六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

SLやまぐち重連 最後の夏?撮影

2016-07-28 |  出撃 at 中国地方
 徳島のキハ40系撮影に続いて土日はメインとなる、山口線のSL撮影に向かいます。これはC56型の引退が近いことから、この夏で最後になると思われるC57+C56の重連運転を残しておこうというものです。
 山口線での重連運転は過去にも何回か来ていますが、やはり最後ということと、特撮機材での重連撮影はまだ行っていなかった(昨夏は単機で撮影)ので、敢行することにしました。
 1.特撮機材での撮影もするため、長めの直線か開けた緩いカーブの場所で
 2.スチル写真では重連らしさを出すため、斜め位置からのサイド気味に捉える
 3.青春18きっぷ利用で、駅からは歩きになる
などの条件で撮影地を選びます。

 .1日目(7/23土曜)
 昨夜防府からバスで移動して山口市内のゆめタウン近くで滞泊。

 朝も駅までバスで出ます。土曜日の朝とあって減便されたバスには数名の通学生しか乗っていませんでした。JRの路線バスに乗るのは久しぶり。

 日本一ショボい県庁所在駅の山口駅に到着。それでも駅にそば屋があるのがせめてもの救い? でも10時開店なので開いてませんでしたが。

 どこかお店はやってないかと米屋町のアーケード街まで行ったものの、見事にどこも開いてません。ミスドも9時からか・・・。駅に戻ってキオスクでサンドイッチを買って朝食に。

 撮影地に向かうのは山口9:46発の益田行きワンマン列車に乗ります。1両の単行なので、一杯になるのは容易に想像できます。

 今日の移動は山口~最大で津和野までなので、青春18きっぷは使わずに普通乗車券を使います。結局津和野までは行かずに、徳佐までの往復だったので、この日の交通費は1,520円+JRバスの500円ですみました。

 去年に続いて今年も徳佐で下車。去年はSカーブの東側から撮ったので、今年は西側から撮るべく定番位置へ向かいます。

 定番位置に着きましたが、やはり結構な人出で埋まってます。このあと追っかけ組が合流してくるのでこの3倍程度の激混みとなりました。
 特撮機材での撮影となるので、S字を捉える位置にはセッティングできません。少し南側に降りたサイド位置に陣取ります。今回は一眼レフは遠隔操作のサブカメラ扱いとなります。

 12:46 定刻より少し遅れてボ~ッ、ボ~ッと2奏の汽笛が鳴り、下りのやまぐち号がやって来ました。遠隔操作の一眼レフは今回から電波の強力な中国メーカーのリモコンを使ったのですが、2コマしかシャッターが下りておらず、少し手前で撮った形になりましたが、トリミングすれば十分見られます。
 さて、上りを何処で撮ろうかな?
 取り敢えず昼飯調達のためローソンへ向けて歩きます。炎天下の中、25分も歩くのはさすがに辛い。

 ローソンまであと数分という場所に、ちょうど俯瞰撮影に向いた道路陸橋があるので、ここで一休みしてスーパーおき号を撮ります。編成の長い列車だと後ろは切れてしまいそう。
 ローソンで昼飯調達後、向かったのは、先程の陸橋から南にある直線の線路脇。ここで上りを撮ることにします。

 16:10 上りのやまぐち号がやって来ましたが、ここでトラブル発生。一眼レフのシャッターが1コマも下りていませんでした。予備撮影でニコン純正のリモコンの反応が良かったので、ニコンのリモコンで本番に挑んだところ、やっぱり切れてなかった。ホント本番に弱いなぁ。(例によってコンデジ動画からの切り出し写真)。おまけに上り列車は徳佐から下り勾配なので、煙を吐かずにスカスカです。まぁ動画はまずまず撮れてるのでよしとします。
 これにて1日目の撮影は終了。昨夜泊まった滞泊地に戻ります。

 .2日目(7/24日曜)
 2日目は雲ってきたのと、若干撮影者が減るので、大定番の長門峡で下り列車を撮ることにします。今日は帰路に就くので青春18きっぷを使います。

