年末恒例のJR各社の春のダイヤ改正発表が昨日ありました(JR北海道だけは未発表)
今回の発表では例年のような象徴的な伝統列車の廃止などはないものの、細かいところで形式の淘汰などが行なわれています。本州3社の発表があった順に見ると、
1.JR東海
新幹線についてはどうでもいので在来線について。何と言っても117系の定期運用終了にあります。〔東海ライナー〕としてデビュー以来30年近く活躍してきましたが遂に定期列車からは退き、臨時列車用として走るのみとなり、既に2編成8両が廃車のため浜松留置になっています。
このほか〔セントラルライナー〕の廃止で、313系8000番台は中央線のお得列車になるのでしょうか?
2.JR東日本
まずは東北・上越新幹線開業から第一線で活躍してきた200系新幹線車両の引退があります。当時の〔あさひ〕・〔やまびこ〕で200系を新潟・盛岡まで乗り通したのも思い出となります。
車両の引退では東日本で唯一の荷電改造車だったクモハ123が引退してE127系に置き換えになります。このミニエコーは2度ほど乗りましたが、東海に続き東日本からも荷電改造車が消えることになります。残るは西日本のみに。
このほか細かい所では房総地区の211系の終了→松本移転に伴う115系の運用縮小で中央・篠ノ井線がとても利用しにくくなります。
また常磐線のひたち各列車が657系で統一されるので、押し出された651系が改造を受けて、今後新潟地区へ投入されるものと思います。
3.JR西日本
こちらは毎年おなじみの列車本数減少作戦が今年も岡山・広島支社管内を中心に行なわれ、年を追うごとに鉄道の利用がしにくくなっています。
車両面では北近畿号に充当の183系800番台が運用を離脱し、くろしおで使用の381系と287系となるのが目玉程度でしょうか?
JR西日本は北陸新幹線開業を控えた大改正が2014年にあるので、今回の動きは静かな模様のようです。
このほか九州・四国・貨物でも改正の発表がありましたが、目ぼしい動きはありませんでした。
そのため、毎年恒例になっている葬式鉄の動きも縮小されるのか、それとも200系新幹線にわんさか集まるのか、おそらくこの年末から上越新幹線が熱くなりそうです。