六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

ロイヤルエクスプレス四国 撮影へ

2024-01-28 |  出撃 at 四国地方
 .久々の四国遠征
 1月末から3月上旬までの1ヶ月ちょっとの間ですが、四国の予讃線などに伊豆急2100系ロイヤルエクスプレス車を使ったぼったくり、いや、豪華ツアーの企画列車が走るということで、銀色のステンレス車両なら見向きもしませんが、ちゃんと塗装した車両なので、久しぶりに四国へ遠征することにしました。
 この列車は金曜日に岡山を出て琴平まで、土曜日が琴平から松山まで、日曜日は松山から今治まで、最終日の月曜日に今治から高松まで走ります。今週は世間の方と同じく土日が週休日なので、この土日で四国へ渡ろうというものです。
 走行時刻と路線を照らし合わせると、平凡な田んぼの回りとかならともかく、風光明媚な場所で順光で撮れる場所はあまりなく、特に海を入れて写すような場所はほぼ限定されます。
 そのため車などで追っかけはせずに、駅撮りなども無しの、まさに1発狙いとしました。場所は今治―松山の間なので、通過時刻は14時過ぎ、場所取りの関係もあるから2時間前には着いておきたいところ、高松を朝に出て普通列車で行っても十分間に合うので、四国版青春18きっぷの「四国再発見早トクきっぷ」で乗ることにしました。但しこのきっぷは前売り専用で、前日までに購入しておく必要があるので、前日に四国入りするか、大阪市内にあるJR四国ワーププラザで購入するか、WEB上でクレジット決済するかの3択です。
 四国までの交通は、
 ①名古屋→高松 夜行高速バス 名鉄・JR四国 7時間半 7,000円
 ②大阪まで近鉄 大阪→高松 高速バス 7時間半 6,500円
 ③近鉄+阪神 神戸港→高松東港 フェリー 10時間 4,500円(深夜便は5,500円)
ということで、③のフェリーを選びました。なお金曜日の深夜の夜行フェリーは割増運賃になる上に、週末で混雑し、三脚持った同業者も多くて、とても楽に寝られる環境じゃないとみて、1本前の高松に24時に到着して、現地で朝まで滞泊することにしました。

 ということで近鉄の急行を乗り継いで大阪まで行き、更に阪神に乗って神戸三宮まで行きます。
 三重県に入ると前日の雪がまだ残っていました。雪の影響で名古屋線は最大30分程度遅れていましたが、今日は定時で走っています。

 三宮から神戸港まではバスに乗らずに、いつも歩いて行くのですが、サンチカ(三宮の地下街)がやたら人で多いなぁ、しかも市役所方面にかなり人の流れが向かっていて、何なんだこれはと思っていたら、神戸ルミナリエが開催されていました。以前は12月中旬に開かれていて、去年12月に何も聞かなかったので、とうとう中止になってしまったのかと思っていたのでしたが、今回からは震災のあった1/17を挟んだ年明けの日程に変えていたんですね。
 なんかショボいなぁ~、これじゃ神戸のをパクった東京ミレナリオ(笑)みたいだw と思ったのですが、無料ゾーンと別に有料ゾーンが作られ、通りの点灯場所も西へ移動と、分散拡大しているようです。
 さてここで道草は食わずに神戸港へ足を進めます。

 18:58 神戸港に到着
 後ろに18:40着の高松からの船が到着しています。新造船の「あおい」に乗るのは初めて。
 19:45発の高松行きは、小豆島に寄港しないし、高松到着が24時ちょうどという、タクシーか家族の迎えの人の車でもない限り、着いてから動けないので、高松へ帰る人以外は乗っていないとみて、自由席を予約して桟橋の乗船並び場所に並びます。予想通り人は少なくて、出港45分前で並び列の2番目でした。これが深夜1時発の便だと、翌朝高松に着くので、旅行者が多いので辟易するんですよ。

 新造船が導入される少し前から、船内での写真撮影が厳しくなり、客室エリアでは全面禁止になっています。
 まぁそれでも日本語の分からない観光客らは平気で撮っているようですが、小豆島に寄らないこの便にはほとんど外国人の姿は見かけませんでした。
 ここのコーナーでは撮影可能です。

 高松へのフェリーと言えば「うどん」ですね。
 船に乗ってから途中で買った駅弁を食べたのですが、やはりこういうのを見ると何故か勝手に財布がポケットからひゅっと飛び出すんですわw

 0:05 少々遅れて高松東港に着岸します。
 まぁ数分の遅れはいつもの事なので想定内です。

 フェリー乗り場前から高松駅への無料バスが運行されていますが、今日はこれには乗りません。
 高松駅に0時20分に着いて放り出されても、どうしろと?
 そのため、この港から歩いて10分ほどの所にあるネットカフェで朝まで滞泊します。これなら静かにぐっすり寝れるので。

             

 .いざ撮影地へ
 ちょっと寝坊したかな? ということで、高松駅まで歩くのは諦めました。このネットカフェから高松駅まで歩くと35分かかるので、高松駅を6:12に出る多度津行きの次の6:52発の観音寺行きに乗る事にして、近くの琴電の駅まで10分ほど歩きます。

 6:02 琴電の沖松島駅に到着
 街路灯の上に明るく光るお月様が見えます。これだと今日は天気良さそうです。

 6:27 高松築港到着
 電車2本乗り継いで5駅ですが、ここまで200円で来れるので、意外と安いです。

 いよいよ高松駅に着きました。
 夜が白々と明けてきます。

 さて今回の乗車券ですが、JR四国の普通列車が1日乗り放題という、青春18きっぷみたいな企画乗車券ですが、当日発売はしないため、予めJR四国のアプリをダウンロードして、アプリ上でクレジット決済を済ませておりました。
 乗車当日にアプリを起動すると、有効な乗車券が表示されるので、そのQRコードを改札機にかざすか、駅員に見せます。
 高速バスなどでは通信トラブルで画面表示できない事態を避けるために、「予めスクショを取って下さい」なんて案内も聞きますが、JR四国のきっぷに関しては券面の偽造防止の観点から、「スクショ画面では乗れません、表示できない場合は別途紙の乗車券を購入いただく場合があります」と案内があり、こちらの乗車券の画面も、スクショではない事が分かるように、背景の模様が動いたり、現在時刻が秒単位で動くので、その動いている画面を駅員や乗務員が見ることで、偽造画面ではない事を確認しています。

 それではQRコードを改札機にかざして駅に入ります。

 6時台後半は6:46、6:48、6:52と立て続けに列車が発車するのですが、中でも6:48多度津行き、6:52観音寺行きと、なぜか4分間隔で発車するので、先発の多度津行きにほとんどの客が乗っているので、ガラガラの観音寺行きは余裕で乗れました。もっと運転間隔調整すればいいのに。

 多度津を過ぎると、海岸寺の辺りで海沿いに出ます。
 あーどういうことだ。曇っているじゃないか! まーた天気予報外したのか?
 ここまで来て曇天下の撮影ほど気分がガッカリするものはありません。

 観音寺で55分待ちで、伊予西条行きに乗ります。接続時間5分程度で乗り継げる列車もあるのですが、それだと席に座れないかも知れないし、場合によっては腹痛とかの心配もあります。予讃線の普通列車には6000系以外はトイレは付いていないので、ギリギリの乗り継ぎは極力避けるように旅程を組んでいます。
 愛媛県に入るころからようやく日差しが見えるようになりました。

 10:19 伊予西条で18分の接続時間があり、その間に上下特急級同士が交換するのですが、8800.系を目の当たりにして見るのは初めてです。

 伊予西条駅には0系新幹線やDF50形機関車が展示されているのですが、南側にも展示施設が整備され、これはフリ-トレイン?みたいな車両の展示があります。

 11:44 大浦に到着。
 降りたのは私1人だけで、車内にも三脚を持った人などおらず、少々拍子抜けしました。
 撮影地には歩いて10分ほどです。

 12:35  岡山・高松行きの〔しおかぜ+いしづち20号〕が通過します。
 またまた雲が多めになってショボーン(´・ω・`)です。
 しかし少しずつ晴れている時間が長くなってきたので、あとはタイミングの問題だけになりました。

 13:02 下りの〔しおかぜ+いしづち7号〕が来ました。
 来る途中で伊予西条で見た列車が折り返してきたので、さすがは特急だけあって速いですね。
 少ーし明るくなってきました。 雲よどけー

 13:35 下りの普通松山行き単行
 割と晴れている時間が長くなってきて、空自体も青くなってきました。
 バックの建物の脇に撮り鉄どもの車が止まっていて、短編成だともろに写るのですが、長編成の場合でも車の屋根と列車の屋根が微妙に重なって隠し切れません。
 かと言って三脚高を下げると、背景の電柱の手前の方のが車体に被ります、奥の電柱は避けようがありません。
 先ほどの単行電車から数名の撮影者が降りてきました。

 14:00 下り〔しおかぜ+いしづち9号〕 アンパンマン列車
 もうほとんどピーカンとなりました。上空の雲もほとんど消えて、いよいよ本番待ちです。

 14:13 遂にやってきました、ロイヤルエクスプレス四国
 どピーカンで天候的には申し分ないのですが、若干正面側に太陽が回っているので、伊豆急車両の側面は影になっている感があります。時間的には先ほどのしおかぜの前に通過してくれれば完璧だったのですが。元々色が濃紺色なので、完全順光でも色再現は難しいでしょうが。
 ということで、無事撮影終了。集まった撮り鉄たちも、動画撮影者の事を考えて、大騒ぎや拍手することもなく、静かに撤収で終わりました。

 .急きょ予定変更
 予定していたロイヤルエクスプレスも無事撮れたことだし、さてどうしよう? と今日は何も予定がなかったのですが、取り合えず松山まで行くことにしました。

 松山駅は高架工事が行われており、高松方は架線柱も立てられていましたが、宇和島方はまだ架線柱は立っていませんでした。
 また高架下はスケスケのコンクリ柱が立っているだけで、何か高架下の建造物を建てたりなどはしていないようでした。

 松山の駅前に出ます。
 高架が割と低いので、ここの駅前からだと、後ろの工事をしている様子が伺えない感じですね。

 徒歩数分の所にある伊予鉄のダイヤモンドクロッシングまで来ました。
 3年前にも1度来ているのですが、その時は駅舎側から撮ったので、今回は反対側から見てみます。今回は朝ラッシュ動画の撮影道具は持ってきていないし、明日は日曜でラッシュでもないので、松山に居ても仕方ないか。

 ということで、松山駅に戻って、16:30発の普通伊予西条行きに乗りました。
 取り敢えず今晩は一旦高松に戻って、明日の状況次第で動こうという考え。

 ところが、状況が変わったのが明日の天気の予報。
 西から曇って、早い所では雨マークが付いています。
 今治の1時間予報では雨マークこそ無いも、にわか雨か雪の可能性ありと概況に書かれていたので、これはもう撮影しても暗い曇天だなということで、明日の愛媛県内での撮影は無くなりました。
 香川県内の天気も晴マークは朝7時までで、それ以降は曇りマークのため、もうここまま四国に留まらずに神戸へ戻ろうという事にしました。
 土曜日の夜行便フェリーなので、1000円の割増運賃になりますが、高松での宿泊費を思えば安いもんです。

 23:10 14時間半ぶりに高松に帰ってきました。
 途中の観音寺で夕食にしたので、1時間半ほど遅く戻ってきましたが、このまま駅前を23:30に出るフェリー送迎バスに乗って高松東港へ

 5:15 定時に神戸港に到着
 船内では最初寝られなかったので、うどんを食べてお腹も心も温まったところで、残りの3時間ほど爆睡。もう今日は何するでもなし、家に帰ります。
 
ということで、ロイヤルエクスプレス四国の撮影遠征も終わり、3月までに再度四国訪問することはあるか微妙なところです。週休日もずれていくため、再訪するにしても2月中の金曜日か3月上旬の月曜日あたりでしょうか? 他にもダイヤ改正関係で記録しておきたい事象が出てくるかも知れませんし。
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愛媛‐広島 レアルートで渡る

2021-03-25 |  出撃 at 四国地方
 先週は今治からしまなみ海道を途中まで バスで移動して大三島まで行き、大三島からはうさぎのいる大久野島経由で忠海まで渡るルートで移動しましたが、それ以外にも幾つかのルートがあります。
 その中でもレアなルートで移動すべく、地図と時刻表を睨めっこした結果、このようなルートを編み出しました。

 今治港15:30~~16:04宗方港16:30~~16:43木江港16:58ーー17:35大西港18:05~~18:40安芸津港と、船を3本とバス1本を乗り継ごうというルートで、船は毎日運航なのですが、大崎上島内のバスが平日と土日では大幅に本数が違うので、休日は困難なルートになりますが、こういったレアなルートで渡るのも面白いだろうとルートをなぞってみました。
 上の地図の白い数字の①~④が今回のルートになります。

 .四国本土→大三島
 まず四国本土側である今治~宗方(大三島)を結ぶルートです。ここは大三島フェリーの他に今治市営の旅客船も運行しており、かつては村の渡船だったものが、そのまま市営の渡船として運行を継続しているものです。

 松山を昼過ぎに出た普通列車に乗って今治に14時半ごろに今治駅に到着しました。

 今治駅から徒歩で20分ほどで今治港ターミナルにつきました。
 何となく船を思わせるような恰好をしています。
 
 ターミナル内にある券売機で乗船券を購入。
 木江港まで大三島フェリー1本で行く場合も、宗方港で乗り継ぐ場合も同一運賃で行けるので、木江港までの通しの切符を買います。

 ターミナルビルの北側にさる桟橋に小さな旅客船が止まっているので、あれかな?