 やって来ました長門峡の定番位置。関東組が少し減るとはいえ、鉄道ファン以外の一般人も詰めかけるので凄い人出です。重連らしさを出すためには正面がちよりは斜め位置から狙った方が良く撮れるのですが、ちょっと撮影環境が良くありません。時より帽子を飛ばすほどの横風が吹きます。結局ここでは特撮は回避して一眼レフを本務機として撮ることに。

 長門峡駅を出て爆煙で加速すると思いきや、重連なのでそれぞれの煙が少なく出しているように思えます。おまけに煙も風でなびいています。

 後ろのレトロ客車も引退が発表されているので、客車も入れて撮りたいのですが、結構煙に隠れてしまいますね。

 カメラを振って後追いショット。去り行く感じもいいですね。
 さて返しとなる上り列車は何処で撮ろうかな?雲ってるので、光線は余り関係ないのですが、有名場所よりは空いてる所で撮るべくロケハン開始。昨日の苦い経験から、煙が少しは期待できる鍋倉駅の出発シーンを撮ることにします。

 16:13 いよいよ上りやまぐち号の出発、予想以上に線路脇の草が邪魔になるので、ここでの撮影者は数名と、まったりできました。一眼レフでは下草が少々邪魔になりますが、特撮位置からだと下草は関係ありません。
 これにて2日目も撮影終了。帰路に就きます。
 新山口に18:41に戻って来るので、当然青春18きっぷで山陽本線を上っていては帰れません。そこで岡山まで飛び道具を使います。

 新山口18:56発の、こだま758号に乗ります。これに乗れば岡山に21時過ぎに着き、岡山から最終の姫路行き普通→最終の新快速と乗り継げるのです。

 やはり、おとなびきっぷの効果は絶大で、このきっぷがなければ新山口→岡山は8,420円もするからすこぶるお得です。

 新山口で腹ごしらえと思って売店を見ると、残っていた駅弁はもみじ弁当1つだけという、何の選択の余地も無い情況でした。
 六甲道に0時過ぎに到着。当初の予想より天気が好転してくれて何よりでした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

徳島地区のキハ40系を撮影

2016-07-26 |  出撃 at 四国地方
 いよいよ夏休みシーズンに入りました。青春18利用期間最初の週末には、西で最後?のイベントが有るのですが、公休日は21(木),22(金)の2日になるので、土日である23~24日に休暇を入れて4連休としました。
 メインは土日の山口なのですが、木金にどこかで撮影することとして思い付いたのが、そうだ徳島へ行こう!
 これは今年の3月で松山地区から運用が消えて風前の灯となっているJR四国のキハ40系気動車を記録しておかなくては、といこうことで、四国に渡って、木曜日は1日、金曜日は朝のみ撮影して、その後山陽本線を下り、土日に山口線でSLを撮影して一部新幹線を使ってその日に帰ってくる計画です。

 .恒例になりつつある?徳島好きっぷルート
 今月頭にも青春18きっぷ購入の為に和歌山港から徳島へ渡りましたが、今回も前回と同じルートで徳島へ渡ります。

 乗ってきたのも前回と同じフェリーつるぎ。

 木曜日は早朝に田井ノ浜で撮影するため、レンタカーを借りて移動します。徳島商業高校近くにあるニコニコレンタカーの営業所は何と自動車学校の中、自動車学校に行くのは26年ぶり。ちょっと学生気分。

 .朝晩しか走らない40系気動車を狙う
 徳島地区を走るキハ40系ですが、運用される列車への充当が減り、基本的に朝晩しか走らないため、撮影するには効率性が重視されます。
 しかし同じ時間帯に高徳線・鳴門線・徳島線・牟岐線の4方向から集まって来るので、ある程度ターゲットを絞り込んで一か八かで狙うゲームのような感覚かも知れません。

 朝は田井ノ浜から撮影スタート。3連で上がってくる530Dを狙います。牟岐線には阿南始発でもう2本有るのですが、ここは景色重視で522Dと526Dは捨てます。線路脇の木が思っていたよりあって、列車の写る範囲が狭く、今一つの感じでしょうか?撮影後すぐに車を走らせます。

