六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

道北ラッセル&カシオペアを撮りに北海道へ (その3)

2016-02-29 |  出撃 at 北海道地方
 6.再びカシオペア→ラッセル
 撮影3日目(2/24)は、カシオペアがやってくるため、一旦札幌まで戻って来ましたが、石狩地方は寒気による雪が降り続いており、引続き風雪・波浪注意報が出されています。車もワイパーを止めると、みるみるうちにフロントガラスが真っ白になってしまいます。
 白石で食事をして、最終の天気予報をチェックしましたが、太平洋側は何とか晴れマークが出ているので、カシオペアは苫小牧界隈で撮影すべく、南へ車を走らせます。
 そう言えば急行〔はまなす〕がありましたが、まだ真っ暗な時間帯なのと、札幌からの回送シーンについてもこの雪じゃまともに撮れそうにないので、取り敢えず動画だけを島松-北広島間で撮りました。

 5:44 雪の降りしきる暗闇の中をついてやってきた急行〔はまなす〕 これで見納め・撮り納めかな?
 さてカシオペアですが、夜が明けてみると苫小牧界隈は結構天気がよいので、まだ撮っていない3線区間で撮ることにしました。
 この3線区間は線路脇からと、陸橋からの俯瞰の2ヶ所あるのですが、今日はかなりの寒さで道路がピッカピカに凍結していて、線路脇撮影地へ入る国道234号線では、沼ノ端-遠浅間で追突事故が相次いで起きており、ちょうど撮影地入口近くの場所では国道から転落した車を引き上げるために警察車両が現場検証とレッカー車の到着待ちをしていて、とても車を置ける状況ではなかったので、国道陸橋からの俯瞰撮影としました。

 札幌付近の大雪とは裏腹に、朝から気持ちよい快晴だったのですが、10時を回ったあたりから雲が流れ込んできて、カシオペア通過時には雲落ちと。いつものことです。これで道内でのカシオペア撮影は最後になりそうです。

 7.今日は石北本線も撮影
 ほぼ定時でカシオペアが通過したので、順調に苫小牧を出発でき、渋滞も無かったので全区間下道で旭川まで行けました。
 石北本線のラッセル車は旭川を15時半頃に出るため、それまでに宗谷本線の雪351レを1発撮ることができます。

 14:53 ちょうど晴れてきたことから、蘭留の直線俯瞰は高速道路の影が落ちるので敬遠し、初日に来た北永山の踏切の所にまた来ました。バックの大雪山こそ見えませんが、サイドに日が当たった状態で1ショット撮影、この位置からだと雪を掻いでいない方がスッキリ写ります。

 ここから石北本線の撮影へ向かいます。

 15:58 最初に来たのは桜岡-当麻間で、ギラリ逆光になるかなと思いましたが、この近辺だけ雲ってきたので普通に撮影。

 この場所は国道39号線から離れてるので、追っかけるには不利な場所です。気温は-8度と完全なアイスバーンなので無理な運転はせずに追っかけます。

 16:36 案の定中愛別の手前で間に合いませんでしたが、中愛別で特急との交換待ちで暫く停まるので、駅撮りします。
 16:50 駅撮りも程々にして次の撮影地へ走らせたのですが、だいぶ暗くなってきたのでビデオパン撮影できそうな場所はと適当に踏切でセットしましたが、やっぱりダメですね。早々にフランジャーを上げられてしまいました。

 その後もう1ヶ所追いかけて上川町内に入り、これも踏切からですが、どっぷりと暮れていたのでビデオのみの撮影としました。

 これは途中で40km/hでノロノロ走る車がいたので遅れ、上川市街の西側にある踏切まで近付いた時点で既に踏切が鳴り始めたので、手前で車を止めてダッシュ。複線用ラッセルなので、反対側からの撮影となってしまいました。
 上川に到着の後は、明日の宗谷本線上りの撮影に備えて、また稚内を目指します。

 シェルターで泊まる
 1日目と同じく名寄で夕食とし、0時半頃に休憩地に着きます。

 1日目もそうでしたが雪のなかでエンジンを掛けたまま寝ると、最悪一酸化炭素中毒になることがありますが、ここサロベツ地区には雪覆いが付いたスノーパーキングがあるので、ここで朝を迎えます。

