から降りて停車時間の間に急いで歩いてくれば間に合う距離なので、直前割り込みが心配な場所でもあります。

 絶好の快晴・微風ということで、特撮+4K動画撮影に専念し一眼レフは取り出しませんでした。

 撮影後は昼食にするため一旦徳佐の町まで行きます。

 撮影地近くの国道に地福用路というバス停があり、そこを13:04に津和野方面へ行くバスが来るので、これに乗ります。
 バスの車内は撮り鉄で大盛況。普段は空気を運んでる田舎のバスも今日は臨時収入です。醜いので車内の様子は撮ってませんが、直ぐに想像できると思います。

 徳佐で昼食のあと、ここから普通乗車券を買うのですが、明日予定していた広島方面が朝から雨の予報が出ているので、何故か午前中は天気が持つらしい九州方面へ行き先を変更して、小倉まで乗ることにします。

 撮影場所は今夏にも来た鍋倉、徳佐から1駅だけ乗って直ぐに途中下車です。

 いい感じで晴れていたのですが、列車の通過が16時を回るため、夕方の雲の餌食になります。消えそうな日差しの中、かすかな反射光を出してSLが通過していきます。線路際に3人程かの国からの撮影者が居ましたが、2台のカメラとも広角でゴミ程度の大きさなので目を瞑って撮影を続けます。

 これで2日間に渡ったSL撮影は全て終了。
 C56は正月3が日にも走りますが、休みがあるのは元日だけのため、無理して撮影に出掛けるのもなぁということで、このクリスマスでC56とは最後のお別れとなりそうです。

 25日は夜20時台に小倉に到着しかの国入り。翌26日は若松線の気動車を乗り&撮り収めします。
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糸魚川快速乗り収め &長野斎場

2016-12-25 |  出撃 at 北信越地方
 .糸魚川快速に乗り収め
 日本一豪華な快速列車として地元新潟県民をはじめ、旅行者にも人気があった新潟-糸魚川間を走る、通称「糸魚川快速」、これまで新潟-新井間を快速〔くびきの〕として結んでいましたが、特急〔北越〕の廃止と〔しらゆき〕の新設に伴う措置として、県西部の糸魚川と新潟を直通する快速列車として誕生させましたが、ついに2017年3月のダイヤ改正で運転取り止めとなりました。
 快速〔くびきの〕時代から、現役最後の485系一般車両として、何度か撮り&乗りしてきましたが、いよいよその楽しみにも終止符が討たれようとしています。
 今回の出撃で、冬場は日が短くて上り列車は撮れないので、東光寺での撮影後に新潟まで行って、直ぐに折り返しで糸魚川快速の乗り収め乗車をすることにしました。

 新潟駅は8番線からの発車となるため、ホーム側からスナップ写真しか撮れません。
 17:40頃に入線し、先に座席を確保してからカメラを持って出ます。

 発車を待つ間にホームにいる雰囲気で1枚ショット。
 隣のホームに次発の普通列車も止まっているため、乗客は分散しているようで、新潟発車の時点で通路に人が立つほど混みません。

 学生がいない時期ということもあってか、通路まで人が並ぶほどの混雑には結局なりませんでした。
 長岡で降りた人以上に入れ換えで乗ってこなったため、次の大量に降りる柏崎を過ぎると車内はガラガラに。

 6号車の運転室前の座席に座っていましたが、両ボックスとも空いたので至福の座席を撮影。
 外の景色はこの時期は全区間で真っ暗で、通常はガラスに自分の姿などが反射するのですが、長岡を過ぎた辺りからガラスが丁度良い具合に曇ってきたので、いい感じに撮れました。これからの季節は良いかも知れません。

 車内の様子で撮っておきたいのがデッキや連結部分で、走行中の揺れやモーター音も入れた動画を撮っておきましょう。他の乗客がいると駄目ですが。

 柿崎を過ぎて車内は数名程度しか乗っていません。学生がいない時期ですが、この空いてる時期の乗車率を以って「ほら、乗車率が悪いから廃止ね。」となるのでしょうか?