 見えていた船よりも更に一回り小さい船が、これから乗る船でした。

 ニューおおしま3 という船で、実は通常運行の船が検査のため、代船とのことです。
 こんな小さな船に乗るのは初めて。

 15:15 乗船開始
 この船は途中の宗方までの船なのですが、木江までの乗船券を係員に渡します。

 船の中に入ります。
 8人✕6列ぐらいと、2人掛け席の他にカーペットスペースもありました。

 カーペットスペースは荷物置き場になっていました。
 このほかにカラオケの設備もあって、船の中で貸切宴会などもできるようです。
 乗客は私の他には島へ帰るお婆さん1人だけ。完全に空気輸送です。

 ここで先ほどの係の人が、携行カバンの中から切符を取り出し、乗り継ぎ乗船券をくれました。
 これが無いと次の船には乗れませんからね。

 15:30 船は定刻に出航。バックで今治港の岸壁がスルスルっと離れていきます。
 電車のようなスムースな加速です。

 180度旋回して北西を向いたら一気に加速します。
 今治の街がぐんぐん遠ざかります。

 こちらは順光側の右側窓から。
 海面ギリギリとまでは言いませんが、本当に低い位置での景色が楽しめます。

 15:40 今治港を出ておよそ10分で、あっさり来島海峡大橋の下をくぐります。
 船はそのまま無言の空気輸送の中、エンジン音だけが船内に響き渡ります。

 15:58 今治から二十数分で宗方港が見えてきました。
 時刻表よりは若干早く着くようです。

 16:00 4分ほど早く宗方港に着きました。
 ここから向かいの岡村島まで釣り客2名を乗せるようです。

 16:04 客船は2名の釣り客を乗せて岡村へ向けて出ていきました。
 先ほどのおばさんの姿はもうなく、港に残ってるは私1人だけ、平日だけなのか休日でも同じような光景なのでしょうか。

 港には島内用の路線バスが待機していて、船が着いて10分ほどで出ていきました。
 この宗方と肥海という所を結ぶバスの途中に宮浦港のバス停があり、そこまで今治から直通のバス(先週乗ったやつ)が来ています。

 .大三島→大崎上島
 愛媛県最北の島である大三島から、県境を越えて広島県の大崎上島まではフェリーが海路僅か13分で結んでいます。

 16:25 港で20分ほど待っていると大崎上島からのフェリーがやってきました。
 車3台と徒歩客1人を下ろして、5分で折り返し出港です。

 16:30 船は定刻に宗方を出港、大崎上島の木江港に向かいます。
 徒歩客は私ともう1人旅行者らしき人の2人です。

 宗方港を出ると船はギュイーんと90度旋回します。
 これで愛媛県に背を向けて北へ向かいます。

 午後の日暮れ間近の船内。
 旅人らしき人はデッキでずっと立っているので、客室内には私1人だけ。午後の静かなひととき、ゆっくりと時が流れます。わずかな時間ですが、この空間を独占できるのは、ものすごく贅沢な旅なのかも知れません。「蜜」からは程遠いですからね。

 完全に愛媛の島々が離れていきます。
 先週もいいましたが、「またね~愛媛県」 さすがに3週連続は無いかな?

 後ろ側の景色は遠のいていく愛媛の島々でしたが、進行方向の左手には広島県の島影が迫ってきました。
 なにせ海路13分の県境越えですから、あっという間です。

 16:43 大崎上島の木江港に定時に到着。
 本当に13分間の海上県境越えでした。名残り惜しいですが、船を下ります。

 木江港で下船。
 船はすぐ折り返しではなく、出港までしばらく時間があるようで、ここで佇んでいました。

 .大崎上島島内移動
 大崎上島の島内移動には2種類のバスがあり、①さんようバス循環ルート ②町営コミュニティバスおとひめ のそれぞれ左回り、右回りなどのルートがありますが、曜日によって運行がなかったり、ルートや時刻がおおきく違ったりするので、必ず事前に確認することが必要です。広島県の本土と結ぶ航路は3航路あり、安芸津・竹原・三原の3つの港と結んでいますが、三原行きは便数がほとんどないので、安芸津か竹原の港と結ぶフェリーとなるわけですが、それぞれ出ている港が違うのと、この木江港とは真反対の島の北側にあるので、バスでの移動となります。今回平日に来たのは、バスの便が確実にあるからです。

 港のすぐ西側に バス停があります。画面の左手にあるのが港の建物兼観光案内所。
 なお反時計回りのバス停はここから10mほど西側にあります。

 土休日は大幅にバスの本数や運行ルート・時刻も変わるので注意しましょう。

 16:58 フェリーの到着から15分ほどで右回りの循環バスがやってきました。
 もう1人の旅人は、垂水港から竹原に抜けるようで、左回りのバス停で待っていました。私以外にはすでにバス停で待っていた地元のオバサンが1人おりました。

 バスはしばらくの間は海沿いに走り、もう1つ西側にある明石港に寄ります。

 明石港を出ると、バスは内陸に進路を取り、一部は山越えのような場所も通ります。
 木江港から大西港まで島をぐるりと半周する感じです。

 17:35 大西港に到着、木江港からここまで37分かかりました。意外と時間がかかるものです。
 平日はあともう1本バスがあります。

 .大崎上島→安芸津
 いよいよ最後のフィナーレは広島県の本土へ向けて、3本目の海路で移動です。

 島の北西側にある大西港のフェリー待合所。
 ここは建物の中に小さいながらも売店もあります。

 次の船まで30分以上あったので、切符の販売窓口は閉まっていましたが、しばらくしておばちゃんがどっかから戻ってきて、窓口が再開しました。

 フェリーの乗船券ですが、切符を買う時に親切にも、ミシン目で切り離して渡してくれて、こっち(乗船券)の方だけを渡してくださいと。できればミシン目で繋がっている状態で写真撮りたかったんですけどw

 18:00 静かな港に安芸津からのフェリーがやってきました。
 これが折り返し18:05発の安芸津行きになります。

 到着したフェリーからは本土からの車や通学の高校生などの徒歩客10人近くを下ろします。
 さすが本土とを結ぶフェリー

 下船客を下ろすとすぐさま乗船客や車を載せるのですが、意外と本土へ向かう方が車の数も人も多いのに驚きました。
 普通は夕方だったら本土から島へ帰る人の方が多いはずなのに。

 18:05 定刻に大西港を出港します。
 ちょうど夕日が沈む、日の入りの時刻を約10分後に控え、日の入りと追っかけっこの旅です。

 お約束?の船内の様子。
 この界隈のフェリーによくある、中央に客室出入り口とトイレがあって、その前後に椅子席とカーペット席になったタイプで、進行方向後ろ側のカーペット席は、彼女らの指定席になってるのでしょうか?おじさん混ぜてほしい?

 しばらくしてるうちに日が沈んでトワイライトゾーンになりました。
 この薄暮の時間帯が一番感傷的になりやすいのかも知れませんね。

 そうこうしているうちに、どんどんと本土側が近づいてきました。
 大西-安芸津間は海路35分。電車で35分だとかなりの距離になりますが、船だとどうでしょう。

 安芸津港の防波堤内に入ります。
 通勤など日常利用の人ら、つまり私以外の乗客はもう降りるべく階段を下りています。

 18:40 定刻に安芸津港に到着
 これで船3本と島内バス1本の計4本を乗り継いだレアルートの旅は終わりました。

 港に佇むフェリーをスマホのスローシャッターで撮影。
 実際よりはえらく明るめに映りますが、雰囲気委はとってもいい感じに映っています。
 静かな港の佇まいが伝わってきましたでしょうか? でもそうまったりとは佇んでいれず、5分ほどでまた大西港へ向けて出ていきました。

 港から歩いて2分でJRの安芸津駅に着きます。

 18:57 安芸津駅でちょうで呉線上下列車が行き違いのため交換しましたが、停車位置がずれるため、並んで撮ることは
できませんでした。今夜の滞泊地である三原へ向かい今日の旅を終えました。 

 今回の船3本とバスを乗り継ぐルートですが、今治→安芸津間で、
   ① 今治→木江  フェリー 980円(宗方乗継ぎでも同額)
   ② 大崎上島島内バス 均一 100円
   ③ 大西→秋津  フェリー 390円
合計1,470円と、先週移動した大三島まで急行バス+徒歩+大久野島を通るフェリーの時と同運賃でした。まぁこちらは徒歩の区間がないだけ楽ですが、平日でも1日5本しかないのでレアなルートです。
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2週連続で愛媛に出撃

2021-03-24 |  出撃 at 四国地方
 先週のしまなみ海道でえらい目に遭った週末でしたが、3/18~20の3日間、2週続けて今週も愛媛県に出掛けることにしました。
 実は2週連続で同じ地域に出掛けることは、九州や東北・信越方面など以前からちょくちょくあったので、そう珍しいことではありません。
 目的は、①伊予鉄道の動画撮影 ②しまなみ海道の別ルート探索です。

 名古屋を昼の12時に出て、東海道線~山陽本線で下ってきたいつもの相生ダッシュですが、相生からの電車が6両編成であったため、余裕で乗り換えができました。先頭まで行って写真まで撮れる余裕っぷり。

 それもそのはず、車内はご覧の通りで、ガラガーラ。
 先頭車は上郡まで貸切、上郡からお姉さんが1人乗ってきただけでした。何という寂しさ。
 しかし岡山県内に入ると、各駅ごとに乗客が乗ってきて、いつもの夕刻ラッシュの光景が展開されました。

 岡山で数分接続のマリンライナーは混んでいて座れないので、1本遅らせて次のに乗って坂出まで移動。
 岡山駅で夕食の駅弁を買いましたが、意外と乗っていて、車内での夕食はお預け。

 坂出から観音寺行きに乗って、観音寺からワンマン列車に乗り継いでようやく弁当タイム。
 終点の伊予西条に到着したのは22時台で、ここで普通列車はなくなりました。

 今夜の滞泊は先週同様に今治市内のため、伊予西条から今治までは普通乗車券+特急券を買います。
 合わせて1,200円なので、まぁ安いものです。

 伊予西条駅の発車案内板はなんと貨物列車の案内まで表示されており、何という鉄ヲタに優しい仕様でしょう。
 しかも牽引機や行先まで書いてあり、至れり尽くせりです。

 今治に7分遅れで到着。
 実はこの日の20時頃に松山市内で人身事故があって、松山→今治方面が大幅遅れ、一部列車が運休になっていました。
 2時間遅れで列車を待って家に帰ったら午前様ですね。

                   