 次に来たのが、阿波中島-阿南間で、築堤を登る姿を捉えます。
 3ヶ所目は高徳線の吉成付近で8時半過ぎに下り309Dを狙うべく車を走らせていたのですが、朝の渋滞に巻き込まれて10分以上到着の遅れが見込まれたので、3ヶ所目は回避して、行き先を4ヶ所目として計画していた徳島線の石井付近へ行くべく向きを北から西へ変えます。

 google earthで目星を付けた府中-石井間の畑に来てみたのですが、予定地の西側にも太陽光発電パネルが設置されていて景色が壊れていましたが、撮影予定の列車が通過するまであと数分しかないので、移動は諦め、この場所で446Dを撮ることに。天気もどんより雲ってきたので写真ももう一つ。
 これにて午前中の撮影は終了です。

 夕方の列車まで時間があるので、香川県内の高徳線でロケハンをします。

 四半世紀ぶりにやって来た大坂峠、前回来たのは赤い客車列車が走ってた頃なので隔世の感は、あまり感じませんでした。他2ヶ所で撮影しまた徳島県内に戻ります。
 夕方の撮影可能な時間帯で動いてるのは鳴門線の3本ぐらいなので、朝立ち寄りを計画していた吉成の他に勝瑞でも撮ることにします。

 先にやって来たのが勝瑞-池谷間にある鉄橋で、追い撮り順光で下り1本目の970D鳴門行きを撮ります。列車の通過直前になって高校生のバカップルが河原に自転車止めてイチャツキだしたのですが、アングルには邪魔にならず、無事撮影。次の撮影場所に移動します。

 次に来たのが、朝に撮影を計画していた吉成-佐古間のカーブで、カーブの築堤を登ると吉野川の長い鉄橋を渡ります。

 鳴門から折り返してきた975D徳島行きを撮るのですが、それまでほとんど車も人も通らなかった踏切取り付け道路を、近くの工場からの帰宅の人の車が何台か出てきて、列車と被りそうになりましたが、写真は何とか回避。

 レンタカーの返却時刻までまだ余裕があるので、もう1本、下りの974D鳴門行きを撮影します。

 これで本日の撮影は終了、レンタカーも返して、徳島市内で滞泊します。今回は久々に神車フィットで、快適にドライブできました。

 .撮影&移動の2日目
 2日目は朝だけ高徳線の上り40系を撮影して、そのまま高松へ移動、18きっぷ1回目の使用で山陽本線を乗り継いで山口県まで行きます。

 徳島気動車区で待機する40系気動車。
 これを写すべく、高松を5:52に出発する1番列車に乗って引田まで行きます。

 1本目は引田始発の314D。線路脇でビデオパン撮影を兼ねて撮ります。後から太陽が当たるので追い撮りです。

 2本目は斜め位置に移動して特撮メインでの撮影になるので斜め位置にセットします。

 318Dを撮り終えると引田駅に戻って、青春18きっぷ購入時と同じく4320Dに乗ります。今回は1500型でしたが、平日なのにラッシュのピークを過ぎて高松に着くためか、そんなに混んでいませんでした。

 山口県まで行くので趣向を変えて松山から航路利用も検討しましたが、意外と時間が掛かるので山陽本線を下るべく岡山へ。久しぶりに瀬戸大橋を渡ります。

 岡山から順当に下ってきたのですが、西高屋で途中下車し何か撮ろうかとしましたが、やって来るのはことごとく227系ばかり、115系の淘汰がかなり進んでいるのを実感しました。

 山陽本線の利用は防府まで、ここからバスで山口市内へ向かいます。それは山口地区で駅の近くにコインランドリーがある(と言っても徒歩8分程)のが防府なので、ここで衣服の洗濯をする時間を取るためです。洗濯を終えてから新山口経由で山口まで行っていると接続のバスがなくなるので、直接短絡ルートで行きます。

 そして今夜は山口市内で滞泊し、明日からのSL重連撮影に備えます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新しい赤券用ホルダー 自作