 そうこうするうちに直江津に到着しました。
 2分間の停車時間のあいだに先頭車両へ行ってみると、あれ表示が消えている。ちなみに最後部は快速表示のまま点いていたので、クロハ側は故障してるのでしょうか?
 翌日の撮影の旅程上、終点の糸魚川までは乗れずに直江津で下車し、これで乗り収めになりそうです。

 .115系の廃車置き場~長野斎場
 現地2日目は前の記事の通り、午前中のみ撮影で、昼からは帰路に就くのですが、飯山線経由だと、特急を使う必要があり、乗り換えに慌ただしいので、直江津から妙高高原経由で長野へ抜けます。トキめき鉄道内はボロ電のE127系なので省略。

 妙高高原駅で発車を待つ北しなの線の115系。115系に乗りたくなったら東日本地域だとここへ来るしかなくなりそうです。当分は安泰でしょう。

 座席モケットの違いやトイレが締切で使えない事意外はかなりオリジナルを守っているしなの鉄道の115系、あと10年は使えます。

 北長野を出ると車窓左手ご気になります。湘南色と緑新潟色がいます。

 振り返ってのショット。高崎の編成でしょうか?
 状態もそんな悪くないんだから、しな鉄の予備用に残しておけばいいのに。

というわけで、去り行く国鉄型2形式の乗り&撮りが終わりました。
 年始明けに改正前最後の訪問でもう1度信越本線に行こうと思います。

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新潟の国鉄車 最後の冬?撮影

2016-12-23 |  出撃 at 北信越地方
 快晴の北関東でSLサンタトレインを撮影したあと、19・20日はどうしようか?
 当初はそのまま北関東で両毛線や上越線の115系を撮ろうと思いましたが、北関東は大晦日にも来るので、先に新潟で485系や115系を撮っておくこととしました。
 すでに快速〔くびき野〕時代から何度も新潟には撮影に行っていますが、この冬で485系の一般車両は見納めになりそうで、また129系の増備で数を大幅に減らした115系と共に記録をしておきたいところです。
 このため、3列シート車の夜行バスの切符が取れれば、新潟か直江津へ行くこととしました。日曜日の晩はけっこう満席が多いのですが、夕方の時点で空席があり、しかも前から3番目の窓側が取れたので、空いているのかも知れません。

 .初めてのバスタ新宿から直江津へ
 東京発着の高速バスの利用は、そのほとんどが東京駅を発着するJRか東北急行の仙台行きを利用していて、新宿発着のバスの利用は今まで2回(奈良行と会津若松行)しか利用する機会がありませんでしたが、今回バスタ新宿になって初めて利用をします。

 JR新宿駅新南口から濡れずに上がれるのは便利です。
 改札口を出るとすぐ前に発車時刻の電光掲示板があり、いかにもターミナル感が漂います。

 5分毎に4~5台のバスが次々と発車していくので、1時間に60本近くの、つまり計算上は1分間隔でバスが出て行くことになります。ターミナル待合所からは人が溢れる状況で、JRが夜行列車の運行使命を放棄した余波がここへ出ているという感じでしょうか。

 今回乗るのは23:10発の直江津行、西武バスに乗ります。
 この西武バスに乗るのも初めてです。

 右窓側に座れたので、池袋まではカーテンを少し開けて出発車窓を楽しみます。

 新宿を発車時点で、既に「満席」の表示が出ていましたが、始発の新宿から乗る人は少なく、次の池袋から大量に乗り込んできて、B1席を残して全て埋まりました。夕方5時の購入時に「残席あり」で楽々窓側に座れたのはキャンセルされた席だったのかも知れません。しかも回りは全てお姉さん方で埋まり、何というハーレム状態・・・になったかどうかは御想像にお任せします。

 5:29 定刻より12分早く直江津に到着。乗客の大半は高田駅前で降りたので、終点の直江津まで乗ってきたのは私を入れて僅か5名だけでした。筒石や能生で青春18きっぷが売ってた頃は、発売日にここで大量のデブ達が降りたかと思うと、そら恐ろしい光景だったことでしょう。

 .今冬初めての雪景色で115系・485系を狙う
 いよいよ直江津から信越本線を下って、撮影地へ向かいます。

 3回目の日付印を押して貰ってホームに降りると、面白い光景が。
 5番線に653系が2本並んで止まっています。けして亡霊ではありません。
 これは手前の4両が下りの快速〔おはよう信越号〕で奥の4両は特急〔しらゆき〕になるために新井まで回送される列車を同じ番線に縦列停車させているもので、手前の4番線にE129系が入線する6時10分ごろまで見られます。
 実際のところ何処で撮るのか、この時点で決めておらず、下り1番電車に乗って、車窓を見ながら決めることに。そして雪景色になったのは良かったものの、モヤが掛かっていた北条~長鳥は諦め、次の塚山で下車。

 ここで大失態。下車後急いで歩いて撮影地に向かったのですが、列警無線の電源を入れ忘れ、現地に着く直前に115系の音がしたので、慌ててリュックを下ろしてカメラを出すも間に合わす、目の前を湘南色の3連が通って行きました。愕然と見送るだけで終了。次の貨物を撮って一旦撤収。
 駅の方へ戻って下りの糸魚川快速を撮って、また戻って来ました。