 翌朝今治6:01 発の始発電車で松山へ向かいます。
 朝からやかましい中国人カップルが乗っていましたが、途中の小駅で降りて行ったので、工場勤めか何らかの日常ルーチンのようです。こんな所まで中国人に侵食されてるのには馬鹿政府に怒りを覚えますね。

 7:05 1時間ほどで松山に到着。
 久々の松山駅にやってきました。

 松山駅は高架工事をするため、駅の横にあった松山運転所を完全に更地にして、そこに高架駅を建設するようです。
 駅に隣接する車両基地として、手軽に気動車や機関車の佇む姿を撮れたのも今は昔。あっけらかんとした感じです。

 改札口を出て駅前ロータリーへ。
 松山の下巻口である、この駅舎を今のうちに撮っておかないと、味気ないコンクリート色の高架駅になってしまったら寂しいものですもんね。この風景には初めて訪れた1988年以来の馴染みある風景なので。

 駅から歩くこと数分。大手町のダイヤモンドクロスにやってきました。
 ここで7時半~8時半過ぎまで、朝ラッシュの風景を動画に収めます。

 大手町の列車交差の様子。
 伊予鉄道の鉄道線は最大3両編成なので、まさか2両✕2本の4両編成の列車があるとは思いませんでした。
 無事に収録を終えて撤収。朝の散歩がてら、松山市駅から大街道の商店街へ行き、モーニングでもと。

 まだ9時台なので、ほとんどのお店は空いておらず、結局コメダ珈琲でのモーニングとなりました。
 この大街道のアーケード街はL字型に街の配置されており、お城があって路面電車も走っていることから、熊本の繁華街とそっくりな感じがして、とても好きな街です。

 モーニングで少し休んで、路面電車を撮影していたら、もうお昼になっていたので、これから午後のメインイベントのため、松山駅から今治に戻ります。

 今日のJRの利用は、今治ー松山の往復と、安芸津→三原間のみしか乗らず、合計でも2,510円しかならないため、これで青春18きっぷを1日分使うのは勿体ないので、全て普通きっぷ(呉線内利用はイコカ)として、乗車券を買います。
 行きはC制で、帰りは両替を兼ねて現金券売機でそれぞれ購入してバリエーションを楽しみます。


 今治からのつづきは次の記事で書きます。
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愛媛-広島県間を格安ルートで渡る

2021-03-19 |  出撃 at 四国地方
 昨日はバスを乗り逃して最悪の後半だった1日でしたが、今日はもう帰路に就かなければならないので、今治からどう帰るかのルートを考案してみます。青春18きっぷ利用なのですが、まっすぐ予讃線~瀬戸大橋線経由(つまり来たルート)で帰っては何しに来た分からなくなるので、一捻りしてみます。

 .今治ー大三島ー忠海のルートを選ぶ
 芸予海峡、つまり広島-愛媛間の瀬戸内を挟んだ行き来の交通には昔から様々なルートがありましたが、国鉄の仁堀航路など幾つかのルートは廃止されており、現在船だけで直行できるのは、広島(宇品)・呉ー松山ルートのみとなっています。その他は昨日も書いた高速バスのしまなみライナーが広島・福山ー今治で結んでいますが、既にしまなみライナーは2度ほど乗っているので、別ルートを考えた結果、昨日も乗車した、今治ー大三島間の急行バス&大三島フェリーで抜けるルートです。

 上の地図は徒歩で検索したため、実際のバスのルートとは距離などが違いますが、だいたい合っています。
 問題は赤線で書いている徒歩の部分で、もしかしたらWEBに掲載されていない地元のバスなどがあったら嬉しいなということで行ってみることにします。地図上で測ったところ、だいたい30分程度なので、足がガクガクになっててもそんなに厳しくはないだろうと甘々の推測で踏みました。

 問題はバスの時刻で、今日は日曜日のため、土曜日よりもさらに運行本数が減ります。
 上の時刻表で赤字・青字とも日曜日は運休ですから、7:15と8:00の2本とも運休となり、今治港8:35のが今日の初発となります。これが後々悲劇を生みます。

 時間があるので、今治城へ行ってみることにしました。
 海城という区分だそうで、海に面した街の平地に立つお城。

 お堀をぐるりと回って東側から写すと順光で撮れます。
 やっぱりこういうところも、光線は気にして撮りたいところですね。

 天守は小さいながらも、この街のシンボルとしての威厳を放つかのようにそびえ立っています。
 なお天守の建物内での撮影は禁止になっているので、中には入れても撮影できないならあまり入る意味はないのかな。

 .バスで愛媛最北端の大三島へ

 8:35 お城から徒歩10分ほどにある今治港(桟橋)前がバスの始発停留所なので、ここから大三島(宮浦港)行きの急行バスに乗ります。
 ここから乗ったのは、もちろん私1人だけ。

 バスの車内。
 昨日の夕方の便に乗った時は全て窓側は埋まっていた状態でしたが、さて今治駅からどれぐらい乗って来るかな?

 今治駅前からは制服姿の高校生?3人を含む10人程度が乗ってきました。
 島から本土への通学なら分かりますが、本土から島の高校にでも通うのか、それとも部活の練習試合なのか? それにしては少なすぎるし。
 私のすぐ後ろの席には、関東弁の母娘2人が座りましたが、羽田がどうこうしゃべっていたので、東京人か? まだ緊急事態宣言は解除されてないのに、何しにこんな所に来てるんだと、自粛警察になろうかの葛藤が込み上げてきましたが、動画を撮ってるため何も喋れません。

 バスは10分ほど市街地を走ったのちに料金所を過ぎてしまなみ海道に入ります。昨日も来ましたけど。

 そして昨日も通った来島海峡大橋を渡ります。
 ここを昨夜は強風の中、寒い寒い言いながら歩いていたのを思い出す暇もなく、バスはあっという間に過ぎていきます。

 ここが大島に入って初めての停留所の亀山で、昨日はここで降りました。
 今日は昨日行けなかった、ここから先に進みます。

 島の中心地の吉海地区に来ます。昨晩もこの少し手前まで歩いて来たんですけどね。ここで今治行きのバスとすれ違います。
 コンビニ2件とドラッグストアとホムセンがあるので、まあまあな所ですかね。これが多分最後かも。

 先ほどの東京?辺りから来たと思われる母娘2人組は、次の石文化公園で下車しましたが、バスの料金の支払い方を全く知らず、両替機の使い方から残りの額の入れ方まで結構運転士とやり取りがあって、出発が少々遅れました。地方の人間なら当たり前だと思うけど、バスの乗り方知らん奴、久々に見た気がします。しかし何でこんな所にわざわざ遠方から来るんかね?

 次の停留所を通過するとバスは次の伯方島に渡るため、再び高速のインターに入ります。

 伯方島までは4kmとありますが、ICまでの距離かな?
 バスは快調に走ります。

 少し長いトンネルを抜けると、伯方・大島大橋を渡って、伯方島に入ります。

 伯方ICで一旦降りて、すぐ横にあるバス転回場にバス停があります。
 中に休んでるのは、どう見ても欧米系の人でした。なんで今頃こんな所におるねん。

 バスは再び高速に戻り、大三島橋を渡ります。
 次の大三島が愛媛県最後の島になります。

 3たび高速に別れを告げ、大三島に入ってきました。
 この後は終点の宮浦港まで島内の一般道を走ります。

 島で唯一のコンビニかと思ったら、もう1件あるようです。
 ファミマの横を通って、下車するバス停が近づいてきます。

 小さな橋を渡って、右手に漁港の施設が見えてきたら、下車する井口港です。

 9:35 今治港からちょうど1時間乗って、井口港で下車。1分遅れなので許容範囲内。
 高校生3人はまだ乗っていたので、終点の宮浦港まで行くのかな?

 井口港のバス停は港湾施設の中というかフェリー乗り場跡です。
 ここから出ていたフェリーはしまなみ海道完成後に廃止されました。
 バス停で時刻表を見たのですが、やっぱり盛方面のバスはありませんでした。

 仕方なくここからは盛港まで歩きになります。
 約2km、30分の道のり(思い込み)です。盛港のフェリーの時刻は10:15なので、10分弱の余裕がありますが、遅れないようしっかり歩きます。

 少し歩くと、右手に釣り桟橋のようなものがあり、わざわざこんな所で海に突き出てまでして釣りをしたいものなのでしょうか?

 快晴の海辺を歩くのはとっても気持ち良いものです。
 シーサイドドライブならぬ、シーサイドウォーキングですね。打ち上げられたペットボトルが玉に瑕。

  あれフェリーが、あっもう入港の時間だ。なんで間に合わないんだ?
 でもまだ数百mあるぞ、こりゃ間に合わないかも。小走りで急ごうとしましたが、やはり足が辛いのでやめました。
 そのまま船は出て行ってしまいました。

 ようやく盛港に着いたのは船が出た数分後の10:20過ぎ。あと5分少々でした。残念!
 なんで遅れたのか、再度地図で距離を測り直してみると、何と、3.6km 所要43分とあり。
 そりゃぁ30分では歩けないわな。と改めて今日もミスにより、あえなく乗り遅れとなりました。
 平日か土曜日だったら、1本前のバスが運行してたのにと思っても後の祭り。
 次の船まで1時間余り、疲れたので誰も居ない待合所でボーっと待ちますが、途中からベトナム人グループが入ってきて煩い煩い。
 のんびり静かな島を満喫しようと思ったのに、何でこんな所でベトナム語まみれになるんだと・・・。

 .フェリーでうさぎの島を経由して本州へ

 次の11:25の船の時刻が近づいてくると、どこからともなくワラワラと人が集まり、バスもないのによくこれだけ集まってきたなと感心するレベル。
 大久野島へ遊びに行く子ども会のような団体で賑やかに。

 そして11:25発の便となるフェリーが入ってきました。

 団体客は右から、一般客は左から船内に乗り込みます。
 車はまだ下船してないが時間的に大丈夫かな?

 車の乗船の心配は全くなく、まだ団体客の乗船の方がノロノロ続いているようです。
 先ほどのベトナム人たちも自転車を積み込んで固定していました。 

 11:25 船は定刻通りに出港します。
 船は愛媛の親子連れを含めなかなか盛況です、これに関東方面からの客や、youtubeで知った外国人が押しかけていたわけですから想像すると恐ろしい。

 船は港内を出て加速し始めます。
 これで愛媛県ともお別れです。さよなら愛媛、またね~。

 一番乗りだったので、最前列の席に座りましたが、前のデッキに立ったままの人がいるので、船室からの写真は撮れず。
 桟敷席はこどもたちの遊び場になってました。

 10分ほどで大久野島への到着のアナウンスが入り、大半の乗客がここで下船します。
 私も大久野島で途中下船します。

 11:40 大久野島到着。
 昨年9月以来、約半年ぶりのうさぎの島への訪問です。
 なおうさぎの島に関してはこの次の記事で書きます。

 .アンカーは小さな旅客船

 大久野島で途中下船して、次の忠海へ行く船は区間運航している旅客船となります。この船は国民休暇村が運航しているものですが、大三島フェリーの乗船券でそのまま乗れるので心配いりません。

 島でうさぎを見ている小1時間の間に空がぐんぐん曇ってきました。
 定員110名の小さな客船です。というかこの船に110人も乗れるのかと感心。

 先頭で並んでいたので最前列の席に座りますが、席の前の小さな窓からはあまり景色は見えません。
 しかも飛んできた海水で窓ガラスが潮だらけですから、写真を撮ってもきれいには写りません。

 13:00 忠海港に到着
 船は高速船ではなく、フェリーと同じ15分の所要時間は変わりません。

 忠海港到着後は駅まで数分歩いて、ちょうど13:21発の三原行きが来たのでそれに乗って帰路に就きました。


 このルートの費用は
 ①今治→井口港 1,100円
 ②盛→忠海    370円(大久野島で途中下船する場合は620円)
     の合計 1,470円
かなり安いです。なお青春18きっぷ利用考慮なので、今治までの予讃線、忠海からの呉線の運賃は期間外だと別途掛かります。
 今治ー福山のしまなみライナーが2,600円、今治ー尾道のしまなみライナー+おのみちバス乗継ぎでも2,300円するので、格安ですね。
 ただし、井口港~盛港の間は43分間の徒歩移動となりますが。 

 海を見ながらハイキングがてらにこのルートをとるのも面白いと思います。但し、土日はバスの本数が激減するのでご注意w
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しまなみ海道 土日は困りモノ

2021-03-18 |  出撃 at 四国地方
 関東4都県以外は緊急事態宣言も解除されて、表向きには旅行に出掛けても問題なくなったかな?ということで、ダイヤ改正当日の3月13~14日の1泊2日で出掛けることに。
 取り立てて撮影したい列車がないのと、今回の休みが土日に当たっているため、通勤電車の風景を録ることも出来ないので、鉄道撮影はしないことにして、どこかいい所ないかな?
 そうだ、しまなみ海道に行こう!