2016-07-22 | 交通その他
 使い終えてからの保存&コレクションも楽しみの一つである、赤い青春18きっぷですが、いざ旅行で使う際はその大きさと柔らかさがネックとなって、折り目やシワがついたりします。
 それを防止するために、窓口で貰う紙製のきっぷ入れに入れますが、これも万全ではありません。
 また乗り換えや途中下車を1日に何回もすると、その度に取り出して改札口で見せるのは切符へのダメージとなるリスクがあるので、下車印を押さないなら、日付印を押したらその日の最後までケース内に納めたまま駅員に見せればよく、透明のブラスチックケースが有効です。
 このプラスチックケースに入れる方法を採って10年以上になりますが、最初は硬質ケースでしたが、割れてしまうので、その後は軟質ケースにしました。
 ただ、軟質ケースだと結構ヘナヘナに曲がるので、ICOCAのチャージ領収証・履歴票や別途乗車時の乗車券・特急券などを入れて固さの足しにします。

 今回久しぶりにケースを更新することとし、今までのB7版からA6版に一回り大きくしました。
 これはB7版だときっぷ入れがそのまま入らなず折り曲げる必要があるので、直接入れられる一回り大きいのにしました。
 この軟質ケースに2穴パンチの片側だけ使って1つ穴を開けて、そこへこれも100均で売っているストラップを通して出来上がりです。

 比較のために新旧2つのホルダーを並べてみました。
 左が新しいA6版の物で、右が古いB7版の物です。実はB7版の方が赤券のサイズにぴったりではありますが、出し入れするときにはカツカツなサイズが面倒なのと、クリップで噛ませているため、使っているうちに歯形が大きくなってちぎれる可能性があります。
 この黄緑色のストラップから赤券を下げた姿を見掛けたら、それは私かも知れません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

撮り鉄 de 田んぼアート &津軽今別

2016-07-18 |  出撃 at 東北地方
 青函トンネルに入る〔カシオペア紀行〕と北海道新幹線を撮影した後は、大館方面へ車を走らせるのですが、せっかくですから、3月にできたばかりの新しい駅に寄ってみることにしましょう。

 .奥津軽いまべつ駅へ
 新しくなった津軽今別駅、改め、奥津軽いまべつ駅として在来線の駅から新幹線の駅として生まれ変わりました。それでは寄ってみましょう。

 奥の2段高い場所を走っている新幹線のために、手前の線路を大きく跨ぐべく、5階建てビルのよう堂々たる橋上駅舎が山の中にそびえ立っています。
 エレベーターが2階に上がる時にらせん階段を何度もクロスして上がっていきます。

 コンコースの先に改札口を挟んで、左側に待合室(スタンプ有)と、右側にもしかしたら本州最北端の  みどりの窓口  が(大湊駅の方が実際は北側でした)あります。 

 橋上から見下ろした線路は、左側から津軽線・保線用3線軌条線路・海峡線・そして一番右側に新幹線の駅があります。在来線の津軽今別駅は完全に撤去されており、途中から単線で新幹線への線路に接続しています。線路は錆びてますが、一応ちゃんと貨物列車(カシオペア)がここを通っています。

 上の写真左上側にある津軽線の津軽二股駅に来てみました。写真の左側に映っている、大きな配管のようなものが旧海峡線ホームへ上がる通路で、現在は手前の踏切から封鎖されていて、上がることはできません。

 津軽二俣駅に道の駅が隣接しており、入った所に駅のペーパーモデルが展示されていました。また奥の食堂では「はやぶさ定食」なるものがメニューにあり、お昼に食べてみるのもいかがでしょうか? ここでは新幹線グッズを買って、地元の収入にすこしだけ貢献しました。

  .田んぼアートへ
 今や世界的にも知れ渡っている「食べられる芸術~田んぼアート」(刈って脱穀して精米して炊かないと食べられませんが)ですが、大館方面へ行く途中で今回ようやく寄り道できる時間ができたので、田舎館村に行ってみることにしました。

 こちらが有名な田舎館村役場の展望台から見下ろした田んぼアート。真ん中に生活道路が通っているのが特徴で、時々地元の車や自転車が通っていました。28mm相当の広角レンズでも1コマで全部は収まらないので、2枚に分けて写します。
 今回はどうやら真田丸?のようです。NHKから金貰った?以前はもっと有名な絵柄だったので、海外に配信されて評価を得ていましたが、これだと大河ドラマ見てない人には分からないでしょう。