 3本目は新井快速、貨物を撮った位置は望遠厨向けの位置だったので、少し奥へ行き、快晴の空を入れた標準気味で狙います。

 新井快速撮影後はまた築堤の場所へ戻って上りの115系を撮影すべく待っていたところ、どんどん雲ってきてしまいました。

 .田んぼで2本狙う
 午後は長岡以東へ移動して、新潟平野の田んぼの中を行く風景を撮ります。
 この時期午後の時間帯で撮影できるのは上下各1本ずつだけですが、東光寺駅の南側と北側で半日がかりで通過を待ちます。

 1本目は駅の南西側の田んぼで下りの447Mを後追い撮影、日中時間帯では貴重となった6両編成、しかし太陽がちょうど背後から前面に当たるので、両側面とも影になってしまいました。

 さらに2時間ほど待って、駅の北東側に移動して上りの新井快速を狙います。

 16:09 半分雲に隠れて消えそうな夕陽に照らされて上りの爆音快速がやって来ましたが、平坦区間で堕行していたのか、あまり爆音はしていませんでした。これにて本日の撮影は終了。

 .雨に見舞われながらの撮影
 「明日は季節外れの暖かい雨になるでしょう。」
 やめて~~せっかく積もった雪が溶けるわ動画撮影はできなくなるわと嫌な予感がします。
 19日は上越市内で滞泊、昨日と同じ直江津発の1番電車で柏崎方面に下りながら撮影ポイントを決めます、今日は晴れないから、光線に左右されない場所で撮れるのは確かですが。

 取りあえず柿崎で下車して定番ポイントへ行きます。
 1本目の長岡快速は在り来たりの定番位置から撮りましたが、次の糸魚川快速は、線路の北側の砂浜へ出て、砂浜から狙います。

 砂浜は海の向こうから流れ着いたゴミなどでかなり汚い状況でしたが、特撮をするためここに来たので、コンデジ動画はこのアングルで妥協します。

 3本目の新井快速は、駅側に少し戻った切通しで撮影。雨雲が近付いてましたが何とか撮れました。
 このあと上りの1332Mを狙うため東へ移動、雪はほとんど溶けてしまい、結局割と残っていた塚山で昨日に続き下車、昨日のような失敗をしないよう、列警無線とどこトレを参照しながら、降りだした雨の中を全速で歩きます。どこトレの情報は昨日表示の更新が止まって役に立たなかったので、やはり列警無線は力強い味方です。

 11:19 珍しく人身事故の影響で他の列車が遅れている中、この列車は定時でやって来ました。久々に見る雪中湘南色、やっぱりいいですねぇ~。
 荷物やコートはびしょびしょになりましたが、レンズに雨粒が付くことなく済んだのが幸いです。

 これにて全ての撮影が終了、新潟には年始明けにもう一度来れるかも。
 今週末(クリスマス)は山口へ出撃をします。
 
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真岡SLサンタトレイン 出撃など

2016-12-21 |  出撃 at 関東地方
 11月にC12 66撮影のために16年ぶりに真岡鐵道に出撃したのですが、その時にどうしても撮っておきたい撮影場所があったので、前回の出撃からは僅か1ヶ月程しか経ってませんが、真岡鐵道へ再出撃することにしました。
 撮影対象はC11 325で、取り立てて珍しいという物でもないですが、往路・復路でそれぞれ1ヶ所ずつ撮れればいいので、青春18きっぷで前夜に関東入りして、撮影当日は関東鉄道&真岡鐵道1日フリーきっぷで回ればJRのホリデーパスを使うより安く行けるので、ついでに関東鉄道も何処かで撮影しようというものです。

  4ヶ月ぶりの関東の電車
 11月の真岡出撃は全行程が自動車だったので、鉄道で関東へ行くのは8月半ばの会津へ583系を撮りに行く際に上野東京ラインの列車で通過利用、翌週新潟から高崎経由で軽井沢へ抜けた時以来の4ヶ月ぶり。

 静岡地獄も4ヶ月ぶりですが、土曜日の夕方上りとあってか、かなり空いており、楽々と抜け、熱海から取手まではグリーン車で乗り継ぎます。

 熱海から東海道線のグリーン車に乗るのは東京都区内よりも先へ行く時に乗ることにしています。仕事の疲れと眠たさで乗り過ごさないか心配でしたが、無事取手で下車し滞泊。

  初めての関東鉄道
 実際は下館-大田郷の1駅だけ2008年に乗っているのですが、それ以外は全く乗っていないので、実質今回が初めての関東鉄道の乗車となります。

 朝6時過ぎに窓口が開いてお目当てのフリーきっぷを購入。この時点でようやく、益子までしかフリー区間がないのに気付きます。でも大丈夫。

 取手駅の関東鉄道のホーム、取手はかつて撮影で何度も来ていたのですが、このホームに入ったのは初めて。

 2両編成オールロングシートの、何の味気も無い車両。しかも全ての駅で全部のドアが開くので、寒いのなんの。でも奈良線の103系の寒さに比べればマシです。

 水海道からは1両単行のワンマン列車(一番左)になり、中央のドアは締め切るので少しは温かいです。

 7:16 途中の三妻という駅で下車し駅間撮影に挑みます。

 駅から徒歩十数分の処で一直線の線路をやって来る列車を撮影。
 この場所は北西側にあの忌まわしい鬼怒川の決壊現場があり、濁流に襲われた場所ですが、元通りにきれいになって?います。元の風景は知りませんがw