 中はこんな感じになっていて、ちょうど奥羽本線の板谷とか峠駅のようです。ここには暖房の効いたトイレと飲料の自販機があるので、冬季の休憩場所としては最適です。


 8.最終日は雪372レのみ撮影
 最終日となる撮影4日目(2/25)は、千歳19時の飛行機なので、18時にはレンタカー営業所へ戻らなければなりません。そのため、今日は稚内-音威子府の雪372レのみを撮影して帰ることとします。
 気温はこの冬一番の寒さだそうで-15度、生田原では-28度まで下がったそうです。
 
 最初は抜海-勇知間のカーブへ行ったのですが、海が近いとあって、強い横風に煽られて地上の雪が地吹雪のように吹き付けるので回避して、少し内陸に入った勇知駅の南側のカーブのある所に来ました。ここだと5m程度の風で済みます。

 8:54 やって来ました今日1発目のラッセル、ここではビデオパン撮影をメインにして写真はオマケ程度にしました。
 今日はほぼ定時で動いてるので時刻表通りに追っかけられそうです。

 9:33 2発目は豊富-下沼の跨線橋から、空が少し晴れてきたので引きで撮影。

 アップで寄って撮影。豪快に雪を跳ねてます。
 直ぐに車を出して追っかけたのですが、ノロノロ走る軽トラを追い越すのに少し時間が掛かり、次の下沼-幌延の跨線橋では、通過1分前のギリギリセーフ。

 9:43 3発目となるこの場所も金網があるので、脇から撮ると横の枝木が入ります。

 10:27 4発目、続いて来たのが雄信内駅手前の踏切で、この駅で下りの普通列車と交換をします。奥のカーブで雪を飛ばしていたのですが、ビデオカメラの操作をしてるうちに直線に入って直ぐにウィングを閉じられましたが、まぁこういう写真もいいでしょう。

 後ろ追い撮影、既に雄信内駅には下り普通列車が待っています。、
 更に追っかけは続きます。

 5発目は歌内駅近辺で撮影とし、歌内駅の南側に来たところ、おあつらえ向きのいい感じのカーブに遭遇。既に1組が雪段に登り始めていたので私も後に続き、その後も数人が登って待つこと十数分。

 11:14 踏切もないので気持ちよく雪をかいでやって来ました。今日1番の出来かな?ビデオパン撮影もOK。

 そして6発目となる今日最後の撮影地は音威子府駅の北側にある鉄(PC?)橋をゆくシーンです。

 12:22 5名程が待ち構える中、雪を蹴散らしてやって来ました。橋の上でもこれだけ雪を櫂でるのでいい絵になりました。


 無事全ての撮影を終えて、〆は音威子府駅そば。今日は卵も入れて天玉そばだ。

 音威子府の駅舎内にて、国鉄型ラッセルのいる風景。来期は見られるのかな?
 感慨に浸るのも程々にして、帰りの飛行機に間に合わせるべく高速を飛ばして千歳へ向かいます。

 搭乗手続き締切り20分前に空港カウンターに到着。荷物検査の長い列ができていたので、お土産を買う間もなく、そのまま飛行機へ。最後までバタバタした旅が終わります。

  オ マ ケ 
 今回お供の車はトヨタ・ヴィッツ。

 昨年は車種指定なしの激安プランを選んだところ、プレミオが回ってきて得をしたのですが、冬場の積雪時に小さな道を走る必要があると、車高が低い車に当ると困るため、ホイールベースの短いSクラスを選びました。

 冬の北海道はパウダースノーが視界を遮り、大型車とすれ違うと前が見えなくなります。また市街地ではツルンツルンに道路が氷面状になっているため、信号が変わってからブレーキを踏んでいたのでは間に合わなくて追突してしまう事もあります。
 今回市街地で3度ほどあー止まらない~カリカリカリ・・・というのがありましたが、無理な追っかけはせずにくれぐれも安全運転に心掛けましょう。

 <自動車行程表>
・2/21 千歳東1830~1920苫小牧東2100~2200東荻野2215~東室蘭2250~伊達2320~
・2/22 ~040長万部700~730旭浜900~留寿都1020~定山渓1110~札幌南@1150~札幌東IC1220~旭川北IC1410~1430北永山1500~1540和寒南1610~1620東六線1645~1710士別1730~1830名寄@2100~ 音威子府2200~2230天塩中川2300~
・2/23 ~015開源SS 600~南稚内630~720勇知900~1020天塩中川1145~1220音威子府1345~1430東恵橋1600~名寄1645~1830旭川西@1845~滝川1940~岩見沢2040~2145白石2215~2330島松
・2/24 島松500~750ウトナイ810~930沼ノ端1030~美々@1050~岩見沢1200~滝川1310~1430北永山1500~1530当麻1600~中愛別1630~1705上川1750~1940名寄2140~ 天塩中川2320~幌延000~
・2/25 ~040開源SS 710~抜海750~810勇知855~~1230音威子府1250~名寄1350~士別@1430~旭川1510~1550砂川SA1600~岩見沢IC1630~千歳@1755~1800千歳東 走行距離=2,156km
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道北ラッセル&カシオペアを撮りに北海道へ (その2)

