今年も大井川鐡道では機関車トーマスとなかまたちの塗装を施されたSL列車が走ってきましたが、クリスマスの2日間は特別運転ということで、トーマスとジェームスの重連運転が実施されるとのことから、十数年ぶりに大井川へ出撃することにしました。
予定は23日にまずトーマスとジェームスのそれぞれ単独の牽引列車を撮り、24日は北関東へ行って上り〔カシオペア〕の撮影をして戻ってきて、25日に再び大井川でトーマス+ジェームスの重連を写そうという予定にしてたのですが、生憎の雨で、23日の出発は中止、24日朝の栃木も晴れそうにないので、カシオペアの撮影も中止とし、先に24日に大井川へ行き、25日は適当に過ごすこととしました。
初めての大井川鐡道乗車
大井川への撮影には過去に3回程度訪れていますが、いずれも車移動だったで、今回初めて大井川本線の電車に乗ります。
SL列車を撮るためには、金谷を朝9:01発の普通に乗らなければならず、青春18きっぷで鈍行乗り継ぎだと品川5:10発や大垣5:22発の2番電車に乗らないと間に合いません。
このため私の場合は、名古屋→豊橋の1駅だけ新幹線を利用して2番電車を追っかけ、豊橋で18きっぷに日付印を押してもらい東海道線を上ります。
数年前に113系の撮影で来て以来の久々に金谷駅で下車、そして始めての大井川線に乗ります。
今回は1日だけなので、フリー切符は買わずに普通乗車券とします。川根温泉クーポン切符もあるのですが、上りは抜里で撮ろうとすると、途中下車扱いしておらず、それぞれ乗車券で乗っても結局50円しか変わらないからです。
金谷9:01発の普通電車は元近鉄の16000系、だいぶくたびれています。後に富士山が。この位置からも見えるんだと感心。
雨上がりの快晴の中、大井川に沿って遡って行きます。朝までの雨がウソのように、もんげー快晴ずら。
1本目の下り列車撮影地となる川根温泉笹間渡駅で下車します。
下りのトーマスを狙う
抜里-笹間渡の橋梁は千頭側が大きくカーブを描いていて、鉄橋の北西側から撮るとインカーブで編成がきれいに撮れる(曇天なら)として、大勢の撮影者で一杯になってましたが、私は反対側の北東側に位置取ることにしました。列車通過の1時間前で北東側に三脚立てたのは私一人だけでしたが、何でド逆光なのにインカーブで撮りたがるのか不思議でなりません。
確かに北東側から撮ると架線柱はもとより電線が何本も張られてて被ってしまうので、ド逆光を覚悟の上で皆んな北西側に集まるのでしょうか。でも撮り方によっては何とかなるものですが。
北西側がキャパ一杯になってきたのか、北東側にも若干の三脚が立ち、あとは100人近い一般の家族連れが見守る中、いよいよSLの汽笛が聞こえて来ました。
「ワー凄い~凄ぉ~い~」と子供以上にお母さん達が興奮して歓声を上げる中、慎重にシャッターを切ります。
ここで望遠側にして正面がちに撮るとこのとおり、モロに電線が被ってしまいます。確かにこんな写真は撮りたくありませんよね。
しかしズームを広角側に引いてみましょう。 あれれ、なんか状況が変わってきたんじゃない? そして・・・
どうでしょう? この真横アングルでの写真。トーマス+ジェームスの色も出ているし、邪魔だった電線も機関車がある部分では消えています。右側の背景の空がある部分では見えているので、電線が機関車の反対側に張られているようにも見えます。
これは逆光で太陽光を反射する正面がちアングルとは違い、順光の真横から撮ることで電線を背景に溶け込ませて消えたように見せかけるテクニックですが、これをするためには川原に下りなければなりません。川原を歩き回って、最も電線が消えてくれそうな場所を探してセッティングします。