 さて1ヵ所で撮影したら8時を回っているので、下館まで寄り道なしで乗ります。

 9:03 下館に到着。

  本題の真岡SL撮影へ

 ここから真岡鐵道に乗ります。前回真岡鐵道に乗った時はモオカ63型が現役の時代でしたので隔世の感があります。

 日曜日の朝の下りとあってか車内はガラガラ、一応お約束のショット。このあと水戸線の電車から乗り換えでSL撮影者とおぼしき人間も乗ってきたのは2人だけ、なぜか回送列車との交換前の途中駅から2人ほど乗ってきました。

 途中の折本でSLの回送列車と交換します。

 後に付いているSLを写すと何やらいつもと違うヘッドマークが。
 SLサンタトレイン?と書かれています。

 下車した駅に貼ってあったポスターを確認。サンタトレインを来週の24~25日ではなく、この土日にやってるようです。
 来週は多分サンタさんが他で忙しいんだな。

 さて益子までしかフリー区間がない件ですが、今日は下りは寺内で、上りは益子から1駅だけ出た七井までなので、大幅な区間外精算の必要はありません。

 10:01 寺内到着。
 ここから徒歩25分ほどで真岡駅との中間地点にある有名撮影ボイントまで行きます。真岡から歩くと5分ほど遠い。

 10:59 下りのSL列車がやって来ました。
 線路近くに構える人は少なく、意外と線路から20m程離れた場所から望遠で狙う人が多く、特撮を行う関係で、SLはコンデジのみの撮影となったため、少々小さく写ってるかも知れません。

 下りSL撮影後は寺内駅へ戻っても次の下り普通列車に間に合わない感じなので、真岡駅まで歩くことにしたのですが、間に合わないと思っていた次の下り普通は真岡で交換待ちの停車時間があったので乗ることができました。

 上りのSLまでまだ時間があるので、七井の1駅手前~つまりフリー区間の終端駅である益子で降ります。

 フリーきっぷの端にある景品引換の半券に書かれてある「益子焼窯元共販センター」へ行ってみることにしたのですが、パンフレットの地図を見て近そうだなと思って歩き出したものの、結局片道25分も掛かりました。一応バスも走ってるのですが、1時間に1本しかないので、歩いた方が早く、往復50分、どっかり疲れました。

 益子から撮影地である七井まで1駅、別途乗車券を買って乗ります。

 益子駅は交換設備が廃止された駅なので、次の七井駅で上下の列車が交換します。
 まだ13時台なのにこの太陽光線角度。まるで夕方のような日差しです。

 七井駅から徒歩15分程で上り列車を狙う撮影ポイントに着きました。
 ここでも特撮+コンデジ動画のみの撮影になるのですが、画角の確認のための撮影。

 14:56 上りのSL列車がやって来ました。駅を出た時だけ煙を吐いて、後は平坦区間なのでスカで来ました。
 これにて今日の撮影は終了、取りあえず下館まで戻ります。

 七井からの帰りの列車はたった2両しかないクロスシート車両、今となっては貴重な富士重工製の車両に当たり、最後の運を使い果たした?

 明日どうするか迷っていましたが、関東は年末にも来るので、明日天気が持ちそうな新潟へ行くことにして、改札口を出て歩いて数分の所にあるセブンへ行き、今夜の新潟方面への夜行バスの乗車券があるか端末で検索。

 新潟行き・直江津行きともに残席あり。このため直江津行きの券を購入。
 発車当日の夕方で窓側が空いていたなんてラッキー。もしかして3列目だから、まだまだ空いているのかな?

