9月第4週は 25(金)・26(土)が休みなので、今夏期最後の運行となる、わくわくドリーム号の撮影に出掛けることとしました。
これも運転日と休みの日がなかなか合わなかったのですが、ようやく行く機会が訪れました。本当は返しの27(日)も撮りたいのですが、さすがに月曜日に休暇取ったばかりなので、上りの25日のみとして、翌26日は青森からの帰路の途中で、北陸本線で下りの大サロを撮るという形で計画。今回も全行程レンタカーです。
1.片道約900km、今年3度目の青森行ロングドライブ
7月と8月に北斗星の撮影のため、青森まで15時間前後かけて長駆撮影に出掛けましたが、3ヶ月連続で9月も青森まで出撃となりました。
わくわくドリーム号は夕方に青森を16時半ごろ出発して弘前に17時半ごろ到着、以下日が暮れた奥羽~羽越本線を上って行くので、この時期撮れる場所は青森~川部間に限られます。
青森に夕方までに着けばいいので、前日19時に名古屋を出発、一部高速道を使いますが、大部分は下道を走ります。
これは、強い秋雨前線の影響で、西日本~東日本が大荒れの天気で、東北方面も青森を除いて
傘マークが出ていたため、最悪青森も天気が悪くなる事を想定して、高速はなるべく使わずにとしたものです。
せっかく高速代出して行って雨降りだとシャレにならないもんね。
夜通し走って朝6時前に朝日まほろばの道の駅に停めた所で、眠さの限界。1時間の仮眠をしますが、7時には再び車を走らせます。
秋田市に10時過ぎに着いたのですが、場所を探している間に下りの2093レが行ってしまい、撮れず。
2.中小私鉄などを撮って弘前へ
秋田で下り貨物を撮り逃したので、そのまま車を走らせて、12時過ぎに鷹巣に到着。
ここでちょうど12:40ごろにやってくる上りの内陸縦貫鉄道の気動車を米代川の鉄橋付近で1本撮影し、また車を走らせます。
車は順調に走り、大鰐を14時過ぎに通過したので、国道から脇にそれて平川の河川敷に車を停めます。
ここで本日2ヶ所目の撮影として弘南電鉄の電車を撮影。天気予報が見事に外れて、快晴~気持ちの良い青空です。これは期待できるかも? 長居はせずに15時前には出発。
3.いよいよわくドリ撮影へ
撮影場所は何ヶ所か候補があったのですが、やはり、この時期の北日本ですから、日暮れ時刻に対して、有効な日差しのある時間が予想以上に短かかったりします。
先週末の山口県だと日没の18時15分の直前まで撮れましたが、ここは北日本、1時間は早くなる事を見積って、山影になる鶴ヶ坂-大釈迦は避け、平野の浪岡~川部のどこかで撮影すべく物色。
やはり平日なのか沿線で陣取ってる撮影者を全く見掛けません。もしかしたら運休? 頭を一瞬よぎりましたが、青森駅に583系が入線したとの情報が入ったので安堵。
撮影場所は数年ぶりに訪れた、北常盤-浪岡間の松枝踏切。
あけぼの号が現役の頃は、ここに何人もの撮影者が居ましたが、誰もおりません。
16:27 取りあえず1本前の特急つがるを撮ります。これだけの日差しがあれば充分です。
問題は通過時刻。青森を16:30に出発するので、その後に出る普通670Mが浪岡に17:09ですから、17時頃にはやってくると思いましたが全然来ません。
そのうちその670Mもやってきてしまい、あれ大丈夫か? と待っていると、夕方の地表近い雲に太陽が遮られてしまい焦りが。
「雲よドケー」の声も虚しく上り接近の列警が入り撮影へ。
17:26 上空半分青空・地表影という露出泣かせの中、3つのヘッドライトが見え、583系がやって来ました。なんだかねぇ~。でも寝台電車らしき雰囲気は出ています。
4.余韻に浸らず翌日の北陸へ
雲影の中の撮影となって残念でしたが、もしかすると583系を撮るのがこれが最後かも知れないので、特撮も出来たし一応納得して気持ちを切り替え、明日の大サロ撮影へ向けて車を出します。
浪岡を17:40に出発、碇ヶ関の道の駅に寄ったものの既にレストランは終了しており、そのまま西進します。
秋田に21時ごろ到着。以前利用したまいどおおきに食堂がなくなっていたので、少し走って初めて「まるまつ」というお店で夕食。これで1,080円なのでまずまずかな?
22時に秋田を出発しましたが、さすがにここまで1時間しか寝ずに丸1日以上経っているとかなり意識朦朧としてきます。
日本海東北道(無料区間)を飛ばしていましたが、フラフラになってきたので、象潟の道の駅で停車。気付くとそのまま1時間程度座ったまま寝ていました。
日付が変わって象潟を0:20に出発したものの、やっぱりフラフラなので、25分走って遊佐の道の駅で再停車。もうダメ、寝ることに。
雨音に気付いて目を覚ますと4:45。ちょうど4時間近く寝ていました。
やばい、まだ山形県に入ったばかりだ。このままだと大サロに間に合わないかも?
遊佐を4:50に出発。意外とスイスイ進んだので、新潟までは下道を走りましたが、新潟県内の8号線が時間が掛かるので、ここから高速に乗ることとしました。
途中どしゃ降りの雨の中、120km/hのギリギリ走行で新潟県内を抜け、富山県内に入ると晴れてきました。
2時間程度で富山市を過ぎたので、小杉辺りからまた下道を走行。大サロは福井で乗客を降ろした後に金沢まで回送するので、加賀温泉辺りで迎え撃つことに、晴れてきたので、どこで撮っても逆光だし、今回は機関車にヘッドマークが付いていないので、なるべくサイド気味に撮れる場所にします。
5.カン無し・逆光での大サロ撮影
金沢を11時過ぎに通過しましたが、その後道路が混み始めてしまい、結局撮影場所は動橋-粟津の直線でサイド気味狙いをしました。
詳しい通過時刻を知らなかったので、動橋に12:30に着きましたが、付近には撮影者は誰もいません。少し不安になってきましたが、13時を過ぎたあたりで、粟津寄りに1台の撮影者の車が止まったので、そろそろ通過は近いかと。
13:20 先に粟津側の踏切が鳴り、ほぼ同時に動橋側の踏切も鳴って81らしきライトが見えましたが、背後からサンダーが全力でやってきます。
ヤバイ、被る~
大サロがややゆっくり走ってきたため、上りの遅れサンダーがかろうじて抜けてくれました。
晴れて、おまけに雨上がりの澄んだ空気なので太陽光線がかなり強かったため、かなり色が黒々しいです。ここでは特撮が重視なので、一眼写真・コンデジ動画ともに少々中途半端な場所となりました。
583系が年内で引退の噂が強いので、雲影になりましたが、自分にとっては最後の機会かも知れない撮影ができて一応満足とします。