 役場の外に出て前の道から田んぼを見ると、種明かしのように、色の違う稲の品種が書かれた札が立っています。
 次に車(シャトルバスあり)で10分程の所にある第2会場:弥生の里(縄文で盛り上がってる青森で弥生とはこれいかに、うっうー。)がこちらです。

 道の駅に隣接した遊戯施設と田んぼを見下ろせる展望台があり、弘南電鉄の駅もすぐ西側にあります。

 こちらの作品は、シン・ゴジラ。何、新ゴジラ? どうやらこれも映画の宣伝タイアップなのか? まぁこれなら海外の人にもウケはよいでしょう。
 さてここから撮り鉄の本領発揮です。

 田んぼの西側を南北に弘南電鉄の線路が走っており、ゴジラに睨まれながら恐る恐る?電車が走ります。

 展望台の南側からは濃淡の違う石?でできた肖像画アートを見ながら走る電車を撮れます。電車を撮るために20分程展望台の上で粘ってたら、警備員に目を付けられます(た)ので、なるべく電車の時間に合わせるように上がった方がよいでしょう。


 展望台はいずれも有料で大人300円、しかも一度出たら再入場できないので注意。

 青森は来月も再出撃で行くつもりです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カシオペア紀行撮影 青森・宮城へ出撃

2016-07-14 |  出撃 at 東北地方
 3月のダイヤ改正で運行を終了した寝台特急〔カシオペア〕号ですが、関係各所の努力で限定ながら上野-札幌間で復活運行してくれることになり、撮影魂に火が付いたようです(中火ですけど)
 撮影の狙いとしては
  1.道内でDF200牽引は初めての走行
  2.青函間でのEH800牽引も初めての走行
  3.久しぶりとなるEF81牽引での東北本線内走行
この3点が挙げられますが、そのどれを選ぶかで悩ましいところですが、折からの天候の悪さが行き先をすんなり決めることとなりました。
 北海道は寒気の影響で局地的に大雨・・・この気象情報が決定打となりました。
 というのも、以前夏の北海道出撃で4日中3日が雨という最悪の経験が脳裏をよぎったので、直前で飛行機運賃も高いし、選択肢の1.は捨てて、2.と3.狙いで東北へ行くことに、夜間の移動・待機があるので名古屋まで電車、そこから先は全行程レンタカーとして、昨年の北斗星撮影よろしくロングドライブ強行出撃します。

 .下りEH800牽引シーンを狙う
 青森-五稜郭間はJR貨物のEH800が牽引するので、これを何とか撮りたいところです。従前なら蟹田付近の海沿いで日の出を迎えて、順光で下るシーンを期待していたのですが、時刻を調べて唖然、青森の発車時刻が1時間繰り上がっています。
 やばい、蟹田だと真っ暗だ、どうしよう。
 しかも天気予報は悪い側に外れており、雨が止みません。ツイートには中小国信号場停車中を撮影とか書いているのですが、やっぱり走行中の映像が撮りたいという贅沢な欲望を叶えるべく、出来るだけ北へ進むことに。
 結局本州最北端の電化区間撮影地となる、青函トンネル口まで来てしまいました。あとは撮影できるだけの光量があるかどうか。

 3:20 車の中で待つこと1時間、雨が上がったので、セッティングしますが、まだ真っ暗です。中小国の発車は3:50頃と聞いているので、何とか明けてくれないかな・・・そして

 4:07 ボーボーと接近警報音が鳴り響き、プァ~ンとタイフォンの音が。えっ、電車?と一瞬錯覚になりましたが、やってきましたEH800牽引のカシオペア。青函トンネルに入る瞬間はピーと汽笛を鳴らして入っていきました。一コマ前のがベストショットでした。
 何とか撮影した後、また雨が降ってきたので、車を下の駐車場まで動かして朝まで仮眠します、名古屋から19時間ほとんど休みなしで走ってきたので、すぐに爆睡。
 せっかくですから、朝起きて北海道新幹線の写真も撮ることにします。

 8時台が強めの雨だったので2時間待って10時台の新幹線を撮影しましたが、ワゴンタクシーから降りたオッサン達がざわざわと、「俺ここの補強材注入してんでぇ~」とどうやら工事関係者が観光を兼ねた再訪のようです。