2016-02-28 |  出撃 at 北海道地方
 5.宗谷本線を1日がかりで南下
 2/23(2日目)は稚内から雪372レ~362レを追いかけて何ヶ所かで撮影を行ないます。
 昨日長万部で電源が入らなくなった特撮用機材ですが、電源が入るようになったものの、今日は撮影に使えるシーンがないので使わず、久しぶりに持ってきたビデオカメラを稼動させて動画撮影を優先するアングル位置で動きます。

 A.抜海-勇知
 ここは大きくカーブした道路からと、有名な道道跨線橋からの俯瞰の2ヶ所がありますが、カーブの場所は以前夏場にキハを撮っているので、今回は跨線橋へ行くことに。幸いにも1番乗りだったため、標準レンズで斜め俯瞰できる場所に三脚をセット。後から来た人は下へ降りるか、金網越しで撮影することになります。

 線路脇斜面に生える木の枝が写り込むため、金網の脇から撮れるのはたったの1名だけです。枝は比較的低い位置にもあったりするので、高枝切り鋏があればというところ。
 そのためこの場所で撮られている作例の多くが、下から撮ったもののようです。今日は私以外には下に4名と金網越し派が2名の計7名が待機。

 8:55 行き違い列車が遅れたため、10分ほど遅れてやってきました。バッチリ撮れたかなと思いきや、作業灯を点け忘れています。ちょっと間の抜けた感じでした。

 B.天塩中川-佐久
 さて、10分程度遅れているため、途中駅での停車時間がなくなると考えたので、次の場所として考えていた下沼-幌延間は間に合わないと踏んで、安全策を取って天塩中川まで一気に進むことにしました。

 やって来たのが有名な森林公園歩道橋。しかし見事に雪に埋もれており、階段だけならともかく、階段へ上がる道が深い雪に埋もれていたので、少しずつ踏み固めながら切り開いて行くこと30分。ようやく上に上がろうとしていた時に問題発生。道路を除雪車がやってきたのです。
 慌てて下に下りて車を動かしてしばらくの間、除雪が終わるのを待ちました。平日で駐車車両が少なかったので何とかなりましたが、休日で住民の車両が停まっていると逃げる場所に苦労するでしょう。

 除雪車も去り、改めて歩道橋に上がりました。自由が丘というらしいです。
 さて待っている間に何やら駅の放送が鳴っているようですが、何を言っているのか分かりませんでしたが、その口調からして多分列車が遅れているようです。
 列車運行情報を見たところ「大雪のため、一部列車の遅延・運休があります」と。それで1発目の勇知で10分程度遅れていたのか。
 その後下り特急列車が来る11:25になっても列車の来る気配はありません。そのうち、駅の方から汽笛が鳴ったので、先にラッセルを発車させるようで、下り特急は大幅に遅れている模様です。

 11:34 6分ほど遅れてDEがやって来ました。勇知では消えていた作業灯も4灯フルで点いています。写真撮影に熱が入ってしまったので、ビデオカメラのパン操作がおろそかになってしまい、動画は失敗に。いかに冷静になれるかが大切です。

 C.音威子府-咲来
 車は12:20に音威子府に到着。ラッセルも程なくしてやってきました。
 1番線には特急スーパー宗谷が停まったままだったので、除雪を済ましてから走らそうということだったのでしょう。
 大雪注意報が発令されており、今日道内で最も降ったのがこの先の美深町ということで、普通列車は区間運休になっていました。
 音威子府名物の駅そばを食べようとしたところ、「売り切れたのでしばらく待ってくれ。」とのこと、長時間停車の間に特急の乗客が外へ食べに出てきたのかな?

 その間を利用して駅の中へ入ります。必ず入場券が必要ということで、買って増収に協力しましょう。
 ラッセルは3番線に停まるので、スナップ写真程度のものしか撮れません。隣に何やらザリガニみたいな奴がおりますな。来期からこいつが主役になるのか?