 .絶景を求めて
 今回行くことにしたのは、しまなみ海道のうちの大島で、来島海峡に架かる大橋や幾つもの島々を見下ろせる亀老山の展望台からの絶景を見に行くことにしました。
 ここは以前、JR西日本のDISCOVER WEST キャンペーンのポスターにもなった所で、夕刻の静かなひとときに多島美を楽しめる、西日本ならではの場所です。場所としては愛媛県なので、実際にはJR四国のエリアですが・・・


 10:29 名古屋を5:37の始発で出てくると、相生で30分待ちになるので、相生ダッシュをすることもなく、余裕で岡山行きの電車に乗ることができます。

 岡山で4分接続で乗り換えたマリンライナーも余裕で座れ、まだまだ人出が少ないようです。
 瀬戸大橋を渡って、去年は来れなかった四国に今年初上陸します。天気予報は今日1日晴れ予報だったのですが、なんか雲ってきました。

 12:19 乗り継ぎ時間にあまり余裕がないので、高松までは乗らずに、途中の坂出で下車します。

 坂出から乗り継いだ列車は高松発松山行きのロングラン普通で、途中の観音寺と伊予西条でかなりのバカ停をするので、駅を出てコンビニで買い物などもできると共に、四国の普通電車にはトイレが付いていないので、この時間が貴重なトイレタイムになります。

 16:13 名古屋から10時間半、ようやく今治に着きました。
 うっすらと晴れてきたので、眺めも期待できるかも。

 .久々のしまなみ海道へ

 16:35 今治駅前のバスターミナルから、大三島行きのバスに乗ります。
 ここから同じように福山行きのしまなみライナーも出ていて、以前2回ほど乗ったことがあります。
 土曜日ということで、時刻表で見て予定してたバスが運行しておらず、1本後のバスになりました。これが後々の惨劇の序章となります。

 高速バスではないですが、島々を結ぶ急行バスということで、観光型タイプの車両を使うのは、橋の区間が専用道路なので、他の交通に配慮したのでしょうか、お陰で景色も一般的なバスより高くて良く見えます。

 16:58 今治駅から僅か23分で大島の最初のバス停、その名も「亀山」に着きます。
 いよいよここから1時間の山登りが始まります。

 山登りと言っても、車が走るアスファルトの道をひたすら歩くだけで、バス停のあった角の東側に看板も出ているので分かりやすいです。

 このように、至って普通の生活道路を歩いて行くのですが、時々サイクリストたちの軽快なチャリチャリ音が聞こえて、風のように通り過ぎて行きます。
 この間にすれ違ったのは自転車が13台に自動車が14台、大体が近隣県のナンバーでしたが、神戸・大阪、そして最遠はつくばナンバーでした。その後展望台に上がってる間にも数台上がって来たので20台程でしょうか。一部は日の入りのトワイライトを楽しむことなく下りて行きました。


 18:00 亀山のバス停から上がってくること約1時間、展望台に到着したのは18時になりました。今日の日の入り時刻は18:15なので丁度よい時間でしょうか。

 まだトワイライトというには早く、かろうじて太陽も見えていましたが、これからあっさりと日が落ちていきました。

 だんだんとトワイライトゾーンに入っていきます。
 文章表現力が乏しいので、何と表現してよいのか。

 カメラを南に向けると、今治市街の明かりが見えます。

 こちらはスマホで撮影したもの、自動的に明るく調整するので、スローシャッターで肉眼よりも明るく写ってます。
 写真はもちろんのこと、動画も撮影し、環境ビデオとしていずれ公開できればと思います。

 .まさかの事態に
 さて、夢中になって撮影していたのですが、帰りのバスの時間のこともあるので30分程で撮影を終えて山から下りることにしました。
 上がってくるときは日も当たって汗ばむくらいだったのですが、日が落ちると一気に冷えてきて、おまけに晴れてきた関係で西風が強く吹き出して寒い寒い。
 急いで亀山のバス停まで下りて行きました。
 えーと、次のバスは・・・
   えええ、行っちゃった!!!
 バス停に戻ってきたのが19:20で、バスの時刻は19:11でした。
 次のバスは20:40までありません。このバスに乗って途中の伯方島BSで最終の福山行きのしまなみライナーに乗り継げるかなと時刻を調べたところ、
  「当分の間、運休」
 ヤバい、島から出られない!!
 仕方なく今治市内へ戻るため、反対側のバス停に
いき、19:37発のバスを待ちました。しかし予定時刻を過ぎても全くバスの姿が見えません。
 暗がりの中、バス停の時刻表を照らし出すと、◎19:37と時刻の数字の前に怪しげな二重丸印
が、「うわっ土曜日も運休だ!!」
 ということで、完全に詰んでしまいました。
 しまなみライナーは今治方面行きは走っていますが、愛媛県内だけでの乗車は出来ないので、もうバスで島外に出ることはできません。
 地図で最寄り駅を見たところ、波止浜駅まで12km、2時間40分とあります。
   仕方無い、歩くか!
ということで、波止浜駅まで歩くことにしました。
 お腹も空いてきたので島の中心部にあるコンビニまで片道約2kmの往復分の距離が加わります。

 途中来島海峡大橋を渡るので、海上区間が3kmほどあり、ここが最大の難関となります。
 昼間なら島々が見える絶景かも知れませんが、夜となると真っ暗で、脇をトラックなどがバンバン通ります。そして夕方から吹き始めた強風が容赦なく吹き付けます。
 写真など撮ってる余裕など全くありません。撮ってもオレンジ色に照らされた橋脚などが写るぐらいですので、この文章だけでご想像いただけたらと思います。
 大型車はバンバン通るわ、寒風はビュービュー吹くわで散々な状況の中、ようやく橋を渡り終えようとした頃、信じられない光景が、何とこれから橋を渡っていく数人の人たちとすれ違いました。時刻はもう22時を回っています。風がすごいのと写真を撮る事まで頭が働いていないので、スマホを取り出すには至りませんでした。大丈夫かな?あの人たち。

 何とか波止浜駅に23:05に到着。かろうじて23:14発の今治行きの最終の普通電車があったので、それに乗って今治で下車、今治市内で泊まる事にして、後半最悪の半日が終わりました。夕方17時から6時間で約23km歩いたので、もう足ガックガクです。

 あー明日はどうなるか・・・
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さよなら宇高航路(後編)

2019-12-02 |  出撃 at 四国地方
 さよなら宇高航路の続きの記事です。宇野港に着いたところから。

 .宇野港到着そして折り返し乗船

 宇野港入港後にすぐ、隣の岸壁にも別のフェリーが入港してきました。
 高松航路廃止後はこちら側だけを使うのでしょうか?

 昼過ぎの便のみ宇野港に着いてすぐ折り返しではなく、ここで1時間半の休憩があるので、港界隈でゆっくり時間があります。

 宇野港の乗り場は行き先別に建物が別々になっており、廃止後は建物自体使われなくなるのでしょうか?

 その宇野港フェリー乗り場から左へ120度体を向けると宇野駅があるので、歩いて3分ぐらいで着きます。
 昔は港が西側に離れていたので、宇野駅から港までずい分歩いた記憶がありますが、JRの宇高連絡船廃止後は宇野駅も駅前整備されて、アクセスはし易くなっていたのですが。

 ターミナル北側にある自転車置き場。
 自宅から自転車で港まで来て、朝6時台のフェリーで高松へ通期・通学という人もいると思いますが、フェリー廃止後はどうなるんでしょうか? 宇野→茶屋町→瀬戸大橋線→高松 のルートだと時間も運賃も多く掛かって高負担になります。この辺りの対策は何かされているのか気掛かりです。

 宇野駅周辺にはこれといって時間を潰す所もないので、30分ほどでフェリー乗り場に戻ってきました。
 ターミナルの待合室で待つことにしたのですが、そこにこんなポスターが貼ってありました。
 「撮り鉄」ならぬ「撮り船」ですって。玉野市の主催のようですが、残念ながら11月末で応募締め切りなので、この記事の投稿時点では終わっています。

 15:30 再び乗船し、折り返し出港時間を待ちます。
 帰りは1番乗り・・というか、待っている人が3人ぐらいしかいません。

 15:45 宇野港を出港
 一番前の6席の中央席に座りました。

 高松行きは海路右側通行なので、途中の小さな島の西側を回るルートを取ります。
 先ほどは直島のすぐ脇を通りましたが、直島からは離れて通ります。

 前方の展望席は半分ほど埋まりましたが、後方の席はほとんど乗客の姿はなく、せいぜい15人ぐらいというところ。
 やはりこれだけ乗客が少ないと、路線維持も難しいところですね。

 西側のルートを通るので、瀬戸大橋も若干近く見えます。
 曇っていた晴れの国-岡山から香川県側に来て少し晴れ間が見えてきました。

 16:40 宇野出港から55分で高松港に入ってきました。
 意外と速い入港、積み荷が軽いせいなのかも知れません。

 お昼に高松港前の歩道橋から見た180度旋回を、今度は船上で体験します。
 まぁ他の船でもやってることですが。

 16:43 下船開始
 所定時刻より7分も早く到着しました。帰りは非常に早かった気がするのも当然ですね。
 これで宇高航路のお別れ乗船が終わりました。あとは撮影するぐらいです。

 高松港に戻って来てフェリーから降りてみると、船上に灯かりが。
 これは夕方の出港シーンはいい感じになるかも。

 ということで、北側の岸壁に回り込んで、夕方の便の出港シーンを撮ることにしました。
 電球色の灯かりが海上を滑って行くように流れる光景は趣があっていい感じだったのですが、最後になってその感傷的な雰囲気を散歩犬の鳴き声と飼い主の躾け声がぶち壊して終わりました。

 .船三昧の2日間を終えて
 1日目は午前1時に神戸港を出て朝高松に着いて、昼から宇野まで往復、合計3本船に乗りましたが、2日目も神戸までの帰路の船に乗るので、2日間で合計4本も船に乗る事になりました。

 2日目の朝は9時過ぎまで瓦町付近で琴電の電車を撮影したのみで、この日はJR・琴電ともに乗って何処かへという事はありませんでした。
 遅めのモーニングの後、10時台の高松港での発着シーンを動画撮影のみして、あとは昼過ぎにはもう帰路に就きます。
 高松港の旧フェリー発着場。
 サンポートに移転する前は、高松城の東側に各社のフェリー乗り場があり、ここから発着していました。私もここから車を積んで往復した事があるので懐かしいです。今は駐車場として活用してるようです。

 宇高国道フェリーの乗り場跡。
 一番広告が熱心でお客もいっぱい乗っていた宇高国道フェリーでしたが、航路以外の事業で会社は継続しているとのことです。

 高松東港から14時発の神戸行きに乗ります。
 1日4便あるうちの上りが3便、下りが2便小豆島に寄るので、今回は初めて小豆島を間近に見られます。

 小豆島に近づいてきました。
 岡山側はまた曇っていて、坂手港もかなり暗かったのと、動画のみの撮影なので、着岸の様子の写真はありません。

 高松出港時は数人だった船内も、小豆島からは多くの乗客(大半が外人)が乗り込んできて、船内は一気に喧しい中国語が飛び交い、白人カップルも閉口。これだけ中国人が五月蠅いと、乗る便も再考せざるを得ませんね。
 なおジャンボフェリーでは客室内撮影禁止(それでも一応動画は高松出港後に撮ってますが)のため画像掲載はありません。
 18:45 夜の帳が下りた神戸港に到着。2泊2日の高松出撃が終わります。