 ということで、フリーきっぷの出発地である取手まで戻り、取手からJRで新宿へ向かいます。

 新宿から先の模様については、次の記事に掲載します。
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ニャン鉄くんきっぷでタンゴ出撃

2016-12-15 |  出撃 at 近畿地方

 12/11~13までの3日間、京都丹後鉄道で久々にタンゴエクスプローラーが代走として走る姿を撮れそう(というか、この列車まだ現役で走っていたのを知りませんでした)なので、2年ぶりに丹後鉄道へ訪問することにしました。
 前回は381系狙いで大江付近で1ショット撮っただけなので、今回は非電化区間で撮るべく場所を探すことにします。
 丹後の海を入れてと最初は思ったのですが、あまり開けた撮影場所もなく、道路や電線が邪魔になってしまうので、今回は編成写真+動画と特撮で、駅から歩いて行ける場所で選定します。
 その結果、京丹後大宮駅から歩いて20分ほどの田んぼとその東側の俯瞰できそうな所を地図上で見つけたので、ここで撮ることに。今回は往復鉄道利用です。
 赤い青春18きっぷの1回目と、丹後鉄道内は・・・と思って何かフリーきっぷはないかと調べたら、「ニャン鉄くんスタンプ記念きっぷ」なるものを発見。期間は2017年1月末までで、売り切れ次第終了、との事でしたので、買えればこの切符で、無くても福知山-京丹後大宮までなら往復2,100円なので、あまり変わりません。
 福知山でJRから乗り換えて、乗換改札口で聞くとすんなり出てきたのでひと安心。券番を見るとあまり出ていないようですね。スタンプノート付き。


 福知山から宮津までは宮福線に乗ります。今回この区間は初めての乗車です。なお宮津線区間は国鉄時代に乗っています。宮福鉄道用のMF100型はキハ120サイズの短い車両ですが、オール転換クロスの快適車両でした。外はかなり汚いですが。
 宮福線ですが、新しい盛り土とトンネルの連続で、半分以上景色が見えないので、大江高校前を出た辺りからは暖かい車内でおねんねです。

 宮津からはこの路線の主役、大型のKTR700型に乗ります。
 やってきたのはオリジナル塗装の705号。

 2連下降窓にビニールカバーが付いた転換クロスシートがずらりと並ぶ風景は117系や西鉄8000系を想像させる快適車両。
 この列車に揺られながら楽しい旅になるのは間違いなさそうです。

 天橋立で反対列車と交換します。
 やってきたのは同じKTR700型ですが、攻殻機動隊のラッピング車でした。天橋立ホテルでの催しは夏休みだけだったのですが、この列車は2月まで走ってるようです。

 天橋立を過ぎると雲ってきたので、少々がっかり。

 車内からの確認で撮影できそうだったので京丹後大宮で降ります。
 少し晴れてきたので期待できるかな?

 1ヶ所目は駅から25分ほど歩いた所で

 俯瞰という程でもありませんが、列車を少し見下ろして撮れる場所で下り快速〔丹後路〕を撮影。
 少し日が当たってくれました。これを最後にどんどん雲っていきます。
 次に駅方向へ10分程度戻ったカーブの場所で陣取ります。

 こちらは2回目の下り快速列車。曇りなので15時半を回って結構暗くなってきました。
 最後に上りの特急もありましたが、動画のみ撮影して今日の撮影は終了。

 帰りは上り列車まで時間があったので、一旦峰山まで行き、そこから西舞鶴行きに乗ります。
 暖かくて居心地の良い気動車に揺られ宮津で下りるのは惜しいのでそのまま終点の西舞鶴まで乗り通しました。

 今回は撮影に専念したので、せっかくのスタンプは押せず仕舞いに、機会があればスタンプを集めに行きたいニャン!
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単色化が進む伊予鉄の車両

2016-12-13 |  出撃 at 四国地方
 赤い青春18きっぷを買いに最西端の伊予市まで行った記事の続きです。
 この日は午前中の時間潰しがてらに郡中港から伊予鉄に乗って松山市駅界隈で撮影とすべく、松山市駅に到着。雲っていたので大街道でモーニングして時間潰ししてたら晴れてきたので・・・
 ここまでが前回のおさらい。
 徒歩で松山市駅周辺で撮影を始めたのですがここで異変に気付きます。

  みかんを捨てた伊予鉄 

 伊予鉄の車両は電車・バスともにクリームとみかん色のツートーンカラーで親しまれていて、このカラーリングを見れば愛媛県民や鉄道ファンなら誰氏もが、あっ伊予鉄だ。と思うほど定着していました。

 しかし、沿線で撮影していると目を疑う車両がやって来ました。

 なんじゃこりゃ~? 塗色変更かよ。
 センスのないJR西日本広島地区の末期色・関西地区のピーマン電車よろしくまさか伊予鉄までもが単色施策とは、ちょっとガッカリ。

 新型車に施すだけでなく、従来車両まで塗り変わってるので、これはもう全車両やる気満々です。

 新しい2100型もこの通り。

 バスまでこの通り、これはやばい。高速バス・路線バスともに塗り替わっています。

 高浜~横河原線に残る元京王5000系もひょっとしたらと、横河原線へ回って見ました。

 うわ~これも塗り替えかよ。でもこれを塗り替えたという事は、延命する気があるという事でしょうか?