 さて13時過ぎにようやくそばが届いて、久しぶりの独特なこのそばを頂きます。
 じっくり味わいたい処ですが、次の撮影準備があるので、さっさとすすって駅を出ます。

 13:44 下りの普通列車が運休のため、心持ち早く音威子府を出発した雪362レ。駅に近いとあって、10名近くのギャラリーが迎え撃ちます。

 D.北星-日進
 音威子府で撮影の後は恩根内辺りでもう1発撮れそうなんですが、万一人が多くて良い場所を確保できなくなると困るので、ここでも安全策を取って、この定番撮影地である東恵橋にやってきました。ラッセル通過の20分ほど前とあって、既に10人近い撮影者が準備していました。

 ここでまたもや除雪車登場。みんなせっかくセットした三脚を抱えて動かし、車も移動させます。その間にラッセルがやって来たらどうすんねんという心配は杞憂に終わりました。
 15時を過ぎても全く来る気配はありません。15時を10分ほど回った辺りで恩根内で撮ってたのでしょうか、追っかけ組も到着して更に10人ほど増えました。咲来辺りでトラブったとのこと。

 そのうち下りの特急サロベツがやってきました。ということはこの列車が美深に着いてからでないとラッセルも動き始めないということで、1時間遅れは必至、今度は日没との戦いになりました。

 しかしその心配も無用、うっすらと太陽がのぞき始めてきたので、露出落ちは最小範囲で耐えられました。
 結局ラッセルは約1時間遅れの15:58に通過。定時近くで通っていたら、名寄以南へ走って下りの雪351レを撮れた可能性がありましたが、さすがにこれだけ遅れると間に合いません。
 今日はこの4発にて終了。明日はカシオペアが来るので、これから札幌方面へ車を走らせます。

 その3へ続きます。
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道北ラッセル&カシオペアを撮りに北海道へ (その1)

2016-02-27 |  出撃 at 北海道地方
 1.北海道へ行けるかな?
 「DE15形ラッセル車が今年で最後かもよ」いう噂を聞いて、道内での見納めとなるカシオペアと共に記録に残すべく北海道へ行きたいと思っていました。
 去年も2月(5月と8月にも)に北海道へ行きましたが、トワイライト・北斗星それに赤電こと711系の記録で目一杯で道北まで行く余裕がありませんでした。
 改めて今回北海道へ行きたいですが、
 ・1月は日が短いし寒い。2月になったら少しは日が長くなるし、寒さも柔らぐ。
 ・3月だと他の撮影にも出掛けるため、北海道へ行くなら2月が一番だな。
ということで2月下旬に焦点を当てつつ、天候が荒れないかと飛行機運賃の変動を様子見しながら飛行機の予約を控えていたところ、2月初旬のある日勤務先で課長に呼ばれ「今月、君の昇格の面接があるから準備しておくように。面接日は未定だが成否と辞令は3月中旬に出る。」
 何と昇格面接ですって。例年2月下旬に行なわれてることから、もうこれで北海道行きは消えた。と思っていましたが、今回は例年よりも10日以上早く、急きょその1週間後に実施されて、2月後半は特に仕事上の支障はなくなり、日程が取りやすくなりました。
 また年次有給休暇が23日残っており、私の場合の起算月が3月なので、2月中に3日間使い切らないと捨ててしまうことから、構想通り2月下旬に年休を入れて北海道へ行くことにしました。

 2.まさかのこの冬一番の寒波到来
 先日は春一番が吹いたばかりですが、その後低気圧が発達して、オホーツク海で強風をもたらし、シベリアの寒気を引き込むとあって、飛行機が飛ぶのか心配。前日は羽田発着の大半が欠航となったあおりを受けて、今日は機材繰りによる欠航が出ておりました。

 関東の強風は収まったものの、北海道の強風は収まらないとして、当日の朝には案の定、条件付き運航扱いとなりましたが、出発が近付いた午後の時点で実際に欠航便があったのは、機材繰りがつかなかった羽田発着便の一部だけだったようで一安心。

 しかし千歳空港が遅れによる混雑が続いているということで離陸は待たされた上に、千歳到着時にはエプロンが満杯ということで到着口までバス扱いとなり、タラップを降りてバスで移動する事に。