 ちなみに帰りの船は、検査明けの“りつりん2”でしたが、機関検査のみなので、客室内のリニューアルなどはなく、乗った感じは変わりませんでした。

 これで宇高航路のお別れ乗船旅が終わりましたが、宇高航路がなくなると、本州-四国間の航路は、
  1. 和歌山-徳島 南海フェリー
  2. 神戸-高松東 ジャンボフェリー
  3. 大阪・神戸-東予・新居浜 オレンジフェリー
  4. 広島・呉-松山 瀬戸内海汽船・石崎汽船
  5. 柳井-松山 防予フェリー
  6. 東京-徳島・北九州 オーシャントランス
の僅かに6航路が残るのみとなってしまいました。
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さよなら宇高航路(前編)

2019-12-01 |  出撃 at 四国地方
 11月中旬に宇高航路が廃止されるというニュースが飛び込んできて、まさかと思いましたが、現実は厳しいようで、12/16をもって休止(事実上の廃止)という事になりました。
 かつては国鉄(JR)も航路を持つなど、瀬戸内海の本四連絡の花形航路だったのですが、瀬戸大橋線の開業やETC割引などの定着もあって年々利用者が減り、1社また1社と撤退してゆき、最後に残った1社も遂に耐えきれなくなったということでしょう。自治体も補助金を出してきたが、基本的には設備維持費のみであり、運営費まで賄えない状態になったと思われます。ともあれ、廃止が決まったので、最後の名残惜しで宇高航路へ出撃することにしました。12月に入って青春18きっぷが使える時期になると混む可能性があるので、それを待たずに11月中に乗っておきます。

 .船に乗るために船に乗る
 宇野-高松間のダイヤを見てみると、朝1で宇野を出て5往復するのですが、各便とも折返し時間が10~20分のところ、昼過ぎの便だけ宇野で1時間半の休憩があるので、この時間帯で往復することにし、高松を起点として往復するため、岡山経由の陸路ではなく、航路で神戸からジャンボフェリー夜行便で高松に着く形で、帰りは2日目の午後の便で帰るので、まさに『船に乗るため、船に乗る』という旅程です。

 神戸-高松往復は3月に続いて2回目で、帰りは大阪行きのフットバスも選択肢の1つでしたが、往復で買うと帰路は1,400円で帰れるので、時間に余裕がある時は往復船便利用がいいですね。

 神戸港に入港してきたのは今月定期点検明けの“りつりん2”ではなく、ずっと運航していた“こんぷら2”でした。閑散期の平日とあって、23時の乗船券発売開始ですぐ上に上がっても誰も並んでおらず、1番乗りできました。

 最近は夜行便に限って、枚数限定でブランケットを無料で貸してくれるので、試しに借りてみたのですが、60cm程度の短い物なので体全体は覆えず、補助程度のものとして考えておいたほうがよいでしょう。

 6時前に高松駅に到着。宇高航路の船に乗るのは昼過ぎなのですが、今日は朝7時から1時間半ほどは駅の西側で列車の撮影のため、夜が明けるのを待ちます。

 朝7時過ぎからは駅の西側に行って、高松駅を発着するJRの列車の撮影をしました。この撮影したものは来年あたりに公開する予定です。
 撮影後は高徳線と琴電で志度まで往復して時間潰してお昼を迎えます。

 .市街地直結の便利な高松港

 お昼過ぎの便に乗るために高松に戻ってきて港に向かいます。
 高松駅の駅舎は、よく見ると顔になっていて、思わず撮りたくなってしまう駅舎です。

 その高松駅に背を向けて左手のホテルがある方に高松港に向かう歩道橋があり、ここから港に向かいます。
 Google Map では何故か徒歩17分と表示されたましたが、実際には数分でたどり着けます。

 つづら折れの歩道橋を歩いてゆくと、やがて前方に海の青い景色が展開します。ちょうど小豆島(土庄)からのフェリーが着いたようで、十数人の乗客が歩道橋を渡ってきたのですが、たまたま写っている女子高生は時間帯からして島からの上陸便の乗客かどうかは分かりません。

 歩道の突き当りに船の時刻表示器があり、ここから右側へ行くと高速艇乗り場、左側に行くとフェリー乗り場になります。

 歩道橋からみたフェリー乗り場のようす。
 写っているのは2番乗り場の小豆島便のもので、宇野行きは奥の1番乗り場から発着します。

 歩道橋から下りて、ターミナルで乗船券を買います。
 きっぷ売り場は行き先別に分かれていて、宇野行きは1番手前の売り場で買えます。

 宇野まで往復きっぷを購入。往復割引乗船券と一緒に航路を休止するお知らせの紙を渡されました。
 往復で買うと帰路が1割引きになるのと、宇野側は自販機でのきっぷの発券なので、高松で買う方が硬券ではないものの、見栄え的にもよいでしょう。
 ここまでで高松駅から徒歩で8分程度、他の県都の港だと松山にしても徳島にしても市街地中心駅から離れたやや不便な所にあるのですが、高松港は駅とほぼ直結なので、とても便利です。

 .いよいよフェリーに乗る

 きっぷを買って、乗船口に行きます。
 宇野からの船が到着するまで暫く時間があり、平日で乗客も少ないため、先ほどの歩道橋に戻ることにします。

 12:45 宇野からの船が港に入ってきました。
 真っ直ぐ入ってくるのかなと思いきや、この後が見物です。

 港に入ってきた船は一旦乗り場のある岸壁から離れて入ります。

 船首を奥に突っ込んだ後は、グィーーンと180度旋回します。
 この光景が高松入港時と宇野出港時に見られるので、多客時に船内で座れない覚悟であれば、着岸時にこの歩道橋から撮影することをお勧めします。

 歩道橋から下りてきて乗船待ち列の後ろに並ぶこと5分。
 下船車両と入れ替えに乗船が始まり、私も続いて乗り込みます。

 13:05 出港時刻ギリギリになって、自転車の兄ちゃんとオッサンが駆け込みで乗り込んできて、若干待たされましたが、無事に出港です。

 高松港がどんどん離れていきます。
 最近は3,000トン~10,000トン超クラス以上の大きな船ばかり乗っていたので、出航してもゆっくり進むのですが、この第一しょうどしま丸は987トンと、1,000トンを切る軽さ?なので、出港するとグングン加速しますので、一気に岸壁が離れていく感があります。

 船内は閑散期の平日の昼間とあって、乗客数は30~40人程度というところでしょうか? 12月の土日となると鈴なりになるかも知れないので、この時期に乗って正解でした。

  出港後にすぐに列ができるのが売店で、ちょうどお昼時とあってうどんを注文します。10分ぐらいデッキで撮影しているうちに、列がほぼ解消したのでさっそく注文します。

 こちらが出てきたきつねうどん 320円也、安い。
 ジャンボフェリーのうどんはいかにも冷凍麺とすぐに分かるモノでしたが、こちらの麺は生麺?という感触で、高松港ですぐに麺を積み込めるのが利点です。出汁は意外にも塩辛めの味です。

 座席は前方と側面の窓際の席がリクライニングするタイプで、前方の席などは新幹線のグリーン席並みにリクライニングが倒れます。

 その前方席の区画ですが、一番前の眺望席は6席なので、一番乗りじゃないと座れません。まぁどうせ写真撮ったりしてウロウロ船内を動き回るので、その6席だと座ってる人の前を通してもらったりと逆に不便です。

 晴れの国-岡山県側に入ってきてなぜか曇ってきました、
 右手に直島を見ながら本州の陸地が近づいてきます。

 高松を出て1時間で宇野港に入ります。
 かつては夜通し運行しており、夜行便利用が中心だったので、日中の宇野港に入るのはJR宇高連絡船利用時以来かも。

 高松港・宇野港ともに船首に向かって右側に岸壁がある形で着岸します。
 右側は小豆島航路のフェリーでしょうか。

 高松乗船時とは反対の船首側の階段から降りて下船します。
 自撮り棒に180度カメラで生中継?してる台湾人っぽいおっさんに続いて最後に下船。

 船から吐き出されるトラック。
 ガラガラかと思いきや、意外と台数は載っかっていた感があります。観光客と違って、トラックは名残惜し乗船で数が増えるなんて事はないので、結構乗っているじゃないかと思ったのですが・・・

  --- 後編に続く ---
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美しい京急1000形と菜の花を高松で撮る

2019-03-30 |  出撃 at 四国地方
 3月第4弾の出撃は、3/26と翌27日のうち、甲子園に行く予定の27日は固定なので、その前日に何処へ行くか?
 前日夜か朝までには大阪か神戸に帰ってこないといけないので、あまり遠くへは行けない条件下で、選んだのは香川県。ちょうど国鉄特急色のEF65が予讃線の運用に入っているのと、還暦を迎えてラッピングなものの、オリジナルカラーをまとった京急1000形の姿が復元されて、今月から走り始めたので、両方狙いで出掛けることにします。

 .往復夜行フェリーの弾丸日程
 旅程は3/26 午前1時神戸港出港の高松行フェリーで朝5時に高松に着いて、その日1日香川県内で撮影して、日付が変わった3/27 午前1時の神戸行きのフェリーで神戸に戻って、そのまま甲子園へという強行スケジュールです。

 急遽予定を早めるなら、帰路はバスを選べるバスセット券もありますが、今回は往復とも船便利用にして往復割引切符を買いました。これだと帰路は1,400円で乗れるので格安です。

 船は20分遅れで高松東港に到着し、送迎バスで高松駅に着いたのは、6時半近くになっていました。

 今回使うのは、というより琴電を使う・使わないに限らず、香川県内を行き来する時は、これをよく使ったりします。

 .京急1000形を狙う
 朝から実はJR予讃線のロケハンで暫く時間を潰して、9時過ぎに琴平に着き、高松側へ戻りながら運用を把握します。
 途中ですれ違ったので、午前中に順光で撮れる香東川の鉄橋で待機。

 琴平から上がってきたところを順光で捕獲します。
 天気が回復して晴れ間が多くなってきたのはいいですが、風が強くなって少々大変です。

 琴平から高松に上がった列車は、その後一宮までの区間運用に入るので、一宮駅の東側に移動して、上下2本の列車を撮ります。一宮での折り返し時間は1分しかないので、同じ場所で狙うしかありません。
 区間運転の列車を撮影した後は、また琴平行きで下ってくるので、一宮駅の西側(鉄橋側)に移動します。

 鉄橋まで行く途中に、このような菜の花が満開になっている場所があり、ここで1000形を捕獲。
 真っ赤な京急カラーの名車1000形と鮮やかな菜の花の黄色の対比は美しい。

 お決まり?の、引きアングルでの様子です。
 実際には菜の花が咲いている所と線路との間に空間が50m近くあるので、望遠で切り取るのが妥当ですが、タネあかしするとこういうことです。
 菜の花は見せ物ではなく、肥料としての役目があるので、周囲では一面トラクタで踏まれた畑があったので、ここの菜の花ももしかすると、近いうちに踏み潰されるかも知れません。

 .国鉄特急色のEF65も撮る
 高松貨物(タ)を14時過ぎに出る、予讃線の下り貨物列車3079レの時間がそろそろ近づいてきたので、一旦琴電の撮影は終えて、高松駅に戻ります。
 高松から普通電車でやって来たのが、久しぶりの讃岐府中。ここから高松側へ数分歩きます。

 14:15 EF652081牽引の3079レがやってきました。無事捕獲。
 貨物はこれ1本のみの撮影です。

 その後また琴電側に戻り、1本撮った後、琴平からは4連になって戻ってきたので、高松へ戻ります。

 琴平から戻って来た4連を片原町で撮った後、高松築港から折り返してきた4連を瓦町で撮影して終了としました。

 色々なことちゃんが並んだICカードのポスター。
 全国で4番目の早さで導入されたのがこのIruCaですが、他のカードと相互利用ができず孤高の存在だったのですが、JR四国もICOCAが導入されたことだし、琴電も相互利用OKになりました。