 しばらく粘っていると、ようやく未施工の700型が来たので何とか撮れましたが、これが最後の記録になるかも知れません。

 色が優しいみかん色から、ワックスで磨いたような濃~い色になっており、調べてみると人参色に当たるのではと思われます。
 つまり、愛媛特産のみかん色を棄てて、人参カラーに替えてしまった訳です。

 いずれにせよ、従来色の記録はお早めに。そうだ、この冬は松山へ行こう! 赤い18きっぷで・・・
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赤い青春18きっぷ 2016冬 最後の購入作戦

2016-12-08 |  出撃 at 四国地方
 青春18きっぷの常備券の発売は今回が最後となります。
 ええええぇぇぇぇェェェェ・・・・・・聞いて無いよ~。という声があちこちで上がったのではないでしょうか。
 現在赤い青春18きっぷは、これまでの度重なる購入作戦の結果、あと4駅で購入すれば現存発売駅パーフェクト達成となることから、今冬に2枚、来春に2枚という感じで購入日程を立てていましたが、来春の購入機会がなくなってしまうことになります。

 .どこの駅で購入するか
 未購入駅は、九頭竜湖・黒井・坂越・伊予市の4駅。
 どう攻めるかと言うと、今回は朝一で九頭竜湖に行き、その後黒井で購入して2駅攻略、来春2月下旬に四国へ旅行途中に坂越に寄って、最後に伊予市でフィニッシュという運びでした。

 しかし、今回で発売終了となると最近購入してなかった人や、ポータルサイトのニュースを見てその存在を知り、今回初めて購入するというニワカまで現れて、激烈な争奪戦が展開されるのは容易に想像できます。
 しかもこの週の私の休日は11/30と12/1で、翌12/2は責任者席次だったので、突発で休む訳にも行かず、12/1の1日のみに絞って出撃するしかありません。

 .JR西日本からの冷たい仕打ちに狼狽する購入者
 一応当初の予定どおり、九頭竜湖→黒井と回るべくレンタカーを借り受けたのですが、出発しようとした矢先に嫌な情報が飛び込んで来ました。
 「九頭竜湖駅前は既に車で埋まっており、発売枚数も減らされたので、0時以降に着いても買えない可能性がある。」
 なぁにぃ~?発売枚数減らされただとぉ?
 まさかの最後の販売で感謝を込めた増刷ではなくて、お客に対する仕打ちを仕掛けてくるとは。とうてい民間企業にはあるまじき最低の会社ですな。
 このままだと九頭竜湖では並んでも買えない可能性が高くなってきたので、黒井と坂越で買うこととし、九頭竜湖と伊予市は諦めることとしました。
 この黒井と坂越ですが、どちらが先に売り切れるかというと、当然大都市に近くアクセスも良い坂越です。そのため車を西へ走らせることにしました。

 朝6時過ぎに坂越に着くと、既に7人が椅子に座って窓口が開くのを待っており、私は8番目でした。
 発売枚数が20枚に減らされたとしても、購入枚数が一人2枚に制限されていたので、前の全ての人が2枚ずつ買っても売り切れる事は有りませんから、ひとまず安心です。既に窓口が開いた有年では15分で完売の情報(駅員談)が入ってきて、7時半から発売開始の西相生も完売は時間の問題でしょう。
 その後も姫路方面からの電車が着くと、数名ずつがドア開ダッシュで並び8時の売り出し開始を待ちます。
 8時前に窓口のお姉さんによる2回目の人員カウントがあり、「後ろのほうの方は買えない可能性があります。列の前の方は出来るだけ一人1枚購入に協力して下さい。」と声掛けがあり、いよいよ戦慄が走ります。そして8時、シャッターが開いて販売開始。

 しかし次々と「2枚下さい。」の声が飛び、後方の人たちは焦りだします。後ろで並んでいた人たちの素性は分かりませんが、有年で買えずにここ坂越に回って来たのにここでも買えずとなると結構可哀想です。

 私はこのあと黒井でも買うので「1枚下さい。」としてゲット。
 購入後直ちに車を走らせます。黒井まで電車で移動だと、特急を使っても12時近くになるのですが、車で高速を飛ばせば10時頃には着けるはずです。
 途中播但道の福崎ICの所で一旦播但道から中国道に乗り直すのですが、気が早まってたのか、下りるランプを間違えて、一つ手前の福崎南で下りてしまい、そのまま一般道へ進んでしまいました。
 まぁ一般道の方が距離的には短いから、このまま行くことにして10時過ぎには着けるだろうと走っていたところ、加西市内で思わぬ渋滞、そして西脇市内で片側交互通行による待ち時間の連続で遅れ、10時30分に黒井駅に到着しました。さて2枚目ゲットできるかな。

 しかし窓口のガラスには「青春18きっぷは完売しました」の貼り紙が。それも販促用の飾り紙が余ってたのか、見るからに嬉しそうに書かれてる感じです・・・トホホ。
 駅員に聞くと10時頃に売り切れたとのこと。あのまま高速を飛ばしていればギリギリ間に合ったか微妙なタイミング、もしかしたら自分の前の人が最後の1枚を買って悲劇の完売の瞬間に出くわしたかも知れません。 「加西市ネ!」と心の中で叫びます。
 いずれにせよ、既に購入経験がある周辺の他の駅も次々と完売情報が入ってきて、終了宣言近し。

 ということで、今期は1枚でどうやって旅行計画を練るかという事を考えていました。

 .四国に神あり
 こうして坂越駅での1枚のみの購入で幕引きとなり、あとは四国の売れ行き状況を見守ることにしたのですが、どうもこれまでと違う流れが。
 「高松がまだ売り切れてないぞ! どうなってるんだ?」
 「どうやら大量増刷してるみたいだよ。」
 この情報に色めき立ちます、ひょっとしたら伊予市で買えるんじゃないかな? と期待が胸をよぎります。
 でも残念な事に、発売後の週末はいずれも出勤日となっていて、一番早く行けるのが6日になるので、これはかなり厳しい状況です。例年の完売ペースならさすがに無理です。
 ところが土曜日の段階で、四国のどの駅も完売したとの情報が入って来なかったので、期待を込めて5日の夜行バスを予約、残席1、何故か窓側席が空いてたのですかさず購入。あとは完売情報が入らないのを祈るだけです。そして5日の夜

 大阪駅から、松山・八幡浜港行きのバスに乗ります。

 何年ぶりかに乗るJR四国バスの夜行便車両。以前は付いていなかった電源コンセントも窓側席には付いていました。

 大阪駅から乗ったのは私と多分20代のお姉ちゃんの2人だけ、京都からの乗車組を入れても7人ほどと予想外のガラガラです。
 しかし難波と三宮で相次いで10名ずつ乗ってきて、結局空席1席のみで松山へ向かいます。

 5:42 10分ほど早く松山駅前に到着、このまま八幡浜方面へ引き続き乗る人が10人近く乗っていたのが意外でした。

 この時季なので朝6時前だとまだ真っ暗です。

 ここから伊予市までは普通に乗車券を買って乗ります。たったの260円なので思ったよりも安い。

 松山を6:05に出る宇和島行きの普通列車に乗ります。

 この豪華な普通列車、185系3100番代に乗るのも2年ぶり、残念ながら座席はリクライニングしません。

 6:22 伊予市に到着、まだまだ真っ暗です。

 駅の窓口が開くのは6:50からと知ってはいましたが、あと25分ほど、私以外には18きっぷの購入者らしき人はいません。

 窓口の掲示を見てひと安心、これはまだ完売にはなっていません、しかしこのご愛顧に対する配慮ときたら泣けますねぇ。JR西日本も駅の現場の人たちはいいのですが、本社が糞過ぎます。

 6:48 窓口が開きます。購入を諦めていた伊予市でいよいよ最後の赤券を買いました。

 これが最後の購入となる?赤い青春18きっぷ、一応期待をこめて?マークを付けています。

 きっぷを無事に購入して駅の前に出てくると夜が明けてきました。

 .あとはやっぱり撮影
 せっかく片道7,000円近く出して愛媛にやって来たのですが、大して撮る列車もないかな? 今日は平日だから伊予灘物語も走ってないだろうし。

 取り敢えず郡中港から松山市へ出ます。これは松山市駅から徳島まで高速バスに乗るため、始発駅である松山市で切符の購入と周辺で伊予鉄でも撮ろうということにしたもので、伊予鉄の状況については後日別途記事を書きます。

 松山市までは片道470円と、JRの倍近い値段がします。乗り換え無しで市駅まで出られるメリットはありますが。

 7:23 明大前 いや、松山市駅に到着。思った程の混雑ではなかったのは、高校生などが試験休みだからでしょうか?