ただ、太陽の角度いかんでは必ずしも隠せるモノでもないので、ある程度は運任せです。
ちなみに1時間後にやってくる定期のSL〔かわね路号〕を撮ると、こんな感じ。
太陽の角度が変わって影になってしまうので、電線も車体も真っ黒になってしまいます。
昼食ですが、何もない所だと思って予めパンを持参してきたのですが、道の駅で大福餅が売っていたので、これを食べると一時的にお腹が一杯になったので、この餅2個が昼食。でも撮影後にお腹が鳴ったので帰りの電車の中で持ってきたパンは食べました。
上りのトーマスを撮る
さて下りのトーマスを無事撮りましたが、上りをどうしようか?実は金谷からの往路で抜里の撮影地を見たところ、既に良位置は三脚で満杯状態だったたので、今から行っても禄な撮影は出来ないとふんで、上りもここの鉄橋で撮ることにしました。
最初は河原の北側で撮ろうとしたのですが、だんだんギャラリーが増えてきて、アングル内に撮影者が入りだしたため、南側へ移動することに。
上りは順光で撮れるのですが、予想以上陽の陰りが早く、SL通過の20分ほど前にはついに木の影の一部が鉄橋本体に掛かり始める状態に。早く来てくれ~と皆願います。時間にならないと来ないけどね。
そしていよいよ上りのトーマスがやって来ました。
川原に多くのギャラリーがいるため、望遠でカットしながら、少しずつ引いて撮ります。重連のSLがメインなので、客車の後ろの方までの全編成入れる必要はありません。
手前に引いて撮ったところで影落ちでthe end。
取り敢えずお腹一杯、もっと人が少なくて陽の長い時季に来たいものです。
ということで、大井川のSL撮影は今日1日で終わることとしました。
25日は関東でぶらぶら
翌25日は特撮に特化することとし、ほとんど撮っていない関東地方へ。
〔カシオペア〕は居ないため、朝は高崎線で185系の〔あかぎ2号〕と、昼過ぎにEF65の鹿島貨物を撮ることにしました。
というわけで、今夜の滞泊地は桶川としました。
しかし雨が降ってきたので明日の朝ちゃんと撮れるか心配です。
翌朝地面は濡れていましたが、雨は上がっており、東の空から太陽が昇って来ました。
撮影場所は前回〔あけぼの号〕の時に来たオカポンこと、岡部-本庄の畑のある築堤なのですが、気温が下がらなかったので、日が昇ると同時にどんどんと地面の水蒸気が昇ってモヤってしまいました。時間が無かったので一眼レフの撮影はなく、特撮と動画のみ撮影してあっけなく終了。
大して撮るものもなく帰りかけたら、キレイに晴れ上がってきました。もっと早く晴れろよといつもの愚痴。
次の撮影地へ向かうべく、高崎線の上り電車に乗って爆睡、品川まで乗って横須賀・総武線に乗り換え。
さて午後の鹿島貨物を何処で撮ろうか考えながら、快速〔エアポート成田〕で東へ進みます。
千葉を過ぎた辺りから天気予報に反して薄っすらと雲が出てきました。
こりゃ成田から先の単線区間まで行ってもムダかな?別に国鉄色のカマじゃないし。今日は貨物色の2090番が入ってるようなので、無理して奥まで行かず、結局モノサクで撮ることにしました。
現地に着いてから、時々雲は掛かるものの、概ね晴れてきたので、まずまずのコンディション。関東鉄にとっては平凡な撮影地ですが、関西鉄にとっては総武線や成田~鹿島線でPFを撮るのは中々無い機会なので、これはこれでよしとしましょう。モノサクには10回近く来てますが、何度来てもいい場所です。
物井駅まで戻って、また鈍行乗り継ぎ旅が始まります。どっかり疲れたので熱海まではグリーン車で、その先の沼津からはホームライナーを利用することに。
これで今年のクリスマスは大井川鐡道さんのSLトーマス&ジェームス重連で実質終わりみたいなものでした。次回は年末にどこか行けたらいいな、国鉄色の車体狙いとかで・・・
予定は23日にまずトーマスとジェームスのそれぞれ単独の牽引列車を撮り、24日は北関東へ行って上り〔カシオペア〕の撮影をして戻ってきて、25日に再び大井川でトーマス+ジェームスの重連を写そうという予定にしてたのですが、生憎の雨で、23日の出発は中止、24日朝の栃木も晴れそうにないので、カシオペアの撮影も中止とし、先に24日に大井川へ行き、25日は適当に過ごすこととしました。
初めての大井川鐡道乗車
大井川への撮影には過去に3回程度訪れていますが、いずれも車移動だったで、今回初めて大井川本線の電車に乗ります。
SL列車を撮るためには、金谷を朝9:01発の普通に乗らなければならず、青春18きっぷで鈍行乗り継ぎだと品川5:10発や大垣5:22発の2番電車に乗らないと間に合いません。
このため私の場合は、名古屋→豊橋の1駅だけ新幹線を利用して2番電車を追っかけ、豊橋で18きっぷに日付印を押してもらい東海道線を上ります。
数年前に113系の撮影で来て以来の久々に金谷駅で下車、そして始めての大井川線に乗ります。
今回は1日だけなので、フリー切符は買わずに普通乗車券とします。川根温泉クーポン切符もあるのですが、上りは抜里で撮ろうとすると、途中下車扱いしておらず、それぞれ乗車券で乗っても結局50円しか変わらないからです。
金谷9:01発の普通電車は元近鉄の16000系、だいぶくたびれています。後に富士山が。この位置からも見えるんだと感心。
雨上がりの快晴の中、大井川に沿って遡って行きます。朝までの雨がウソのように、もんげー快晴ずら。
1本目の下り列車撮影地となる川根温泉笹間渡駅で下車します。
下りのトーマスを狙う
抜里-笹間渡の橋梁は千頭側が大きくカーブを描いていて、鉄橋の北西側から撮るとインカーブで編成がきれいに撮れる(曇天なら)として、大勢の撮影者で一杯になってましたが、私は反対側の北東側に位置取ることにしました。列車通過の1時間前で北東側に三脚立てたのは私一人だけでしたが、何でド逆光なのにインカーブで撮りたがるのか不思議でなりません。
確かに北東側から撮ると架線柱はもとより電線が何本も張られてて被ってしまうので、ド逆光を覚悟の上で皆んな北西側に集まるのでしょうか。でも撮り方によっては何とかなるものですが。
北西側がキャパ一杯になってきたのか、北東側にも若干の三脚が立ち、あとは100人近い一般の家族連れが見守る中、いよいよSLの汽笛が聞こえて来ました。
「ワー凄い~凄ぉ~い~」と子供以上にお母さん達が興奮して歓声を上げる中、慎重にシャッターを切ります。
ここで望遠側にして正面がちに撮るとこのとおり、モロに電線が被ってしまいます。確かにこんな写真は撮りたくありませんよね。
しかしズームを広角側に引いてみましょう。 あれれ、なんか状況が変わってきたんじゃない? そして・・・
どうでしょう? この真横アングルでの写真。トーマス+ジェームスの色も出ているし、邪魔だった電線も機関車がある部分では消えています。右側の背景の空がある部分では見えているので、電線が機関車の反対側に張られているようにも見えます。
これは逆光で太陽光を反射する正面がちアングルとは違い、順光の真横から撮ることで電線を背景に溶け込ませて消えたように見せかけるテクニックですが、これをするためには川原に下りなければなりません。川原を歩き回って、最も電線が消えてくれそうな場所を探してセッティングします。
ただ、太陽の角度いかんでは必ずしも隠せるモノでもないので、ある程度は運任せです。
ちなみに1時間後にやってくる定期のSL〔かわね路号〕を撮ると、こんな感じ。
太陽の角度が変わって影になってしまうので、電線も車体も真っ黒になってしまいます。
昼食ですが、何もない所だと思って予めパンを持参してきたのですが、道の駅で大福餅が売っていたので、これを食べると一時的にお腹が一杯になったので、この餅2個が昼食。でも撮影後にお腹が鳴ったので帰りの電車の中で持ってきたパンは食べました。
上りのトーマスを撮る
さて下りのトーマスを無事撮りましたが、上りをどうしようか?実は金谷からの往路で抜里の撮影地を見たところ、既に良位置は三脚で満杯状態だったたので、今から行っても禄な撮影は出来ないとふんで、上りもここの鉄橋で撮ることにしました。
最初は河原の北側で撮ろうとしたのですが、だんだんギャラリーが増えてきて、アングル内に撮影者が入りだしたため、南側へ移動することに。
上りは順光で撮れるのですが、予想以上陽の陰りが早く、SL通過の20分ほど前にはついに木の影の一部が鉄橋本体に掛かり始める状態に。早く来てくれ~と皆願います。時間にならないと来ないけどね。
そしていよいよ上りのトーマスがやって来ました。
川原に多くのギャラリーがいるため、望遠でカットしながら、少しずつ引いて撮ります。重連のSLがメインなので、客車の後ろの方までの全編成入れる必要はありません。
手前に引いて撮ったところで影落ちでthe end。
取り敢えずお腹一杯、もっと人が少なくて陽の長い時季に来たいものです。
ということで、大井川のSL撮影は今日1日で終わることとしました。
25日は関東でぶらぶら
翌25日は特撮に特化することとし、ほとんど撮っていない関東地方へ。
〔カシオペア〕は居ないため、朝は高崎線で185系の〔あかぎ2号〕と、昼過ぎにEF65の鹿島貨物を撮ることにしました。
というわけで、今夜の滞泊地は桶川としました。
しかし雨が降ってきたので明日の朝ちゃんと撮れるか心配です。
翌朝地面は濡れていましたが、雨は上がっており、東の空から太陽が昇って来ました。
撮影場所は前回〔あけぼの号〕の時に来たオカポンこと、岡部-本庄の畑のある築堤なのですが、気温が下がらなかったので、日が昇ると同時にどんどんと地面の水蒸気が昇ってモヤってしまいました。時間が無かったので一眼レフの撮影はなく、特撮と動画のみ撮影してあっけなく終了。
大して撮るものもなく帰りかけたら、キレイに晴れ上がってきました。もっと早く晴れろよといつもの愚痴。
次の撮影地へ向かうべく、高崎線の上り電車に乗って爆睡、品川まで乗って横須賀・総武線に乗り換え。
さて午後の鹿島貨物を何処で撮ろうか考えながら、快速〔エアポート成田〕で東へ進みます。
千葉を過ぎた辺りから天気予報に反して薄っすらと雲が出てきました。
こりゃ成田から先の単線区間まで行ってもムダかな?別に国鉄色のカマじゃないし。今日は貨物色の2090番が入ってるようなので、無理して奥まで行かず、結局モノサクで撮ることにしました。
現地に着いてから、時々雲は掛かるものの、概ね晴れてきたので、まずまずのコンディション。関東鉄にとっては平凡な撮影地ですが、関西鉄にとっては総武線や成田~鹿島線でPFを撮るのは中々無い機会なので、これはこれでよしとしましょう。モノサクには10回近く来てますが、何度来てもいい場所です。
物井駅まで戻って、また鈍行乗り継ぎ旅が始まります。どっかり疲れたので熱海まではグリーン車で、その先の沼津からはホームライナーを利用することに。
これで今年のクリスマスは大井川鐡道さんのSLトーマス&ジェームス重連で実質終わりみたいなものでした。次回は年末にどこか行けたらいいな、国鉄色の車体狙いとかで・・・