 千歳空港へ着きましたが、普段の日曜の夜なら結構人がいるのに、今日はあまり混雑しておらず、改装工事中の壁で覆われて殺風景な面もあって、一層人少ない感が満ちていました。
 今回の予定は
  2/21 夕方の便で千歳へ、夜は翌日の室蘭線での撮影に備えて移動
  2/22 朝:長万部付近でカシオペア撮影 →午後:宗谷本線下り排雪撮影
  2/23 1日がかりで稚内~名寄で上り排雪撮影 →夜:札幌方面へ移動
  2/24 朝:千歳線でカシオペア撮影 →午後:宗谷・石北本線下り排雪撮影
  2/25 午前:稚内~音威子府で上り排雪撮影 →午後:千歳空港へ移動し帰路。
 このような予定を組んでおり、当初は25日に釧網本線のSLも計画していましたが、こちらは来年も運転するとの情報が入ったので、ラッセル撮影に切り替えました。
 以下、2/21を0日目として、撮影が始まる2/22を1日目として書いていきます。

 3.踏んだり蹴ったりの室蘭本線
 明日2/22の撮影1日目は朝カシオペアを長万部-静狩で撮影すべく、今回は定番位置付近へ行って特撮の予定。
 苫小牧で食事をして21時に出発、長万部には夜中の0時半に着いたので、1時にやってくる上りの急行〔はまなす〕をバルブしようと準備をしていたら、1時間遅れの情報が。
 仕方ないので2時前まで車の中で待っていたところ、何やら1:40ごろに3つの明かりが見えてノロノロと駅に入ってきます。
 何と手前の側線に貨物が退避してしまい、何ぃ~退避だとぉ~。やっちまったな~。(前回に続いてこの言い回しでスマソ)

 もう完全に貨物列車がはまなすの邪魔をしており、長時間露光なので明るく写ってますが、実際は暗い中の撮影で左下に継電器箱の存在にも気付かず、残念ながらはまなすは碌なバルブが出来ずじまいに、オマケに下り列車はウヤとあって、ついていません。(一応昨夏ここで撮ってるけど)
 
 睡眠時間を大幅に削られたのですが、気を取り直してカシオペアの撮影に備えます。
 今回は特撮がメインなので、立入禁止の長万部-静狩のSカーブの外からの撮影です。

 1年ぶりにきたSカーブですが、立入禁止の札が立っており、1人だけ中に入って撮影していました。私は線路から30m程離れた場所にベースを置いて、そこから特撮の準備をしていたのですが、ここでまさかの機材トラブル発生。準備段階では特撮用カメラの電源が入っていたのに、列車通過の直前になって、カメラの電源が入らなくなりました。もう泣きの状態。再起動音もしなくなり、カメラ本体が故障してしまったのかも知れません。

 こういう時に限ってカシオペアは定時でやってきてしまい、仕方なくベース位置からの一眼撮影となってしまいました。完全な負け写真。

 4.いよいよ宗谷ラッセル撮影へ
 カシオペア撮影後は、気を取り直してラッセル撮影のために旭川へ向かいます。
 全区間高速道路を使うのは勿体無いので、中山峠を越えて札幌まで行き、札幌から高速にのります。
 去年2月に来た時は中山峠は道路の雪はほとんど無かったのですが、今回は全然融けずにアイスバーン状態なので慎重に運転します。
 札幌から高速で飛ばして何とか旭川北インターを14時過ぎに通過、撮影地を探します。

 1発目は、以前来たこともある北永山-南比布間の踏切で、到着時はバックの山は見えないのですが晴れていたので順光側に立ちます。

 露払いの普通列車がやって来ましたが、どうにもやっぱり柱が目障りになるので、アングルをどうしようかと迷っていたら、ちょうど雲ってきたので、急いで南側に回ってセッティングします。

 14:55 雪351レが雪煙を巻き上げながらやってきました。除雪をしている国鉄型ラッセル車を撮ったのは初めてなので、なかなかの感動ですが、浸ってるわけにはいきません。
 すぐにカメラを片付けて車に戻ります。
 国道40号線を移動しながら次の撮影ポイントを探すのですが、人気ポイントである蘭留の直線俯瞰場所に差し掛かったところ、カメラをしまう撮影者の姿が何人も見えたので、ちょうど列車が通過した後だったようです。そのまま北へ車を進めます。
 雪351レは塩狩で長時間停車するので、その間に次の撮影地に着きます。