 大街道のサンマルクカフェでモーニングで時間潰しをしかけてたら晴れてきたので、30分程で店を出て周辺で路面電車や元京王5000系を撮ってると十分時間が過ぎます。

 松山市を12時ちょうどの徳島行き高速バスに乗ります。伊予鉄道の高速バスは初めて乗ります。

 乗車券はバス発車の20分ほど前に買いましたが、乗る時に回収されてしまうので、すぐに記録しておく必要があります。

 12時定時に発車、僅か6時間ほどの滞在だった松山をあとにします。
 ありがとう愛媛。

 平日の昼間とあってバスはガラガラ、乗客は6人だけでした。完全な赤字便ですね。

 石手川公園を通ります。木々が色づいていい感じです。

 松山道に入ると山越えをするので、左車窓には色めく風景が展開します。

 徳島県に入って阿波池田を過ぎると、左手に吉野川の鉄橋が見えます。高速道路からの限定アングル。

 15:23 バスは定刻に徳島駅に到着。3時間20分ほどのバス旅が終わります。

 この時間に徳島に来たのは言うまでもなく、夕方のキハ40系を撮影したいがためです。今日は池谷の手前のストレートで狙ってみることに。

 池谷に着きました、徳島駅のホームで私の前で並んでたエヴァちゃんみたく徳島弁バリバリの小学生もここで降ります。

 駅から歩いて15分ほどのレンコン畑の中で待っていたのですが、残念ながら日落ちとなってしまいました。これはひどいカットw

 池谷からの帰りには40系気動車に当たったので、徳島に着いてからバルブ大会をすることに。これは折り返しの鳴門行きと、後ろに控えているのが阿南行き。

 このあと阿南行き・引田行きなど次々に40系が発車していくので、この時間帯にホームにいると面白いです。

 徳島で泊まって、翌朝も40系気動車を撮るのですが、何処で撮ろうかな?

 結局昨日と同じく池谷でリベンジのつもりで再訪しましたが、高松行きのタラコ2連が通過した時は、ギリギリ日が登る前でした。

 7時台に下りが2本やって来るので撮影します。

 無事に2本撮って駅に戻ってきました。穏やかな冬の朝です。

 池谷名物のY字に別れた駅風景を撮るのは途中の階段が邪魔をするので難しいです。

 そうこうするうちに下りの徳島行きが来ました。これも40系です。昨日に続いて2度目の乗車です。

 徳島行きに乗ったのは、このあともう1ヶ所で撮影するため、鮎喰駅へ向かいます。

 佐古で徳島線のワンマン列車に乗り換え、鮎喰駅で下車、ホーム上で駅名と列車を入れて撮ろうとしたのですが、デブが邪魔になったので回避。築堤下の道路から見上げて1枚。撮影場所へ向かいます。

 鮎喰駅から徒歩8分程で鉄橋を見渡せる場所へ着き、獲物の上り40系気動車を狙います。鉄橋が水面に映ってキレイな水鏡だったのですが、本番の列車が来る直前になって鴨たちがタッチダウンしてバシャバシャやるもんだから、途端に波が立ってアウト。コラァ~鴨鍋にするぞ!

 撮影後は南側の県道へ出て、徳島駅前行きのバスに乗ります。ここから徳島駅や南海フェリーの出る港行きのバスが頻繁に走っているので便利です。

 今日は六甲の実家へ寄る用事があるので、徳島から神戸へは高速バスで帰ります。神姫・徳島・阪神・山陽の4社共同運行の路線ですが、やって来たのは1日に2往復だけ入る山陽のバス、結構地味な塗装です。

 三宮までは3,300円、南海フェリー経由だと2,600円ですが、到着が夕方前になるので今回はバスに乗ります。

 やっぱり平日の昼前だけにガラガラだなと思いきや、途中の松茂から大量に乗ってきて乗車率は50%ほどの運行。

 大鳴門橋を渡ります。昼間の景色が見える時間帯に乗るのは初めて。いつも夜ばかりなので。

 途中休憩もなく一気に淡路島を駆け抜け、あっという間に明石海峡大橋を渡ります。舞子を過ぎれば三宮まではすぐ。
 こうして今回の18きっぷ購入作戦は終わりました。

 本来の予定とはまるっきり逆の駅での購入、諦めていた伊予市でも買えて、最後は清々しく終えたのですが、やはり赤券が廃止になるのは寂しいこと。
 それにしても、お客を全く大切にしないJR西日本と、これまでのご愛顧に答えて大幅増刷で応えるJR四国との間には雲泥の差がありました。
 売れている商品を顧客の需要に応えて売る。この民間企業として当たり前の事がなぜできないのか? 甚だ疑問である。
 来春から素直にマルス券を買う気が今のところしない。鉄道利用を減らすかな?

 ~今回の交通費~
・12/1分
 レンタカー \5,400+ガソリン代\1,960+高速代\2,120 計\9,480
・12/5~7分
 JR四国バス大阪→松山\6,760+松山→伊予市\260+郡中港→松山市\470
 +伊予鉄道バス松山市→徳島\4,400+徳島-池谷往復\520+徳島→池谷\260
 +池谷→鮎喰\260+徳島バス鮎喰→徳島\210+山陽電鉄バス徳島→三宮\3,300 計\16,440 
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