2014年も残すところ、あと1ヶ月となり、またこの季節がやってきました。
冬の青春18きっぷ発売期間に入ります。
今年の春に買い残した筒石駅発行の赤い青春18きっぷが夏に即日完売して買えなかった事から、今回は気合を入れて(というかたまたま有給休暇が取れた)リベンジに挑むことにしました。
今年2月の北陸東部行脚では、撮影をせずに純粋にきっぷ購入のみで出撃しましたが、今回は土日が週休日なので、北陸線内でのトワイ撮影や生中継なども兼ねての多目的出撃としました。
トワイ撮影の日曜日
北陸線内でのトワイライト撮影ですが、冬が来る前に雪のない状態で撮れる最期のチャンスでもあることから、土日で撮影するつもりでいましたが、土曜日は生憎の天気となったことから撮影は諦めて、夕方ごろから出発し、福井で滞泊することに。
福井駅に朝6時過ぎに到着。日曜でも早朝から駅のそば屋がやってるのにはオドロキ。何と営業時間は6時~23時という、首都圏の駅でもまず見掛けないぐらいの長時間営業をしていて、ありがたいことです。
福井発6:44の普通電車で金沢方面へ、生中継予定場所は「石川県内」としていましたが、細呂木-牛ノ谷の直線で撮ることにし、粟津から逆戻り。
牛ノ谷駅に到着。駅前はジュースの自販機以外は何も無く、トイレも工事中で建物自体がなくなっていました。
徒歩10分強で定番のストレートに到着。撮影者は3名程の超まったりで、ピーカンの絶好の撮影日和の中、ヨンダーバードでテスト撮影。よしよし。
しかし本番10分ぐらい前からうっすらと雲が出てきて、影ってしまいました。これも正面カブリ付き乱入ジジイのせいに違いありません。トワイが通過し、次のサンダー通過の時にはまた晴れていたので、やっぱりあの乱入ジジイが原因だと確信していますw
牛ノ谷で撮影の後は、下りのトワイが来るまで、石動に移動し、〔北越〕の撮影とします。
金沢を12:10の富山行きに乗ればちょうど13時台に上下の〔北越〕を撮影できるので効率がよいです。 しかしここでも順光でくる上りの4号通過の時には影ってしまい、下りの5号をサイド追い撮りとして撤収。
下りのトワイは16時ごろにやってくる予定なので倶利伽羅へ移動したのですが、ここで悲報が入り、人身事故のため1時間遅れで運転中という、これだと倶利伽羅通過は17時になるので真っ暗ですから、もう駅間では撮れません。
仕方なく駅撮りで我慢することとし、通過駅で条件が一番良い石動駅にまたやってきました。
17:14 下りトワイ通過。同様に遅れていたサンダバ通過後、直ぐに下り出発信号が黄色になったので、もしや? と思いながら見ると、2灯の黄色いヘッドライトが見えたので録画開始。暗くても動画であれば何とか撮れます。
無事に撮影&生中継終了後は、もう一つのお楽しみ、石動駅のそば屋です。天ぷらそばを頼みましたが、富山駅の立山そば同様に関西風の薄味出汁で、これならうどんを頼んだ方が正解だったかも知れませんが、出汁がめっちゃ旨いので、そばでもそのマイナスを補うだけの物はありました。日曜の夕方なのに店内は満席。意外と繁盛してる感じがしました。ちなみに私以外は全員うどんを食べていました。
さて明日の決戦の地、筒石へ向けての移動となるのですが、今夜の滞泊地は糸魚川。ちょうど石動を18時過ぎに糸魚川行があるので、至福の475系6連に揺られます。(写真は魚津での特急待ちの時のもの)
しかし475系の心地良さを堪能するのも良いですが、今晩の食事の事も考えなければなりません。糸魚川に着いてもロクな食事はなさそうなので、475系の普電は生地で下車し、一旦富山駅に戻ります。
結局富山駅で駅弁を購入し、次の21:04発の直江津行きに乗車。413系車内で弁当タイム。
22:18 定刻より4分遅れで糸魚川に到着。いよいよ明日へ備えます。
決戦の12月1日 舞台は筒石へ
糸魚川での滞泊はキハ52の撮影以来、数年ぶりにやってきたオレッタ。つまりネカフェ。しかしここで事件発生。
なんと料金システム変更のため、一旦24時で精算した後、0時から新料金でカウントし直すとの事。あと30分ほどで0時だったので、店外にあるソファーで待機。0時過ぎにようやく入り、即就寝。
糸魚川にはルートインがありますが、駅から徒歩15分もかかるので、それだったら、もう10分歩いてネカフェに来た方が寝過す
(ネカフェでさえ寝過ごす事がたまにある私なので、ホテルなどには絶対に泊まれないのです)心配は少ないですし、節約にもなります。
糸魚川駅ホームに入ると、昨夜途中まで乗ってきた475系6連が停車中でした。526Mとして金沢へ帰って行きます。
下りの一番列車は糸魚川始発ではなく、1駅隣りの青海駅が始発です。ホームにはどうみても鉄っちゃんと思える人々の列がこれだけ出来ています。
東京方面から夜行バスで来ても、直江津始発が15分ほど遅いので、前日に糸魚川入りして、この始発に乗った方が早く着けると、同じ考えの人がこれだけいるものですね。
糸魚川を6:36出発。すでに夜も明けはじめており、あとは筒石に着くだけです。途中の能生で数人が降りていきました。発売枚数が多い筒石は後回しにして、先に能生を押さえておこうという事でしょう。これはこれで正解と思います。
と言ってるうちに筒石に到着。
それっ! ってんで走って上がる人も見られましたが、大半の人が、ここまでくれば20人ほどで先を争う事もないだろうと、皆淡々と階段を上がって行きました。
私は撮影道具を載せたキャリーカート持ちだったので、下のベンチに据え付けていた分、上がり始めるのが遅れましたが、途中で既にゼイゼイいってる3人を抜かして、結局後ろから8番目辺りか?
そう思いながら上に上がった瞬間、
何じゃコレ?
どんだけ並んでんねん!
しかも列が全然進みません。 そうこうするうちに直江津からの始発列車も到着し、下のトンネルから凄い靴音が階段に響き渡ってきました。駅員さんが1人出てきて、雨に濡れるから、下からの人が上がってくる前に並び直して下さいと。並び直した場所がちょうど駅舎を半周した場所で、横を通学の高校生が通り抜ける度に不思議な目線を感じます。
その後も列はほとんど進まず、1時間経っても20mほどしか進みません。
そのうち8時で窓口係員が交代するので、業務の締め&集計作業が入ったため切符の販売も停止。20分近く全く動かなくなりました。
8:20を過ぎてようやく販売再開、少しずつ列が進みます。あと数人のところでようやく駅舎内に入れるところ。
いよいよあと1人。窓口には券片番号を書いた一覧表があり、発売枚数に応じてチェックを入れていきます。ざっと見るとあと140枚ほどか? 奥にはきっぷの束が見えます。
そして遂に私の番。2枚買おうか1枚だけにしようか迷いましたが、結局1枚だけ買うことにしました。
この冬は勤務日程の当たりが悪く、大晦日~三が日も出勤だし、無理して10日間出掛ける事もなかろうかと。
購入後、恒例の記念撮影。列はだいぶはけてきたのは、6時の発売開始の頃に並んだ奴らがまとめ買いをする輩で、その後は自分達が使う最低限の枚数しか買わない人なので、スムーズに人がはけました。結局9時前には列はほとんどなくなったという感じです。
また上がってきた階段を下りていきます。
上下線別々のホームなので(当然ですが)このように途中で分かれ道があります。私は直江津方面なので、右へ降ります。
下へ降りると、最初に並び直しを命じていた駅員さんが1人待っていました。これは通過列車などがあるので、勝手に出ないように監視するのですが、通常時は次の列車が来るまでは誰も下にいない事から、列車の時刻が近付くまでの間は上に上がってるとの事でした。
通過列車もないので、扉を開けてホームへ。私が先んじて出ると、後ろで待っていた人たちも次々と出てきて、その後ホーム上はちょっとした撮影会となっていました。
ふわっと風を感じたので、右手を見るとライトの灯りが。9:18発の529Mがトンネルに入ってきました。断面が大きいのか普通列車だからか、地下鉄の出入り口にあるような強い風を感じる事もなく、そよ風程度でやってきました。ちょっと腑抜けな感じ。
直江津行の普通列車を1駅手前の谷浜駅で下り、時刻変更で走ってくる上りのトワイを撮影すべく、駅から歩いて撮影場所へ向かったのですが、列車通過5分前になって横殴りの雨に見舞われ、写真撮影は中止。動画撮影のみで終えました。
こんなに急に雨が降るなんて、しかも列車が通ると止むんだから、きっと直前に駅に自家用車を横付けして停めた駅撮り野郎のせいに違いありませんw
谷浜駅に戻って次の下り列車を待っていると、雨は本降りとなり、もう駅間撮影は不可能。さっさと帰ろうかということとしましたが、1本遅らせて〔北越号〕を。
1本遅らせたことで、E129系の試運転を目撃することもできました。まぁこんな電車、今後いつでも見られるから別にいいのですが。
信越本線・篠ノ井線経由で松本へ向かいます。以前信越線開通125周年号の撮影のために来た脇野田駅は新幹線の駅へ寄るために線路が迂回された新ルートになっており、趣のあった旧駅舎側は通りませんでした。
長野からは走ルンですE127系で松本へ。松本に着くとちょうど115系スカ色6連のC1編成がお出迎え。雨も止んで最後に少しオマケを貰った感じで終わりました。(松本から先は快適な高速バスで帰路に就いたため省略)
今回は筒石駅発行の1枚だけになる模様です。これで北陸本線の赤券は今庄・南条・森田・春江・丸岡・水橋・青海・能生と合わせて
パーフェクト達成できました。残るは支線の九頭竜湖・高松(七)・戸出の3駅ですが、来春以降も赤券の発売自体があるかどうか・・・