 16:05 こちらは塩狩-和寒間の踏切からの撮影。雪が降ってきたので結構暗くなってきました。12月とかだったら真っ暗な時間帯ですね。
 和寒でも20分近く停車するので、更に北へ移動します。

 16:38 やってきたのは和寒-東六線間 時間的に暗くなってるかなと思いましたが、さすが2月下旬だとこの辺りでも撮れるもんですね。
 調子に乗って、よしもう1発狙いだと北へ車を走らせましたが、残念ながら士別市内の渋滞に阻まれたため4発目は間に合いませんでした。
 これにて1日目は終了。名寄市内で夕食とした後は、明日に備えて車をひたすら稚内まで走らせます。

 その2へ続きます    また六甲1号の鉄道撮影地メモにも記事を掲載しています
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ヤマザキナビスコが終わる

2016-02-19 | 食べもの
 先週、突如発表された、ヤマザキナビスコ社の社名変更と商品の一部生産終了。
 ツイート上では、「リッツとOREO爆買いしてきた」とか上がっておりました。
 記事を読むと、ライセンス生産の提携解除に伴って、”ナビスコ”の冠名も使えなくなるので、会社名も変更になるとか。

 ライセンス生産していたのは、リッツ・オレオ・プレミアムなどの一部商品で、それ以外は新しく社名変更した会社が引続き生産・販売を行なうので、大方の商品は”ヤマザキビスケット”社として作られる。

 私がよく買うのはチップスターとピコラ。
 これらはいずれも新社名で作られるので、見慣れた赤い三角マークはもう見られなくなります。
 「なくなる」と聞くと、撮っておきたくなるのは悲しい性で、9月以降も中身は多分同じまんまで売り出されるとは思いますが、この「なくなる」の言葉に弱いのです。

 来週は、今年でなくなると聞いている、DE15ラッセル車とDD51牽引カシオペアを撮りに行く予定です。
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中央西線 原色EF64重連祭り

2016-02-12 |  出撃 at 東海地方
 中央西線でEF64の原色が重連運用に入っているんですよ~。
 なぁにぃ~、やってくれたな~
 男は黙って 出撃!  男は黙って 出撃!  (どっかで聞いたフレーズ)

 ということで、2月に入ってから重連運用に入っている中央西線の原色EF64を久々に撮りに行きました。雪景色の中を行くシーンも撮ってみたいけど、暖冬で、長野県内まで行ってもほとんど無いので、多治見-中津川間の岐阜県内で撮ることにします。

  2/9  下り81レ
 今日は下りの81レに入るのですが、朝から不安定な天気で時々小雨が降る生憎の天気。
 しかしA60+A70運用なので、今日が最終日かも知れないことから、天気が悪くても行くことにしました。
 名古屋を12時台の快速で出て、雨なので駅から近めで撮影できる武並駅東側の線路間へ。

 武並駅を降りた時は雨が降っていましたが、現地に着くとちょうど止んだので、何とか撮れそうです。ここは実に10年ぶりくらいの訪問で、線路脇にあった小屋がなくなっていて、すっきり撮れるようになりました。

 特急しなのが来た時にはうっすらと晴れてきました。逆光なので、斜め気味にアングルを取ります。

 そして15:01 雲の切れ間から太陽が出てきて、モーターの唸りと共に原色重連がやってきました。これは幸運。日差しも強くなく、ほんのりと当っているので、正面がちに捉えても厳しい影にはならず、いい感じで撮ることができました。
 通過後はすぐに雲って真っ暗になったので、その後に来る5875レは撮らずに、早々に撤収して駅へ戻りました。

  2/10 今日は伊吹山とニーナを撮る
 昨日A60+A70の運用に入ったので、今日またA51+A61運用に戻ったら撮りに行こうと思いましたが、朝から何の運用にも入っていなかったので、東海道線下り5071レでやってくるEF66 27を撮ることにします。
 柏原-近江長岡間なら11時台の通過なので、少し早い目に行って場所探しがてらに移動します。

 先月、天理臨で撮りに来た柏原中学校前のカーブですが、午前中は側面が影るので、カーブの北側の築堤で撮ってみることに、露出オーバーで山が飛んでしまいました。

 東海道線は踏切障害で下り列車が20分程度遅れてましたが、5071レに至っては1時間遅れとなっていたので、近江長岡方面へ歩いて、直線区間で撮ることに。

 やってきました5071レ。前の数両がスカコキだと情報が入っていたのですが、写真に撮ってみると、新幹線の模型?を運んでるようです。(んな訳ないか)

 伊吹山が雪雲で隠れ始めていたので、駅に近いカーブでは撮らずに、ここの直線で撮ったのは、このようにサイドビュー写真を狙ってみたからでした。ニーナの美しさが分かるアングルです。

  2/11 再び中央西線へ
 昨日の帰りがけに稲沢を通った際に、原色ロクヨンは別々の線路に停められていたので、もう重連は解消されちゃったと思ったのですが、今朝起きてみると、また重連になってA51+A61運用からスタートしているとの情報が入ったので、これはもう行かなくてはなりません。
 それも今日は中央西線らしい、タンク列車の牽引のため、機材を用意して出発。午後に上り列車順光で撮れる場所はというと、あそこしかありません。2013年11月以来の公文垣内です。
 雲一つない快晴の祝日とあって、撮影地はフィーバーしてるだろうけど、ここは頑張って撮っておきたいですね。

 13:50 上り3084レがやってきました。光線はV光です。
 予想外に人出は多くなく、線路横の望遠狙い位置に10名程度と、ここのお立ち台には僅か3人だけ、通過直前になって追っかけ組が2人来ましたが、1人は間に合わず、三脚持ったままぼう然と見送っていました。

 ついでに下り 81レを撮影。午後の下りはやはり逆光になりますね。

 そのあと続いてやってくる 5875レも撮影。

 来週は16(火)だけが休みなので、この日に出られるか?
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島本-高槻間で 撮影環境悪化?

2016-02-06 |  出撃 at 近畿地方
 東海道線や北陸線・更には向日町車庫への回送列車が一同に介して撮影できる山崎~高槻間は昔からの西の撮影聖地のような存在でしたが、次々と在来線の優等列車の廃止に加え、一部が柵で覆われたり家が立ったりして撮影環境が段々と厳しくなってきました。
 私が中学の時に駅間撮り鉄デビューをした場所である、上牧カーブですが、2004年頃に柵ができて立入が不能になり、築堤下の畑から下り列車を撮る、「下り専用ポイント」として多くの撮影者が通ってきましたが、今回訪問したところ、環境に心配な動きが有りました。

 既に高槻寄の直線区間はコンクリートで固められたり、その上を新名神高速の高架工事が始まっていましたが、今回はその東側のカーブ区間の南東側、「憲法9条看板」の直ぐ前の所で工事が始まりました。

 畑を潰して道路を作っているところだったので、警備員に話を聞いてみると、「奥の場所での工事のための作業用道路の仮工事です。」とのことで、線路に近い場所で何か建てる模様です。

 こちらがその奥の方で、青い重機がいる辺りが、建物か何かが立つ本工事の場所だと思われます。


 今日は朝からゼロロクと大阪〔しなの〕の撮影の為に来たのですが、私の様になるべく標準側で撮るには厳しい環境になりました。

 上り列車はもう少し阪急の線路に近い場所から撮ると、足回りがあまり隠れずに撮れるのですが、工事が始まってからは難しく、阪急の線路までの中間の位置で撮ると足回りは隠れてしまいます。

 下り列車については、中望遠~望遠程度であれば、今のところは何とか撮れそうですが、今後の工事次第でどうなるか分からないので、成り行きを見守るしかありません。

                  
  追 記
 その後3月6日に再度現地に行ってきたところ、看板が立っていたので撮影。

 これによるとJR西日本による発注で排水設備の工事を行なうというもので、工事期間は今月の下旬までの日にちが書かれてありますが、全工期の1つの工期だけを書かれたのかも知れません。 ⇒7月4日現地を確認したら、元通りになっていました。よかった。
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山陽トワイライト 下り追っかけ撮影

2016-02-02 |  出撃 at 中国地方
 先週の土日が大雪で出掛けられなかったので、今週は日曜日が出勤日に当っていたのですが、有休を取って山陽トワイの撮影に出掛けることにしました。
 当初の予定では1日目が電車で移動&歩き鉄撮影して夜広島に着き、そこからレンタカーを借りて、2日目に山口県内で撮影して夜広島へ戻ってきて、新幹線か夜行バスで帰ってくるつもりでしたが、ひょっとすると大型三脚&脚立が必要になるかも知れないと思い、全行程自動車で行くことにしました。