 最後は夜行のフェリーに乗って神戸へ戻ります。怒涛の出撃でしたが、船の中で爆睡して、翌日の甲子園に備えないと・・・ということで、高松出航前にはもう意識不明になっていました。
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大洲のミスドが閉店

2018-04-19 |  出撃 at 四国地方
 四国たび3日目の朝に西大洲から急きょ折返して、3駅手前の春賀まで戻るのですが、伊予大洲での乗り継ぎ時間が1時間ほどあった事から、朝食がてら、駅右手へ出てミスドへ。

 朝9時開店なので5分ほど待ちましたが、1番乗りというか、街に誰も歩いている人がいません。日曜日の朝だからでしょうか?
 ここでモーニングとします。
 ドア1枚開けると、中扉になにやら紙が貼ってありました。

 ありゃりゃ、4/23(月)で閉店なのか・・・
 移転とも何とも書いていないので、純粋に捉えて閉店ということでしょう。

 ここのミスドは列車の撮影で肱川の堤防に来た時などは、ここで時間をつぶすのに何度も利用させてもらいました。それだけに思い入れもあって、閉店してしまうのは悲しいですね。
 国道沿いとかにあれば、もう少しお客も入っただろうにとも思います、立地条件とすれば、斜め向かいにはフジグランもあるのですが、せいぜい国道からフジグランまでが客の動線で、その先までは来なかったんでしょうね。
 キハ58系が走っていた頃にお店に寄った時は、夕方でしたが、全部席が埋まってた頃もありました。それだけに地方経済の衰退をひしひしと感じさせられます。フレッシュバリュー横の空き地に移転するとか、移転開業する余力もなかったのでしょうか? 私が住んでいる町よりも1万人以上も人口が多い4万7千人の大洲市でこうなんですね。

 さようなら大洲のミスド(合掌)

 ちなみに写真左側に少し写ってる店は中華料理店(蓮花)で、ここも利用したことがあります。(私事のどうでもいい情報ですいません)
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四国のんびり旅(後編)

2018-04-18 |  出撃 at 四国地方
 四国の旅最終日となる3日目(4/8)は、昨日に続いて予土線で0系新幹線を撮って、高知へ出て高速バスで帰ろうという事にしました。日曜の晩なのに高速バスはかなり空いていて予約はせずに、とりあえず南下することに。

 
 6:04 松山発宇和島行きの普通列車627Dに乗ります。元特急車を使った豪華な普通列車。
 この列車に乗れば北宇和島で窪川行きに接続しており、江川崎までの間のどこかで0系を待ち伏せして撮影することができます。

 向井原から長浜経由の路線を走るので車窓に海が見えてくるのですが、怪しい黒い雲が西側から流れて来ています。天気予報は晴れだと言ったのに、2日続けてウソを言ってるようです。対岸の山口県側は明るい感じがしますが。

 しばらく走った所で問題発生!
 伊予大洲駅すれ違った、宇和島発松山行きの628Dの先頭に0系新幹線車両がついていたのです。
 マジか?
ということで、予土線に行く意味がなくなりました。多分検査か何かで松山か多度津へ戻すものと思われます。
ここで高速バスを予約してなかった事が功を奏します。
 よっしゃ予定変更だ! 〔伊予灘ものがたり〕の撮影とします。

 627Dは次の西大洲で下車し、反対方向の列車に乗ることにします。
 普通列車が来るまで1時間近くあり、その間に上りの特急が1本あるので特撮&4K動画撮影。
 次の列車で伊予大洲乗り換えで、長浜方面の列車に乗ります。伊予灘ものがたりをどこで撮影するか? 海側は先ほど見たように黒い雲が出ていて、昨日のように雨に降られても困るので、大洲に近い場所で撮ることにしました。

 大洲の次の駅 「五郎」
 どうやら、ここにはカワイイ狸がいて、列車を出迎えてくれるようです。

 下車したのが、その次の春賀駅。
 『はるか~俺だぁぁぁぁぁ』の春香とは字が違うので叫んだりはしないようにw
 駅で下車後は、北側へ数分歩いた所でアングルを変えて上下2列車を撮ります。

 こちらは駅に近い側で撮った2本目(上り)の伊予灘ものがたり。
 ちょうど左に桜の木があり、桜を入れての撮影。雲ってはいましたが、上空はうっすらと太陽がのぞいており、そんなに暗くはありませんでした。
 列車3本撮って今日の撮影は終了、あとはひたすら帰路に就きます。

 撮影後は一旦大洲に戻って、内子線経由の松山行きに乗ります。
 土讃線で走っていたキハ54が2016年に松山に転属になり、キハ54は全車松山所属となったことから、この区間の主力車両となっています。

 12:53に松山に到着。
 駅弁を販売していた鈴木弁当店は閉店したようで、これは残念ですね。

 ここで更に予定を変更し、今治までの1駅だけ特急に乗ることにしました。
 久しぶりに乗る四国のエース8000系特急〔しおかぜ〕です。多分10年ぶりぐらい。

 昼ぐらいから晴れてきて、外は気持ちの良い景色が広がります。
 振り子をガンガンに利かせて列車は飛ばします、振り子車両は383系〔しなの〕に度々乗るので珍しいことではありません。

 今治で10分接続で福山行きの高速バス〔しまなみライナー〕に乗ります。
 松山から1駅だけ特急に乗ったのは、このバスに乗り継ぐためでした。前回しまなみライナーに乗った時は雨の中だったので、今回は快晴で高速道路からですが、島々の眺めを楽しめます。休日なのか自転車で通る人も。

 1時間半ほどの乗車で定刻通りに福山駅に到着しました。
 20分ほど待って、糸崎発姫路行きの1764Mに乗れば、岡山で並んで座れない憂き目もなく、そのまま姫路まで行けるので、ちょっと早めですが、この時間帯の列車で帰ってきました。

 以上で今季の18きっぷは2枚とも使い切って終了、春の18旅期間を終えました。
 予土線はまた0系新幹線を撮りに、もう1度行きたいところです。天気が安定する夏場あたりに。でも検査入場とかしてたらシャレにならないので、その辺は注意が必要ですね。
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乗客に「おまん・・」と喋りかける列車

2018-04-17 |  出撃 at 四国地方
 予土線訪問の後半は江川崎から宇和島方面へ移動します。
 沈下橋で2本列車を撮影したので、上りの0系新幹線を明るいうちに撮るため、近永より西で待ち構えることにします。

 .関東の女性にはちょっと恥ずかしい列車?
 
 沈下橋での撮影を終えて、また江川崎駅まで歩いて戻ってきました。
 上りのトロッコ列車が行ってから、下り列車が来るまでは1時間以上あるので、歩いてきても時間が余るほどあります。
 ちなみに右側の木造風の建物が観光案内所です。昔来た時はありませんでした。

 百貫デブが座って重さに耐えかねて中央でヘシ折れてしまった・・・のではなくて、日本一暑い気温を記録した事にちなんで、お熱いカップル向けに記念写真を撮ってもらおうと企画されたベンチのようです。
 
 そしてやってきた宇和島行きの列車に乗ります。
 この列車は予土線の変り種車両3兄弟の次男にあたる車両で、海洋堂ホビートレイン「かっぱうようよ号」として、車内に河童にまつわるフィギュアが展示されています。

 河童はショーケースの中だけでなく、このように座席の所にもいて、外の車窓を楽しんでるのが子供、こちらを向いているのが親父というところでしょうか。しかもこのオヤジ河童は人が通ると喋りかけてくるのです。
 約30パターンほどの言葉を喋るようで、最初は沿線の観光よもやま話をしているのですが、そのうち
 「しゃべり過ぎて、喉が渇いたわ」とかブツくさ言い始めます。そして極めつけは、
 「おまん この汽車でどこへ行く・・・」と言い出します。“おまん”これは土佐弁でお前とかあんたとかいう意味ですが、関東の人は決して続けて読まずに、間にひと呼吸入れて読みましょうw
 ここは西日本なので関係ありませんが。

 .寒い冬の天気に祟られる
 かっぱうようよ号を近永で下車し、隣の深田駅との間で撮影すべく徒歩で向かっていたところ、雲行きが怪しくなってきました。
 そしてポツポツと降り始めたかと思うと、凄い風と横殴りの雨に見舞われました。
 既に駅間の途中まで来ていたのですが、慌てて農家の庇の下に入って雨宿り、雨は10分ほどで止んでまた晴れてきました。もう大丈夫かなと思って歩き、途中の田んぼの所では農作業をしていたので、深田駅の北側まで行って、カーブの所でスタンバイ、ここで窪川行きの0系新幹線と宇和島行きのトロッコ列車を撮るべく待機。
 するとまたまた雲行きが怪しくなって急に真っ黒な雲に覆われて、傘も飛ばされそうな風と雨。耐えられずにコンクリート橋の下で待機しますが、結構びしょびしょです。

 明るくなって西の空から太陽が出てきましたが、自分の所は結構降っています。そんな中、トロッコ号を撮影、オマケに窪川行きは0系車両から一般車両に差し替えられていて撮れず、何ちゅう天気やねんと、怒りが込み上げます。

 トロッコ列車の30分ほど後にやってくる定期列車に乗って宇和島に到着。
 宇和島もかなり強い風です。春の嵐というよりは本当に冬のような寒さとコロコロ替わる天気の変化に参ります。

 それもそのはず、4月中旬になろうかという四国なのに山間部とはいえ、まさかの雪マークを見るなんて。花冷えどころの騒ぎじゃなくて、完全に冬に逆戻りです。どんだけ寒いねんと。
 M根:「これもやっぱり地球温暖化の影響でこの寒さなんでしょうかねぇ~」

 .宇和島から松山へ
 東宇和島駅で松山行に乗り換えも出来たのですが、久々に宇和島に寄ってみようということで宇和島で下車しました。

 駅前に出てきました。
 駅前のロータリー西側には小さなSLと牛の銅像がお出迎え、宇和島といえばやっぱり牛ですもんね。

 駅から更に西へ出て、南西側にあるアーケード街へ行ってみたのですが、ここも御多分に漏れずシャッター通りとなっていました。
 これで土曜日の夕方ですよ。東京なんかのショボいアーケード街に比べれば、よほど立派な物を備えているのですが、地方の凋落は悲しいですね。
 闘牛打線を擁して宇和島東高が甲子園初出場初優勝を果たした時の凱旋パレードの時の栄華や、もう30年前の思い出・・・

 宇和島駅に戻って、18時台の松山行きに乗ります。
 トロッコ号で使われているキハ54が単行で運用に就くようです。駅東側の車庫には0系車両が置かれていて、運用から外れていました。明日は朝から動くのかな?