 午後は明日の撮影へ向けて南下するのですが、田舎館村と秋田内陸などで撮影して国道13号を南下することに。

 秋田内陸縦貫鉄道の有名スポットである、阿仁川のデッキトラスで1枚、ちょうど雨が上がってラッキー。

 少し角館よりに進んだ所で、上り列車を捉えます。オリジナル色が来てラッキー。

 .上りEF81牽引シーンを狙う
 月曜日は1日年休を取って、東北本線を上ってくる返しの列車を撮ります。
 福島に8時過ぎであることから、どのみち大半の場所で正面は影になるので、数少ない順光撮影地は激込みが予想されることから敬遠し、それ以外の撮影地で選択。
 数年ぶりに馬牛沼の撮影地へ行くことにしました。

 アングルは定番の俯瞰アングルですが、本番の列車が来るまでの間は日が当たってるサイド側から撮って遊びます。

 7:44 「上り接近」の列警が鳴って約1分半、パーイチの唸りが聞こえてきて、さすがに勾配がきついのでゆっくりと通過していきます。
 月曜の朝ということもあってか、ギャラリーは30~40名程度、2ヵ月で8回ほど走るので、そこまで混雑はしていませんでした。

 .帰路に磐西・信越で撮影
 朝8時で本番撮影を終えたので、帰りがてらに沿線の磐越西線の非電化区間や信越本線での撮影をします。

 最初に来たのが荻野-尾登の川から見上げる場所ですが、かなり線路脇の木が伸びていました。

 次に来たのが、SL撮影で有名な尾登駅北側のカーブですが、この時間帯は光線的にインカーブから、ちょうど咲いている花を入れて撮ってみましたが、肉眼でみるよりは花が印象薄くなっています。

 次に訪れたのは、橋が架かって環境が変化した徳沢-豊実間の場所で、橋が架かった事で南側の対岸からの撮影は出来なくなりましたが、橋の上から楽に撮影できるようになりました。

 磐越西線で最後に寄ったのは北五泉-新関間の直線区間で、最初は駅近くの踏切付近に行ったものの、下草が伸びていたので、結局駅から離れた場所へ移動、下草なくスッキリ収められました。
 続いて信越本線の撮影に移ります。
 時間が押してきたことから1箇所に絞り込み、昨年日中に一度来た東光寺駅の、今度は西側から撮影します。

 17:49 到着してすぐに来たのが新井快速。N編成3連でしたが、既に速度が乗っていたのか、あまり爆音感がなく、あっさりと通過していきました。

 18:01 続いて線路から少し離れた場所で待機、下り457MがN編成×2の6連で出て行くのを後追い撮影。

 18:46 日没前に急に光線が弱まってきた中、糸魚川快速が通過。光量は落ちましたが、ボディの白い部分に夕陽を反射した独特の写真が撮れました。

   お ま け 

 今回の出撃のお供は2月に北海道でも使ったヴィッツ。本来は最近のお気に入りであるハスラーを予約していたのですが、前客が延長したのでしょう、車両のやり繰りができず、「Sクラスを1日3,000円でレンタルしますので…」ということで割安に借りることができました。(ハスラーは軽なのですが、料金はSクラスと同じ1日5,000円)
 でもヴィッツはリクライニング角が浅いので、車中泊は辛いです。最悪だった初期タイプに比べればKAIZENされてますが。

 今週末はわくドリ撮影で再び青森出撃を計画してましたが、雨・強風の予報なので出掛けるのは中止としました。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鉄道撮影地メモ 新プログラムで供用開始

2016-07-07 | パソコン・ネット
 現在公開中の「六甲1号の鉄道撮影地メモ」ですが、使用しているプログラムの移行を行なうこととなりました。
 これは現在使用中のプログラムに脆弱性が見つかり、これ以上の更新ファイルが作れずサポートの見込みがないことから、新しいプログラムに切り替えることとし、5月から設置をあれこれ試してきましたが、このほど目処がついたため、移行作業を行なうことにしました。