   シビアな山陽トワイのダイヤ 
1.和気-熊山
 前回の山陰トワイの時は、神戸市内で撮影の後に万富まで追っかける事が出来たのですが、今回は瀬戸まで長時間停車がないため、神戸付近での撮影は行なわずに、1ヶ所目を相生以西に設定。
 三石西側のカーブへ行ったものの暗かったので諦め、和気-熊山で撮影することに。ここは以前線路脇から撮影したことがありましたが、天気の回復を願って山登りしました。

 13:25 到着時よりは少し明るくなったものの、寒々しい曇天の中をやってきました。西側の空は雲が切れて晴れていたのですが、線路があるこの辺は結局晴れませんでした。
 山肌にへばりついて撮影してたのは私以外には地元の爺さん2人のたった3人だけで、他の10人近くは北側の線路脇から撮ってましたが、アングル的には上から撮った方が全然いい感じの場所なのに不思議です。もう既に晴天時に登って撮ってるのかも知れません。

2.瀬戸-上道
 続いてやってきたのは、定番の瀬戸-上道。ここではまだ撮っていなかったのですが、人が少ない今日撮っておこうということです。

 14:33 しばらく雲が切れかかって日差しが期待されたのでしたが、列車通過前になって分厚い雲がやってきて見事に真っ暗。キャパは少なく5名程で満杯。昨年2月以来久々に大型三脚と脚立の出番でした。
 その後中庄へ行ったのですが、時刻変更で既に列車はおらず、倉敷で長時間停車をしていたため、中庄-倉敷での撮影はできず、日が暮れて真っ暗になった中で、新倉敷-金光間の畑でビデオ撮影のみをして本日は終了。

   山口県内で迎え撃ち 
 山口県内での撮影は山陰トワイは2度行きましたが、山陽本線側は初めてなので、今日は定番撮影地での撮影としました。
 1ヶ所目を広島-岩国間で撮って追っかけてくると、大島大橋では良い場所がないし車を停める場所自体がないと判断し、1ヶ所目は大島大橋からスタートすることにしました。
 観光センターの駐車場に0時過ぎに到着、地元ナンバーの軽が1台停まっているだけで、しばらくしてその車が出て行くと、駐車場に残ったのは私の車1台だけでした。1番乗り?

1.神代-大畠
 朝起きると駐車場は半分程度埋まっており、偵察にゆくと5時半の段階で橋には20台近くの三脚が立ててあったので、暗いうちから気が早いなぁと思いつつ、やっぱり寒いので夜が明けた6時半ごろにようやく三脚持って橋へ。

 8:18 電車追っかけ組もぎりぎり割り込んで、100人近い人が待ち受けた中、ゆっくりとトワイがやってきました。朝から快晴だったのですが、8時頃から雲が出てきてヤバかったのですが、何とか晴れ。列車通過後30秒程で曇ったので間一髪でした。久々に外人鉄っちゃん?にも遭遇。

2.戸田-富海
 柳井で2時間程度停車するため、次は車でないと中々行けない漁港へ。
 列車通過の2時間前に着いて、まずは俯瞰場所へ初めて山登りしたのですが、狭いキャパに数台の三脚が立てばアングルが固定されるため、俯瞰撮影はせずに山を降りることに。

 12:03 先行貨物が遅れていたのか、貨物列車の通過後すぐに接近警報音がなったので、多分そうだと思います。
 ビデオパン撮影で90度近くカメラを振りながら撮影できるので、長い編成の列車を撮る時は下から狙った方がいいかと思います。

3.厚狭-埴生
 3ヶ所目をどこで撮ろうか迷いましたが、天気が良いので石山大俯瞰場所へ行くことにしました。ここも列車の通過時刻が大幅に変わっていたのですが、それを知らずに急いで高速を飛ばして来て、13時過ぎのギリギリに着いたつもりでしたが、実際の通過時刻は14時15分頃と、まだ1時間ほどありました。
 しかし木の枝が伸びており、3人立てば満杯で、あとからやって来た人は4段脚立と2.5mクラスの特大三脚をもってしても2名が限界、あとの6~7人目は画面内に枝が写り込むのを覚悟で手持ち撮影となったようで、結果的には早く着いて正解でした。

 14:19 最初は雲っていたのですが、列車通過前に晴れてきて、まずまずの感じ。無風で少しモヤってたのが難でしたが、晴れたのでまぁいいでしょう。

 1時間近く時変になったため、埴生以西での撮影はできなくなり、これで撮影は終了。山陽トワイはあと1回山口まで出撃できるかな?
コメント
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