 21:55 トイレなし・ロングシートで3時間20分の苦行?に耐えて松山に到着。
 明日は天候次第でどう動くか決めかねていて、天気が良ければ0系撮りに南予へ下りて行ってもいいでしょう。ということで松山で滞泊。

 明日はどうなるかな?
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0系新幹線に会える予土線へ

2018-04-16 |  出撃 at 四国地方
 のんびり四国旅の2日目がいよいよメインとなる予土線の乗り撮りです。
 予土線には面白い列車が3両いて、それぞれ個性を醸し出しており、この列車に乗るのも楽しみです。

 .0系新幹線?に乗る
 今回の最も楽しみの一つが予土線を走る鉄道ホビートレインで、1日に2往復運行しており、この列車に一度乗り&撮りをしたかったのですが、ようやく訪問できました。

 再び窪川駅の構内に入ると、喫茶店でモーニング食べている間に宇和島からの1番列車でお目当ての0系が到着していました。
 隣の1000形の列車が出て行くのを待ちます。

 こうやって望遠で撮ると、けっこう0系の雰囲気があります。
 青いスカートや赤く光るテールライトがある下半分だけ見ると、そのままです。

 1000形が発車して行ったので反対側のホームに回りました。
 こうやって見てみると、可愛いミニミニ新幹線という感じです。

 反対側は、他の車両との連結の関係から流線型にすることができないので、平面になっていますが、技巧的な塗装の効果で少し丸い部分が出っ張ったようにも見えます。

 流線型の部分を横から見たのがこの写真。
 スカスカなのは仕方ありませんが、ライトの導光&反転部分が見えるのが面白いです。なお前の丸い部分はメッシュになっています。

 車内に入ってみましょう。車内はボンネット側の一角に転換クロスシートがある以外は種車のロングシートと、座席を潰した展示部分があります。
 高知発の2番列車が着いた後も、誰も乗り次いで来なかったので、私1人で思う存分撮れました。

 展示部分はプラレールの展示コーナーとなっていて、ショーケース内は四国にゆかりのある車両を中心に全国の人気列車も飾っていました。
 列車の振動があるので、何らかの固定をしていると思われますが、目立ったビスや接着テープが見えなかったので直接接着してるのかも知れません。

 窪川方の運転席周り。
 優先座席の左側のスペースにはなぜか郵便ポストが設置されています。また転換スロスシートですが、出入口側のみ転換でき、中央寄りの席は固定されています。

 郵便ポストを詳しく見てみます。
 一応飾りではなく、実際にここから投函できるようです。但し普通郵便に限るのと、集配の関係で余分に日数が掛かる場合がある模様ですが、特別なスタンプが押されるようで、これは次回乗る機会があれば、ぜひ郵便はがきを持って行って投函したいですね。

 そして座席ですが、こちらも専用の図柄が描かれたシート生地となっていて、至れり尽くせりなこだわりです。但し、ロングシート部分に限りますが。

 そして驚きなのがこの運賃表示器。
 予土線各駅のみならず、東海道新幹線の各駅が掲載されています(可哀想に三島駅が抜けています)。ここにどんな額の運賃が表示されるのか? それは乗って見てのお楽しみ・・・。

 .予土線で江川崎へ
 窪川9:26着の高松からの特急列車が到着すると、ゾロゾロと15人ほどが乗換え階段を通って車内になだれ込んできて、車内は一気に座席が埋まりました。
 発車までの10分ほどの間に、首から一眼レフをぶら下げた数人が座席に荷物を置いて直ぐに車外へ出て写真を撮っていましたが、さすがに車内の写真は撮れないでしよう。

 9:40 窪川を定刻に宇和島行きの2番列車が出発、小さな市街を抜けるとすぐに右手に四万十川の流れが見えてきます。
 次の若井駅で土佐清水方面からの乗換え客を4名ほど乗せて、座席は満席に近い状態です。

 若井を出てしばらくすると信号所で一旦停止した後に、土佐くろしお鉄道中村線との分岐点に入ります。
 面白いのは、南へ行く中村線が北側へ、北へ行く予土線が南側の線路を走るので、この瞬間僅か十数秒ぐらいですが、楽しみです。
 列車はさらに四万十川に沿って走りますが、車窓の右手に展開するので、クロスシートに喜んで座っていては楽しめません。予めこの知識を仕入れていれば、自ずと右側のロングシートに座ることになるでしょう。

 予土線のおもしろ駅名 「はげ」
 車内アナウンスも 「次は ハゲ~ ハゲです。」というので、乗り合わせてた旅行者の爺さんが喜んでましたが、いやいや、お爺ちゃんは白髪頭でしょ! と内心突っ込んでました。

 .江川崎で降りて風景撮影

 列車は1時間ほどかけて江川崎に到着。
 ここで上り列車との交換待ちのため、15分ほど停車します。

 私はこの駅で下車して四万十川沿いの風景を撮ることにします。
 出発までは15分近くあるので、駅の北側へ回りこんで、列車の出発の模様を撮ることにしました。

 残念ながら駅の北側は獣害除けの鉄柵が張られていて、手持ちで柵の間からカメラを出しての撮影。
 しかも雲ってきた上に、もの凄い強風で柵が揺れるので、動画はめちゃくちゃにブレましたが、なんとかケツ射ち部分の画像をアップ。

 江川崎から南に数キロ行くと、有名な“岩間沈下橋”があるのですが、私は予土線の列車も入れたいことから、先ほどの半家駅方面へ行くことにします。駅前の観光案内所で自転車を借りることもできますが、歩いても40分ほどなので、歩くことにしました。

 上の写真は“長生沈下橋”と予土線の普通列車を入れたもので、すぐ横の川原がキャンプ場になっているので、夏は人で賑わうかも知れませんが、春だったので、バーベキューに来ていた隣県の1家族だけでした。

 予土線の後半は次の記事で書きます。
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四国のんびり旅へ(前編)

2018-04-15 |  出撃 at 四国地方
 青春18きっぷの2枚目があと2日分余っているので、最後の2日分をどこで使うか迷うところ。
 もう三江線は廃止されたし、山陽線へ行っても今週は瑞風はお休み中だし、東は天気が悪そうだし九州か四国へ行こうかな? ということで、天気予報をチェックし続けたのですが、4/6(金)は1日中雨予報、4/8日曜日も九州北部は降水確率が高めなので、四国に行くことにしました。今回は年休を1日入れて3連休にして、1・3日目は18きっぷで、2日目の土曜日は四国再発見早トクきっぷで回ることにしました。
 目的は三江線なき後の清流沿いのローカル線である予土線で、撮影をするなら往復を含めて3日間は必要になります。

 .往路は香川→徳島→高知
 18きっぷでちんたらちんたら鈍行移動するので、乗り継ぎがネックになるのですが、一番のネックが土讃線区間、特に昼間は非常に接続が悪いので、高知市内での滞泊として、それまでに余裕時間が出来たので、徳島経由で入ることにしました。
 大阪・姫路では朝ラッシュ、その先では久々の相生ダッシュで席取り合戦、岡山・高松でも乗り換え・順番並びがあって、1枚もスナップ写真が撮れませんでしたが、まぁ何度も行っている区間なので、別に写真に撮ることもないでしょうか。

 今日初めて写真が撮れたのが徳島に着いてから。
 朝から何時間も荷物抱えて凝り固まった状態で、徳島行き普通の車内が空いた引田あたりでようやくリラックスしてきました。

 徳島から阿波池田へ向かいます。2両連結なのですが、途中の穴吹からワンマン運転になるとして、後ろの1両は締め切り扱いとなり、空の車両のまま終点まで空気を運びます。
 全国でもJR四国だけで行なわれている扱いで、乗客が多いときにも後ろの車両には乗れないという何ともサービスの悪い事が行なわれていますが、これはワンマン運転時に後ろのドアから降りられるのを防ぐための苦肉の措置ということでしょう。

 阿波池田に到着、両脇に土讃線の1000形が並びます。
 土讃線はキハ54が転出したのか、1000形で占められているようで、長距離移動には助かりますが、その余波がどこかにしわ寄せしてるようです。

 阿波池田発須崎行に乗りましたが、乗っているのは婆さん1人だけ、隣のホームに特急列車が入って来ましたが、誰も乗り換える客がおらず、私とその婆さんの2人だけの乗客で発車。
 その婆さんも大歩危で下車して、大歩危からは私1人だけの貸切列車となりました。

 小雨降る繁藤駅で特急の通過待ち。
 国道を通る車もほとんどなく、家の明かりも見えない真っ暗な駅で時間が止まります。

 阿波池田から3時間ほどでようやく高知に到着。
 今夜は高知で滞泊します。

 .高知→窪川
 旅程2日目となる4/7(土)は、高知を出発して西へ進み、予土線を通って夕方には(東)宇和島に着き、翌日の撮影予定次第で、高知方面に戻るか、ぐるっと松山方面へ進むか考えます。

 翌朝5時起きで高知駅へ。
 東の空は明るいですが、西側にはまだ黒い雲があり、肉眼よりも携帯のカメラの方が明るくハッキリ映っています。これじゃ普通のカメラは売れなくなるのも無理はないかもと思いつつホームへ。

 高知を5時半過ぎに出る1番列車に乗ります。
 土曜日の朝5時台なので、空いていると思いきや、若い女性で車内はうれしい?混雑。この人たちは大学生?高校生?何者なんだという疑問がありましたが、朝倉で数人降りたものの、残りの10人近くは下車せずに、周囲に学校も何もなさそうな単線の小駅でゾロゾロと降りて行きました。謎だ。

 撮影のために途中の安和で降りようかと思いましたが、暗い曇天のために下車するのはやめて終点まで乗って窪川に到着。
 予土線の列車まではまだ2時間弱の開きがあります。

 窪川では時間があるので、駅を出ます。
 この駅で下車して外に出てきたのは、記憶にないぐらい昔の話。まだ土讃線に夜行列車が走っていた頃なので、30年ぐらい前の事でしょうか。

 駅の左手には役場の分庁舎があり、1階が土曜日の早朝ですが自由に入れて観光情報などのパンフなどが置いてある奥に鉄道模型のジオラマが展示してありました。

 ジオラマは窪川や予土線をイメージしたテーマで作られており、181系気動車やキハ54しまんトロッコなどが本線に停まっています。
 キハ181系は国鉄色よりも、四国色の方がいいかも知れません。

 街に出ても何もないので、役場近くの喫茶店に入ってモーニング。田舎で500円でこの内容だと高いか安いか、コーヒーが薄いのだけが残念でした。

 続きは次の記事に掲載します
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単色化が進む伊予鉄の車両

2016-12-13 |  出撃 at 四国地方
 赤い青春18きっぷを買いに最西端の伊予市まで行った記事の続きです。
 この日は午前中の時間潰しがてらに郡中港から伊予鉄に乗って松山市駅界隈で撮影とすべく、松山市駅に到着。雲っていたので大街道でモーニングして時間潰ししてたら晴れてきたので・・・
 ここまでが前回のおさらい。
 徒歩で松山市駅周辺で撮影を始めたのですがここで異変に気付きます。

  みかんを捨てた伊予鉄 

 伊予鉄の車両は電車・バスともにクリームとみかん色のツートーンカラーで親しまれていて、このカラーリングを見れば愛媛県民や鉄道ファンなら誰氏もが、あっ伊予鉄だ。と思うほど定着していました。

 しかし、沿線で撮影していると目を疑う車両がやって来ました。

 なんじゃこりゃ~? 塗色変更かよ。
 センスのないJR西日本広島地区の末期色・関西地区のピーマン電車よろしくまさか伊予鉄までもが単色施策とは、ちょっとガッカリ。

 新型車に施すだけでなく、従来車両まで塗り変わってるので、これはもう全車両やる気満々です。

 新しい2100型もこの通り。

 バスまでこの通り、これはやばい。高速バス・路線バスともに塗り替わっています。

 高浜~横河原線に残る元京王5000系もひょっとしたらと、横河原線へ回って見ました。

 うわ~これも塗り替えかよ。でもこれを塗り替えたという事は、延命する気があるという事でしょうか?

 しばらく粘っていると、ようやく未施工の700型が来たので何とか撮れましたが、これが最後の記録になるかも知れません。

 色が優しいみかん色から、ワックスで磨いたような濃~い色になっており、調べてみると人参色に当たるのではと思われます。
 つまり、愛媛特産のみかん色を棄てて、人参カラーに替えてしまった訳です。

 いずれにせよ、従来色の記録はお早めに。そうだ、この冬は松山へ行こう! 赤い18きっぷで・・・
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赤い青春18きっぷ 2016冬 最後の購入作戦

2016-12-08 |  出撃 at 四国地方
 青春18きっぷの常備券の発売は今回が最後となります。
 ええええぇぇぇぇェェェェ・・・・・・聞いて無いよ~。という声があちこちで上がったのではないでしょうか。
 現在赤い青春18きっぷは、これまでの度重なる購入作戦の結果、あと4駅で購入すれば現存発売駅パーフェクト達成となることから、今冬に2枚、来春に2枚という感じで購入日程を立てていましたが、来春の購入機会がなくなってしまうことになります。

 .どこの駅で購入するか
 未購入駅は、九頭竜湖・黒井・坂越・伊予市の4駅。
 どう攻めるかと言うと、今回は朝一で九頭竜湖に行き、その後黒井で購入して2駅攻略、来春2月下旬に四国へ旅行途中に坂越に寄って、最後に伊予市でフィニッシュという運びでした。

 しかし、今回で発売終了となると最近購入してなかった人や、ポータルサイトのニュースを見てその存在を知り、今回初めて購入するというニワカまで現れて、激烈な争奪戦が展開されるのは容易に想像できます。
 しかもこの週の私の休日は11/30と12/1で、翌12/2は責任者席次だったので、突発で休む訳にも行かず、12/1の1日のみに絞って出撃するしかありません。

 .JR西日本からの冷たい仕打ちに狼狽する購入者
 一応当初の予定どおり、九頭竜湖→黒井と回るべくレンタカーを借り受けたのですが、出発しようとした矢先に嫌な情報が飛び込んで来ました。
 「九頭竜湖駅前は既に車で埋まっており、発売枚数も減らされたので、0時以降に着いても買えない可能性がある。」
 なぁにぃ~?発売枚数減らされただとぉ?
 まさかの最後の販売で感謝を込めた増刷ではなくて、お客に対する仕打ちを仕掛けてくるとは。とうてい民間企業にはあるまじき最低の会社ですな。
 このままだと九頭竜湖では並んでも買えない可能性が高くなってきたので、黒井と坂越で買うこととし、九頭竜湖と伊予市は諦めることとしました。
 この黒井と坂越ですが、どちらが先に売り切れるかというと、当然大都市に近くアクセスも良い坂越です。そのため車を西へ走らせることにしました。

 朝6時過ぎに坂越に着くと、既に7人が椅子に座って窓口が開くのを待っており、私は8番目でした。
 発売枚数が20枚に減らされたとしても、購入枚数が一人2枚に制限されていたので、前の全ての人が2枚ずつ買っても売り切れる事は有りませんから、ひとまず安心です。既に窓口が開いた有年では15分で完売の情報(駅員談)が入ってきて、7時半から発売開始の西相生も完売は時間の問題でしょう。
 その後も姫路方面からの電車が着くと、数名ずつがドア開ダッシュで並び8時の売り出し開始を待ちます。
 8時前に窓口のお姉さんによる2回目の人員カウントがあり、「後ろのほうの方は買えない可能性があります。列の前の方は出来るだけ一人1枚購入に協力して下さい。」と声掛けがあり、いよいよ戦慄が走ります。そして8時、シャッターが開いて販売開始。

 しかし次々と「2枚下さい。」の声が飛び、後方の人たちは焦りだします。後ろで並んでいた人たちの素性は分かりませんが、有年で買えずにここ坂越に回って来たのにここでも買えずとなると結構可哀想です。

 私はこのあと黒井でも買うので「1枚下さい。」としてゲット。
 購入後直ちに車を走らせます。黒井まで電車で移動だと、特急を使っても12時近くになるのですが、車で高速を飛ばせば10時頃には着けるはずです。
 途中播但道の福崎ICの所で一旦播但道から中国道に乗り直すのですが、気が早まってたのか、下りるランプを間違えて、一つ手前の福崎南で下りてしまい、そのまま一般道へ進んでしまいました。
 まぁ一般道の方が距離的には短いから、このまま行くことにして10時過ぎには着けるだろうと走っていたところ、加西市内で思わぬ渋滞、そして西脇市内で片側交互通行による待ち時間の連続で遅れ、10時30分に黒井駅に到着しました。さて2枚目ゲットできるかな。

 しかし窓口のガラスには「青春18きっぷは完売しました」の貼り紙が。それも販促用の飾り紙が余ってたのか、見るからに嬉しそうに書かれてる感じです・・・トホホ。
 駅員に聞くと10時頃に売り切れたとのこと。あのまま高速を飛ばしていればギリギリ間に合ったか微妙なタイミング、もしかしたら自分の前の人が最後の1枚を買って悲劇の完売の瞬間に出くわしたかも知れません。 「加西市ネ!」と心の中で叫びます。
 いずれにせよ、既に購入経験がある周辺の他の駅も次々と完売情報が入ってきて、終了宣言近し。

 ということで、今期は1枚でどうやって旅行計画を練るかという事を考えていました。

 .四国に神あり
 こうして坂越駅での1枚のみの購入で幕引きとなり、あとは四国の売れ行き状況を見守ることにしたのですが、どうもこれまでと違う流れが。
 「高松がまだ売り切れてないぞ! どうなってるんだ?」
 「どうやら大量増刷してるみたいだよ。」
 この情報に色めき立ちます、ひょっとしたら伊予市で買えるんじゃないかな? と期待が胸をよぎります。
 でも残念な事に、発売後の週末はいずれも出勤日となっていて、一番早く行けるのが6日になるので、これはかなり厳しい状況です。例年の完売ペースならさすがに無理です。
 ところが土曜日の段階で、四国のどの駅も完売したとの情報が入って来なかったので、期待を込めて5日の夜行バスを予約、残席1、何故か窓側席が空いてたのですかさず購入。あとは完売情報が入らないのを祈るだけです。そして5日の夜

 大阪駅から、松山・八幡浜港行きのバスに乗ります。

 何年ぶりかに乗るJR四国バスの夜行便車両。以前は付いていなかった電源コンセントも窓側席には付いていました。

 大阪駅から乗ったのは私と多分20代のお姉ちゃんの2人だけ、京都からの乗車組を入れても7人ほどと予想外のガラガラです。
 しかし難波と三宮で相次いで10名ずつ乗ってきて、結局空席1席のみで松山へ向かいます。

 5:42 10分ほど早く松山駅前に到着、このまま八幡浜方面へ引き続き乗る人が10人近く乗っていたのが意外でした。

 この時季なので朝6時前だとまだ真っ暗です。

 ここから伊予市までは普通に乗車券を買って乗ります。たったの260円なので思ったよりも安い。

 松山を6:05に出る宇和島行きの普通列車に乗ります。

 この豪華な普通列車、185系3100番代に乗るのも2年ぶり、残念ながら座席はリクライニングしません。

 6:22 伊予市に到着、まだまだ真っ暗です。

 駅の窓口が開くのは6:50からと知ってはいましたが、あと25分ほど、私以外には18きっぷの購入者らしき人はいません。

 窓口の掲示を見てひと安心、これはまだ完売にはなっていません、しかしこのご愛顧に対する配慮ときたら泣けますねぇ。JR西日本も駅の現場の人たちはいいのですが、本社が糞過ぎます。

 6:48 窓口が開きます。購入を諦めていた伊予市でいよいよ最後の赤券を買いました。

 これが最後の購入となる?赤い青春18きっぷ、一応期待をこめて?マークを付けています。

 きっぷを無事に購入して駅の前に出てくると夜が明けてきました。

 .あとはやっぱり撮影
 せっかく片道7,000円近く出して愛媛にやって来たのですが、大して撮る列車もないかな? 今日は平日だから伊予灘物語も走ってないだろうし。

 取り敢えず郡中港から松山市へ出ます。これは松山市駅から徳島まで高速バスに乗るため、始発駅である松山市で切符の購入と周辺で伊予鉄でも撮ろうということにしたもので、伊予鉄の状況については後日別途記事を書きます。

 松山市までは片道470円と、JRの倍近い値段がします。乗り換え無しで市駅まで出られるメリットはありますが。

 7:23 明大前 いや、松山市駅に到着。思った程の混雑ではなかったのは、高校生などが試験休みだからでしょうか?

 大街道のサンマルクカフェでモーニングで時間潰しをしかけてたら晴れてきたので、30分程で店を出て周辺で路面電車や元京王5000系を撮ってると十分時間が過ぎます。

 松山市を12時ちょうどの徳島行き高速バスに乗ります。伊予鉄道の高速バスは初めて乗ります。

 乗車券はバス発車の20分ほど前に買いましたが、乗る時に回収されてしまうので、すぐに記録しておく必要があります。

 12時定時に発車、僅か6時間ほどの滞在だった松山をあとにします。
 ありがとう愛媛。

 平日の昼間とあってバスはガラガラ、乗客は6人だけでした。完全な赤字便ですね。

 石手川公園を通ります。木々が色づいていい感じです。

 松山道に入ると山越えをするので、左車窓には色めく風景が展開します。

 徳島県に入って阿波池田を過ぎると、左手に吉野川の鉄橋が見えます。高速道路からの限定アングル。

 15:23 バスは定刻に徳島駅に到着。3時間20分ほどのバス旅が終わります。

 この時間に徳島に来たのは言うまでもなく、夕方のキハ40系を撮影したいがためです。今日は池谷の手前のストレートで狙ってみることに。

 池谷に着きました、徳島駅のホームで私の前で並んでたエヴァちゃんみたく徳島弁バリバリの小学生もここで降ります。

 駅から歩いて15分ほどのレンコン畑の中で待っていたのですが、残念ながら日落ちとなってしまいました。これはひどいカットw

 池谷からの帰りには40系気動車に当たったので、徳島に着いてからバルブ大会をすることに。これは折り返しの鳴門行きと、後ろに控えているのが阿南行き。

 このあと阿南行き・引田行きなど次々に40系が発車していくので、この時間帯にホームにいると面白いです。

 徳島で泊まって、翌朝も40系気動車を撮るのですが、何処で撮ろうかな?

 結局昨日と同じく池谷でリベンジのつもりで再訪しましたが、高松行きのタラコ2連が通過した時は、ギリギリ日が登る前でした。

 7時台に下りが2本やって来るので撮影します。

 無事に2本撮って駅に戻ってきました。穏やかな冬の朝です。

 池谷名物のY字に別れた駅風景を撮るのは途中の階段が邪魔をするので難しいです。

 そうこうするうちに下りの徳島行きが来ました。これも40系です。昨日に続いて2度目の乗車です。

 徳島行きに乗ったのは、このあともう1ヶ所で撮影するため、鮎喰駅へ向かいます。

 佐古で徳島線のワンマン列車に乗り換え、鮎喰駅で下車、ホーム上で駅名と列車を入れて撮ろうとしたのですが、デブが邪魔になったので回避。築堤下の道路から見上げて1枚。撮影場所へ向かいます。

 鮎喰駅から徒歩8分程で鉄橋を見渡せる場所へ着き、獲物の上り40系気動車を狙います。鉄橋が水面に映ってキレイな水鏡だったのですが、本番の列車が来る直前になって鴨たちがタッチダウンしてバシャバシャやるもんだから、途端に波が立ってアウト。コラァ~鴨鍋にするぞ!

 撮影後は南側の県道へ出て、徳島駅前行きのバスに乗ります。ここから徳島駅や南海フェリーの出る港行きのバスが頻繁に走っているので便利です。

 今日は六甲の実家へ寄る用事があるので、徳島から神戸へは高速バスで帰ります。神姫・徳島・阪神・山陽の4社共同運行の路線ですが、やって来たのは1日に2往復だけ入る山陽のバス、結構地味な塗装です。

 三宮までは3,300円、南海フェリー経由だと2,600円ですが、到着が夕方前になるので今回はバスに乗ります。

 やっぱり平日の昼前だけにガラガラだなと思いきや、途中の松茂から大量に乗ってきて乗車率は50%ほどの運行。

 大鳴門橋を渡ります。昼間の景色が見える時間帯に乗るのは初めて。いつも夜ばかりなので。

 途中休憩もなく一気に淡路島を駆け抜け、あっという間に明石海峡大橋を渡ります。舞子を過ぎれば三宮まではすぐ。
 こうして今回の18きっぷ購入作戦は終わりました。

 本来の予定とはまるっきり逆の駅での購入、諦めていた伊予市でも買えて、最後は清々しく終えたのですが、やはり赤券が廃止になるのは寂しいこと。
 それにしても、お客を全く大切にしないJR西日本と、これまでのご愛顧に答えて大幅増刷で応えるJR四国との間には雲泥の差がありました。
 売れている商品を顧客の需要に応えて売る。この民間企業として当たり前の事がなぜできないのか? 甚だ疑問である。
 来春から素直にマルス券を買う気が今のところしない。鉄道利用を減らすかな?

 ~今回の交通費~
・12/1分
 レンタカー \5,400+ガソリン代\1,960+高速代\2,120 計\9,480
・12/5~7分
 JR四国バス大阪→松山\6,760+松山→伊予市\260+郡中港→松山市\470
 +伊予鉄道バス松山市→徳島\4,400+徳島-池谷往復\520+徳島→池谷\260
 +池谷→鮎喰\260+徳島バス鮎喰→徳島\210+山陽電鉄バス徳島→三宮\3,300 計\16,440 
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