 ↓ こちらが現在製作中のページのイメージです。

 変更点は本文の左右にメニューがあった3カラム式から、左メニューの2カラム式に変更し、シンプルな構成としながらも、なるべく従来とあまりイメージを変えないようにしました。
 1000ヶ所以上あるので、写真のリンク貼り直し作業にちょっと時間が掛かります。

 移行作業は1ヶ月以上に渡り、完成は7月中ごろを見込んでいます。

 7月7日 供用開始しました。 新しいサイトのリンク先はこちらです
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

赤い青春18きっぷ 2016夏 四国購入作戦

2016-07-04 |  出撃 at 四国地方
 またまた青春18きっぷの発売時期がやって来ました。
 この夏は15日分、つまり3枚必要になりますが、現在のところ未購入駅は九頭竜湖・黒井・坂越・板野・引田・高瀬・伊予市の7駅なので、この中から選ぶことになるのですが、今回は1日と2日の午前が仕事で買いにいけないため、2日午後から出掛けられる様にプランを考えると、東四国の3駅で購入するのが無難と考え、日曜日なので四国再発見早特きっぷが使えるため、2日(土)の午後に出発することに。
 高徳線内に2駅あることから、徳島を早朝に出発して購入したら、高松に出て昼前には高瀬駅で購入できる目論見、万一高瀬駅で売り切れの場合は直ぐに折り返して徳島県内の既購入駅である佐古や南小松島などで買うというプランを立てます。

 .南海フェリーを使えば難波→徳島港が2,000円
 前回の2015年2月訪問時は、神戸港からジャンボフェリーで高松へ渡り、平日だったので普通乗車券で佐古・石井・鴨島と攻めて、徳島港から和歌山まで航路を使ったのですが、今回は逆ルートを採ります。
 2日は徳島で滞泊のため、駅のみどりの窓口が開いている間に着けばよいのですが、翌朝早いので、あまり遅く着いても寝る時間が無いので、和歌山港16時台の船で渡ります。

 ということで、やって来ました南海なんば駅。南海電車に乗るのは久しぶりで、前乗ったのが確か7000系の復刻塗装車両の撮影時なので1年近くぶりです。

 仕事を終えて自宅に戻って慌ただしく荷物の用意をして出てきたので、少々疲れ気味、ここは特急券を奮発してサザンの指定席車に乗ります。

 和歌山港まで直通しないため、1駅手前の和歌山市で普通に乗り換え。2扉車の2200系が待って居ました。

 たった1駅で終点の和歌山港に到着。ここで南海フェリーに乗り換えます。

 南海沿線主要駅~徳島港間には「好きっぷ」というのが売られていて、大阪難波~徳島港を僅か2,000円で移動できます。南海線の駅で買うと一般の乗車券タイプで出てきます。前回徳島港FTで買った時は定期券サイズでしたが。

 和歌山は雲っていましたが、沖に出ると晴れてきました、風が少し強かったので、少々船が揺れましたが、大した程ではなく順調に進みます。

 5分程度遅れて徳島港に到着、ここから徳島市営バスに乗り換えて徳島駅までは約20分、210円で行けます。

 19:05 徳島駅に着きました。1年5ヶ月ぶりです。
 まずは今日の命題である、明日使用分の早特きっぷを買いにみどりの窓口へ向かいます。

 こちらは4年ぶりに購入の四国再発見早トクきっぷ。明日は千円札を多く使うため、C制で購入します。

 .いよいよ作戦の日
 7/3(日) 発売開始から3日目の朝、気持ちのいい晴れの天気で迎えます。
 高徳線の板野・引田共に駅の窓口が開くのは7時からですが、万一に備えて早目に徳島を出ます。
 朝5時半、朝一の上り特急〔うずしお2号〕が先に出ます。左側が徳島5:52発の高松行き普通列車。これに乗ります。

 さすが7月頭だと西日本でも6時でこんなに日が高くなっています。静かな日曜の朝を轟音を立てて吉野川の鉄橋を渡ります。

 6:18 徳島から25分程で最初の購入駅の板野に到着、同じ列車にこの駅の駅務を行うおば・・いや女性も同乗していて、準備作業を行う間40分程待って1枚目を購入。
 私以外には滋賀県まで行くという尼さんと、パークライド券を買いに来たオッサンの2人だけで、18きっぷを買う人の姿もなく静かな日曜の朝の風景が展開していました。

 7:24 板野から次の引田へ向かいます。確かキハ40系で運用のはずの316Dですが、1200型2両で来ました。運用変更でもあったのか、今日だけ代走なのかちょっと気になるところです。

 県境の大坂峠を越えると香川県側は快晴で青い海が眼下に広がります。

 7:44 引田に到着。停車時間は3分ですが、ホーム最前の橋を渡って反対側のホームにある駅舎まで行くだけで2分掛かるのと、次の列車に乗っても結局高瀬到着は同じなので無理をせずに降ります。

 引田駅で2枚目を購入。私以外には誰もいません。駅前を国道が走ってますが、コンビニも無く、喫茶店も閉まっています。
 そのまま3番線に停まっていた4320Dに乗ります。

 1200型の特等席に座って、前方の景色を堪能しながら高松へ向かいますが、途中の志度から混んできて前は見えなくなりました。

 高松に到着してきっぷ売場に行ってみると、常備券完売の張り紙が。
 初日の午前中で売り切れたそうな。

 高松からは快速〔サンポート〕で高瀬へ向かいます、写真の電車ではなく手前のホームに青帯の電車が入ってきて、それに乗車。反対側のボックスには関東訛り?の2人組みが「あれ、サンライズが車庫に居ない。とか、端岡でダッシュで買えるかな?」などと話してたので、18きっぷ購入者に間違いありません。
 彼らは端岡で下車、でも片方がデブだからか、ダッシュはせずに歩いて階段を上り下りしてました。

 そのサンライズとは坂出ですれ違いました。回送表示だったので、琴平まで延長運転した帰りと思われます。

 乗客も半分以下になって快調に海岸寺の海辺を飛ばします。
 すると、多度津から乗ってきた40前後の男性客が、カバンから封筒を取り出したと思ったら、封筒の中から札束を取り出して中身を確認し始めています。まさか人間のクズ:転売業者か?
 しかし心配も杞憂に終わり、その男は次の詫間で降りていきました。やれやれ。

 11:00 高瀬で下車し無事に3枚目を購入。高松で売り切れだったので、高瀬も厳しいかと思いきや、数十枚の束で残っていました。ここでようやく私の後ろに50代ぐらいの多分同趣味者のおっさんが18きっぷを1枚購入して、「あと何枚残ってんの? あっ、その束やと100枚ぐらいある? いやぁ京都で全然買えんかったから・・・」などと窓口の女性に絡んでました。

 これにてミッション・コンプリート!

 .お ま け
 全て予定通りに進んで午前中に済んでしまったのでこのあとどうするか?
 帰りの電車まで30分もあります。

 駅を出て3分程歩いた所に公民館&図書館があり、行ってみると、公民館の1階に何やら懐かしい雰囲気を醸し出す物体を発見!
 キロ28のシートでしょうか? ちゃんとリクライニングもするので、フル・リクライニングの状態で撮影。もちろん撮影後は元の位置に戻しておきました。

 高松に戻ると121系を改造した7200型がおりました。
 見た目は綺麗ですが、中身は121系のワンマン改造車よろしく千鳥ロングシート配置のサービスダウン仕様です。

 時間があるので、高松12:53発の徳島行きに乗り、徳島まで戻って来ました。このあと1時間後の高松行きにまた乗ろかな?

 時間もあるので改札を出て地下へ下りると、抹茶フロートなる物のPOPに目を奪われロッテリアへ。そして女学生たちがたむろしてる席の中へ座ろうとする危ないオジさんが1名(そうです私が変なオジさんです)。ホームは熱い気動車天国、冷房の効いた店の中は女学生天国ということで、徳島へ来て良かった!
 いや、これも全てネタのためですよ、ネ・タ・の(笑)

 というわけで、今回も青春18きっぷを買うためにわざわざ遠征する任務が無事終わりました。これで未購入駅は、 西日本 では九頭竜湖・黒井・坂越と、 四国 の伊予市の合計4駅を残すのみとなりました。来春には全駅達成したいところですが、嫌な噂もあるので、はたしてどうなるか?
 さて、このきっぷでこの夏は何処へ出掛けようかな? 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする